深町眞理子のレビュー一覧

  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    噂に聞いていたけど、やはり『最後の事件』は凄いなあ。

    ホームズ「モリアーティ教授、お前が世界の歪みか!!」
    モリアーティ「こいホームズ!私が直々に引導を渡してやる!実は私は滝に落ちただけで死ぬぞー!」

    これ、当時の人は、既刊引きちぎった写真をネットに上げるくらいキレたであろう。

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    2011年10月28日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    アガサクリスティの作品で、ときどき中東に健康を回復させるために行くという話しがある。
    当時では、暖かい地方へ行くことが、健康によいとされていたのだろうか。
    アガサクリスティが、夫について、発掘調査に同行したのは、健康のためもあるのだろうか。

    いずれにしても、アガサクリスティのミステリの発掘ネタが、経験にもとづいたものであることが確認できる。

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    2011年08月14日
  • NかMか

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    ネタバレ

    トミー&タペンスものですが、ドイツとの戦争状態での話しです。
    ドイツ側からみても、納得できる部分もありますが、
    一面的なところがあるのはやむをえないかもしれません。

    皮肉もところどころあるので、イギリス人の考え方に陶酔しているのではないことが伺えます。
    違和感のある事項がでてきたので、話の途中で、関係者が分かりました。
    首謀者はわかりませんでした。

    解説に、映像作品についての紹介がありました。
    ポアロとマープルもの以外は診たことが無いので、かならずしもピンと来ていません。

    ながらくポアロものの映像作品を見てきました。
    最近、英語の勉強のためにマープル物のDVDを揃えた際

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    2011年08月04日
  • 七つの時計

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    ネタバレ

    なぜ時計が7つなのか。
    いろいろな謎がわいてきて、その解がわかりませんでした。

    アガサクリスティの経験による作品と想像(創造)による作品に分類すると、想像による作品に区分できるかもしれません。

    事件のあったのはアガサクリスティの知っている地方なので、経験による作品に分類できるかもしれません。

    そうすると、人物、地方と、経験と想像の2軸で4つに分類できます。
    人物も地方も経験のない作品は、ほとんどないような気がしますがどうでしゅうか。
    まもなく全作品を読み終わりますが、最初のころに読んだものは全く覚えていないので、断言できません。
    表計算ソフトに入れて分類をはじめたので、2度

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    2011年08月04日
  • 親指のうずき

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    ネタバレ

    イギリスの風景の映像が思い浮かぶ作品です。
    クラッシック音楽を背景に、風景や鉄道の映像を流すテレビ番組が多いので、
    情景がなんとなく思い浮かぶことができました。

    タペンスが、司祭の娘だということも、大事な展開に役立っています。
    いろいろな犯罪がどう処理されたかの整理が多少わかりにくかったようです。

    作品としては、よいできだと思いました。
    映像作品を見ていませんが、ぜひ作りたいと思いました。

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    2011年08月04日
  • 招かれざる客

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    ネタバレ

    主が死んでいるところから話が始まる。

    次々と現れる犯人の可能性のある人。
    このひとか、あのひとか。

    次々と現れる犯人を庇おうとする人。
    この人は、あの人を庇い、あの人はその人を庇う。

    庇いあいの中に、生まれる齟齬。
    齟齬が破綻したときに、人間関係が破綻する。

    人間として、誰を信じるかは選択の問題だと分かった。

    ぜひ、機会があれば、一度演じたい題目だ。

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    2011年07月03日
  • 海浜の午後

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    ネタバレ

    海浜の午後、患者、ねずみたち の三部作になっている。

    海浜の午後では、以外なところで警察官が登場する。
    煮え切らない若者は、最後には自立する方向で歩み始める。

    時期がくれば、すべてが動き出すことを表現したかったのだろうか。
    上演するとすれば、時間の流れを感じさせる音楽を背景に選びたい。

    ps.
    2010年の名古屋グランパスの開幕戦を観戦しに、豊田スタジアムに行ったときに、本を落としてしまいました。行き帰りの電車で読む為です。どなたか拾われた方はお送りいただけると幸いです。スタジアムには遺失物の連絡はしました。

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    2011年08月14日
  • NかMか

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    ネタバレ

    戦史を勉強してから読み直すとまた違った味わいがある。
    フランス降伏後の、フランス海軍艦艇の帰属が戦局全体に影響するという見解は正しいんだけど、クリスティ個人の見解なのかな。新聞とかラジオの受け売り?
    とても気になる。

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    2011年05月21日
  • ペット・セマタリー(上)

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    もう文体から死の香りが漂って来る。よくスティーブン・キングは、不可避な残酷な運命をエッセンスに取り入れるけど、その中でもこの作品は秀逸です。

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    2010年07月09日
  • 白い牙

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    昔、読んだはずだがストーリーはすっかり忘れていた。
    健気なホワイト・ファングに心を奪われます。

    こんな犬を飼ってみたいです。

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    2010年02月27日
  • ペット・セマタリー(上)

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    『猿の手』がモチーフの作品はたくさんあるけれど、こんなに感情面を掘り下げて書き込まれた作品はほかにないのでは。
    作者に息子がいるだけあって、壮絶な描写。
    ・・・あの息子があんなになるなんて。年取るはずだよー。

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    2010年02月23日
  • 招かれざる客

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    すごいおもしろい話です。
    世界的に有名なお話です。
    ミステリー好きにはおススメです。
    ぜひ、読んでみてください。

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    2010年02月05日
  • 七つの時計

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    バンドルとしか呼ばれない元気なアイリーン。
    大金持ちのおてんば娘のロマンスと冒険としても読めます。

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    2010年01月18日
  • ペット・セマタリー(下)

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    愛する者を失ったとき、自分は理知的に行動できるだろうか?と考えさせられてしまう。
    通常であればハナにも掛けないような世迷いごとであっても マヤカシであっても、そこに希望があると思えばすがってしまうかもしれない。
    それがマヤカシだとわかっていて、希望がないと知っていても 己を騙してすがりつくだろう。

    様々な形の愛がこの本の中にある。

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    2009年12月08日
  • 親指のうずき

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    トミーとタッペンスのシリーズ
    もはや初老に入った二人ですがまだまだ若いものには負けてません。
    トミーの叔母さんの遺品整理をした際に以前いたはずの小柄な老婦人
    「あれはあなたのお子さんでしたの?」
    その言葉がどうしても気になり探し始めるタッペンス
    「なんだか親指がずきずきするよ、きっとよくないことが起こるんだ」
    マクベスの台詞から起こるミステリー
    トミーとタッペンスは年を重ねても年齢に有った謎に近づいていきます。
    実際自分も年を重ねてきてあぁ~~と感慨深く感じるシリーズ4作目

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    2009年11月07日
  • 招かれざる客

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    招かれざる客読んだ。さすがアガサたんなオチでした。絶対論理的に詰められないけど、やっぱりこういうミステリが好きっ

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    2009年10月04日
  • ペット・セマタリー(下)

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    終わりに向かって加速するルイスの悲しみと狂気に引きずられるように、読んでるこっちの足元までがどんどん冷たく暗くなっていくような感覚。
    終盤の展開はあらゆる負の感情を詰め込んだ感じなのに、ときどき穏やかに暮らしていたときの描写が入ったりするから辛い。クライマックスの絶望の中にときどき希望の光のようなものが見えて、見えては消えてしまうから辛い。苦しくて怖くて、どこまでも悲しい。
    小説を読んで震えたのは生涯これだけかもしれない。
    読後の後味は最悪で、泣きたい気持ちで本を閉じたときに表紙絵の意味を知ってさらに打ちのめされたのでした。

    キングの最高傑作だ!と声を大にして言いたいです。
    それと、キング作

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    2009年10月04日
  • ペット・セマタリー(上)

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    「愛するがゆえに犯す禁忌」の物語、死ぬほど怖いんだけどそれよかやっぱ号泣だよ、家庭持ちにお勧めいたします。徹夜本な保障ができます。

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    2010年12月18日
  • 七つの時計

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    すっかりだまされてしまいました。
    その気持ちよさが、クリスティにはありますねぇ。

    あそこでバトル警視が出てくるのは、予想のうちの1つではあったのですが、セブン・ダイヤルズの正体までは、まったく気がつかなかったです。

    でも、そういった部分をのけても、クリスティのかく女の子は、生き生きしています。
    バンドルとパパのやりとりが、なんとも楽しいではありませんか。

    わたしは、推理小説より、こういう冒険小説の方が性に合っているようです。

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    2009年11月29日
  • 七つの時計

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    『チムニーズ館の秘密』と登場人物がかぶっているので、そちらを読んだ人には感情移入しやすいかも。主人公は違うのでもちろん単独でも読める!!
     今度はセブンダイヤルズクラブという秘密結社のお話!!
    これがまたすごいんだ〜〜!!核心に着いたかと思えば離れ、予想はいい意味で裏切られもう最高です☆

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    2009年10月04日