稲垣栄洋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
食物連鎖の下位にいる生物は擬態で敵を欺くということは知っていたが、
同じ種属の中でもそのようなことが行われていることを初めて知った。
それは体が小さくて弱い生物が遺伝子を残すための戦略だ。
暗闇で息を潜めて待ち構え、強いオスの鳴き声に引き寄せられたメスを横取りしたり、
メスに擬態して強いオスを油断させ、その隙にメスに近づいたり。
移動することができない植物も、鳥や昆虫に種を運んでもらうために、
甘い蜜や木の実を用意する。まさに戦略である。
生物が自分の遺伝子を次世代に繋ごうとする、果てしない努力。
それはビジネスや人間の生き方にも通じるものがあり、
したたかで力強く、いじらしささえ感じた。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
サプリメントでは、なぜダメか?
生きている野菜のパワーを再発見。
[ 目次 ]
第1章 野菜に咲く花、どんな花?(キャベツも花が咲くの? ダイコンは白い菜の花 ほか)
第2章 植物のどこを食べている?(花を食べる カリフラワーの意外な親戚 ほか)
第3章 野菜はどこから来たのか?(二千年後の野菜 二千年前へタイムスリップ ほか)
第4章 ちゃんと野菜を食べなさい!(どうして野菜を食べるのか? 自動車を動かすのに必要なもの ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 -
Posted by ブクログ
食育を取り入れようとされている保育者の方々や
保護者の方々にお勧めしたい一冊です。
農学博士の稲垣栄洋先生が、
すべての人にとてもわかりやすく書かれているので、
楽しく読めます!
野菜の花に注目して、
野菜のことを詳しく学ぶことができます。
また、各章の間にキッチンでできる実験のコラムや
野菜に関するクイズが織り込まれているので、
お子さんとともに野菜の不思議について学べると思います。
私は文中には歴史上の有名人が愛した花の中には、
野菜の花があることをこの本で学びました。
ウンチクも増えるので、
食育に興味がある方はぜひ読んでもらいたいです。 -
Posted by ブクログ
「雑草魂とは、がむしゃらに生きることではない」
この言葉が、いちばん心に残った。
最初から作者の語り口がとても面白い。「読んでも読まなくてもいい。でも、もし気になったら続きを読んでほしい。もしよかったら一冊買ってほしい。100冊買ってくれたら、誰か一人の首がつながる」――そんなユーモアのある言葉が次々に出てきて、最初から楽しく読み進めることができた。
そして、読み進めるうちに「雑草」のイメージが大きく変わった。
雑草は、ただがむしゃらに生きているわけではない。
どこでも生えるように見えて、実は生えるタイミングや場所を選び、環境に合わせて生きている。
たとえば、タンポポは根を残せば、ま -
Posted by ブクログ
この本を読む前と読んだ後で、地域(まち)の見方がちょっと変わる。
里山に生える雑草の世界がこの本により興味深くなり、大人も子どもも道草したくなる。
散歩途中に道端にさっそく視線をやると、「あ、これ本で見た植物かな?」と名前当てをしたくなる。
今年、まちで見た植物は、タンポポ、ツクシ、オオイヌフグリ、シロツメクサ、ハルジオン(ヒメジョオン)、フキ、カタバミ、ネジバナ、オオバコ、ナガミヒナゲシ、ススキ、エノコログサ、スズメノカタビラ、ナズナ(ぺんぺん草)。
今年は見ていないけれど(よく観察したらたぶんあると思われる)今まで見たことがあるのはハコベ、コセンダングサ、ヒガンバナ、ヨモギ、イヌタデ、ヨ -
Posted by ブクログ
稲垣栄洋さんは沢山の本を書いているが、本書は若者向けに著した「植物はなぜ動かないのか」「雑草はなぜそこに生えているのか」に続く3冊目の本らしい。
前半はイネと言う植物についての生物学、後半はイネを育てる田んぼと収穫物のコメについての歴史や文化といった内容。
去年はコメが高騰し社会問題になったが、日本人なのにコメのことをあまり知らないことに気づかされた。
植物としてのコメのみならず、日本の文化や生活、社会構造などコメが果たした役割を知ることができる。
簡潔に、広く浅く「コメ」に関するうんちくを身につけるのに最適な本だ。
例えば、
「イネ」は奇妙な植物だ。
植物は種子を地面に落として子孫を残す -
- カート
-
試し読み
-
購入済み
お酒にまつわるいろいろなことを知ることができて
とても面白かった。
思わずひと息に読んでしまった。
各章ごとにその章で取り上げられた種類のお酒を呑みながら読めばよかったなと思う。 -
Posted by ブクログ
中高生向けに、植物学への誘いとして書かれた入門書。
動物と違って動くことができず、食物連鎖のピラミッドでは最下層に位置する植物。
では、植物は「弱い」生命体なのか?
決してそんなことはなく、実に強かに進化し、しぶとく生き延びるための知恵を身につけてきたのだということを分かりやすく解いていく。
生物の授業で習う、植物の様々な特性。
例えば、裸子植物と被子植物、双子葉類と単子葉類、花や果実、ニッチ戦略…が、なぜそうなったのか?について、地球環境の変遷と、その中で生存競争に勝ち抜くため…つまり種としての存続を図るにあたって最も合理的な進化を遂げてきた結果であることを説明していく。
全ては環境