稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    植物がコケ,シダ植物,裸子植物,被子植物と変化してきたことと,恐竜を含めて地球上の動物との関係などがうまく解説してあり,楽しく読めた.雑草の成功戦略で逆境×変化×多様性を挙げて説明していたが,教えられるところが多い.

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    2016年09月10日
  • 弱者の戦略

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    強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。
    強いものは単純に、弱いものは複雑に。

    体が小さいと隠れやすい。
    いくつかのオプションを残す。
    時間軸をずらしてすみわけする。競争を避ける。条件の良いところは競争が激しい。競争を避けて「ずらす」ことこそが弱者の戦略。他の生物がナンバーワンになれない場所を探して、自らがナンバーワンになれる場所を探す。どんなに小さい場所でもそこでナンバーワンになれるほどの力はつけなくてはいけない。

    弱者は変化がある場所でパイオニア的に生きる。変化をチャンスと捉えて、常に新しい椅子へ乗り換える。挑戦し続けることの宿命づけ。人気が出てきたら別の未開の場所に移行する。

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    2016年05月01日
  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識

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    読書録「徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか」4

    著者 稲垣栄洋
    出版 東洋経済新報社

    p88より引用
    “ 日本の主食である米は、炭水化物を豊富
    に含み、栄養バランスに優れている。
     一方、大豆は「畑の肉」と言われるほど、
    たんぱく質や脂質を豊富に含んでいる。その
    ため、米と大豆を組み合わせると三大栄養素
    である炭水化物とたんぱく質と脂質がバラン
    スよく揃うのである。”

    目次から抜粋引用
    “徳川家康はなぜ江戸を都に選んだのか
     完全リサイクルの循環型社会ができるまで
     お城にはなぜ松が植えられているのか
     織田信長はトウモロコシが好き
     ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国”

     みちくさ研究家で

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    2015年11月03日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    植物のトリビア本としても、様々な蘊蓄が開陳され、面白さは半端ない。
    しかしこの本のすごいところは、それらの植物や昆虫と、仏教ひいては人間の思想や心とかかわりの問題、最終的には地球や宇宙の存在まで到達するその哲学的思考であろう。
    西洋思想やキリスト教との差異にも触れ、仏性の深淵に誘い、人間の存在を穏やかに感じさせてくれる良書。

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    2015年06月05日
  • 弱者の戦略

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    弱ければ生き残れないはずの弱肉強食の自然界。しかし弱者には弱者なりに生き残るための戦略を駆使している。
    天敵や他種が生存できない厳しい環境をあえて選択することで、自分だけのの「ニッチ」を獲得する。そこでは「ナンバーワンでありオンリーワン」でいられるのだ。
    同種間の競争でいえば、強いオスだけが遺伝子を残せるのではなく、弱いオスも遺伝子を残す為の戦略がある。
    メスに偽装して強いオスもメスすらも騙して思いを遂げる弱いオスがいたり、別種かと思うほど個体を小さくして目立たないように強いオスの隙を狙って掠め取るオスがいたり。

    人間界においても置き変えられる戦略が多く、ビジネス本として読むのもありかと。他

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    2015年02月06日
  • 弱者の戦略

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    生物学的な観点から展開されている本書。
    難解な表現も少なく、軽快に読み進められる。
    一方で、ビジネス的な観点からの考察が少し甘かったように思う。

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    2015年01月11日
  • 弱者の戦略

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     先日、稲垣 栄洋 氏 による「弱者の戦略」を読み終えました。
     新聞の書評欄を見て興味をもったので読んでみた本です。
     「弱者」に焦点を当てた視点は斬新で、多くの新しい気づきを得ることができました。
     自然界は「弱肉強食」の世界だと言われますが、現実的には「弱い」とされる生物も数多く生存しています。
     「弱者」は、さまざまな知恵と工夫で生き残ってきました。そのキーワードは「変化への対応」です。変化を受け入れその困難を乗り越えたもののみが生存競争を勝ち抜くことができるのです。彼らは「たくましき弱者」なのです。

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    2014年12月11日
  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

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    ネタバレ

    見開きの右ページが図鑑的な写真や同定情報。左が名前の由来や特徴、歴史的逸話など。
    左ページの話はおもしろい。
    一方、右ページの情報は図鑑としては写真が小さく、花単独の写真も小さくて、「同定のための図鑑」としてはいささか不十分。
    名前を聞いたことある人が「あ、あれか!」と思い出すためにある程度。
    図鑑的に名前を知りたいのであれば、別の大きな図鑑が必要。
    もう少し雑草に詳しくなったら、手元に購入しよう。
    3割程度の飛ばし読み。

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    2014年11月05日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    ネタバレ

    そういえば今までなかったかもしれない、都会の片隅に生える雑草の雑学本。ちい散歩のようなゆるさで、雑草の魅力を教えてくれる脱力系の一冊。

    都会はコンクリートに囲まれていると思っていたが、この本を読んでから出かけると、本当にたくさんの雑草がその辺に生えているものだ。雑草は踏みつぶされて、種がはじけて、靴の裏に忍び込み、人間によって遠くまで運んでもらうらしい。「草花を踏んじゃいけないよ!」と小さな頃教え込まれたが、雑草に関しては踏まれ慣れて順応していたようだ。

    我が家では今でも隣の空き地からおばあちゃんがよもぎを摘んできてお餅にして食べる。香りが強くとっても美味しい。私は、よもぎと他の草の区別さ

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    2012年11月27日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    農学博士の著者が、野菜における名前の由来や栄養素について解説する本。2008年。普段私たちの食べている野菜がどれほど優れた食材かを、野菜の歴史を踏まえながら紹介してくれる。トマトがなぜ赤いのか、なぜサプリメントだけではだめなのか、など身近な食材を取り扱ってくれるため、非常にわかりやすく野菜に対する関心が、これまでよりも深くなった。

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    2009年10月07日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    知らなかったことだらけでタメになった!
    特に、植物が自身の種を散布させるために様々な工夫を凝らして進化してきたのが面白い。

    サクランボの本物の種子は、私たちが食べてぷいっと吐き出したものではなく、その種子のようなものの堅い殻の内側にあるというのが驚き。しかもそうなっている理由が、消化器官の中で種子が消化されてしまったりするのを防ぐためにコーティングしているとかいうメタ読み。まるで知性があって意志を持って進化してきたように思えて興味深かった!

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    2026年06月02日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    暇つぶしに丁度いい雑学本です。「面白くて眠れなくなる」の方が好みでした。雑学本なので内容は浅めです。

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    2026年05月30日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    雑草というものを勘違いしていたことを知った本。雑草魂という言葉があるように逆境に負けずに頑張るイメージでいたが、実は雑草たちが取っているのはコスパが良い賢い戦略だった。

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    2026年05月28日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    生物学者が生徒からのシンプルな質問をきっかけに考えを広げたり深めたりしていく。
    エッセイのような読みやすさの中に、サラリと生物学知識が盛り込まれてくるため、気軽に読める内容だった。
    ただサラリとしすぎて残るものはあまりなかった。

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    2026年05月26日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    雑草の話と思って読み始めたところ、君たちはどう生きるか的な啓蒙本だった。雑草について書かれているところは興味深い。

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    2026年05月08日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    ネタバレ

    読者として想定しているのは思春期の子どもたちで、どこかで躓いたり集団に馴染めなかったりして疑問を持った人向けという内容だった。
    うまくいかないのであれば同じフィールドで戦おうとせず、自分の得意なことを伸ばそう。そこに優劣はない、という内容。
    雑草の研究をなさっているそうで、雑草を育てようとしても雑草は改良されていないからすぐに芽が出たりはしない、という話に驚いた。芽吹く時期が同じなのは、人間が手を加えた結果だとのこと。あまり考えたことがなかった。自然界では花の色にバリエーションがないというのも。自分の無知を思い知った。
    捻くれた大人にとっては、両親や祖先の奇跡の話になるのは生理的に受け付けない

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    2026年05月04日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    「ライオンゴロシ」がなかなか残酷だった。

    「風の谷のナウシカ」の腐海と「ホテイアオイ」「フィトンチッド」の繋がり。漫画アニメの中での設定かと思ってたけど、実際の木々や植物と関連がありそう。

    忍者集団が修行を積んだとされる山にトリカブトが多く分布しているらしい。伊賀・甲賀・戸隠辺りかな?とても偶然とは思えない。

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    2026年04月26日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  雑草は「変えられないもの」を見極める
    第2章  雑草は「置かれた場所」で芽を出さない
    第3章  雑草は踏まれても起き上がらない
    第4章  雑草は、頑張らないから生き残る
    第5章  雑草はうまくいかないときに根っこを伸ばす
    第6章  雑草は、目立たず花を咲かせたい
    第7章  雑草は「地上」と「地下」を使い分ける
    第8章  雑草の「らしさ」は誰が作るのか
    第9章  雑草は「変化」を巧みに利用する

    <内容>
    さまざまな雑草を紹介する本かと思ったら、雑草をモチーフに人生訓のような本だった。目次が全てを物語っている。そういう読み方をするのなら、この本は役に立つ!

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    2026年04月19日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    植物の手のひらで踊らされている、、、
    人間は穀物の虜になっていった、、、農業は過酷が労働力を必要とするが、一度知ってしまうと後戻りすることはできない。
    と思うと怖い、けどおもしろい。
    とくに、ジャガイモがヨーロッパに広まることにより、肉食が始まったというのは面白かった。
    食物のおかげで私たちは生きているし、争いもし、繁栄もしているのだと思った。
    植物なしでは人間は生きていけない。結局食物に踊らされているのかな。

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    2026年04月03日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    植物についての雑学を面白く読める本だが、内容が濃いかと言われたらそんなことはなかった
    動けないからこその戦略の違いは興味深かった
    置かれた場所で咲くしかないものね…

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    2026年04月01日