深町眞理子のレビュー一覧

  • アンネの日記 増補新訂版

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    最後の方になるにつれて、戦況がたびたび良くなっていって、戦後のことや未来の生活について胸を膨らませていくアンネが虚しい。読む前からこの少女はすでに亡くなってしまっているとわかっているからこそ、終わりが目に見えていてなお同情というか、思わず感情移入してしまう。
    ただのフィクションなんじゃなくて、今から90年くらい前に実際に生きていた人が書いていた日記という事実が生々しく、途中で日記が途絶えているのも「この人収容所に連れていかれちゃったんだ…」「あんなに活発な子だったのに、もう生きていないんだ…(誰様?)」という思いが読んだ後もずっと残る。
    皮肉が多いこと、そして議論多めなのが、いかにもヨーロッパ

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    2024年08月12日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    テムズ河の追跡劇からのふたりの拳銃が同時に火を吹く瞬間までのスピード感がとても良かった。『緋色の研究』が情緒的な印象を受けたのに対し、こちらは先の見えない展開の中で犯人を追い詰めるまでのスリルを楽しむ感じ。
    ホームズが櫃の中が空っぽなことを知りながら、メアリー嬢の元へ向かうワトスンを見送っていたなら良いなぁ。

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    2024年08月03日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズが好きになれなかった。
    ミステリーは好きなのに、読み始めると途端に疲れてしまう。工藤新一をはじめ、あれほど絶賛しているのに、、

    そして緋色の研究を読み、その理由がわかった。
    自分の中にシャーロックは登場していなかったからだったのだ。
    当たり前のようにそこに存在していると、何か普遍的な圧力を感じる、それだった。

    ワトソンがアフガン帰りだということを言い当てたあの有名なやりとりを読んで、ようやくすっきりと自分の中にシャーロックを迎え入れることができた。

    作品は2部構成。
    どんな2部かは、読んでみた方が面白いので控えておきましょう。

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    2024年07月27日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    小説では無いということは頭の片隅にずっと置きながら読みました。

    もし自分なら、と考えると本当に気が滅入る。

    最後の終わり方は唐突で、あっけないのが、逆に辛くなる。

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    2024年07月13日
  • シャイニング(上)

    購入済み

    映画を先に観ています。上巻を読んだ時点での印象ですが、ジャック、ウェンディ、ダニーそれぞれの内面描写に紙幅が割かれていて、テンポよく進むというよりはじっくりと読み進める感じがしました。特にジャックは映画版のようなエキセントリックな人物でなく、彼の背景も丁寧に描かれています。

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    2024年06月30日
  • シャーロック・ホームズの事件簿(新版)【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズシリーズの最後の短篇集。一編だけホームズが事件について綴っているものもあり。短編なので細切れ時間に読みやすく、また面白いので続きが気になって時間がないのについつい読み進めてしまった。

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    2024年06月28日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    「憂国のモリアーティ」を読んで
    シャーロック・ホームズシリーズが気になり
    読み始めた。

    見たままに人物像から事件の真相までを
    解き明かしていくホームズの手腕は
    さすがというしかなくて、この先が楽しみ。

    東京創元社の記念カバー、緋色の装丁が
    とても美しいのでおすすめ。

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    2024年06月03日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    謎の人物からの呼び出し、行先不明の馬車、怪しげな男……からの不気味な死体、で読み飽きることない一冊だった。
    神よ感謝します!の流れがかわいくて微笑ましかった

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    2024年05月12日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズの短編集。12編載っていて読み応えがあった。ホームズを読んだのは久しぶりだったけど、推理力もそうだけど観察力が優れているんだなぁと改めて思った。
    長編にも挑戦してみよう。

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    2024年05月08日
  • 野性の呼び声

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    ネタバレ

    予備知識なく読む。シェパードとセントバーナードの血を持つバックという犬目線の物語。金持ちの飼い犬からカナダ・アラスカの国境地帯の大雪原を走るソリ犬となる。主が変わる度に人間を知り、野生を思い出していくバック。野生覚醒の瞬間であるムースの狩り。ただひたすら追い、恐れさせ、諦めさせ、決定的な時が来るのを息を殺して待つ。どんどん待てなくなっている自分の生活に、執着し追い求めそのときが来るのを待つことの大切さを教えてもらった。まずは野生の呼び声を求め外に出なければね。

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    2024年03月28日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    今まで、アンネの日記に対して、手が出しにくいところがありました。食わず嫌いならぬ読まず嫌いです。

    だけど、呼んでみたら人の悪口ばっかりで、日記らしさがすごかったです。人の悪口ばっかりで人名もたくさん出てくるので、あんまり内容は覚えてないんだけど笑、あ、アンネもちゃんと年相応の子供だぁと思いました。これどういうふうに終わるんだろって思っていたら、小説じゃないからそれはそうだけど、唐突な終わり、、、しかも、最後から二回目の日記に、戦争の状況が好転したっていうことが記されて、すごい嬉しそうに綴ってあったのがますます悲しいです。

    今年わたしも小学校卒業してとてもワクワクしてるけど、そんな気分の時に

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    2024年03月25日
  • NかMか

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    ポアロやミス・マープルものの本格ミステリとは一味違う、トミー&タペンスの冒険ミステリ。だれがNとMなのかという謎の面白さもさることながら、トミーとタペンスのやりとりもある種ユーモアがあって面白かった。

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    2024年03月19日
  • シャイニング(上)

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    有名な「映画」の原作。映像が「怖かった」映画だったが、原作は子供のダニ-の超能力(他人の考えていることが、心でわかる。)(心の中にトニ-という人物が出てきて話ができる。)(レドラムがでてくる)(シャイニングと呼ぶテレパシー能力がある)(過去にホテルであった映像がみえる)と父親の狂気が混ざった「気狂い」になったお話と見える。読んでいてだんだん狂気が心に入ってきて読者自身も「狂気」になってきます。怖いですよ!。

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    2024年03月09日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    クリスティのエッセイをはじめて読んだ。元気で賑やかな(太った)ご婦人という印象を受ける。作品の人物たちと同じく、本人のコミュニケーション能力もすごい。後は発掘調査隊員たちの個性がすごい。訳者の後書きがとても詳しく、自伝も読んでみようかなという気になった。
    仲の良いご夫婦だったようで何より。

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    2024年02月03日
  • バスカヴィル家の犬【深町眞理子訳】

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    ずーっと、そんな犬は存在するのか?と疑いながら読んでいました。
    ホームズがどうやって解決していくのかが気になるところでした。
    登場人物がどの人も本当に疑わしい。怪しい。何でそんな行動をするのか、理由を予想しながら読んでいるのですが、いまいちピンとこなくて、早く真相が知りたくなる…
    そんなお話でした。

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    2024年02月02日
  • 野性の呼び声

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    白い牙を読んでからだと既視感はある。同じような展開だなあ〜とパターン化しているように感じる部分もある。でもすごく惹きつけられて読んでしまう。幅広い年齢層に楽しめる素晴らしいエンターテイメントだ。

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    2023年12月04日
  • 七つの時計

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    七つの時計
     僕は学生時代、古本屋巡りが好きでクリスティ作品は出版社等拘らずに時間をかけて全て揃えた。残念ながら全てを読み尽くす情熱は無かった訳だが、何年も経って再びクリスティへの熱が再燃し、ハヤカワ版を買い直し読み進めるに至る。
     当然、以前に読んでいて記憶しているもの、読んだがうろ覚えで何となく記憶にあるもの、全くの初見があり、今作は今回が初見だった。そして幸いにも見事に裏をかかれ、学生時代にかえった様な気分になった。ものの見事に虚をつかれた、どう分類していいかわからないミステリーを久しぶりに体感した気持ちだ。
    (ミステリーに縛られる事なく楽しめる。トリックの分類は勝手に叙述トリック、もし

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    2023年11月18日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズシリーズ第1作となる長編物語

    ホームズとワトソンの出会いから始まり、とある殺人事件を描いたお話

    最初から楽しく読んでいったが第二部の犯人の動機?となる話がちょっと入ってこなかった。そこで少し気持ちが冷めてその後はなぁなぁで読んでしまった感がある

    とはいっても流石のシャーロックホームズシリーズということで、どっぷりとその世界に酔いしれることが出来て満足

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    2023年10月22日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    第二次世界大戦の本として「夜と霧」を読んだけど、それよりももっと有名な「アンネの日記」を読んでいなかったので、遅くなりましたが初読。

    外国ではありますが、戦時中の市民の生々しい生活状況を学べました。今私が当時の状況を知りたければ、80-90代の方と話さないと知ることはできないので、とても貴重な体験ができたと思います。

    特にアンネはユダヤ人というだけで、迫害を受けていた。ナチスに見つかり、強制収容所に送られないように、13歳から15歳の2年間、オランダの隠れ家で、一歩も家の外には出ることができない生活を送ることに。
    多感な思春期を特殊な環境で暮らすことになったアンネですが、終戦後に人々にこの

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    2023年10月21日
  • NかMか

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    みんな大好きトミー&タペンスの第三作
    英国文学史上最強の『おしどり探偵』も46歳、『秘密機関』で運命の再会をした時は「ふたり合わせても45歳になっていなかった」のにね〜

    双子の息子と娘も成人していて、世間も子供たちもふたりを完全に年寄り扱い
    46歳なんてまだまだ現役だろうが!むしろ働き盛りだわ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
    って思うのは今の日本だからかな
    第二次大戦真っ只中のイギリスではそうなんかな?
    まぁ太平洋戦争時の日本も戦地に行ったのは若者ばかりだったからね
    当時の日本人男性の平均寿命か23歳9ヶ月というんだからたいへんな時代です
    あ、またしてもめっちゃ横道に逸れてしまった
    横道逸造(

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    2023年09月29日