稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる
    カタバミ
    別名 黄金草、鏡草、銭みがき
    片喰紋は日本十大家紋のひとつ。
    揉んで十円玉を磨くと酸でピカピカになる。
    金属や鏡を磨くために用いられた

    雑草とは望まれないところに生える植物であると定義されている。
    よもぎは畑の雑草だが草餅の材料になったりお灸として薬草にもなる。雑草は人間が邪魔者扱いした...続きを読む
  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?
    稲垣さんの本は分かりやすくて面白いので大好きだ。特にちくまプリマー新書の植物とイネと雑草の本は本当に素晴らしかった。中学入試によく出るというのも頷けるなあと思う。
    しかし、とても売れている『生き物の死にざま』や『はずれ者が進化をつくる』は、なんだか、喩え芸みたいになってるなあと感じた。喩えは分かりや...続きを読む
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略
    植物や動物の成功戦略は、ビジネスの成功戦略でもある。太古の昔から今日まで、進化し、生き抜いてきた自然界の生き物に、ビジネスで成功するための秘訣を学ぶ書籍。

    自然界では「ナンバー1しか生き残れない」。
    すべての生き物は、どこかでナンバー1で、その場所は、それぞれの生き物だけのオンリー1だ。このオンリ...続きを読む
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学
    ライト

    生物学…?いや生物学ではあるか…?と読んでいると違和感がある。なんだろう、生物学を流用した哲学のような、自己啓発のような、教育本のような。全体的にふわっとしている印象で故にライトだなと感じた。
    アベコベガエルを知れたので良し。
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略
    オンリーワンはおのずとナンバーワンになれる。 
    現存している生物は創意工夫をして生き残っている。出来る限り戦わない。強そうにない生き物が溢れている。時間や場所をずらして生き残る。夜に餌を探すや空に逃げるなど。古い→新しいの進化の中で歪みが生存スペースとなる。持ってる強みを活かす。地面ばかり見ていると...続きを読む
  • 生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション
    ガラパゴス島の生き物についての話もあるけれど、思ったよりもビジネスに関する話も多い。
    ガラパゴスに学ぶビジネス書、って感じ。
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    書いてある内容は高校生物ぐらいの知識であるが、改めて植物の面白さ、奥深さ、そして理にかなった生き方を教えてくれる。大人になって改めて読むとまた植物について、または生物について学びたくなった。
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    これは、私の備忘録として、知らなかった!面白いって思った事を書いたものです。


    植物は蒸散(葉っぱの裏から水分を飛ばす)によって、真空を作り出してっぺんまで水を運んでいる

    葉っぱの付き方は工夫されている。フィボナッチ数列で最も美しいとされている比率に非常に近い

    花占いをするには?
    コスモスの花...続きを読む
  • 弱者の戦略
    強い者が勝つのではない。勝った者が強いのである。まさにその通り。さまざまな生物が生き残るためにどのように進化していったのか、ニッチな場所を求めて行ったのかがわかる。実生活、特にビジネスには各生物の戦略が活きるのではないかと感じた。

    1番強い者は、自分の弱さを忘れない者だ。この西洋の諺が引用してあっ...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    身近な植物について、あらゆる方向から掻い摘んで説明してくれている。
    そういうことだったのか、ということが多々わかり、おもしろい。眠くはなるけど。
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係
    仏教誌に連載されていた、仏教にまつわる植物の話色々。
    曼珠沙華が元は食用として持ち込まれたなど、興味深い話が盛りだくさんだった。
    人は古来より植物の特性を知り活用してきた。いつの間に自然は遠いものになってしまったのだろう。
    個人的に納得したのが日本人の植物に対する価値観。
    教義や体質や嗜好ではなく「...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    自然界では何が起こるかわからない。どんなに条件が整っても一斉には芽を出さない。もし一斉に芽をだして、何か災害が起こったとしたらその植物の集団は全滅してしまう。そのため早く芽をだすものがあったりのんびり屋もいたり、どれか生き残る仕組みになっているというのは明らかに個で生きず集団で周りの空気を読みながら...続きを読む
  • 蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか
    植物の都合と、人間の都合が合わさって。

    植物の持つ性質を生かしながら、知らないながら、勝手に意味づけて使ってきた人間。歌に、習慣に、食べ物に。だんだん忘れられている風習もあるけれど。ふーん、と思いながら読む。
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    植物学を、短い文章で興味を持たせるように記載されたもの。
    それにしても、植物の狡猾かつ合理性には改めて驚かざるを得なくなる。
    葉や花の数には、フィボナッチ数列や、リッカ数列によるもので、いかに効率よく光合成をするかを無意識的?に行っているなどなど脱帽である。
    まだまど興味がつかない分野であることを再...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    『「植物」という不思議な生き方』と同じ内容が何度か登場します。
    『「植物」という不思議な生き方』の方が読みやすいので、そちらをおすすめします。
  • 世界史を大きく動かした植物
    世界史の流れを植物に注目して辿っていく。1章ごとにひとつの植物をあげ、それにまつわる話が説明される。全14章で、下記の植物が登場する。

    第1章 コムギ
    第2章 イネ
    第3章 コショウ
    第4章 トウガラシ
    第5章 ジャガイモ
    第6章 トマト
    第7章 ワタ
    第8章 チャ
    第9章 サトウキビ
    第10章 ...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    中学・高校の生物の植物の分野を分かりやすい文章でおさらいしてみましたという感じで、眠れなくなるほどではない。稲垣さんの本としては、はっちゃけたところもユーモアもなくてちょっと肩透かしかな。まあ新しく知ったことも幾つかあった。例えばー
    ・蒸散の関係で樹木は140メートル以上には成長しない。
    ・葉のつき...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    植物にも、「血液型」がある?!
    112〜115ページを見てみると、私は大根・キャベツ型らしい。
    「おぅ・・・・・」という返答しかできないこの微妙さ!
    100ページには、古事記の記述(本当かどうかは原典にあたるのが原則だが、省略!)によると、「大根のような白い腕」という褒め言葉があったそうな。
    大根足...続きを読む
  • 世界史を大きく動かした植物
    人間という生き物がその生息範囲を広げるにあたり、過酷な環境下でも適応できてしまう能力が植物への依存度を上げ、
    翻弄されていく。
    人間の都合に振り回されているようで、しかし植物の生存戦略の道具として使われているようにも思える。
    単なる花に価値を見出し、病気の花に希少性をもたせてしまうのは、ウイルスのさ...続きを読む
  • 雑草キャラクター図鑑:物言わぬ植物たちの意外な知恵と生態が1コママンガでよくわかる
    個性豊かな雑草たちを擬人化して 名前の由来やエピソードをイラストと共に紹介
    道端で出逢う雑草さんたちのことをもっと好きになる 手元に置いておきたい一冊だなあ

    「雑草」は邪魔者扱いされることも多いけれど
    日本では「雑草魂」「雑草のようにたくましい」など努力をほめたたえる言葉もある

    アメリカの哲学者...続きを読む