深町眞理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
終わりに向かって加速するルイスの悲しみと狂気に引きずられるように、読んでるこっちの足元までがどんどん冷たく暗くなっていくような感覚。
終盤の展開はあらゆる負の感情を詰め込んだ感じなのに、ときどき穏やかに暮らしていたときの描写が入ったりするから辛い。クライマックスの絶望の中にときどき希望の光のようなものが見えて、見えては消えてしまうから辛い。苦しくて怖くて、どこまでも悲しい。
小説を読んで震えたのは生涯これだけかもしれない。
読後の後味は最悪で、泣きたい気持ちで本を閉じたときに表紙絵の意味を知ってさらに打ちのめされたのでした。
キングの最高傑作だ!と声を大にして言いたいです。
それと、キング作品にしては珍しく、映画版もまあまあ良くできてると思います。 -
購入済み
カルチャーショックというのか
異文化交流というのか
誰も彼もがひと癖も二癖もあるような人たちばかりで、面白かった。
常識が通用しない世界にあっては
自分で思う常識なんて
勝手な思い込みに過ぎないのだなと思った。 -
Posted by ブクログ
「ティーンエイジャーにおすすめ」
18歳の私にとってこの本を読む時間は、友達との日常的な談笑の時間とほぼ同義だった。
ティーンエイジャーであれば誰もが抱くような不安や恋心、近い間柄への拒絶には親近感を感じた。ホロコーストの渦中だなんて、疑いたくなるほどにアンネはただの1人の少女だった。
それゆえに、日記の残りページ数が徐々に減っていくことに違和感がある。日記に終わりがあることを、アンネに死が近づいていることを、意識させるそのページ数は、日記の内容とあまりにもリンクしない。アンネが普通の女の子だから、ただのティーンエイジャーだからこそ、日記の裏側に滲むホロコーストの残酷さが際立つのだと思う。
今もまだ攻撃しあっている人類だけど、暴力で解決しない未来が来ますように。(学校や家庭、あらゆる場でも)