加賀山卓朗のレビュー一覧
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作者フェリックス・フランシスは、ディック・フランシスの息子である。そのディック・フランシスは、イギリス競馬のチャンピオン・ジョッキーにしてミステリ史上に輝く「競馬シリーズ」の著者である。このディック・フランシスと「競馬シリーズ」のことならどれだけでも語ることができる。僕自身の生涯において、これほど新作が待ち遠しかったシリーズはないからだ。そのディック・フランシスが往生を遂げ新刊を待つこともできなくなって長い時間が過ぎ、息子による「「新・競馬シリーズ」を読むことができた頃は、この上ない喜びである。
人気シリーズを息子が引き継いだと言っても、実は旧シリーズの最後の数冊は親子の共同名義になって -
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ネタバレ初カー。なんだろう、ミステリなんだけどオカルト要素が多くて新鮮だった。
今思い返せば、語り手となる主人公が冒頭職場で上司に指示をもらう場面があるんだけど、読者が実感を持って読める場面ってそれくらいかもしれない。もうそこにクロスという怪しい影が滑り込んでいるんだけど…
休日を過ごす別荘地に向かう電車で、自分たちが普段生活している現実世界から遠ざかって、もう後戻りできないんだろうなという感覚がすごくある。
事件現場は由緒ある家族の屋敷、霊廟、消えた死体、壁をすり抜ける幽霊…オカルト要素満載なんだけど、トリックは超現実的で、男女が起こしたくだらない殺人事件だった。
なんだろう、ただのミステリをオカ -
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ネタバレレイチェルの魅力は凄まじいけど、ジェイコブはこれ、、、
好きなところ
・レイチェル!とにかく素敵!
・19世紀初頭の女性の社会的地位に関する描写
・サラ黒幕はよかった!
嫌いなところ
・ジェイコブの全て
・ジュリエット=レイチェル分かりやす過ぎ
(敢えてそうしてる?)
・劫罰協会があまりにもやりたい放題
同一作品内で同じ名前の登場人物だすわけないから、ハロルド・コールマンがハロルド・ブラウンなのはすぐ気付くようにしてると思う。そうなるとレイチェル=ジュリエットに辿りつく。だから作者はサラ黒幕を隠すためにジュリエット=レイチェルっていう分かりやすい伏線を貼っといたのかなと。
19世紀初 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ1930年のロンドンを舞台にした本格ミステリ。謎多き美女、レイチェル・サヴァナクは名探偵か悪魔か。
前半は登場人物が多く事件も入り組んでおりわかりづらいが、後半全てが繋がってからはグイグイ読ませる。装丁が良い。
以下ネタバレ
冒頭が事件後スタートで、いきなり次の事件が始まり、しかもそれぞれに被害者加害者関係者となんかほんとに登場人物が多い。
場面がコロコロ変わるのもあり、前半はかなり読みにくく感じた。
レイチェルはとても上品な描写でかなり好きなキャラなんだけど、謎が多すぎて入り込めず、ジェイコブを主軸にして物語を追うには少しキャラが薄い。
後半、キャラが出揃い事件が見え出してからは一 -