稲垣栄洋のレビュー一覧
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ネタバレ中一の息子は、中学生になってスマホを手にして以来、うちにいるときはほとんどの時間スマホを見ている。ゲームをしたり、ショート動画をひたすらみたり、YouTubeを見たり。学校の成績はというと、笑えないくらい低い。本人の危機感もうすい。ルールを決めても効果なし。もうスマホを取り上げるしかないのかもしれない。
さて、そんな息子が年に数冊読んだ貴重な一冊が、この『植物に死はあるのか』、である。
息子と一緒に本屋に行ったとき、自分で見つけてきて面白そうだからと図書カードで買っていた。
読み終わって、「おもしろかった」という程度の感想しか聞けていないが、ママも読んでみたらと勧められて長い間後回しにな -
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大好きな稲垣先生の本。
いつも植物の話が多いけれど
今回は昆虫や動物の話がたくさん出てくる。
そして、それらの生物の成長の話を
人間の成長に絡めてお話してくれる。
「親にとっては一生の記念に残るような体験であっても
子供は全く覚えていなくて、親としてはがっかりさせられることもあります。
しかし、それでよいのです。
(中略)
植物に与えた水や肥料が、葉を茂らせて花を咲かせるように、私たちが食べたものが骨や筋肉になるように、一つ一つの体験は形を失ってしまっても、その蓄積が子供たちの「知能」を作り上げていくのです。」
励みになります。
わが子には勉強がらみの習い事は全くさせていない。
本人の希 -
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分類学の父リンネが、学名を母国語じゃなくラテン語で表そうって決めた理由が、
①ラテン語を口語として使う人がいないから、世界中の人が使うのにフェア
②口語として使う人がいないっちゅーことは、時代によって言語が変化することがない
っちゅーのが本当に素晴らしい
サボテンのトゲは葉が変化したもの
光合成は茎でしている
サボテンおもれぇ!
収斂進化しゅうれん
まったく異なる生物種なのに、環境に適応して進化した結果、よく似た姿になること
サボテンとアロエ、サメとイルカ、モグラとケラ
知識として知れてよかったっちゅー内容てんこもりでその点めっちゃいい本なんだが、ちょいちょい「本当の強さとは」とか「スト -
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ガラパゴス携帯(ガラケー)というものがある。1990年から2000年初頭にかけて開発された、国際基準でない日本独自の機能を備えた携帯電話のことだ。決済機能を搭載するなど日本らしい「便利さ」を追求してキャリアや端末メーカーが鎬を削って開発した。ガラパゴス諸島にすむ生き物たちの独自の進化になぞらえて表現された用語だが、残念ながら世界的にヒットすることはなく、携帯電話市場で大敗を記すことになった。
ガラパゴス携帯という言葉は、日本市場において失敗例として扱われる。
この本はガラパゴス諸島に生きる生きものの戦略を解説し、島という特殊環境の中での弱点と強み、生存する生きもののニッチを紹介している。それを -
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地球全体を俯瞰してみると、人間も動物や植物と同じ生き物であることに改めて気づきを得ました。
”自然界に境界はありません。”(抜粋)
まさにそうなのです。
本を読みながら、境界を勝手に作って視野を狭めている自分に嫌気がさしてきました。
自分で自分の首を絞めていたんですよね。
世間でよく聞く”多様性”、”ダイバーシティ”といった言葉。
こちらの書籍を読むと、それって当たり前の事なんだね、って事がわかります。
どんなに似通った趣味趣向であっても、全く同じ人間は誰一人といないし、同じものを見ていても、感じ方・考え方・伝え方が異なるのは当然のことと思えてきます。
むしろ、全く同じ考えの人間がいない -
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