【感想・ネタバレ】植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?のレビュー

あらすじ

サッカーの攻撃の戦術や、回転寿司屋さんが考えた効率化、同じようなことを、すでに植物たちがやっていた? 植物たちが生き残りをかけて進化してきた過程を追いかけると、「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることが見えてくれる。勇気づけられる、植物たちの話。

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Posted by ブクログ

単子葉類ってそうだったんだ?!で心掴まれた。ちょうど中学生の息子が勉強したところを話に聞いていたので、興味でたらいいなと思いおすすめした。

最終着地は必要不可欠な機能と多様性として許される個性を持ち合わせるのは植物も動物も同じと言うこと。

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2025年11月16日

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“何も、大きく複雑になることばかりが進化ではありません。より小さく、より単純になるという進化もあります。”(p.20)

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2025年06月19日

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高校生の頃出会いたかった本。生物を丸暗記ではなく理屈を知って理解できる本でした。
「生物は、必要のない個性は持ちません。」が凄く納得させられた。

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2023年12月26日

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本文は88pですぐ読みおわる分量。語り掛け調で雑談も多いので、好みの分かれるところかもしれないが、切り口と内容は興味深い。しかし雑談が多い。こんなに話題が飛んで、子どもたちはついていけるのだろうか。雑談しか記憶に残っていないということにならないか不安がある。通読してもらうことに成功すれば、よい読後感を得ると思われる。

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2023年05月10日

Posted by ブクログ

ちくまQブックスとは、どうやら10代向けの本のようだ。本をあえて薄くし、読破できるようにしているのも特徴で、面白い試みだと思った。内容はというと、一言で稲垣先生の良質な講義を受けている気持ちになれた本。先生らしく、大変わかりやすい例えと表現で植物の世界を説いている。ここからさらに踏み込むとちくまプリマー文庫へ行くのかな?共進化や生物多様性に関するもっとも易しい解説とも思う。しかし、読んでいくとワクワクもときめきもあるので、やっぱり植物はすごいとしかいいようがない。

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2022年12月16日

Posted by ブクログ

イラストが2色で豊富。しかもかわいい。
若い読者向けなので文章も平易で読みやすい。

進化について書かれている。
そして、弱い者が滅び、強い者が生き残るというのが自然界の鉄則ではあるが、「たくさんの種類がある方が強い」「みんなが違うことが強い」

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2022年03月26日

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ネタバレ

植物に関して分かりやすい書籍を多く出している著者による植物の進化に関する一冊。

理科の授業で、植物には子葉が2枚ある「双子葉類」と子葉が1枚の「単子葉類」があることを習った人もいるかと思います。なぜそのような違いができたのか、という入口から植物の進化について書いています。
他にも、植物の進化と恐竜の関係、イネ科の植物と人間の繁栄の関係など、様々な見方から植物の進化について教えてくれます。
この本を読むと、植物がなぜそのような形になったのかという進化の必要性と学校で学んだ知識が結びつき、植物について深く学ぶことができました。

この「ちくまQブックス」シリーズに共通することですが、イラストが豊富、かつ二色刷りのため、読みやすいです。
章ごとに区切られ、一冊あたりのページ数も少ないため、気軽に読めます。

植物に興味がある人にはぜひ読んでほしい一冊です。

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2022年02月23日

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ネタバレ

植物の進化について、平易に分かりやすく語られています。いいなと思ったのは、そこから「個性」にも繋げて展開されている点。「たくさん種類があることが強い」「バラバラであることには意味がある」。ぜひ、小中学生に読んでほしいです。

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2021年12月19日

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植物について学ぶの、物凄い久しぶりかも。忘却の彼方にいってしまいそうな懐かしい単語たちにも、久しぶりに触れられた。
本シリーズ(あと岩波ジュニアスタートも)を、趣味嗜好を問わず、基本的に全部読破したいと考えるようになったんだけど、それは偏に、こういう出合いを求めるからこそ、なんだな。いきなり専門書ってのはハードル高いし、ひどい分野だと、小学校卒業以来、ほとんど触れていないみたいなのもあるしな。

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2022年10月27日

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進化、多様性、個性を植物から学ぶ!

まずページ数が少ないのでさらっと読める。それでいて勉強した気持ちになる。被子植物と裸子植物のどちらが昔からあったか? 単子葉植物の利点とは? もしかしたら理科の授業で習ったことかもしれないけど、なるほどと楽しんで読めた。

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

稲垣さんの本は分かりやすくて面白いので大好きだ。特にちくまプリマー新書の植物とイネと雑草の本は本当に素晴らしかった。中学入試によく出るというのも頷けるなあと思う。
しかし、とても売れている『生き物の死にざま』や『はずれ者が進化をつくる』は、なんだか、喩え芸みたいになってるなあと感じた。喩えは分かりやすくてよいが、あまりに喩えすぎるとげんなりする。
植物は人間とは生き方が違うから、喩えなくてもいい。きちんと説明するだけで十分分かりやすくて面白いのに。
読めない子ども(大人もだけど)が増えているから、より分かりやすく、読みやすく、喩えを使ってと要求され、稲垣さんにはその能力があるためやっちゃってる感じがする。
この本も単子葉類と双子葉類の進化のスピードをサッカーの試合に喩えるところから始まり、回る寿司と回らない寿司に喩え、ファーストフード(ファストフードじゃないかな)と高級うなぎ店に喩え、ラーメンチェーンに喩え、箱入りチョコレートに喩え…もう、喩えでお腹いっぱい。
ここまで喩える必要ある?
内容はプリマー新書を簡単にざっくりまとめた感じなので、プリマー新書が難しくてどうしても読めないなら、これもアリだけど、読めるなら、それぞれの新書を読んだ方がいい。もっと実例をあげながら詳しく丁寧に説明されていて、読みごたえがある。
稲垣さんを喩え芸人にしないでほしい。
簡単なのが悪いとは言わないが、クオリティはプリマー新書に劣る。
これが初めて読む稲垣さんの本なら十分面白いかもしれないが、私は物足りなかった。

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2021年11月21日

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