稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

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    稲垣先生の学生さんへの眼差しが伝わってきてとても素敵な本だった。

    そして、思いがけず倉貫さんのザッソウが取り上げられていてびっくり。倉貫さん、稲垣先生と知己なのですね。

    自分も農学部出身で、学生の時に雑草学という講義を取ったのも思い出した。確か、その年に定年退官される教授の最後の講義でもあった。最終日に先生と記念撮影したなぁ。懐かしい。

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    2023年11月11日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    野菜ばかりでなく、食べもの全般の豆知識がたくさん書かれています。
    今まで知らない知識ばかりだったので、とても面白かったです。でも、この蘊蓄を人に話すとなると、もう少し知識が必要かな。

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    2023年10月14日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    大人が読んでも楽しめますが、子供が読むともっと楽しめる思います。「個性」とは何か、生物や雑草から深く理解できます。

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    2023年10月07日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    人間から見ると不思議に見える植物の特性も、進化の過程で選択されてきたものであり、植物にとっては何の不思議もないはずだ、ということが面白く読みやすく綴られている。中に大学教授の生活の一端が垣間見えるところも興味深い。
    著者紹介の中で、既に読んだことのある本が幾つかあったことに気が付いた。著者の語り口や一般向けに分かりやすく説明するところが各書に共通しているのだろう。

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    2023年10月01日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    答えがない時は答えをたくさん用意する
    自分にふさわしい環境は自分で作れる
    1~4章があるから5、6章に説得力が出る

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    2023年10月01日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    全ての生物の生命活動は、遺伝子に支配されている。しかし、私たちが獲得した「老後の時代」は、生物学の常識からも、遺伝子の支配からも、完全に解き放たれた時間である。何のしがらみも、呪縛もない。

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    2023年10月01日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    人から嫌われたり笑われたりする生き物たち。そんな生き物も進化の過程でそうなって、ゆえに今も生き続けているということを教えてくれる。そして、進化は、他の生き物と競合しない生活環境に適応するように進み、だから今のままでいいんだという優しい結論に達する。興味深く、面白く、そしてほっこりする一冊。

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    2023年09月18日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    植物は死なない!?植物学者が思索する生命論
    人気植物学者が贈るサイエンスミステリー。 生命の本質に迫る一週間には、驚きの結末が…極上の読書体験間違いなし‼︎大学で植物学を教える教授のもとに ある日届いた一通のメール。 内容は植物にまつわる素朴な質問のはずだった質問に誠実に答えようとすると、 どうしても考えなければならない問題がある。 生命とは何か? 死とは何か? 生きるとは何か? ある一週間における 植物学者の思索の物語。
    プロローグ 命を考える一週間
    月曜日 どうして植物は動かないのか?
    ・ 大学教授の朝 ・どうして植物は動かないのか?
    ・植物が動かない理由
    ・独立栄養生物と従属

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    2025年05月29日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    ネタバレ

    雑草は強い、、、のではなく弱いのだ。
    弱いからこそ生き延びられた。
    ホモ・サピエンスもそう。ネアンデルタール人は協力できなかったから生き延びられなかったが、ホモ・サピエンスは弱いところがあり、一人では生きていけなかったので協力して助け合うことで補い合って生活していた。そのおかげで、危機に対応でき、生き延びられたということが書かれていた。
    弱くて逃げて、「生きられる場所を探して」生きてきたのが、今残っている生物種なのである、というのには、目を見開く思いだった。

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    2023年09月03日
  • 生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション

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    稲垣栄洋氏の本は分かりやすく、未知の世界に触れられるので面白い。今回はガラパゴス諸島。しかし、植物学者の著者、本作ではビジネス本に挑戦!という趣の内容で、しかし、これが中々どうしてこの二つの分野の共通点を発見し、更に読書が面白さを増す。

    ガラパゴス諸島では、体重200キロを超えるような「ガラパゴスゾウガメ」が草食動物のように草を食べている。ガラパゴスとは、そもそもスペイン語でゾウガメを意味する。ガラパゴスには、飛べない鳥がいる。赤道下なのにペンギンもいる。

    ガラパゴスだけではなく、島嶼で進化を遂げた生物たちの多くは、大陸からやってきた外来種に追いやられて絶滅の危機に瀕している。島の中の競争

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    2023年08月05日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    現行の光村国語教科書中1に、ダイコンは大きな根?という説明的文章が載っているのだが、この本からの出典だったとは。知らずに読んでいたので驚き。シンプルで分かりやすい文体。
    食べ物、料理、生物分野に興味のある人におすすめ。ついつい誰かに話したくなる知識満載の一冊。特に、赤は食欲増進の色だから、ファストフードチェーンのマークや屋台提灯に用いられていると知って納得。植物の身が赤く色づくのもアピールなのね。

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    2023年07月20日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    若いとは単に老いのプログラムのスイッチがオフの状態なのである。若さとはただ老いていないだけ。というのはパワーワードだった。

    しかし他の本では若い人の血を混ぜると若返る話が出てたけどなぁ….。

    ちょっと鵜呑みにできない部分もあるけど老いも死も考えられて作られた素敵なものだと思わせてくれる本だった。生命ってすごい。

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    2023年07月17日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    標題のナマケモノをはじめ、人間からすると不思議な生き物や迷惑な生き物の進化の過程を概説する。カタツムリの進化の先にナメクジが位置付けられるってことを、初めて知った。もちろん双方にメリットがあり、棲み分けの理由が存在する。すべての生命に存在理由があることが分かる良書だ。
    小学生でも分かる書きっぷりもいいねぇ。

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    2023年07月08日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    「雑草魂」は力強さのことではなく、多様性のことだった!

    「雑草魂」という言葉があるように、雑草には力強いイメージがありますが、そんな雑草も実は巧みな戦略をもってサバイブしていることに、この本を読んで驚きました。

    商品として売り出される野菜や花などの作物は、人間があつらえてくれた良質な土壌に植えられ、人間の手で守られ、収穫時期や性質は一定に管理されています(今をときめく言葉「多様性」とは真逆!)。しかし雑草は当たり前ですが人に世話してもらえません。むしろ引っこ抜かれたり刈られたり、除草剤をまかれて邪魔者扱いです。しかしそんな雑草のことを嫌っている人間のそばでないと、雑草は生きられない。人間と

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    2024年03月02日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    「老いることができる」という進化は何かしら合理的なんだから、ポジティブに老いていこうぜというお話。

    結論から言ってしまえば、なぜヒトは老いるのかは分からず、結局「生命の神秘」に落ち着くんですが、植物も動物も進化の形はその種にとって有利な方向へ向かうもの。老いてからも生きられる長い寿命と環境を手に入れた人類にとって、「老いることができる」という進化は何かしら合理的な理由があるはず! そんなやや結果論的ではあるけれど「老いは優れた生存戦略だ」というポジティブなメッセージが込められた1冊。エッセイ然としていて肩肘はらずに楽しめるうえ、途中途中にミニコラムが挟んであり、読みやすいように細やかに編まれ

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    2023年06月10日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    そもそも世界史をよくわかっていないので、世界史の入門として面白く読めた。切り口が身近な植物ということで生き物や自然に興味のある人の世界史入門書です。amzon primeでサクッと読めます。

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    2023年05月27日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    食材の味や栄養、調理法について、食材が植物や動物として生きていたときの性質や進化の過程およびヒトの歴史を踏まえて科学的に説明されている。本書も稲垣先生の著作として期待どおりの楽しさと学びが得られた。

    15ページ
    →レタスを包丁で切ってはいけない理由

    29ページ
    じつは、多くの動物は、ビタミンCを自らの体内で合成する能力を持っています。ところが、果実からは豊富すぎるほどのビタミンCが摂取できたため、果実食のサルは、ビタミンCを作る能力を失いました。

    36ページ
    植物は寒さに当たると、葉っぱの中の水分が凍りつかないように、糖分や栄養分を葉にため込みます。そのため、寒さを経験した葉菜類は甘く、

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    2023年05月13日
  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?

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    本文は88pですぐ読みおわる分量。語り掛け調で雑談も多いので、好みの分かれるところかもしれないが、切り口と内容は興味深い。しかし雑談が多い。こんなに話題が飛んで、子どもたちはついていけるのだろうか。雑談しか記憶に残っていないということにならないか不安がある。通読してもらうことに成功すれば、よい読後感を得ると思われる。

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    2023年05月10日
  • 生き物が老いるということ 死と長寿の進化論

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    当たり前のことだけれども
    この地球上では
    さまざまな生き物たちが
    生を営んでいる

    木も草も
    鳥も虫も
    目に見えるものたち
    目に見えぬ微細な生き物たち

    研究の対象として
    さまざまな生物を
    見つめておられる方の
    思考、お言葉は
    いつも 心に沁みてくる

    また そんな一冊に
    出逢えたことに 感謝

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    2023年04月29日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    単行本は2010年に家の光協会から刊行されている。
    それがこの度、新潮文庫に入ったということだ。

    どうしてレタスを刃物で切ってはいけないのか。
    玉ねぎを切ったとき目に刺激が少ないのは縦に切ったときか、横に切ったときか。
    グリーンピースの臭みの元は何か。
    ねぎの葉の「表」とは、筒の内側か外側か。
    こんな謎が提示され、明晰に説明されていく。

    私には特にネギの葉の表裏問題と、ピーマンの苦みを減らすには、刻まない方がよいという話が面白かった。

    食卓のサイエンスといった風情の一冊。
    そういうたぐいの本は他にもあるが、稲垣さんの文章は明晰で、その点で異彩を放っていると思う。

    ついでに、解説で食品化

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    2023年04月23日