稲垣栄洋のレビュー一覧
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書いてある内容は高校生物ぐらいの知識であるが、改めて植物の面白さ、奥深さ、そして理にかなった生き方を教えてくれる。大人になって改めて読むとまた植物について、または生物について学びたくなった。Posted by ブクログ
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これは、私の備忘録として、知らなかった!面白いって思った事を書いたものです。
植物は蒸散(葉っぱの裏から水分を飛ばす)によって、真空を作り出してっぺんまで水を運んでいる
葉っぱの付き方は工夫されている。フィボナッチ数列で最も美しいとされている比率に非常に近い
花占いをするには?
コスモスの花...続きを読むPosted by ブクログ -
身近な植物について、あらゆる方向から掻い摘んで説明してくれている。
そういうことだったのか、ということが多々わかり、おもしろい。眠くはなるけど。Posted by ブクログ -
仏教誌に連載されていた、仏教にまつわる植物の話色々。
曼珠沙華が元は食用として持ち込まれたなど、興味深い話が盛りだくさんだった。
人は古来より植物の特性を知り活用してきた。いつの間に自然は遠いものになってしまったのだろう。
個人的に納得したのが日本人の植物に対する価値観。
教義や体質や嗜好ではなく「...続きを読むPosted by ブクログ -
自然界では何が起こるかわからない。どんなに条件が整っても一斉には芽を出さない。もし一斉に芽をだして、何か災害が起こったとしたらその植物の集団は全滅してしまう。そのため早く芽をだすものがあったりのんびり屋もいたり、どれか生き残る仕組みになっているというのは明らかに個で生きず集団で周りの空気を読みながら...続きを読むPosted by ブクログ
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植物の都合と、人間の都合が合わさって。
植物の持つ性質を生かしながら、知らないながら、勝手に意味づけて使ってきた人間。歌に、習慣に、食べ物に。だんだん忘れられている風習もあるけれど。ふーん、と思いながら読む。Posted by ブクログ -
植物学を、短い文章で興味を持たせるように記載されたもの。
それにしても、植物の狡猾かつ合理性には改めて驚かざるを得なくなる。
葉や花の数には、フィボナッチ数列や、リッカ数列によるもので、いかに効率よく光合成をするかを無意識的?に行っているなどなど脱帽である。
まだまど興味がつかない分野であることを再...続きを読むPosted by ブクログ -
『「植物」という不思議な生き方』と同じ内容が何度か登場します。
『「植物」という不思議な生き方』の方が読みやすいので、そちらをおすすめします。Posted by ブクログ -
以下よんで気になったところのメモ・
- 植物は光を得る競争をしている。競争していく中で、他の植物より早く高い位置に葉を広げようとしている
- アサガオは、茎に頼らずつるを伸ばし他の植物を頼りにしながら伸びるので早く伸びることができるようになった
- 「他人に頼れば、苦労せずに早く大きくなれ...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルのまんまの本。雑草の生存戦略についてのザックリとした説明が書かれてる。
どこにでも生えてきてどれだけ対処しても駆逐することのできない雑草は、一見するととても生命力が強いと思われがちだけれど、実は生命力が強いとはいえずむしろ弱いという説明はとても興味深い内容。弱いがゆえに様々な環境でも耐えう...続きを読むPosted by ブクログ -
世界史の流れを植物に注目して辿っていく。1章ごとにひとつの植物をあげ、それにまつわる話が説明される。全14章で、下記の植物が登場する。
第1章 コムギ
第2章 イネ
第3章 コショウ
第4章 トウガラシ
第5章 ジャガイモ
第6章 トマト
第7章 ワタ
第8章 チャ
第9章 サトウキビ
第10章 ...続きを読むPosted by ブクログ -
雑草は強いと思っていたけれど、実は弱いが故の生き残り戦略だったのか!そのしたたかさ、たくましさ、適応力。見習いたい部分がたくさんあります。普段何気なく見ている雑草の名前が知れたのもよかった。Posted by ブクログ
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中学・高校の生物の植物の分野を分かりやすい文章でおさらいしてみましたという感じで、眠れなくなるほどではない。稲垣さんの本としては、はっちゃけたところもユーモアもなくてちょっと肩透かしかな。まあ新しく知ったことも幾つかあった。例えばー
・蒸散の関係で樹木は140メートル以上には成長しない。
・葉のつき...続きを読むPosted by ブクログ -
植物にも、「血液型」がある?!
112〜115ページを見てみると、私は大根・キャベツ型らしい。
「おぅ・・・・・」という返答しかできないこの微妙さ!
100ページには、古事記の記述(本当かどうかは原典にあたるのが原則だが、省略!)によると、「大根のような白い腕」という褒め言葉があったそうな。
大根足...続きを読むPosted by ブクログ -
ゴルフ場に、周囲の芝生の長さによって背の高さを変える雑草がある(同じ種類だけど個性があって、芝刈りに耐える背の高さのものが生き残る)
セイタカアワダチソウは外来種で、毒を出すことで猛威を振るったけど、その毒で自分がやられて今はそんなに勢いがない
とかそういう雑学、からの人生訓。Posted by ブクログ -
人間という生き物がその生息範囲を広げるにあたり、過酷な環境下でも適応できてしまう能力が植物への依存度を上げ、
翻弄されていく。
人間の都合に振り回されているようで、しかし植物の生存戦略の道具として使われているようにも思える。
単なる花に価値を見出し、病気の花に希少性をもたせてしまうのは、ウイルスのさ...続きを読むPosted by ブクログ -
個性豊かな雑草たちを擬人化して 名前の由来やエピソードをイラストと共に紹介
道端で出逢う雑草さんたちのことをもっと好きになる 手元に置いておきたい一冊だなあ
「雑草」は邪魔者扱いされることも多いけれど
日本では「雑草魂」「雑草のようにたくましい」など努力をほめたたえる言葉もある
アメリカの哲学者...続きを読むPosted by ブクログ -
植物学の本。
眠れなくなるほどではないが、植物学としておもしろい
メモ
・紅葉なぜするか。秋冬になり気温が下がり、光が減ると、葉っぱが生産工場からお荷物になる。葉っぱと本体が離層という現象がおきる。それ以降も葉っぱが光合成して、葉っぱに糖が溜まる。やがて動画アントシアニンに変化して紅葉する。並行し...続きを読むPosted by ブクログ