深町眞理子のレビュー一覧

  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    子供の頃夢中になって読んでいたコナンドイルのホームズ初登場の物語。
    記憶とはこわいものでほぼ記憶がないのに描写の一部がデジャブのように思い出す。
    犯人がわかってからの答え合わせは見事。
    深町氏の翻訳も読みやすく再びホームズ沼へ入りそう。

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    2025年07月27日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    18歳の時、有名な題名に惹かれ、なんとなく「アンネの日記」を買った。

    本を好きになり始めたばかりの当時の自分には読破は難しく、挫折してしまった。綺麗な伏線の敷かれた小説とか、腕のある学者が書いたサイエンス本とは違い、若干単調で、長いというのは正直あった。

    家から出られず、戦時下で、楽しい出来事がなかなか起きないのだから、そりゃ多少つまらない箇所も多かろう。しかし、時々見せるアンネの弱音や不安が鮮烈だし、日記にしっかりと残された「戦争がいかに愚かであるか」という声を聞き逃してはならない。

    そして、本の終わり=アンネの終わりを意味しており、読み進めるにつれてアンネの死に近づいてしまう。1人の

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    2025年07月12日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    小学生の時に頑張って読んだ記憶。最後まで普通の日常って感じだったけど、この後収容所に連れてかれたって考えると悲しくなった。大人になった今だから、いつか再読したい。

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    2025年07月07日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズの2作目。『緋色の研究』のような、推理と事件の背景や動機を章立てで区切ってはいませんが、後半の犯人の独白によって1作目と似た構成をとっています。自分は、この過去に遡って犯行に至るまでの経緯が、一つの物語として読めるところが好きですね。

    また、原文がいいのか、訳文がいいのか。おそらく、その両方なんでしょう。会話文も登場人物ごとのキャラも立っているせいか、不思議と読んでいて気持ちよかった。後半の犯人による当時の歴史的背景を踏まえた独白は、江戸っ子言葉に遠州弁か三河弁が混じったような訳文もよく合っていたと思います。なんだか推理小説というより、文学作品を読み終えたような読後感。

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    2025年05月07日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    ナチスによるユダヤ人迫害のたもに逃れていた隠れ家での厳しい生活が中心に描かれており、自分が今どれだけ恵まれた暮らしができているか実感しました。
    アンネは日記の中で、私たちに向けたアドバイスに思える発言をしていて、タメになりましたし、
    あんなに厳しい暮らしの中、常に日記に希望や期待を書いていて胸を打たれました。
    アンネが厳しい生活の他に何に悩んでいたのか、何に憧れていたのか、どんな人柄だったのか、私たちがアンネの日記から学ばなければならないことがたくさん詰まっている素敵な1冊です。

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    2025年04月28日
  • ペット・セマタリー(下)

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    後半の怖さが尋常ではなく、驚きました。

    もちろん、ホラーの達人であるキングの怖さもあるのですが、それ以上に、本当にぞっとする圧倒的に強烈な怖さ、嫌悪感に似た怖さを感じました。

    あとがきにあるように、出版をためらうほどであるのがわかります。

    何かに取り憑かれたかのように鬼気迫る作品。スピーディーにぐいぐい引き込む翻訳もよかったのではないかと思います。

    やはりキングならではの重厚さ。真似しようとしても、絶対真似できない深さ。すごかったです。

    #怖い #深い #ダーク

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    2025年04月26日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    隠れ家でひっそりと暮らし、悲しく辛いことが身の回りで起きていても、ささやかな幸せや楽しみを見つける心の持ちように感動しました。

    自分の生活はどれほど恵まれているだろう。

    どんな環境にあっても、自分の好きなことや、価値観を失わずにいられるだろうか?

    好きなものを好きだと言い、嫌なことを嫌だと言えるだろうか?

    そんなことを考えました。

    戦争によって世の中が混乱していく様が、アンネの視点から描かれています。

    約600Pほどある本ですし、内容も辛い気持ちになる部分もあります。

    それでも読み通せたのは、アンネの文章が、希望や絶望、期待、細やかな日々の楽しみなどを、鮮明に表しているからだと思

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    2025年04月13日
  • たんぽぽ娘

    購入済み

    他作品で名前があがり、気になったため購入しました。
    英文学作品はほとんど読んだことがなかったのですが、一つ一つのお話がとても丁寧で美しいです。
    特に、たんぽぽ娘は短編傑作であると思います。

    #ほのぼの #胸キュン #エモい

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    2025年04月10日
  • シャイニング(下)

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    ネタバレ

    下巻は怒涛の展開で、読むのがやめられない。閉鎖空間のホテルという場所で主要人物はたったの3人(プラス1人)なのに緊迫感が凄まじい。その奥にはホテルの亡霊の強烈な悪意があり、ジャックを得体の知れない存在に仕立て上げ、読者の恐怖心を膨らませる効果があった。
    ジャックが心の弱点につけこまれていく様子は他人事ではないなと思わされる。非常に巧妙な描写で、人間が追い込まれていく様子が手に取るようにわかった。
    小説を読むことのおもしろみが凝縮されていて、余すことなく堪能した。大満足。

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    2025年04月10日
  • シャイニング(上)

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    ネタバレ

    上巻ではまだ本格的な怪異は起きていないのに、たった三人の家族の内面を順番に読んでいくだけでまったく飽きない。人間の心を深くとらえた描写が素晴らしい。ひとりひとり抱えているものが少しずつ違っていて、簡単には割り切れないところをしっかりと書き切っている。こんなに読み応えのある作品だったとは知らなかった。
    ホテルの歴史や地下室の不気味な記録や忘れ物が、嫌な空気を醸し出していて、今後起きることへの期待が膨らむ。謎の「レドラム」とやらも、トニーの警告も気になることばかりだ。トニーがあらかじめ未来を見せてくれているので、そこに向かっていくという恐怖もある。
    この家族に関してはきっと誰も悪くないのだと思った

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    2025年04月10日
  • シャイニング(下)

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    聞きしに勝る大傑作。面白さ半端なし。エンタメなのに文学。(文学が何なのかはよくわかってません)いや〜読後の余韻と興奮が納まらない。ホラーを舐めてた。モダンホラーの帝王の名は、あながち間違いではない。

    癇癪持ちの酒癖が悪い父、ジャック。
    離婚を考えるが踏み切れない母、ウェンディ。
    そんな父母を心配する、特殊能力「かがやき」を持つ5歳の息子ダニー。
    オーバールックホテルの冬の管理の仕事の為に家族で移り住むが、そこは長年の怨念が積み重なった血塗られた呪いのホテルであった。

    家族三人三様の過去、人物像、心理描写が徹底的に描かれるので、共感し没入してしまう。
    上巻はほぼ、それにページが割かれる。

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    2025年04月04日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    ネタバレ

    昔児童書で読んだアンネの日記のアンネ・フランクからは迫害にも、つらい生活にもめげず最期を収容所で迎えた英雄であり聖人みたいな印象を受けた。
    それが思春期を逃げ場のない隠れ家で送ることになった普通の女の子だとガラリと変わった。
    日記が突然終わり、あとがきになったとき異様に心が重くなったし、アンネ達がいつどこの収容所でどのように死亡したかとかさらに重くなる。
    アンネたち姉妹は収容所が解放される1ヶ月前に、ペーターはわずか3日前に死亡とあってやるせない気持ちになる。

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    2025年03月28日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    中学生の時に読んだ。
    日記なので、あまりどす黒い部分は無いような記憶。屋根裏の印象が強い。
    過酷な中でも、それを感じさせないアンネの日記。もしかしたら戦争に関わる本を読んだのはこの時が初めてかも。大勢の中の1人のアンネ。この日記をみつけた人に感謝。多くの人に読んで欲しい。今でもこの家族の名前を覚えているのが不思議。

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    2025年03月22日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    普通に作家として凄い才能。想像していたよりも明るい内容でぐいぐい読ませる。13歳〜15歳で書いたと言うのだから、驚きでしかない。後世に残る大日記となってしまった。
    死の恐怖と闘いながらの隠れ家生活。しかも2年も。過酷だった暮らしの中で、人ととして成長していく姿に感銘を受ける。そして未来への夢を語る文章に泣いてしまった。

    「わたしの望みは、死んでからもなお生き続けること!その意味で、神様が、この才能を与えてくださったことに感謝しています。」(本文433ページより)

    アンネに伝えたい。あなたの思う通りになりましたよ。あなたの死後80年経った今でもあなたの日記は世界中の人々に読み継がれ、あなたは

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    2025年03月16日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    100分de名著を先に読み、元の本も読みたくなり読んだ。13〜15歳の少女が書いたとは思えないほどの表現力、洞察力。私が同じ年の頃こんなこと考えてたかな?こんな文章書けたかな?無理だな…と思った。
    戦争が終わったら、という文言がたびたび登場して、そのたびに胸が締め付けられた。絶対に忘れてはいけない歴史として、これからも読み継がれていってほしい。

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    2025年01月31日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    13歳から15歳のアンネが書いた日記。彼女の優れた文章に魅力された。隠れ家という狭い世界の中で育まれる生活の中でも、思春期の少女のリアルは私たちの思春期の頃となんら変わらない。同じだ。なのに、アンネの日記は突然途絶える。わかっているからこそ、彼女の生きるパワーが伝わってくる日記を読むのは胸が苦しい。でも絶対に読んで良かった本の一冊です。

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    2025年01月23日
  • アンネの日記 増補新訂版

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     「じゃあまた、アンネ・フランクより」で締めくくられた最後の日記、その続きに添えられた一文「アンネの日記はここで終わっている。」がこころにシミます。この一文に戦争や人権等について思うかたが多いでしょう。わたしは人間のはかなさを感じました。つい最近、高校の友人が亡くなったと知り、その思いがより強くなりました。
     プツリと途切れた『アンネの日記』、そして、友人の続けたかったことを思い、祈りをささげたいです。

     この本は小川洋子さん『NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記: 言葉はどのようにして人を救うのか』をきっかけに読みました。
     裏表紙の概要や、冒頭の「この本について」をみて、『ア

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    2024年12月15日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    小学生の頃、何度も読み返した。
    小説が好きになったのはアンネの日記を読んだから。
    どんどん惹き込まれた、読む価値はあると思います。

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    2024年12月14日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    切迫した環境下で、文学作品としても優れた文章を書けると誰が想像したであろうか。
    それくらいアンネの文章には魅了があり読み手を引き込むような魔法にかかっている。
    例えば日常の観察を鮮やかな比喩で描き出す巧みさがあり、戦時中でありながらも普遍的な日常生活が起こっていたことが想像できる。
    これらがアンネの先天的なユーモアから派生しているものなのか、それとも戦時中という苦しい状況下だからこそ生まれたものなのか。
    どちらにしてもアンネの日記は文章という枠を超えて現代社会に生きるとは何なのかという問いを投げかけてくる、非常に稀有な作品である。

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    2024年12月09日
  • アンネの日記 増補新訂版

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    義務読書
    これをするナチスドイツと同盟国だったのが日本。チウネが頑張ったとて罪は消えない。
    思春期の素直な内面、戦争に対する市民の認識、匿われる人たちの暮らしぶり、匿う人たちの活動。いろいろなことが読み取れるテクストで、そこにいるかのように思えてくる。
    生き残った人によるアンネに対する外からの記述はまた別の文献にあるから、それと合わせると、たぶん存在感が増して、泣いてしまう。

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    2024年10月25日