深町眞理子のレビュー一覧

  • [グラフィック版]アンネの日記

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    原作を尊重しグラフィックをつけた絵本。

    アンネの複雑な心情や、13歳とは思えない大人びた世の中の描写に驚いた。本当の友達を求めているけど出会えない屈折した気持ちを日記にぶつけるところや、両親との心理的溝。他人であるよそよそしさと諦め。恋人と接している時に現れる第2の自分を俯瞰して見ていること。

    この日記は途中で途切れてしまう(秘密の部屋が発見されて収容所に入れられてしまうから)彼女が生きていてその先の物語が読みたかった...

    日記の中でも、アンネが繰り返し尊敬していると言っていた、大好きな父親オットーが唯一生き残り、アンネの日記を世界中で出版することに尽力している。

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    2024年09月27日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    10代の少女が、これだけのものを書いたことに驚きを禁じ得ません。彼女の才能を、命を、心から惜しみます。

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    2024年09月26日
  • シャイニング(下)

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    さあ皆様、お立ち会い。
    ここに描かれるのはあるホテルでひと冬を過ごす事になった親子三人の物語だ。
    何? そんなのつまらん? そんな事言わないで。ほら、頁を開いて読んでごらん……。
    キングがキューブリック版をこき下ろしたのは有名だが、わからなくもない。ここにある親子の絆は欠片も出てこないし、ジャックはただの危ない親父で、次第に精神を狂わせていく怖さが出ていないからだ(個人的にあれはあれで悪くないし、面白いのだが)。
    ここで目を惹くのはエンターテインメントとしての構成の上手さだ。何度読んでもドキドキ、ワクワク、同じところで怖がってしまう。
    オーバールックホテルにようこそ! 入る時はニコニコ、

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    2024年09月24日
  • 親指のうずき

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    【トミー&タペンス】
    1968年クリスティー78歳。
    あんなに若々しかったトミー&タペンスが初老に。だけど気持ちは二人とも全然変わってない。
    このシリーズは、夫婦が仲良くてどんな時でもポジティブで明るいのが良い。読むほどに2人が大好きになる。

    家で待ってる奥さんではなくて、女性が歳を重ねても活躍し続けているのはクリスティー自身のよう。
    暴走し続けるタペンスを温かく見守るトミー。この夫婦はいくつになってもお互いをリスペクトしているのが最高。
    名脇役アルバートもかなり良い味出してる。

    今回は今までのトミタペにはなかった強烈な衝撃もあった。そしてあの一言が光ってる。
    クリスティー

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    2024年09月13日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズシリーズ最初の作品。ホームズとワトスンは、最初からコンビだったのですね。映画やドラマで知っているつもりになっていても、やはりちゃんと読んでおかないといけないなと思いました。

    この作品、二部構成になっており、事件のあらましやホームズの推理が、ワトスンの語りで描かれる第一部と、犯行の動機にあたる過去が描かれる第二部に分かれています。

    ミステリ慣れしていない自分のような読者からすると、第一部の高慢なホームズの態度に好感がもてなかったので、高尚な文学作品を読んでいるような錯覚を覚えるスリリングな第二部は、読み進めるほど夢中になって読むことができて良かったです。

    最後は、ワト

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    2024年06月02日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    初めて読んだ「シャーロック・ホームズ」シリーズ。
    起こった出来事を事実として語り、科学的・物理的根拠とホームズの推理力に基づいて、事件を解決していく作品かと思いきや、後半は息が詰まるような物語が紡がれていて驚いた。既に事件の多くは紐解かれているのに、こんなにもハラハラしながら読ませるなんて。一気読みした。

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    2024年05月02日
  • 親指のうずき

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    ポー、横溝正史ときてクリスティーです
    なんかそういう時ってある
    どういう時かっていうとそういう時だ

    トミー&タペンスのおしどり探偵も初老と言われるお年、孫もいます
    だけんども二人(特にタペンス)はまだまだ元気
    家族的には困っちゃうおじいちゃんおばあちゃんよね
    も〜いい加減落ち着いてよ〜って言われてそう
    いや実際娘に言われてたな
    そしてだいたい面と向かって言われるのはお父さんの方
    しっかり見張っててよ!とか言われる
    いやもう無理やん
    なんで無理だってことが分かっててお父さんにばっかりそういうこと言うのか!
    「旦那さんの役目でしょ!」とか言われる
    だから無理だっての!

    今回もタペンス暴走、トミ

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    2024年04月27日
  • 茶色の服の男

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     クリスティの冒険ミステリー。主人公アンの冒険譚。当時の女性の生き方や考え方、社会的な通念をベースにしながら、主人公アンが生き生きと躍動する作品。イギリスから南アフリカへの船旅や謎の殺人事件の真相を巡る旅。

    クリスティの初期に当たる作品の様だが、沢山の作品を読んだ後でも遜色無く楽しめる作品で、正しく「冒険活劇」に相応しい作品だ。
     主人公がとても魅力的で、感情移入しやすく、スリリングなアンの行動を楽しむ事が出来る。物語は主人公であるアンの目線と、登場人物であるユースタス・ペドラーの手記という形で進行される。アンが発表する冒険譚にペドラーが手記を提供した形になる。各々、全く別の目線から今回の冒

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    2024年04月14日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    ネタバレ

    おどろおどろしい事件と謎解き、スリリングな捕物劇が次々に展開され飽きさせません。

    ホームズの推理の冴えはもちろん見どころだけど、ワトソンの鬱々とした葛藤やラブロマンスもいい味出してます。

    コカインにはじまりコカインに終わったり、植民地が当たり前にでてきたり、ナチュラルに人種差別的な表現がでてきたり、今読むと驚くことも多いですが、当時のイギリスの「かんじ」を知ることができるのもホームズの面白いところかもしれませんね。

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    2024年02月21日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    シャーロックホームズの"短編"シリーズ第1作

    「シャーロックホームズを読んでみたい」と思った人にまずオススメしたい1冊

    ホームズの元へ持ち込まれる様々な事件を、相棒ワトソンと共に解決していく短編小説
    短めの1話読切形式の話なので非常に読みやすいし、その1話1話が全ておもしろく、読み応えがある

    最初の話で早速、初めて読む人にとっては良い意味での裏切りがありこのシリーズの面白さにのめり込めた

    ミステリー、海外小説どちらもそんなに手を出して来なかった人にこそ勧めたい、出会いの1作
    新しい世界が広がること間違い無しの傑作

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    2023年10月22日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    NHKの『100分で名著』をみて、小学生以来の再読。当時のイギリスの時代背景を理解して読むと面白さが増しますね。謎解きだけではなく、キャラクターの魅力や人間社会の奇妙さが浮かび上がってきて短いストーリーでも満足感が高い。世界で愛され続けるのも頷けます。引き続きシリーズをいろいろ読んでみたいです。

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    2023年09月23日
  • 招かれざる客

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    小学生の時に読んで、そして誰もいなくなったよりも最初にアガサクリスティにハマった本。
    舞台上で繰り広げられる独特な世界観に引き込まれて、小学生だった私は、なんだこの本は!とそこから何度も読み返した。

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    2023年07月16日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    僕の演繹的推理でわかったことが一つだけある。
    ホームズは童貞だと言うことだ。
    だってこんなに推理するやつEDにきまってる。
    陰茎に血液が回りにくいんだよ。
    脳ばっかに血がいっちゃってさ。
    かわいそうに

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    2023年06月09日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    ロンドンの地理や文化に明るくないと読み解けない文章。
    ホームズといえば小学生の頃読んだ気もするけど、こんなに複雑な文章では無かった気がする。完全に大人向けの文章、そして難解だが的確な日本語表現をしており、大人になってからも知らない言葉や漢字の勉強になる文章であった。

    iPadで本を読みながら、同じ画面で地図で土地や漢字を調べられ、モルモン教について学べて、便利な時代になったと思う。

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    2023年05月17日
  • [グラフィック版]アンネの日記

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    『侍女の物語』と同じく、原本から入るのはむずかしそうだと思っていた作品がグラフィック版で出ていたので手に取ってみた。作家小川洋子さんがこの日記をとても高く評価?してらっしゃるのもあって読んでみた。

    ナチスに苦しめられてつらい日々を送り死んでいった女の子の日記と思っていたけれど、読んでみると全く印象が違う。彼女が望んでいたとおり、あの戦争を生き延びて作家になっていたらどれだけ素晴らしい作品を世に出してくれたのだろう。そう思ってしまうほど、ありのままを打ち明けるということへの貪欲さのようなものを感じた。それはきっと物書きをする上で最も重要な才能の一つだろう。成長とともに感じる当然の痛み、苦しみ、

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    2023年04月15日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    赤毛組合、唇のねじれた男などが特に好きでした。
    シャーロックホームズの小説は初めて読みましたが、とても面白かったので他の作品も近いうちに読んでみたいです。

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    2023年02月12日
  • 野性の呼び声

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    力強い文章で惹きつけられる。一気読みしてしまう。

    血生臭い描写が多く、犬好き、動物好きにはちょっとしんどいが、野生の厳しさの美しさ、そして使役する人間の持つ身勝手さとその中にほんの少しある高潔さが伝わると思うので最後まで読んでみるのがおすすめ。

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    2022年09月05日
  • アンネの日記 増補新訂版

    ネタバレ 購入済み

    わずか15年の生涯を

    ヒトラーが自殺したのは1945年の4月30日と言われている。アンネが亡くなったとされるのは同じ1945年の2月から3月の間、収容所でチフスにかかり、わずか15年の生涯を終えた。もう少し隠れ家が見付かるのが遅ければ、彼女は生きていたかもしれない。
    日記の内容は、13歳から15歳まで2年間の隠れ家での生活、10代の少女の思春期の心情が赤裸々に書かれている。彼女は日記の他に物語りも書き残している。

    日本語訳の「またぞろ」って表現だけ、マジ意味分からんかった☆

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    2022年09月01日
  • RUR

    000

    ネタバレ 購入済み

    ロボットの生みの親

    ロボットの生みの親、単語としてですが、はこの人
    カレル、チャペックさんです。
    英語で言えばlabor、パトレイバーのレイバーが彼の国ではrで始まる
    ロボタなる言葉で、ここから生まれたそうです。
    山椒魚戦争ばりの人類滅亡ネタの話ですが、個人的には
    進行役を務めるアルクビストは大好きなキャラです。
    底本は英語の様子なので、微妙に差異があるかもです。
    お好みで。

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    2024年02月16日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    初めてホームズシリーズにきちんと触れたが、めちゃめちゃ面白い。解説としてホームズの研究者(これがシャーロキアンという奴かな?)の長々とした文章にも恐れ入ったが、是非続きの四つの署名も読もうと思う。

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    2022年08月19日