稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物については全くの素人ですが、たまたま仕事で関わることになったのでこの本を手に取ってみました。特に記憶に残ったのは次の2つでした。

    ○野生の植物は一斉に芽を出さない。自然界では何が起きるのか分からないので、全滅のリスクを避けるために早く芽を出すものもあれば、のんびり出すものもある。

    ○木は不思議な生き物。死んだ細胞で幹を支え、生きた細胞がその屍を乗り越えて成長する仕組みになっている。

    植物のことを理解すると、人間の社会をまた違った視点で見れるようになる。そういうヒントがあると思いました。

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    2021年09月18日
  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

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    雑草は踏まれても何度でも立ち上がる…事はせず、立ち上がるムダなエネルギーを子孫を残すために使う!!

    家の雑草が気になって買いましたが、内容がユニークで楽しい。この本を読んだ後に有川浩さんの「植物図鑑」を読んでみてください、恋愛よりも雑草がきになりますよ。

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    2021年09月07日
  • 弱者の戦略

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    ネタバレ

    1. シマウマより「強い」ライオンの方が絶滅しかけているのはなぜか?
    2. ハチとアリはどちらが強い?
    3. 家紋は植物が多い?
    4. ニッチを狙え

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    2021年09月20日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物の基礎的なところから深いところまで、身近な植物の雑学がてんこ盛りの1冊。

    植物に興味がある人や、植物を育ててる人などにおすすめしたい本です。

    小難しい専門用語などがあまりなく、植物の基礎的なところから説明してくれているので、植物に詳しくない人でも読みやすい本だと感じました。また、身近な植物の話が多く出てくるので、イメージしやすく、そういう仕組みだったのかと納得感を得ながら楽しく読み進めることが出来ました。植物学を少しかじれる面白い本でした!

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    2021年07月31日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物も自然の中では、生き残る為、自ら変化し生存し、それを人間が都合の良いように変化させている対比が面白かった。

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    2021年07月13日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    環境に適用する。
    周りに敵が多ければ、そもそも発芽しない。環境に合わせて一年草か多年草かなど植物学の分類を超える。

    目的のために絞って対応する。子孫を残すために全力を尽くすから、踏まれても立ち上がらない。

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    2021年03月13日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    「生き物の死にざま」と同じ著者であるため、同じような記述がいくつか見られる。読みやすい文体なので、さらっと読める。

    ちょっと「当たり前」に依存しすぎな感じがして、そこからこぼれ落ちてしまった人はどうするんだよ、という気持ちにはなるが。

    当たり前が当たり前になっていない現在についてちょっと考えさせられる部分もある。

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    2021年02月11日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

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    No.1になれるオンリー1の場所=ニッチを探すこと。環境に適合する為の変化を続けていくことは、動植物とビジネスも同じであるという事。
    動植物は地球ができた頃からその活動変化を続けている。環境は変化するので、変化に適合する為に形を変えることも繰り返してきた。
    まさに仕事も同じだと実感。

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    2021年01月03日
  • 弱者の戦略

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    タイトルに興味を持った。弱者でも勝ち抜いていく方法があるのか、あるのならぜひ参考にしてみたいと思って読み始めた。戦を略すこと、土俵・視点・発想をズラすことで、オンリー1=特定分野のナンバー1=希少価値の創出に繋がると勉強になった。

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    2020年12月21日
  • 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

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    ネタバレ

    以下読んで学びになったことのメモ

    ### 1. 雑草という戦略

    - 少よく大を制す
    - 大きいのがいい時代から小さく変化に柔軟に対応できる雑草のほうが津小美時代になってきた
    - 自分の得意なところで勝負する
    - ナンバー1になれるオンリー1の場所で勝負
    - 弱者の戦略
    - 弱者が勝つには、「選択と集中」が大事
    - 平場は強者が強い。環境、条件が悪いほど弱者にチャンスが生まれる

    ### 2. 雑草の成功法則

    - 逆境をチャンスに変える
    - 平場は強者が強い。環境、条件が悪いほど弱者にチャンスが生まれる
    - 多様性
    - 正解のない場合はいろいろな多様性を受けいれたほうが生存確率は上がる
    - 戦う場所は選ぶ。武器は絞らない
    - ドミナント戦略
    - 同じ地域に同じようなお店を集中させる
    - そこにいけば適当なお店に行っても手に入る、みたいな戦略
    - コスモポリタン戦略
    - スペシャリストではなく、ジェネラリストとなることで変化に強い人材になる
    - ロゼット戦略
    - みなが好まないストレスのある環境であえて勝負する戦略
    - パラサイト戦略
    - 自分で稼がず相手に養ってもらう戦略
    - つる戦略
    - アサガオのようにつるを立てる力は使わず茎に巻いてもらうように行きていく。その代わり成長速度だけは早い

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    2020年12月05日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    稲垣さんが売れっ子(学者なのにこう言うのもなんですが)なのは、やっぱり読みやすくて面白いから。さらにためになるし、入試にも出るなら、読まなきゃソンだね、中高生は。
    稲垣さんは、専門は植物学、専攻が「雑草生態学」なので、これは一番詳しい分野を書いた本でもある。
    雑草がなぜ繁茂するのかが、よくわかった。

    イギリスのジョン・フィリップ・グライムが、成功する植物の要素を三つに分類した。
    Competitive(競合型:植物同士の競争に強い→大木になるものなど)
    Stress tolerance (ストレス耐性型:サボテンや高山植物など厳しい自然状態でも生きられるもの)
    Ruderal(撹乱依存型:予測不可能な環境変化に強い)
    雑草は最後のR、環境変化に適応する能力が高い、から成功しているのだそうだ。(P27-30)

    植物は自殖(自分の雌しべに自分の花粉をつけて種を作ること)を繰り返すと劣性のホモ結合体が多くなり、生存率が下がる。そのため、自殖しないよう、様々な工夫をしている。その方法を紹介ところも面白いが、雑草はとにかく種を残すことに優れた植物なので、自殖しなければ種が残せない場合は自殖する。同じ種類でも自殖するものと他殖するものに分かれたり(スズメノテッポウなど)、夕方まで虫が来なかった場合自殖するもの(ハコベ、オオイヌノフグリなど)、夏になり、春より虫が減ると閉鎖花となり自殖するもの(スミレ、ホトケノザなど)などバラエティ豊か。(P100-110)

    雑草自体がとても身近な植物なので、この本で得た知識を確認しやすいのも嬉しい。
    稲垣さんがこれまでどんな人生を歩んできたかも巻末にあって、若い人の参考になると思う。

    個人的には、植物を人間に喩えすぎじゃないかな、と思ったけど、その方が面白い、読みやすい、と思う人が多いだろうから、まあ、いいか。

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    2020年11月23日
  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識

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    植物の豆知識の本かと思ったら、きちんと歴史についても分析されていて、とても面白かったです。
    例えば、同じ時代、西洋では疫病が蔓延したとき何故江戸で蔓延しなかったのか、日本の農村は何故隣村と近く人口が密集しているのか、小麦と水稲の違いから分析しています。
    また城の中に植えられている木にも役割があり、例えば、松は、非常食+燃料+止血薬になる、いうのも興味深かった。

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    2020年11月15日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    野菜は若いうちにとり、花が咲くまで置いておかないものが多く、その花の形が想像しにくくなっています。
    可食部は似ている、レタスとキャベツ、ごぼうと大根と人参、それらは実は似てもいない花を咲かせるまったく別の種だという話から始まり、
    ライオンやコアラは偏食なのに人間は何故様々なものをバランスよく食べないといけないのか、を進化の過程からみる話まで内容は幅広く楽しめます。

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    2020年11月14日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    「雑草というのは踏まれても踏まれても立ち上がるイメージがあるが、実際は踏まれて立ち上がる無駄なことにエネルギーを使うよりも、踏まれながらどうやって種子を残そうか考える」と聞いてなるほど。
    変えてはいけないものが分かっている植物界の流儀を知ることができる一冊だった。

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    2020年10月11日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    家で飼っているグッピーが最近子どもを産んでいます。
    生まれるとすぐに泳げるし、エサも自分で探して食べます。
    これって凄いことだと見ていて感心します。
    2~3ミリくらいの体が日に日に大きくなり、いつの間にか3~4センチ程に育ちます。
    生まれた時から小さな大人という感じでしょうか。

    生むのは卵か赤ちゃんか。
    子育てをするか否か。
    大きくなるのか質を変えるのか。
    子ども時代が長いか短いか。
    本能のみにたよるか知能を活用するか。

    生き物に関して、このような話題について書かれている本を読むのが好きです。
    昆虫はトンボやチョウやカブトムシのように親子が別の生物にしか思えない不思議な成長をします。
    カエルもそうですが、親子で明確に形態が違う生き物は、大人になった時期が明確です。
    なぜ、このような成長の仕方になったのかという疑問は解決されないままですが、興味が失せることはありません。

    『第3章 「ふつう」ってなんだろう』 あたりから、人間という生き物を見つめなおす方向に話が進んでいきます。

    普通の犬ってどんな犬?ふつうの花やふつうの顔って何?
    「ふつう」は、平均値という便利な道具を作り出した人間が好んで使う言葉。
    これが「ふつう」なんて明確な定義ありません。

    どんな動物でも3~4年もあれば立派な大人になるのが「ふつう」ですか?
    「5歳になったら一人前になって独り立ちするなど、人間ではとても考えられない。」言われてみれば確かにそうです。
    ヒトは、なんと成長が遅い生き物なんだろうと思います。
    10歳でも子ども。20歳でやっと成人?
    ゆっくり大人になる戦略をとった人間は奇妙な生き物です。

    親のために子供が犠牲になる生き物はいません。
    未来の世代を犠牲にして今を生きようとする生き物はいません。
    これが「ふつう」の生き物だとすると、「ふつう」でないのは人間だけです。

    そして、「成長するってどういうこと?」という話題に入っていきます。

    成熟してこそが成長、いくら体が大きくなっても未熟のままでは成長とは言えません。
    生き物は単に大きくなることでなく、質を変え成熟することを目指しています。
    経済や社会も同じではないでしょうか。単に右上がりに数字が伸びていくことが成長でしょうか?と問題提起しています。

    生き物には成長する力が備わっています。頑張ったから成長できたわけではありません。
    草が芽を出し、葉を茂らせ、花を咲かせるのは頑張ったからではありません。
    人がハイハイし、立てるようになり、歩いたり走ったりできるようになるのは頑張ったからではありません。
    時期が来れば自然とそうなるようになっているのです。と、頑張ることを美化しすぎる社会を風刺しています。

    この本の表紙をめくると、そでの部分に「知ると、人間が見えてくる。」と書かれています。
    さまざまな生物の多様な成長の仕方を題材にして、人間にとって大切なことを考えてみようといった子供向け(小学生には無理かな)の本です。
    この本のカテゴリは"生物学"になるのでしょうが、本質はチョット違っていました。
    生物としてのヒトの特性や成長戦略と、他の生物が選択している成長の姿(生存戦略)を根拠として、人間の生き方を考えるという新鮮な体験ができました。

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    2020年10月07日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    借りたもの。
    世界を、地球を支配しているのは植物である!
    水と岩と窒素に覆われた惑星環境を変化させた、その多様性としたたかさに瞠目する。
    爆発的なスピードで世代交代――進化――することで得たそれら。
    全ては己(植物)の繁栄のため、昆虫、動物様々に利用する。
    そして人間との関りも興味深い。
    カフェイン(ある意味、毒。アルカロイド系)や香辛料に魅了され(言及されていないけれどもっと言っちゃえば大麻も)、自然界では拡散に不向きな非脱粒性のムギを見つけ栽培しせっせと増やした……
    学問では人間の分類が便宜上にすぎないこと、芸術の面では「神は永遠に幾何学する」植物の法則性に魅了され生み出された文様に至るまで……
    義務教育の理科で習った話を深堀したような、でも植物学という細分化され専門的な分野に留まらない。
    台所の科学のような野菜の話など、様々なトリビア。

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    2020年09月29日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物の進化史において、なぜその種が優位になったのか、どうしてこっちの種は追いやられてしまったのか、わかりやすく概要をまとめたもの。読みやすい文章で全体が網羅されているので、生物史を概観するのに適している。興味を持ったポイントを、更に別の本で深堀りすると良いだろう。
    植物が専門のためか、植物に関して内容については話が小難しいところに入っているような気がした。
    あと、本文のトピックをまとめた年表みたいなものも付録についていると良かったと思う。

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    2020年09月22日
  • イネという不思議な植物

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    自分は農学部出身なので、日本で最も重要な栽培植物であるイネについては一定のことは知ってるつもりだったけど、前半の部分は復習もかねて整理できてよかった。
    後半はまぁ、1つの切り口として面白かったかな。

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    2020年08月24日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    雑草が弱い、なんて発想は微塵もなかった。実際は驚くような生存戦略で弱さをカバーし、たくましく生きているらしい。中高生向けとあり、分かりやすく目からウロコが出るような話が満載の好著。

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    2020年08月10日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物の歴史がわかりやすく記されています。そしてその変遷がマーケティングにもなぞらえ、比較して説明されているのが、マーケターとして面白かったです。「ニッチ戦略」や生きていくにはフィールドを少し「ずらす」等は、既にものの本で書かれていることであり、それらの著者はもしかしてここからヒント得たかなあ?と思うくらい。あと、他の種類の生物と関わりを持った方が長く生き延びると言うのも。多様性あっての社会であり地球。人も昔は魚類であったり、はたまた草木に通ずるという。自然淘汰を繰り返して今に至ること。パンデミックに苦しむ今、長い歴史で見れば、これもままある自然界の出来事、となるのだろうか。

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    2020年08月03日