稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 世界史を大きく動かした植物
    「世界史を変えた50の植物」という本があるけど、あれより全然面白い。やはり日本人は日本人が書いた本を読んだ方が感覚が合うんだな。
    著者の別の作品と被っている内容も結構あったけど。
    歴史の勉強にもなった。
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    「生き物はみんなオンリーワンであり、ナンバーワンである」
    「生きたくない生き物はいない。ただ与えられた今を生きる」
    生き物から教えてもらうことがたくさんあった。
    生物学の本だが、まるで哲学書のような一面もあって面白かった。
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学
     面白かった!と、読み終わってすぐ思った。
     動物、植物の生態や本能について述べながら、人間がどのように生きていくと楽なのか、ヒントを提示してくれている。
     他人と比べない、自分に備わっている能力を育て成長させること。年をとったら次の世代に生き方を見せること。
     生きることをシンプルに考える道を教え...続きを読む
  • 世界史を大きく動かした植物
    14種類の作物のお話。
    小麦、稲、胡椒、唐辛子、じゃがいも、トマト、綿、茶、サトウキビ、大豆、玉葱、チューリップ、とうもろこし、桜。

    アンデス原産のじゃがいもがヨーロッパで広まるときの君主の奮闘ぶりが意外や意外でおもしろい。
    マリー•アントワネットの『パンがなかったらケーキを食べなさい』発言が、話...続きを読む
  • オスとメスはどちらが得か?
    進化生物学における有性生殖について幅広くコンパクトにまとめられていて、このテーマに関心がある初心者にとって最適。
    生物の基本形はメスで、オスは遺伝子の多様性を生み出してより環境変化に適応できるようにするために存在するが、種によってはいろいろな変化形がある。そのあたりの紹介が面白かった。
  • 怖くて眠れなくなる植物学
    ダーウィンの進化論の言葉。種は確定したものではなく、進化の途中でいかようにも変化するもの。
    小さな草の一年草の方が進化の過程では新しく出現したもの。植物は寿命を短くして世代交代をする方法を選んだ。トウモロコシの原種や起源が未だに謎だということ。怖くて眠れなくなることはないが、知らないことも多く軽く読...続きを読む
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論
    老いるということは長い地球の歴史の中で、獲得された細胞の働きだということ。
    老化というのは子孫を残すための戦略なのだ。と言っても安心して老化しなさいとはならない訳で、やっぱりアンチエージングが気になります。
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    みんな違って当たり前。それをよく理解できた。
    オンリー1の世界でナンバー1になる。ある環境下で生存競争に勝てなければ、他の環境を求め、その環境下でも生きていけるように適応する。結局、負けた者が開拓地を求め、それがホモ・サピエンスになったと。なるほど。生物って凄いなと、あっぱれです。
  • 怖くて眠れなくなる植物学
    確かに怖かった。
    人間が植物を利用しているのではなくて、植物に人間が利用されているのかもと本当に思わされる内容がちらほらあった。
    自然破壊を止めないといけないと強く思った。
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論
    「老いる」とは、人類だけが獲得できた進化なのである。著者はそう主張、人間以外の動植物と比べて、老いについての本質にググッと迫っていきます。本書を読み終えたあと、あなたはきっとこう思うに違いない。「胸を張って堂々と長生きできる老人になりたい。若返りなどにかまけてる場合ではない」と。
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論
    生物は、変化に対応するために、
    新しい世代に託すべく、死を作った。
    そして、性を作り、効果的に遺伝子を
    交換して新しい組み合わせん作り出すようになった。

    人間以外の生物は、老いる前に死んでしまう。
    人間だけに老いがある。
  • 子どもと一緒に覚えたい 道草の名前
    絵と写真両方付いていて、見たことあるけど名前知らない植物たちを丁寧に解説されていた。へぇーと思う内容も多くあり、手元に置いておきたい良い一冊です。
  • 散歩が楽しくなる 花の手帳
    植物の勉強をせねばならなくなり、入口として買った本。
    メジャーどころの花はたいてい載っている。
    1種につき見開き2ページを使って情報量が多い。雑学ネタがいろいろと面白く、シリーズの他の本も買おうかなと思った。
  • モンスターにされた生き物たち 妖怪・怪物の正体とは?
    どんな妖怪や現象にも何か理由があって正体がある。そういう事です。
    でもそういうこと言うよりも、UMAも妖怪もどこかで生息していてくれた方が楽しい。
    この本は居ないって言っている訳ではなくて、そういう見解もあるという方向性です。まあそうよね、結論なんて出ない事ばかりですから。
    逆にこれ読むと昔いろいろ...続きを読む
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    かなり平易に書かれている。
    高校受験レベルの文章で読書体力なくても
    読破できる。学級文庫レベル

    雑草研究者が人間の生き方を
    雑草を始め、他の生きものと比べて
    それを再考するもの。

    キーワード
    競争、ニッチ、多様性、個性、普通とは等



  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識
    植物は生活に欠かせない食物であり、生活に近いものだったと改めて感じます。 現代の生活は便利になりましたが、植物から学ぶことは多い。 
  • 怖くて眠れなくなる植物学
    コラム形式の文体なので、さくさく読める。より詳しくというよりはこんな世界あるよという入門編。気になった植物を調べたくなる。
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    学生時代に生物の授業で、ひたすら暗記した事柄の一つ一つにちゃんと理由があったのだと、目から鱗。
    こういった雑学っぽい形から入っていけば、授業ももっと楽しかったのだろうと思った。
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし
    そもそも植物とはどういう存在なのか、ということをいろいろな視点から分かりやすく解説してくれています。この著者の本はどれも好きで、植物学に興味を持つようになりました。
  • 怖くて眠れなくなる植物学
    人に話したくなる植物の知識の宝庫。
    NHKの「植物に学ぶ生存戦略」の元ネタのような印象。ひとつ一つの項目が短く、読みやすい。