稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    植物学者の稲垣栄洋さんの著書で、本書は「怖い」をテーマにした短編集になっている。怖いとは掲げているものの危険な品種や事例の紹介は少なく、「仕組み的に怖いと言える」「よく考えると怖い」「ある意味怖い」といったニュアンスが多いので、特に怖がらず楽しく読めた。
    著者のほかの本や動画ですでに知っている話が複数あり、私は少し退屈だったが、話のチョイスは私の好みのものだったのでらまだ読んでいない人にはダイジェスト版的な意味で強く勧めたい。

    「植物と動物の違い」より
    60ページ
    「進化論を唱えたイギリスの博物学者チャールズ・ダーウィン(一八〇九-一八八二)は、この議論を「もともと分けられないものを分けよう

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    2023年12月03日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    スミレ ハコベ カタバミ ヨモギ セイヨウタンポポ
    スズメノカタビラ ハキダメギク エノコログサ カモガヤ
    シロツメクサ ツメクサ マンジュシャゲ

    ほとんど知らない。でもすごい

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    2023年12月02日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    植物は大人しい存在ではない。その生存戦略には驚かされる。
    たたかう相手として、植物相手だけでなく、その環境、病原菌、昆虫、動物、人間など様々なものに戦いを挑んでいるのだ。植物の専門家だけあって、その記述は詳細にわたり、植物のしたたかさに興味は尽きない。
    意思を持っているわけではないだろうが、戦いに勝ち抜いたものが残っていくことで、植物はその様相を変えていく。人間にとっては、食用であり薬であり、そして毒でもある。そんな植物の多面的な様は、子孫を残していくための結果にすぎないのである。
    植物に興味のある人には、おすすめの一冊。

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    2023年11月21日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    静かに平和に生きていると思っていた植物も、色んな敵とたたかって生き残っているということが分かった。
    植物だけでなくほかの生物の特徴なども学べて面白かった。

    みんな生き残っていくことに必死で自分中心に生きているのに、結果助け合いや共生出来ているのはすごいと思った。

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    2023年11月19日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    面白くて読みやすい本だった。具体的な例を挙げて説明されていて勉強になった。”子供は育てるものではなく、育つもの。大人にできることは子供が育つ環境を作ってあげること”という言葉が心に残った。

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    2023年11月19日
  • 雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

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    稲垣先生の学生さんへの眼差しが伝わってきてとても素敵な本だった。

    そして、思いがけず倉貫さんのザッソウが取り上げられていてびっくり。倉貫さん、稲垣先生と知己なのですね。

    自分も農学部出身で、学生の時に雑草学という講義を取ったのも思い出した。確か、その年に定年退官される教授の最後の講義でもあった。最終日に先生と記念撮影したなぁ。懐かしい。

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    2023年11月11日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    野菜ばかりでなく、食べもの全般の豆知識がたくさん書かれています。
    今まで知らない知識ばかりだったので、とても面白かったです。でも、この蘊蓄を人に話すとなると、もう少し知識が必要かな。

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    2023年10月14日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    大人が読んでも楽しめますが、子供が読むともっと楽しめる思います。「個性」とは何か、生物や雑草から深く理解できます。

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    2023年10月07日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    人間から見ると不思議に見える植物の特性も、進化の過程で選択されてきたものであり、植物にとっては何の不思議もないはずだ、ということが面白く読みやすく綴られている。中に大学教授の生活の一端が垣間見えるところも興味深い。
    著者紹介の中で、既に読んだことのある本が幾つかあったことに気が付いた。著者の語り口や一般向けに分かりやすく説明するところが各書に共通しているのだろう。

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    2023年10月01日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    答えがない時は答えをたくさん用意する
    自分にふさわしい環境は自分で作れる
    1~4章があるから5、6章に説得力が出る

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    2023年10月01日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    全ての生物の生命活動は、遺伝子に支配されている。しかし、私たちが獲得した「老後の時代」は、生物学の常識からも、遺伝子の支配からも、完全に解き放たれた時間である。何のしがらみも、呪縛もない。

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    2023年10月01日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    人から嫌われたり笑われたりする生き物たち。そんな生き物も進化の過程でそうなって、ゆえに今も生き続けているということを教えてくれる。そして、進化は、他の生き物と競合しない生活環境に適応するように進み、だから今のままでいいんだという優しい結論に達する。興味深く、面白く、そしてほっこりする一冊。

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    2023年09月18日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    植物は死なない!?植物学者が思索する生命論
    人気植物学者が贈るサイエンスミステリー。 生命の本質に迫る一週間には、驚きの結末が…極上の読書体験間違いなし‼︎大学で植物学を教える教授のもとに ある日届いた一通のメール。 内容は植物にまつわる素朴な質問のはずだった質問に誠実に答えようとすると、 どうしても考えなければならない問題がある。 生命とは何か? 死とは何か? 生きるとは何か? ある一週間における 植物学者の思索の物語。
    プロローグ 命を考える一週間
    月曜日 どうして植物は動かないのか?
    ・ 大学教授の朝 ・どうして植物は動かないのか?
    ・植物が動かない理由
    ・独立栄養生物と従属

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    2025年05月29日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    ネタバレ

    雑草は強い、、、のではなく弱いのだ。
    弱いからこそ生き延びられた。
    ホモ・サピエンスもそう。ネアンデルタール人は協力できなかったから生き延びられなかったが、ホモ・サピエンスは弱いところがあり、一人では生きていけなかったので協力して助け合うことで補い合って生活していた。そのおかげで、危機に対応でき、生き延びられたということが書かれていた。
    弱くて逃げて、「生きられる場所を探して」生きてきたのが、今残っている生物種なのである、というのには、目を見開く思いだった。

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    2023年09月03日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    現行の光村国語教科書中1に、ダイコンは大きな根?という説明的文章が載っているのだが、この本からの出典だったとは。知らずに読んでいたので驚き。シンプルで分かりやすい文体。
    食べ物、料理、生物分野に興味のある人におすすめ。ついつい誰かに話したくなる知識満載の一冊。特に、赤は食欲増進の色だから、ファストフードチェーンのマークや屋台提灯に用いられていると知って納得。植物の身が赤く色づくのもアピールなのね。

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    2023年07月20日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    若いとは単に老いのプログラムのスイッチがオフの状態なのである。若さとはただ老いていないだけ。というのはパワーワードだった。

    しかし他の本では若い人の血を混ぜると若返る話が出てたけどなぁ….。

    ちょっと鵜呑みにできない部分もあるけど老いも死も考えられて作られた素敵なものだと思わせてくれる本だった。生命ってすごい。

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    2023年07月17日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    標題のナマケモノをはじめ、人間からすると不思議な生き物や迷惑な生き物の進化の過程を概説する。カタツムリの進化の先にナメクジが位置付けられるってことを、初めて知った。もちろん双方にメリットがあり、棲み分けの理由が存在する。すべての生命に存在理由があることが分かる良書だ。
    小学生でも分かる書きっぷりもいいねぇ。

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    2023年07月08日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    「雑草魂」は力強さのことではなく、多様性のことだった!

    「雑草魂」という言葉があるように、雑草には力強いイメージがありますが、そんな雑草も実は巧みな戦略をもってサバイブしていることに、この本を読んで驚きました。

    商品として売り出される野菜や花などの作物は、人間があつらえてくれた良質な土壌に植えられ、人間の手で守られ、収穫時期や性質は一定に管理されています(今をときめく言葉「多様性」とは真逆!)。しかし雑草は当たり前ですが人に世話してもらえません。むしろ引っこ抜かれたり刈られたり、除草剤をまかれて邪魔者扱いです。しかしそんな雑草のことを嫌っている人間のそばでないと、雑草は生きられない。人間と

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    2024年03月02日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    「老いることができる」という進化は何かしら合理的なんだから、ポジティブに老いていこうぜというお話。

    結論から言ってしまえば、なぜヒトは老いるのかは分からず、結局「生命の神秘」に落ち着くんですが、植物も動物も進化の形はその種にとって有利な方向へ向かうもの。老いてからも生きられる長い寿命と環境を手に入れた人類にとって、「老いることができる」という進化は何かしら合理的な理由があるはず! そんなやや結果論的ではあるけれど「老いは優れた生存戦略だ」というポジティブなメッセージが込められた1冊。エッセイ然としていて肩肘はらずに楽しめるうえ、途中途中にミニコラムが挟んであり、読みやすいように細やかに編まれ

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    2023年06月10日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    そもそも世界史をよくわかっていないので、世界史の入門として面白く読めた。切り口が身近な植物ということで生き物や自然に興味のある人の世界史入門書です。amzon primeでサクッと読めます。

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    2023年05月27日