【感想・ネタバレ】植物たちの不埒なたくらみのレビュー

847円 (税込)
423円 (税込) 12月31日まで

2pt

3.5
2件

あらすじ

すべては〈世界征服〉のためだった!?この生きざま、知れば知るほどスリリング!動けない植物の常套手段、それは、「食べさせて殖える」こと。疲れると飲みたくなるコーヒーも、食べると手がとまらないチョコレートも……見慣れた日常の風景の裏側に隠された「植物たちの知られざるたくらみ」に迫る本。◇「栽培している」つもりが「下僕」に?◇「人の支配」から逃走して野生化◇ 植物と鳥たちの間で交わされた「サイン」◇ 動けない植物の「防衛手段」◇ こうして人は「糖の甘味」の虜になった彼らが張り巡らしている“戦略”とは……「殖えるため」「版図を広げるため」なら、なんでもあり。耳をすませば、植物たちの高らかな笑い声が聴こえてくる――?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「こうなるぞ!」と思って進化してるわけではないのに、どの植物も理にかなった進化を遂げていることに感動する。

人間の歴史に深く関わっていたり、草食動物の植物を消化するため体内構造や、花粉や種子を運んでもらう生き物の選別など、とにかく知らないことだらけだった。

読んでいて、途中少しだれてしまったりもしたが、普段口にしているものや園芸用の花についてなど、とにかく身近な植物についてのお話だったので最後まで楽しく読むことができた。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

植物にはあえて動物や人間に「食べさせて」栄えるという生存戦略があるという。
植物は虫や鳥が実を食べることで種が運ばれて繁殖するが、イネ科は種が落ちないので人間にはまとめて収穫しやすく、それが農業の起源となり各地に拡まった。
ダイズは戦争の燃料として、茶のカフェイン、サトウキビの甘味は嗜好品として人間が世界中に拡めてくれたのだと。
植物のバリエーション豊かな生存戦略が面白い。
語り口も軽く、気軽に読めました。

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2023年11月03日

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