稲垣栄洋のレビュー一覧

  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    「ナーム」という仏教誌に、7年近く連載してきた植物にまつわるエッセイを母体とする本。
    だから仏教がらみの話題なのね。

    第一章「仏教と縁の深い植物の謎」から第三章「心に染みる仏教と植物の話」のあたりは、他の稲垣さんのエッセイと同じテイスト。
    具体的な植物を取り上げ、その生態などを解説していく。
    マンジュシャゲなど、他の本で取り上げたものもある。

    第四章「仏教が理想とする植物の生き方」は、これまでとは少し趣が違う気がする。
    仏教や日本人の生命観などにかなり踏み込んでいく。
    植物が、むしろ命が短くなる方向で進化してきたという指摘が面白かった。
    仏教では意識のない植物は食べても殺生に当たらないと説

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    2016年08月20日
  • 弱者の戦略

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    ネタバレ

    クリシンでクラスメイトだった石田さんからの紹介。

    言われるまで気が付かなかったが,生き残っている弱者にはそれなりの理由がある。最後まで戦い続ける肉食猛獣に対して,徹底的に戦うことを避けるハトなど。生き残る上で賢いのはどちらだろうか?

    肉食動物が絶滅する間に,草食動物が繁栄しているという事実もある。それぞれが独自の特徴を生かして,オンリーワン戦略で生き残っているのだ。

    自分の生き残れるニッチスペースを見つけなければならない。強者に立ち向かうためにはガチンコで当たっても勝ち目はないので,独自の戦略が必要となる。戦力を一部に集中するなど,自分の生き残れるポイントを探って経営資源を集約するべきで

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    2016年07月01日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    筆者は雑草生態学を専攻する農学博士で、「仁義なき生存戦略」という副題のとおり、我々の身近にある植物たちの生き延びるための壮絶な戦いの系譜がまとめられている。戦いは第7ラウンドまであり、第1ラウンドから順に、植物VS植物、植物VS環境、植物VS病原菌、植物VS昆虫、植物VS動物、植物VS人間という構成になっている。自ら動くことのできない植物たちが編み出した驚異的な防衛戦略の数々に感心させられる。かなりシニカルなタッチの後書きは、筆者の地球環境についての思いが色濃く込められているので、これは必読。

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    2016年02月07日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    強い植物が侵入してこないような条件の悪い場所こそが雑草の棲み処。除草されたり踏まれたりする逆境こそが雑草の生存のために必要な場となる。雑草は毟られても地面の下には無数の種を準備している。一般に植物の種子は土の中にあるので、光があると芽を出さない。ところが、雑草の種子は逆で光が当たると芽を出すようになっている。即ち除草により種子に光が当たるということは、人間が草を毟って周囲に植物がなくなったことを示す合図。雑草の種子はこれをチャンスと捉え我先に芽を出し光を独占するのである。雑草にとって逆境は耐えることでも、克服すべきものでもない。寧ろ順境。逆境を順境として活かしきっている。光を奪い合い水を奪い合

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    2015年12月02日
  • 弱者の戦略

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    “小さなニッチ オンリーワン” 変化のある不安定な環境こそ、弱者にチャンスである。 群れる、逃げる、隠れる、ずらす。 ストレス耐性とルデラル(臨機応変に対応する。) 大きいか、小さいか。 が生き残り、中間は生き残らない生物界。山旅行から帰って来て、森の生態系を思い出しながら読んだ。『雑草魂』に学び多し。

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    2015年07月31日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    軽いエッセイで読みやすい。
    ただまあ、エッセイの寄せ集めといった感じでまとまりは無いと感じた。さらっと読む本。

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    2015年07月15日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    タイトルから、仏像がハスの花の上に座っている理由を仏教側から解説した本だと思ったが、実際は、少し違った。
    様々な植物は、色々な角度、理由から仏教と密接な関係を保っていた。
    それを植物サイドから解説した本。
    だから、この本の中には、見知った植物、見知らぬ植物と66種類もの植物の物語が描かれている。

    昔の人は、理にかなった植物の使い方をしていることを知る。
    道の端に咲く小さな花々が、とっても身近に思えて、愛おしく思える。

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    2015年05月29日
  • 弱者の戦略

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    ビジネス本ではなく生物学の本。草食動物や昆虫、植物のような弱い生物はどうやって生き残っているのか?がテーマ。行動時間や餌を天敵および競争相手とずらすニッチ戦略が最終的に弱者の強みになるというのが奥深くて面白い。飼い犬の原点が原始時代に人に寄ってきた弱いオオカミという説は目から鱗!

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    2014年12月07日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    稲垣栄洋の 都会の雑草、発見と楽しみ方 を読んだ。前から都会のちょっとした所に生えた雑草が気になってたので手にとってみた。

    雑草はむしろ弱い植物だが生存戦略に優れ、ニッチを選ぶのが上手いとのこと。人生にもつながるな~、と思いつつ読んだ。雑草を見る目が変わった(^^)

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    2013年12月30日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    雑草に目をつけたのは鋭い。話もそこそこ面白い。何故か満足感がいまひとつ。筆者よりは、編集者のプロデュース能力が欠けているように思える。値段がやや高くなっても、イラストはカラーにして欲しかった。本を通じて一体感というか、ちょっとまとまっていない感じ。でも、通勤や散歩にアクセントをつけてくれる一冊です。そう思うだけになんかちょっと惜しい。

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    2012年10月16日