深町眞理子のレビュー一覧

  • 野性の呼び声

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    ネタバレ

    予備知識なく読む。シェパードとセントバーナードの血を持つバックという犬目線の物語。金持ちの飼い犬からカナダ・アラスカの国境地帯の大雪原を走るソリ犬となる。主が変わる度に人間を知り、野生を思い出していくバック。野生覚醒の瞬間であるムースの狩り。ただひたすら追い、恐れさせ、諦めさせ、決定的な時が来るのを息を殺して待つ。どんどん待てなくなっている自分の生活に、執着し追い求めそのときが来るのを待つことの大切さを教えてもらった。まずは野生の呼び声を求め外に出なければね。

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    2024年03月28日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    今まで、アンネの日記に対して、手が出しにくいところがありました。食わず嫌いならぬ読まず嫌いです。

    だけど、呼んでみたら人の悪口ばっかりで、日記らしさがすごかったです。人の悪口ばっかりで人名もたくさん出てくるので、あんまり内容は覚えてないんだけど笑、あ、アンネもちゃんと年相応の子供だぁと思いました。これどういうふうに終わるんだろって思っていたら、小説じゃないからそれはそうだけど、唐突な終わり、、、しかも、最後から二回目の日記に、戦争の状況が好転したっていうことが記されて、すごい嬉しそうに綴ってあったのがますます悲しいです。

    今年わたしも小学校卒業してとてもワクワクしてるけど、そんな気分の時に

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    2024年03月25日
  • NかMか

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    ポアロやミス・マープルものの本格ミステリとは一味違う、トミー&タペンスの冒険ミステリ。だれがNとMなのかという謎の面白さもさることながら、トミーとタペンスのやりとりもある種ユーモアがあって面白かった。

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    2024年03月19日
  • シャイニング(上)

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    有名な「映画」の原作。映像が「怖かった」映画だったが、原作は子供のダニ-の超能力(他人の考えていることが、心でわかる。)(心の中にトニ-という人物が出てきて話ができる。)(レドラムがでてくる)(シャイニングと呼ぶテレパシー能力がある)(過去にホテルであった映像がみえる)と父親の狂気が混ざった「気狂い」になったお話と見える。読んでいてだんだん狂気が心に入ってきて読者自身も「狂気」になってきます。怖いですよ!。

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    2024年03月09日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    クリスティのエッセイをはじめて読んだ。元気で賑やかな(太った)ご婦人という印象を受ける。作品の人物たちと同じく、本人のコミュニケーション能力もすごい。後は発掘調査隊員たちの個性がすごい。訳者の後書きがとても詳しく、自伝も読んでみようかなという気になった。
    仲の良いご夫婦だったようで何より。

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    2024年02月03日
  • バスカヴィル家の犬【深町眞理子訳】

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    ずーっと、そんな犬は存在するのか?と疑いながら読んでいました。
    ホームズがどうやって解決していくのかが気になるところでした。
    登場人物がどの人も本当に疑わしい。怪しい。何でそんな行動をするのか、理由を予想しながら読んでいるのですが、いまいちピンとこなくて、早く真相が知りたくなる…
    そんなお話でした。

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    2024年02月02日
  • 野性の呼び声

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    白い牙を読んでからだと既視感はある。同じような展開だなあ〜とパターン化しているように感じる部分もある。でもすごく惹きつけられて読んでしまう。幅広い年齢層に楽しめる素晴らしいエンターテイメントだ。

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    2023年12月04日
  • 七つの時計

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    七つの時計
     僕は学生時代、古本屋巡りが好きでクリスティ作品は出版社等拘らずに時間をかけて全て揃えた。残念ながら全てを読み尽くす情熱は無かった訳だが、何年も経って再びクリスティへの熱が再燃し、ハヤカワ版を買い直し読み進めるに至る。
     当然、以前に読んでいて記憶しているもの、読んだがうろ覚えで何となく記憶にあるもの、全くの初見があり、今作は今回が初見だった。そして幸いにも見事に裏をかかれ、学生時代にかえった様な気分になった。ものの見事に虚をつかれた、どう分類していいかわからないミステリーを久しぶりに体感した気持ちだ。
    (ミステリーに縛られる事なく楽しめる。トリックの分類は勝手に叙述トリック、もし

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    2023年11月18日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズシリーズ第1作となる長編物語

    ホームズとワトソンの出会いから始まり、とある殺人事件を描いたお話

    最初から楽しく読んでいったが第二部の犯人の動機?となる話がちょっと入ってこなかった。そこで少し気持ちが冷めてその後はなぁなぁで読んでしまった感がある

    とはいっても流石のシャーロックホームズシリーズということで、どっぷりとその世界に酔いしれることが出来て満足

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    2023年10月22日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    第二次世界大戦の本として「夜と霧」を読んだけど、それよりももっと有名な「アンネの日記」を読んでいなかったので、遅くなりましたが初読。

    外国ではありますが、戦時中の市民の生々しい生活状況を学べました。今私が当時の状況を知りたければ、80-90代の方と話さないと知ることはできないので、とても貴重な体験ができたと思います。

    特にアンネはユダヤ人というだけで、迫害を受けていた。ナチスに見つかり、強制収容所に送られないように、13歳から15歳の2年間、オランダの隠れ家で、一歩も家の外には出ることができない生活を送ることに。
    多感な思春期を特殊な環境で暮らすことになったアンネですが、終戦後に人々にこの

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    2023年10月21日
  • NかMか

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    みんな大好きトミー&タペンスの第三作
    英国文学史上最強の『おしどり探偵』も46歳、『秘密機関』で運命の再会をした時は「ふたり合わせても45歳になっていなかった」のにね〜

    双子の息子と娘も成人していて、世間も子供たちもふたりを完全に年寄り扱い
    46歳なんてまだまだ現役だろうが!むしろ働き盛りだわ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
    って思うのは今の日本だからかな
    第二次大戦真っ只中のイギリスではそうなんかな?
    まぁ太平洋戦争時の日本も戦地に行ったのは若者ばかりだったからね
    当時の日本人男性の平均寿命か23歳9ヶ月というんだからたいへんな時代です
    あ、またしてもめっちゃ横道に逸れてしまった
    横道逸造(

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    2023年09月29日
  • 野性の呼び声

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    ネタバレ

    めちゃかっこよかった。判事の家で貴族的な番犬として生きていたバックが不忠な商人に売り飛ばされてアラスカで犬橇を引くことに。環境に見事に適応しながら本来持っていたともいえる野生の力を目覚めさせる。出会いと別れを繰り返して最後に行き着いたところも納得。非常に完成度高く読みやすく、楽しい読書ができた!

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    2023年09月20日
  • ペット・セマタリー(上)

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    「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」

    ……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲

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    2023年09月10日
  • ペット・セマタリー(下)

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    「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」

    ……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲

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    2023年09月10日
  • NかMか

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     クリスティの長編小説。トミータペンスシリーズ。冒険ミステリ。前作長編ではスパイスリラーとされていたが、カテゴライズは曖昧。この辺りは難しいなぁ。(ジャンルが最も大事な訳では無いのだが。)
     前作「秘密機関」においては溢れるばかりの若さそこから来る無鉄砲さや溌剌としたエネルギーがこの作品の魅力だった訳だが、彼女達は中年になっても何も変わっていなかった様で(笑)戦時の世の中という物はどこの国でも一緒なのだろうが、現代では中々想像が難しく、当時の世界を取り巻く恐怖感というものは理解できるよりも遥かに恐ろしい環境なのだろうと思う。
     そんな世界だからこそ、自身のアイデンティティの為に生きるだろうし、

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    2023年08月26日
  • NかMか

    A

    購入済み

    面白かった

    クライマックスはなかなかハラハラする展開で面白かった。
    深く考えずに、ストーリーをおっていく方が
    楽しめると思います。

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    2023年04月02日
  • 白い牙

    匿名

    購入済み

    難しい。。

    最近観た映画で出てきたので買ってみたのですが、、普段、小説とは無縁の人間には、中々難しいです。
    (映画では、少年が読んでいたのですが、、少年すごかったのね。。)
    おそらく本編?にたどり着く前にギブアップしました。
    また時が来たら読み返します、、たぶん。

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    2023年03月19日
  • シャーロック・ホームズの復活【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズの第3短編集。前作の最後 滝に落ちて死んだと思われたホームズの生還から始まる「空屋の冒険」。ホームズとワトソンの掛け合いが微笑ましい。「踊る人形」が有名だが、僕的には「ひとりきりの自転車乗り」「アビー荘園」「第2の血痕」が読後感がいい。ホームズって人情味もある。
    ドイルのストーリーの面白さに感服する。

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    2023年03月04日
  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズの2冊目の短編集.競争馬のシルバー.ブレーズ号の失踪や、ギリシア語通訳、海軍条約事件が面白かった。中にはホームズの失敗話もあるが、コナンドイルが渋々書いたと言われる第2短編集だが読ませてくれます。最後の事件はホームズとモリアーティ教授との戦いが描かれるが、この作品だけいきなり新規キャラの悪の元締めモリアーティ教授が出てきて今まで絡んでなかったので違和感があります。

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    2023年02月16日
  • クリスマスの殺人 クリスティー傑作選 2022年版

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    去年のクリスマスプレゼントとして購入。装丁が素敵なのは勿論だけど、ポワロのドラマで好きなチョコレートの箱とクリスマスの冒険(ドラマのタイトルは盗まれたロイヤル・ルビー)が収録されてるので大切な一冊になりました。
    去年購入してちょっとずつ読み進めて、とうとう読み終えてしまった…

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    2023年01月11日