稲垣栄洋のレビュー一覧

  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    最後まで読んでシンプルに思ったこと…

    著者が伝えたかったこととは異なる理解をしてしまったかもしれませんが…

    どのような生物も必死に生きている。
    もちろん人間も。

    ただ人間は時にその命を自ら断つことを考えたり、病んだりすることもある。

    知能という点で他の生物より優れた人間ではあるけど、優れすぎているがゆえ、マイナス思考に陥ってしまうこともあるのかなぁ…

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    2022年01月14日
  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?

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    稲垣さんの本は分かりやすくて面白いので大好きだ。特にちくまプリマー新書の植物とイネと雑草の本は本当に素晴らしかった。中学入試によく出るというのも頷けるなあと思う。
    しかし、とても売れている『生き物の死にざま』や『はずれ者が進化をつくる』は、なんだか、喩え芸みたいになってるなあと感じた。喩えは分かりやすくてよいが、あまりに喩えすぎるとげんなりする。
    植物は人間とは生き方が違うから、喩えなくてもいい。きちんと説明するだけで十分分かりやすくて面白いのに。
    読めない子ども(大人もだけど)が増えているから、より分かりやすく、読みやすく、喩えを使ってと要求され、稲垣さんにはその能力があるためやっちゃってる

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    2021年11月21日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

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    植物や動物の成功戦略は、ビジネスの成功戦略でもある。太古の昔から今日まで、進化し、生き抜いてきた自然界の生き物に、ビジネスで成功するための秘訣を学ぶ書籍。

    自然界では「ナンバー1しか生き残れない」。
    すべての生き物は、どこかでナンバー1で、その場所は、それぞれの生き物だけのオンリー1だ。このオンリー1の場所を「ニッチ」と呼ぶ。ニッチはもともと生物学の用語。

    1つのニッチには1つの生物種しか棲めず、生物たちはニッチを巡って激しく争う。そのため、ニッチを確保しても永遠にナンバー1でいられるとは限らない。そこで、生物は自分のコアなニッチを軸足に、近い環境や条件でナンバー1になれる場所を探す。この

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    2021年10月26日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    ライト

    生物学…?いや生物学ではあるか…?と読んでいると違和感がある。なんだろう、生物学を流用した哲学のような、自己啓発のような、教育本のような。全体的にふわっとしている印象で故にライトだなと感じた。
    アベコベガエルを知れたので良し。

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    2021年10月16日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

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    オンリーワンはおのずとナンバーワンになれる。 
    現存している生物は創意工夫をして生き残っている。出来る限り戦わない。強そうにない生き物が溢れている。時間や場所をずらして生き残る。夜に餌を探すや空に逃げるなど。古い→新しいの進化の中で歪みが生存スペースとなる。持ってる強みを活かす。地面ばかり見ていると空のニッチに気づかない。 
    結論:自分達の強みを活かしたニッチを見つけ、(視点をズラして余白をみつける)世の中や環境が進化するプロセスや過程にもニッチが存在する。ない市場を見つけ、または作り、弱者でも生き残る術をみつける。世の中が見ている方向と視点をズラすことで見えてくるモノがある。

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    2021年08月23日
  • 生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション

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    ガラパゴス島の生き物についての話もあるけれど、思ったよりもビジネスに関する話も多い。
    ガラパゴスに学ぶビジネス書、って感じ。

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    2021年08月16日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    書いてある内容は高校生物ぐらいの知識であるが、改めて植物の面白さ、奥深さ、そして理にかなった生き方を教えてくれる。大人になって改めて読むとまた植物について、または生物について学びたくなった。

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    2021年05月22日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    ネタバレ

    これは、私の備忘録として、知らなかった!面白いって思った事を書いたものです。


    植物は蒸散(葉っぱの裏から水分を飛ばす)によって、真空を作り出してっぺんまで水を運んでいる

    葉っぱの付き方は工夫されている。フィボナッチ数列で最も美しいとされている比率に非常に近い

    花占いをするには?
    コスモスの花びらは偶数枚→キライから始める
    マリーゴールドは13枚で奇数
    マーガレットは21枚で奇数
    デージーは34枚で偶数(マーガレットに似ているから注意)
    花びらの数は栄養や環境によって変化する。
    基本奇数枚の花で花占いして、キライとなってしまったら余程脈ナシとなる笑
    花びらの数もフィボナッチ数列となってい

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    2021年05月16日
  • 弱者の戦略

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    強い者が勝つのではない。勝った者が強いのである。まさにその通り。さまざまな生物が生き残るためにどのように進化していったのか、ニッチな場所を求めて行ったのかがわかる。実生活、特にビジネスには各生物の戦略が活きるのではないかと感じた。

    1番強い者は、自分の弱さを忘れない者だ。この西洋の諺が引用してあったが、印象的である。

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    2021年04月28日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    身近な植物について、あらゆる方向から掻い摘んで説明してくれている。
    そういうことだったのか、ということが多々わかり、おもしろい。眠くはなるけど。

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    2021年04月07日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    仏教誌に連載されていた、仏教にまつわる植物の話色々。
    曼珠沙華が元は食用として持ち込まれたなど、興味深い話が盛りだくさんだった。
    人は古来より植物の特性を知り活用してきた。いつの間に自然は遠いものになってしまったのだろう。
    個人的に納得したのが日本人の植物に対する価値観。
    教義や体質や嗜好ではなく「動物は可哀想だから」と言う菜食主義者の話には違和感を持っていたのだが、植物にも動物と同じように命があると感じるのは日本人の自然観からくるもの。
    そこから植物も食べた人間が成仏すれば、その人間の糧となったものも全部成仏するという考え(植物も成仏する)となったそう。
    雑草も活用し、その言葉も「雑草魂」な

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    2021年02月13日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    ネタバレ

    自然界では何が起こるかわからない。どんなに条件が整っても一斉には芽を出さない。もし一斉に芽をだして、何か災害が起こったとしたらその植物の集団は全滅してしまう。そのため早く芽をだすものがあったりのんびり屋もいたり、どれか生き残る仕組みになっているというのは明らかに個で生きず集団で周りの空気を読みながら共存しているようにしか思えない。環境に適応するように進化するために、周りの空気を読むのかもしれない。臨機応変で自由な植物ほど生存、繁殖していけるのでは?と思いました。

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    2021年01月01日
  • 蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか

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    ネタバレ

    植物の都合と、人間の都合が合わさって。

    植物の持つ性質を生かしながら、知らないながら、勝手に意味づけて使ってきた人間。歌に、習慣に、食べ物に。だんだん忘れられている風習もあるけれど。ふーん、と思いながら読む。

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    2020年11月23日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物学を、短い文章で興味を持たせるように記載されたもの。
    それにしても、植物の狡猾かつ合理性には改めて驚かざるを得なくなる。
    葉や花の数には、フィボナッチ数列や、リッカ数列によるもので、いかに効率よく光合成をするかを無意識的?に行っているなどなど脱帽である。
    まだまど興味がつかない分野であることを再確認した。

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    2020年11月17日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    『「植物」という不思議な生き方』と同じ内容が何度か登場します。
    『「植物」という不思議な生き方』の方が読みやすいので、そちらをおすすめします。

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    2020年11月15日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    ネタバレ

    以下よんで気になったところのメモ・

    - 植物は光を得る競争をしている。競争していく中で、他の植物より早く高い位置に葉を広げようとしている
    - アサガオは、茎に頼らずつるを伸ばし他の植物を頼りにしながら伸びるので早く伸びることができるようになった
    - 「他人に頼れば、苦労せずに早く大きくなれる」 このつる植物の考え方を、さらに進めたのが、寄生植物。
    - 寄生植物は他の植物から栄養分を奪うことで生きている
    - 植物の成功戦略はC・S・Rという3つの戦略がある
    - C戦略は、コンペティティブ(競争型)
    - S戦略は、ストレス・トレランス(ストレス耐性型)

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    2020年10月21日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    タイトルのまんまの本。雑草の生存戦略についてのザックリとした説明が書かれてる。

    どこにでも生えてきてどれだけ対処しても駆逐することのできない雑草は、一見するととても生命力が強いと思われがちだけれど、実は生命力が強いとはいえずむしろ弱いという説明はとても興味深い内容。弱いがゆえに様々な環境でも耐えうる戦略をとっている、中には同じ種なのに環境によって育ち方が大きく変わる戦略をとってるモノもあったりと、植物における生存競争の多様性に驚かされるものだった。
    将来科学技術が発達しても雑草との戦いが無くなることはないのだろうなと言うぼやきは雑草を研究してきたからこその実感のこもったものなんだろうと思う。

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    2020年10月12日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    雑草は強いと思っていたけれど、実は弱いが故の生き残り戦略だったのか!そのしたたかさ、たくましさ、適応力。見習いたい部分がたくさんあります。普段何気なく見ている雑草の名前が知れたのもよかった。

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    2020年07月11日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    中学・高校の生物の植物の分野を分かりやすい文章でおさらいしてみましたという感じで、眠れなくなるほどではない。稲垣さんの本としては、はっちゃけたところもユーモアもなくてちょっと肩透かしかな。まあ新しく知ったことも幾つかあった。例えばー
    ・蒸散の関係で樹木は140メートル以上には成長しない。
    ・葉のつき方や花びらの数はフィボナッチ数列に従っているのはおなじみだが、花びらの数にはリュカ数列のものもある。
    ・トリケラトプスは、被子植物がアルカロイドという毒成分を身に着けていく進化スピードについていけなかった。
    ・クロロフィルとヘモグロビンの分子構造は、真ん中がMgとFeの違いだけ。
    ・樹木の中心の心材

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    2020年06月21日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物にも、「血液型」がある?!
    112〜115ページを見てみると、私は大根・キャベツ型らしい。
    「おぅ・・・・・」という返答しかできないこの微妙さ!
    100ページには、古事記の記述(本当かどうかは原典にあたるのが原則だが、省略!)によると、「大根のような白い腕」という褒め言葉があったそうな。
    大根足も褒め言葉。
    大根役者は「当たらない(食中毒にならない)」から、役にあたらない→下手くそ!という説がある。
    そんな大根と一緒にされて、喜ばしいことだ。
    夕飯は大根の味噌汁にしよう。

    植物が持つフィボナッチ数列も面白い。(16〜27頁)
    フィボナッチ数列よりはメジャーでない、リュカ数列なるものも。

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    2020年06月05日