稲垣栄洋のレビュー一覧
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[ 内容 ]
サプリメントでは、なぜダメか?
生きている野菜のパワーを再発見。
[ 目次 ]
第1章 野菜に咲く花、どんな花?(キャベツも花が咲くの? ダイコンは白い菜の花 ほか)
第2章 植物のどこを食べている?(花を食べる カリフラワーの意外な親戚 ほか)
第3章 野菜はどこから来たのか?(二千年後の野菜 二千年前へタイムスリップ ほか)
第4章 ちゃんと野菜を食べなさい!(どうして野菜を食べるのか? 自動車を動かすのに必要なもの ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
食育を取り入れようとされている保育者の方々や
保護者の方々にお勧めしたい一冊です。
農学博士の稲垣栄洋先生が、
すべての人にとてもわかりやすく書かれているので、
楽しく読めます!
野菜の花に注目して、
野菜のことを詳しく学ぶことができます。
また、各章の間にキッチンでできる実験のコラムや
野菜に関するクイズが織り込まれているので、
お子さんとともに野菜の不思議について学べると思います。
私は文中には歴史上の有名人が愛した花の中には、
野菜の花があることをこの本で学びました。
ウンチクも増えるので、
食育に興味がある方はぜひ読んでもらいたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ植物に死はあるのか
生命の不思議をめぐる一週間
プロローグ 命を考える一週間
月曜日 どうして植物は動かないのか?
火曜日 植物と動物はどこが違うのか?
水曜日 草って何?
木曜日 木は何本あるのか?
金曜日 木は生きているか?
土曜日 植物は死ぬのか?
日曜日 植物は何からできているのか?
エピローグ 最後のメール
植物学者が毎日受け取る楠木さんという人からの質問メール。そのメールには目次にある質問が。
植物学者である著者は、各質問に真摯に向き合っていきます。すると、簡単に思えた答えがどんどんわからなくなっていく。
そして、最後に楠木さんが何者だったのかが明かされるという仕立てになっています。
専門的なことも含め、日ごろ安易に受け入れていることをよく考えてみる大切さを教えてくれる良書だと思います。
竹蔵 -
植物たちの不埒なたくらみ
- カート
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試し読み
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購入済み
木が進化して草になったそうです。
直感では逆のような気がするが
世代交代を早くすることで生き残る可能性が高まるなら
この気象変動の時代で、そうなのかもしれないと思う。
単細胞生物には寿命がなく
死は生物が獲得した能力らしい。
今はまだ、有難味が湧かないけど
いつか受け入れろことができるだろうか。 -
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「雑草魂とは、がむしゃらに生きることではない」
この言葉が、いちばん心に残った。
最初から作者の語り口がとても面白い。「読んでも読まなくてもいい。でも、もし気になったら続きを読んでほしい。もしよかったら一冊買ってほしい。100冊買ってくれたら、誰か一人の首がつながる」――そんなユーモアのある言葉が次々に出てきて、最初から楽しく読み進めることができた。
そして、読み進めるうちに「雑草」のイメージが大きく変わった。
雑草は、ただがむしゃらに生きているわけではない。
どこでも生えるように見えて、実は生えるタイミングや場所を選び、環境に合わせて生きている。
たとえば、タンポポは根を残せば、また生えてくる。
植物によっては、横に広がるのではなく、根を縦に深く伸ばして、雨が降らなくても土の中の水分を得て生きていく。
「置かれた場所で咲く」というよりも、
「自分がどこで咲くのが一番いいのか」を考えているように感じた。
これは人間にも通じるのではないかと思った。
どこにいても、誰とでも仲良くできるわけではない。
自分の才能や力を、どこでどう生かすのか。
自分が一番よく咲ける場所を選ぶことも、生きていくうえでは大切なのかもしれない。
もう一つ印象に残ったのが、
「大人はみんなと仲良くできないことを知っているのに、子どもには『みんなと仲良くしなさい』と言う」
という視点。
大人は、自分に合う人や距離を置く人を選びながら生きている。
それなのに子どもには「みんなと仲良く」と言う。
兄弟げんかについても、大人が「けんかをやめなさい」と言うのは、子どものためだけではなく、大人にとって都合が悪いからという面もある。
そう考えると、これまで当たり前だと思っていた「みんなと仲良く」という言葉にも、大人の都合が含まれているのかもしれないと気づかされた。
タイトルから想像していた以上に、これは「雑草の生態」を通して、人間の生き方を考えさせてくれる本だった。
雑草は、ただ強く、がむしゃらに生きているのではない。
環境を見極め、タイミングを待ち、自分が生きられる場所を選び、しなやかに生きている。
「雑草魂」という言葉の意味が、私の中で少し変わった。
がむしゃらに頑張るのではなく、自分が咲ける場所を見つける。
雑草を見る目が変わるだけでなく、自分の生き方についても考えさせられる一冊だった。 -
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この本を読む前と読んだ後で、地域(まち)の見方がちょっと変わる。
里山に生える雑草の世界がこの本により興味深くなり、大人も子どもも道草したくなる。
散歩途中に道端にさっそく視線をやると、「あ、これ本で見た植物かな?」と名前当てをしたくなる。
今年、まちで見た植物は、タンポポ、ツクシ、オオイヌフグリ、シロツメクサ、ハルジオン(ヒメジョオン)、フキ、カタバミ、ネジバナ、オオバコ、ナガミヒナゲシ、ススキ、エノコログサ、スズメノカタビラ、ナズナ(ぺんぺん草)。
今年は見ていないけれど(よく観察したらたぶんあると思われる)今まで見たことがあるのはハコベ、コセンダングサ、ヒガンバナ、ヨモギ、イヌタデ、ヨウシュヤマゴボウ。
ここに羅列した植物はこの本に説明詳しく絵と写真つきで載っている。
雑草と呼ばれる植物たちの強靭な生命力とそこからうまれる生存戦略も説明されているため、雑学的な面白さもある本だ。
子どもとの植物を使った手軽な遊び方も載っている。
読めば、大人も子どもも共に外で楽しめる本だと思う。
部屋と外をつなぐ本、頭とフィールドワークをつなぐ本としても楽しいと思う。
実用書だ。
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Posted by ブクログ
稲垣栄洋さんは沢山の本を書いているが、本書は若者向けに著した「植物はなぜ動かないのか」「雑草はなぜそこに生えているのか」に続く3冊目の本らしい。
前半はイネと言う植物についての生物学、後半はイネを育てる田んぼと収穫物のコメについての歴史や文化といった内容。
去年はコメが高騰し社会問題になったが、日本人なのにコメのことをあまり知らないことに気づかされた。
植物としてのコメのみならず、日本の文化や生活、社会構造などコメが果たした役割を知ることができる。
簡潔に、広く浅く「コメ」に関するうんちくを身につけるのに最適な本だ。
例えば、
「イネ」は奇妙な植物だ。
植物は種子を地面に落として子孫を残す。
が、イネは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という句が詠まれるほど種子を落とさない。
これは突然変異で種子を落とさないイネを選択してきたからだそう。
その他、田んぼに水を張る理由や、種をまくのではなく少し育った苗を植える理由など、稲作にまつわる蘊蓄が満載だ。
「イネ」って水田で育つ。
大量な水が欠かせない作物としては、イネのほかにはレンコンとワサビくらいしか思いつかない。
水田は日本の風景の一つになっているし、日本人にとって「ご飯」といえば「コメ」だ。
「おにぎり」や「おすし」は日本食の代表だ。
「せんべい」や「もち」も種類の違うコメから作られている。
東京を離れ電車に乗って旅行に行くと、遠くに山が見えるが何もない景色が車窓から見える。
だが、何もないのではなく「田んぼ」があるのだ。
空気と同じように「田んぼ」は、あることが当たり前になっているのだ。
苗字の"苗"はイネの苗、
そして、日本人の苗字に最も多く使われている漢字は"田"
文字通り田んぼに由来していて、田中、前田、横田、上田、平田、神田、池田、吉田、芦田など、"田"はさまざまな苗字に使われている。
おでんを漢字で書くと"御田"と"田"が使われている。
ナイフやフォーク・スプーン、皿などは家族で同じものが多いが、茶碗と箸は個人個人で別々とコメを食べる道具は特別な存在。
コメと日本人について書かれた本は沢山あるが、コメ(イネ)という植物を生物学的にも知りたい人には本書がよさそう。