深町眞理子のレビュー一覧

  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    ホームズの短編集第2弾。タイトルにあるようにホームズが昔の事件を「回想」するものが多く、ワトソンが直接的には絡んでこない作品もある。短編集第一弾『〜冒険』に比べると地味かもしれないけど、バラエティに富む。
    「最後の事件」は本当にあっけなくて、当時の読者が続編をせがんだ気持ちも頷ける。
    解題に続いて収録されている、「ある特定の列車の速さに関する描写だけやたらと正確で詳しいのは何故か」という謎を追う小池滋氏による解説が存外面白かった。

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    2025年04月28日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    イギリスの作家アガサ・クリスティの旅行記『さあ、あなたの暮らしぶりを話して クリスティーのオリエント発掘旅行記(原題:Come, Tell Me How You Live)』を読みました。
    『アガサ・クリスティー99の謎』を読んで、もっとアガサ・クリスティのことを知りたくなったんですよね。

    -----story-------------
    アガサ・クリスティーの夫マックスは著名な考古学者だった。
    しばしば夫婦は中東の地へ発掘旅行に出かけ、彼の地で実り多い時を過ごしている。
    二人で第二次大戦前に訪れたシリアでの発掘旅行の顛末を、ユーモアと愛情に溢れた筆致で描いた旅行記にして、豊かな生活を送った夫

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    2025年03月19日
  • シャイニング(上)

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    当たり前だけど映画より断然いい。
    彩度が違う。
    迫り来る描写が鮮明で、3人の感情と場面ごとの情景とが分かりやすい。
    なので怖い。
    本を読んでこんなにドキドキするとは思わなかった。
    自分で読み進めているのに勝手に進んでいくような感覚で面白かった。
    下も読もう。

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    2025年03月13日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズシリーズ短編集第一弾。
    これまで原著の公開順に『緋色の研究』『4人の署名』と長編作品を読んできたが、ここで初の短編。短編の方がいろんな話が読めて面白かった。
    江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集〈1〉 』新版にも収録されていて再読になったが、興味深い謎とシンプルなオチですっきりまとまってる「赤毛組合」が1番好きかも。
    あとは純然たる推理ものではなくホラーサスペンス風味の強い異色?の作品「技師の親指」もハラハラする展開で良かった。
    ホームズシリーズは続けて読んでいくつもりです。

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    2025年01月28日
  • 茶色の服の男

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    【ノンシリーズ】
    2025年の1冊目は大好きなクリスティーから。
    1924年クリスティ34歳。
    デビューから4作目のとても若々しい作品。

    お転婆のアンが国際的な犯罪に立ち向かう冒険スリラー。
    はい、私の苦手な分野(^_^;)
    クリスティ65冊目で好きな作品はもう読んでいるので、苦手な分野でも良いので少しでもクリスティを感じたい。

    主役のアンは『秘密機関』のタペンスのよう。冒険を求めて南アフリカへ向かう船に飛び乗ってしまう。

    船の中は『ナイルに死す』のような高揚感も感じられるし、列車ではドキドキのシーンもある。クリスティが描く船や列車内で起きるストーリーはやはり光ってる。
    船までの前半はミ

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    2025年01月02日
  • ペット・セマタリー(下)

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    映像では怖くて観られないけど、ストーリーは楽しみたいって人にはオススメです
    文字なのでトラウマになるような恐怖はなく、単純にアメリカンなホラーを楽しめる

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    2024年11月04日
  • たんぽぽ娘

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    ネタバレ

     本作は13の短編を収録した本で、作品の多くがロマンス的で、ボーイミーツガールという特徴がある。本作のなかでも有名なのが「たんぽぽ娘」であるが、これは主人公が出会った若い女性と主人公の妻の関係がポイントである。

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    2024年10月20日
  • たんぽぽ娘

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    ネタバレ

    好きだなというお話と意味がわからないお話が顕著すぎた。読み終えることが目的になってしまいよくわからない作品がたくさんあった…。

    ・特別急行がおくれた日
    あまりよく分からなかった。列車を動かしている人たちは実は列車のパーツ、擬人化みたいな話?
    ・河を下る旅
    各々自殺した男女が、(夢の中?意識朦朧としてしいる中)河を下る中で出会い、恋に落ち、やっぱり生きたいと思うお話し。幻想的で好きだった。
    ・エミリーと不滅の詩人たち
    アンドロイドの詩人家たちを愛する博物館勤務の女性のお話。これも好きだった。
    ・神風
    ちょっとこれもよく分からなかったけど、昔の「お国のために死ぬ」みたいなお話し。自国の男性と敵国

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    2024年09月26日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    アガサ・クリスティーの初ノンフィクション作品。自らが夫と共に遺跡発掘生活をしていた頃の話。時代的に今では考えられないこととか、穿った見方みたいなのもあるけど、基本ユーモアで面白く仕上がっていた。

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    2024年09月06日
  • 七つの時計

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    チムニーズ館に宿泊していた外交官が睡眠薬を過剰摂取してなくなった。タヒ体の近くには7つの目覚まし時計。秘密結社『セブンダイヤルズ』という謎の組織も登場し、登場人物の誰も彼もが怪しい。ハラハラドキドキが詰まった1冊です。

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    2024年08月29日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    ネタバレ

    クリスティーのシリア発掘調査日記。

    クリスティーの再婚した相手が考古学者であり、クリスティーも夫と一緒に発掘調査に同行したことは有名だが、その様子は初めて詳しく知った。オリエントな世界に魅せられていくつかの作品を上梓したクリスティーだが、その作品の下敷きになったであろう中東への眼差しがここに現れている。

    ヨーロッパと違う風土、人々。虫や小動物に悩まされたり、勝手が違うルールやマナーに呆れたり、クスリと笑える描写もある。これが当時の典型的な西洋人の中東への見方かと納得することもあり、あまりにナチュラルな上から目線は現代から考えると座りが悪い部分もある。戦時中にまとめたのだから、明らかに過去を

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    2024年08月06日
  • シャイニング(上)

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    映画版見すぎて、ジャックトランスが自然にニコルソンに変換されてしまうのでキャラクター像がぶれて結構読みにくい

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    2024年07月22日
  • シャイニング(下)

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    一人一人のキャラクターが映画より深掘りされていて徐々に狂って行く感じもより不気味なので、物語としては小説の方が断然面白い。ただ、どちらが好きかと言われたらキューブリックの全部語らず画で魅せる方が好きかな。

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    2024年07月22日
  • 海浜の午後

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    【戯曲】
    戯曲の短編集3作品。
    ただでさえ短い戯曲なのに、233ページの中に3作品もある。サクッと読める。

    短いのにひねりがあって、予想外の展開が楽しめる。

    特に『患者』が面白かった。
    舞台で観たらもっとドキドキして楽しめそう。

    ◆あらすじ
    バルコニーから転落した後遺症で、口も聞けなくなった女性に医師がある実験をすると…

    解説の柳原慧さんは、クリスティーで1番好きな作品は『ホロー荘の殺人』だと書いてあった。
    私もちょうど前日に『ホロー荘〜』を読んでNo.1だとレビューしたので、タイミングが良くて驚いた。
    『ホロー荘の殺人』は有名ではないし、そんなに1番に選ばれそうにない作品なのに、同じ

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    2024年07月17日
  • 海浜の午後

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    海辺の午後
    患者
    ねずみたち の3編からなる戯曲集。
    中でも面白かったのは『患者』
    予想とは違ったラストにビックリ。人物の紹介の仕方も上手いなと思いました。
    わがままを言うならば、戯曲集ではなくて、小説として読んでみたかったです。

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    2024年07月07日
  • 招かれざる客

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    【戯曲】
    クリスティーの戯曲。230ページ。

    二転三転して最後には驚く結末が待っている。
    登場人物の心情は一切語られていないので、誰が本当のことを話しているのか全くわからない。やはり登場人物みんな怪しい。

    犯人がわかってからもう一度読むと、その時のそれぞれの心情が想像できるので、2度楽しめる。

    でも読み終わってしばらくしてから、真犯人は本当に真犯人なのか?とも思えてきた。
    最後まで心情が描かれていないので、犯人が本当のことを言ってるのかどうかは読者にはわからない。
    そう考えるとまた違うストーリーが自分の中で生まれてくる…。
    ★3.5

    ◆あらすじ
    車が動かなくなり、男は近くの屋敷に救助を

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    2024年07月07日
  • NかMか

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    SL 2024.7.2-2024.7.6
    今回は第二次世界大戦の最中。
    スパイものだけど、やっぱりミステリ。
    終盤で次々明かされる真相や伏線回収に唸らさられる。

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    2024年07月06日
  • 海浜の午後

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    アガサ・クリスティーの戯曲三編。舞台をやるなら最後にどんでん返しがいいんだろうなと思ってたけど、『ねずみたち』は段々と追い込まれていく流れで、これはこれで見応えがありそうだと感じた。

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    2024年06月16日
  • 七つの時計

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    秘密結社。少年心をくすぐる単語だ。そんな秘密結社が登場する物語。長編物だとどうしても事件が起きてから解決までの間の中だるみがあるけれど、それを覆すラストの展開。クリスティ初期の作品だが、一読の価値あり。

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    2024年05月18日
  • 茶色の服の男

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    アガサ・クリスティーといえば、ポアロやミス・マープルなどの探偵が活躍するイメージを持っていたが、この作品は彼らがまだ有名でない時期に執筆されたと知ってた。クリスティーの初期の作品であり、ミステリーではあるものの、主人公アンの冒険譚。

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    2024年04月22日