稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    昔、小学校で学んだ様な内容を、分かりやすく深掘りしている内容。中学生でも十分読んで理解できる内容だから、生物学なんかつまらん!
    という学生こそ読んでみるべき内容なのかも。


    一言で強いと言っても個体としての強さだけでなく、種としての強さも強さの一つなんだな、と改めて考えさせられたりした。

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    2018年11月26日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    私の疑問。
    どの本を読んでも、そしてこの本でも「ヒガンバナは球根で増えますが、球根は遠くまで移動することができません。ということは、墓場に咲いているヒガンバナは誰かが植えたものなのです」的なことが書いてあるが、我が家の庭にはヒガンバナを植えてないのに、数年前から勝手に生えてきて、そしてすごい勢いで増えてきている。定説に誤りあり、と思う。「球根プラス何かの手段でヒガンバナは増える」、ということを訴えたい。

    その他・・・、本からのまとめ
    植物のモジュール構造(基本単位の繰り返し構造)

    トウモロコシの起源は謎らしい。

    人類が働かなければならない理由 「非脱粒性」
    植物が文明を狩猟社会から農耕社

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    2017年08月20日
  • オスとメスはどちらが得か?

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    オスとメスの違いをテーマに「生命」を考察する作品。

    生物の中にはメスの方が体が大きい場合と、オスの方が体が大きい場合の両方が存在する。メスの方が大きい生物は、女王アリのようにより多くの配偶子を生産することに特化しており、オスの方が大きい生物は、ゴリラのように家族や群れを守りやすいように進化した結果なのだ。

    ハーレムを形成する動物の中では、オス同士の戦いに敗れ一生メスと交われずに死んでしまうオスもいるらしい。そんなオス同士は一箇所に集まって「悲しみの丘」と呼ばれる群れを作る、そしてハーレムのボスになったオスも、肉体的にハードなため短命の場合が多いそうだ。

    結局のところ、子孫を残すためにはオ

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    2017年08月16日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物に関する色々な雑学を専門的な角度から、ただし、極めて易しく分かりやすく紹介している本。知っていることもあったが、木はどこまで大きくなれて、その理由は?など、勉強になる話も多かった。時々、専門的な解説を避けんとするあまり、専門用語が中途半端に解説されないまま使われて、それって結局どういうこと?っていうのがわからず、不満が残る話もちょっとあったが、タイトルに偽りはない程度でよしとしときましょう。

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    2017年08月09日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    <目次>
    第1章  植物という不気味な生き物
    第2章  奇妙な植物
    第3章  毒のある植物たち
    第4章  恐ろしき植物の惑星

    <内容>
    『面白くて眠れなくなる植物学』の第2弾らしい(第1弾を読んでない

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    2017年07月27日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    稲垣氏は仏教の言葉も次々と出てきて、とても博学だな、と感じました。専門の植物学に比べると掘り下げ方が今ひとつですが、エッセイとして楽しく読ませて頂きました。

    ・ハスは約1億年前、白亜紀に地球に出現。恐竜が闊歩していた時代。化石として発見されている。花びらが多いという古代植物の特徴が見られ、おしべとめしべがやたら多くごちゃごちゃしている。
    ・哺乳動物は辛いトウガラシを食べられない。鳥はカプサイシンを感じる受容体がないため、食べられ、遠くにタネを運ぶ。
    ・もともとは仏教で肉食が禁じられていたにもかかわらず、現在、中国や韓国の料理に肉を使うのは、蒙古支配の影響。
    ・仏教伝来以降、日本で肉食が解禁さ

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    2017年06月07日
  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識

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    戦国武将から江戸時代あたりまでの歴史上の故事を、身近な様々な植物をネタに解説している。一つ一つの話は短くまとまっているので、読みやすい。

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    2017年04月28日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    稲垣栄洋著「なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか-仏教と植物の切っても切れない66の関係-」を読む。
    植物たちは緩やかに連関しながら、それぞれが環境に対して自己最適化をすることで種として生存してきました。その生態の豊かさは驚くべきもので、植物学の深遠さはまったく底がしれません。やっぱりこの世に「雑草」はありません。
    p.173
    「弘法大師の言葉に「医王の目には途に触れてみな薬なり」とあります。優れた医者は道ばたの雑草も薬草に見えるというのです。
    アメリカの思想家エマーソンは、雑草を「未だその価値を見出されていない植物」と評しました。
    こんな小さな雑草にさまざまな価値を見出した昔の人の観察眼に

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    2016年11月02日
  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識

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    エゴマは縄文時代に日本に伝えられたとされ、食用油や灯油として用いられたが、17世紀初めにナタネの栽培が普及するとともに地位を失った。
    サツマイモは、青木昆陽が救荒食として吉宗に上申し、貧困にあえいでいた農民を救った。関東ローム層に覆われたやせた武蔵野台地に栽培された。
    戦国時代に山城が造られ、堀や土塁などの土木技術が発達したことによって、山間部には棚田がつくられるようになった。
    中国から来たものを諸越と呼んでいた。ソルガムも「もろこし」と呼ばれていたが、16世紀にポルトガルから伝えられたものがトウモロコシと呼ばれるようになった。
    キュウリ(胡瓜)は、胡から伝えられたウリの意で、インド北部のヒマ

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    2018年10月31日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    「ナーム」という仏教誌に、7年近く連載してきた植物にまつわるエッセイを母体とする本。
    だから仏教がらみの話題なのね。

    第一章「仏教と縁の深い植物の謎」から第三章「心に染みる仏教と植物の話」のあたりは、他の稲垣さんのエッセイと同じテイスト。
    具体的な植物を取り上げ、その生態などを解説していく。
    マンジュシャゲなど、他の本で取り上げたものもある。

    第四章「仏教が理想とする植物の生き方」は、これまでとは少し趣が違う気がする。
    仏教や日本人の生命観などにかなり踏み込んでいく。
    植物が、むしろ命が短くなる方向で進化してきたという指摘が面白かった。
    仏教では意識のない植物は食べても殺生に当たらないと説

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    2016年08月20日
  • 弱者の戦略

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    ネタバレ

    クリシンでクラスメイトだった石田さんからの紹介。

    言われるまで気が付かなかったが,生き残っている弱者にはそれなりの理由がある。最後まで戦い続ける肉食猛獣に対して,徹底的に戦うことを避けるハトなど。生き残る上で賢いのはどちらだろうか?

    肉食動物が絶滅する間に,草食動物が繁栄しているという事実もある。それぞれが独自の特徴を生かして,オンリーワン戦略で生き残っているのだ。

    自分の生き残れるニッチスペースを見つけなければならない。強者に立ち向かうためにはガチンコで当たっても勝ち目はないので,独自の戦略が必要となる。戦力を一部に集中するなど,自分の生き残れるポイントを探って経営資源を集約するべきで

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    2016年07月01日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    筆者は雑草生態学を専攻する農学博士で、「仁義なき生存戦略」という副題のとおり、我々の身近にある植物たちの生き延びるための壮絶な戦いの系譜がまとめられている。戦いは第7ラウンドまであり、第1ラウンドから順に、植物VS植物、植物VS環境、植物VS病原菌、植物VS昆虫、植物VS動物、植物VS人間という構成になっている。自ら動くことのできない植物たちが編み出した驚異的な防衛戦略の数々に感心させられる。かなりシニカルなタッチの後書きは、筆者の地球環境についての思いが色濃く込められているので、これは必読。

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    2016年02月07日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    強い植物が侵入してこないような条件の悪い場所こそが雑草の棲み処。除草されたり踏まれたりする逆境こそが雑草の生存のために必要な場となる。雑草は毟られても地面の下には無数の種を準備している。一般に植物の種子は土の中にあるので、光があると芽を出さない。ところが、雑草の種子は逆で光が当たると芽を出すようになっている。即ち除草により種子に光が当たるということは、人間が草を毟って周囲に植物がなくなったことを示す合図。雑草の種子はこれをチャンスと捉え我先に芽を出し光を独占するのである。雑草にとって逆境は耐えることでも、克服すべきものでもない。寧ろ順境。逆境を順境として活かしきっている。光を奪い合い水を奪い合

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    2015年12月02日
  • 弱者の戦略

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    “小さなニッチ オンリーワン” 変化のある不安定な環境こそ、弱者にチャンスである。 群れる、逃げる、隠れる、ずらす。 ストレス耐性とルデラル(臨機応変に対応する。) 大きいか、小さいか。 が生き残り、中間は生き残らない生物界。山旅行から帰って来て、森の生態系を思い出しながら読んだ。『雑草魂』に学び多し。

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    2015年07月31日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    軽いエッセイで読みやすい。
    ただまあ、エッセイの寄せ集めといった感じでまとまりは無いと感じた。さらっと読む本。

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    2015年07月15日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    タイトルから、仏像がハスの花の上に座っている理由を仏教側から解説した本だと思ったが、実際は、少し違った。
    様々な植物は、色々な角度、理由から仏教と密接な関係を保っていた。
    それを植物サイドから解説した本。
    だから、この本の中には、見知った植物、見知らぬ植物と66種類もの植物の物語が描かれている。

    昔の人は、理にかなった植物の使い方をしていることを知る。
    道の端に咲く小さな花々が、とっても身近に思えて、愛おしく思える。

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    2015年05月29日
  • 弱者の戦略

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    ビジネス本ではなく生物学の本。草食動物や昆虫、植物のような弱い生物はどうやって生き残っているのか?がテーマ。行動時間や餌を天敵および競争相手とずらすニッチ戦略が最終的に弱者の強みになるというのが奥深くて面白い。飼い犬の原点が原始時代に人に寄ってきた弱いオオカミという説は目から鱗!

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    2014年12月07日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    稲垣栄洋の 都会の雑草、発見と楽しみ方 を読んだ。前から都会のちょっとした所に生えた雑草が気になってたので手にとってみた。

    雑草はむしろ弱い植物だが生存戦略に優れ、ニッチを選ぶのが上手いとのこと。人生にもつながるな~、と思いつつ読んだ。雑草を見る目が変わった(^^)

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    2013年12月30日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    雑草に目をつけたのは鋭い。話もそこそこ面白い。何故か満足感がいまひとつ。筆者よりは、編集者のプロデュース能力が欠けているように思える。値段がやや高くなっても、イラストはカラーにして欲しかった。本を通じて一体感というか、ちょっとまとまっていない感じ。でも、通勤や散歩にアクセントをつけてくれる一冊です。そう思うだけになんかちょっと惜しい。

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    2012年10月16日