深町眞理子のレビュー一覧
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クリスティの旅行記(というより生活の記録)を深町眞理子訳で読む!なんという贅沢な読書体験!これを知らなかった自分を悔やみ、旅行記コーナーに置いててくれた東京堂さんに感謝。
年下の考古学者の夫と数年にわたり発掘に赴いた、1930年代のシリア。民族ごとに個性豊かな現地の民たち、息を呑む美しい風景。宗教と伝統、文化の違いに、ときにあきれ、困り果てながら、イギリス人らしいユーモアをもってすべて記録していくクリスティの透徹した観察眼。また、夫との仲睦まじさにも心が潤う。
いやほんと面白いですよ、世界のアガサ・クリスティが、「奥方さまは本を読めなさるのか! えっ、字も書ける! こりゃあ旦那さまも鼻が高い」 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアンネの日記は途中までしか読んでいなかったが、この本で日記が終わるまでに起こったことをよりわかりやすく知ることができた。
グラフィックがあると、どんな生活を送っていてどういうことに想いを馳せていたかが、とてもイメージしやすく、出来事がうまくまとめられていた。
それにしても、アンネ・フランクの信念や考えは、自分の心に刺さってくる。すばらしい自己考察だ。そして日記を書き始めてから、書き終わるまでの間のアンネフランク自身の成長や変化もすごい。
鋭い洞察力と考察力と信念、勇気をもったアンネ・フランクは、強制収容所でいったいどんなことを思っていて、死を迎えたのかが気になってしかたないが、いまではもうわか -
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Posted by ブクログ
ビブリア古書堂で「たんぽぽ娘」を知り、井上一夫訳の「たんぽぽ娘」を読み、この本を手に取った。
「特別急行がおくれた日」
「河を下る旅」
「エミリーと不滅の詩人たち」
「神風」
「たんぽぽ娘」
「荒寥の地より」
「主従問題」
「第一次火星ミッション」
「失われし時のかたみ」
「最後の地球人、愛を求めて彷徨す」
「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」
「スターファインダー」
「ジャンヌの弓」
以上13の短編が収められている。
目的はやはり「たんぽぽ娘」にあった。
本書の訳者は以前読んだものと違い、伊藤典夫氏である。
翻訳者が違うと、やはりどこか質感が変わるもので、私は伊藤訳の方が好き -
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら『アンネの日記』を読んでいない。
小学校低学年の時に簡略版を読み、その後絵本や、様々な著者によるアンネの本(ホロコーストの本も)は読んだので、一応知っているつもりになって、もともとの『アンネの日記』を読みたいという気持ちがなくなってしまったというのもあるし、結構厚いので、いくら歴史的な本とはいえ、少女の独白だけの本が正直言って面白いのか?と疑問も湧き、読まなかったのである。
そしてまた、別の著者による『アンネの日記』に手を出してしまった。
グラフィック版とあり、ぱっと見るとマンガ化かと思うが、ちょっと前読んだ『サブリナ』みたいに、かなりきちんと作り上げられており、安易なマンガ -
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Posted by ブクログ
ネタバレロバート・F・ヤングが送るSF短編集。全体的にハッピーエンドが多くロマンチックな作品が多い。
「特別急行が遅れた日」
SFでよくある「小さな世界」の短篇。そのネタ自体はオチまで読まずとも察しのつく読者は多いだろう。日常的な日々の中のちょっとした変化と、被造物がこの階層からなる小さな世界とその創造主を意識した所で短篇は終わる。変化はまさに神のいたずらであり、いつもと変わりない日々が固定されているのはゾットするのを通り越して諦観にも似た気持ちを抱いてしまう。
「河を下る旅」
表題作を除けば個人的にはこれが一番面白かった。謎の河下り。薄々その理由に気がついているがそこから目を背けている男女。とど