加賀山卓朗のレビュー一覧

  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    スパイ小説ということで、スリリングな展開を期待する方も多いとは思うのですが、それだけを目的に読むのはもったいないです。彼は祖国を裏切り、もしかしたら神までも裏切ったかも知れません。それでも、大切なものは見失わなかったのだと思います。

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    2009年10月04日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    名人芸。
    グレアム・グリーンは本のタイトルのつけ方が上手ですね。「おとなしいアメリカ人」「負けた者がみな貰う」そしてこれ。これはタイトルに思い込みすぎて、読後すぐは思っていたよりも軽いという印象をうけてしまいましたが、あとから考え直してみるとけして軽い内容ではないから、軽いという印象を与えてしまう書きっぷりがまた名人芸だと思った。

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    2009年10月04日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    このミス2026年第10位。
    古き良き時代?のニューヨークハーレム。
    ヴァイパーと呼ばれる男の半生が叙述的に描かれる。
    読み物として、当時の様子をうかがうには面白くはあったが、ミステリーかといわれると疑問。

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    2026年01月13日
  • 覚悟

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     作者フェリックス・フランシスは、ディック・フランシスの息子である。そのディック・フランシスは、イギリス競馬のチャンピオン・ジョッキーにしてミステリ史上に輝く「競馬シリーズ」の著者である。このディック・フランシスと「競馬シリーズ」のことならどれだけでも語ることができる。僕自身の生涯において、これほど新作が待ち遠しかったシリーズはないからだ。そのディック・フランシスが往生を遂げ新刊を待つこともできなくなって長い時間が過ぎ、息子による「「新・競馬シリーズ」を読むことができた頃は、この上ない喜びである。

     人気シリーズを息子が引き継いだと言っても、実は旧シリーズの最後の数冊は親子の共同名義になって

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    2025年12月19日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ネタバレ

    古典ミステリの一冊。カーを読むのは久しぶり。翻訳ものはどれもクセがあって読みづらさを感じてしまうが、今回の話もちょっとそれを感じてしまった。話自体はシンプルでかなり分かりやすいミステリなんだけど、展開や考察、キャラの言動でかなり捻れてしまって分かりにくくしている。ゆえに大事件となってしまう。あときちんと伏線をはってそれをきちんと回収する流れはすごいなと思った。犯人の予想はなんとなくついたけど、鏡とかまったく考えもつかなかったなあ。あと有名らしい講義の内容は個人的にかなり面白かった。ただ翻訳が自分に合わなかったのが少し残念。

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    2025年12月18日
  • 虎口

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    馬を殺すって話は好きになれないな。被害者のメンタルもまさかと思った通りだったし、主人公だけ幸せで一家崩壊も。

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    2025年12月10日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    ネタバレ

    初カー。なんだろう、ミステリなんだけどオカルト要素が多くて新鮮だった。

    今思い返せば、語り手となる主人公が冒頭職場で上司に指示をもらう場面があるんだけど、読者が実感を持って読める場面ってそれくらいかもしれない。もうそこにクロスという怪しい影が滑り込んでいるんだけど…
    休日を過ごす別荘地に向かう電車で、自分たちが普段生活している現実世界から遠ざかって、もう後戻りできないんだろうなという感覚がすごくある。
    事件現場は由緒ある家族の屋敷、霊廟、消えた死体、壁をすり抜ける幽霊…オカルト要素満載なんだけど、トリックは超現実的で、男女が起こしたくだらない殺人事件だった。
    なんだろう、ただのミステリをオカ

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    2025年11月17日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    なかなかポアロさん出てこないからポアロものということを途中まで忘れていた
    ミステリって、謎解きパートにうつる前までの前置きが振り返ってみると結構長いなっていつも思う
    面白いんだけども

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    2025年11月08日
  • 警察・スパイ組織 解剖図鑑

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    海外ドラマだ刑事物をよく見るから買ってみた。
    FBIとかCIAって正直どんな組織なのかよくわかってなかったから、ドラマ、映画見るときの参考資料として持っておくと重宝するかも。

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    2025年10月28日
  • モルグ館の客人

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    ネタバレ

    レイチェルの魅力は凄まじいけど、ジェイコブはこれ、、、

    好きなところ
    ・レイチェル!とにかく素敵!
    ・19世紀初頭の女性の社会的地位に関する描写
    ・サラ黒幕はよかった!

    嫌いなところ
    ・ジェイコブの全て
    ・ジュリエット=レイチェル分かりやす過ぎ
    (敢えてそうしてる?)
    ・劫罰協会があまりにもやりたい放題

     同一作品内で同じ名前の登場人物だすわけないから、ハロルド・コールマンがハロルド・ブラウンなのはすぐ気付くようにしてると思う。そうなるとレイチェル=ジュリエットに辿りつく。だから作者はサラ黒幕を隠すためにジュリエット=レイチェルっていう分かりやすい伏線を貼っといたのかなと。
     19世紀初

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    2025年10月23日
  • 警察・スパイ組織 解剖図鑑

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    アメリカ・イギリス・ロシア・イスラエル・北欧・韓国の警察・スパイ組織をザックリ解説した本。
    関連する映画やドラマなどを取り上げているので読みやすく気楽に読める入門的な1冊。

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    2025年10月20日
  • 処刑台広場の女

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    ネタバレ

    1930年のロンドンを舞台にした本格ミステリ。謎多き美女、レイチェル・サヴァナクは名探偵か悪魔か。

    前半は登場人物が多く事件も入り組んでおりわかりづらいが、後半全てが繋がってからはグイグイ読ませる。装丁が良い。



    以下ネタバレ
    冒頭が事件後スタートで、いきなり次の事件が始まり、しかもそれぞれに被害者加害者関係者となんかほんとに登場人物が多い。
    場面がコロコロ変わるのもあり、前半はかなり読みにくく感じた。
    レイチェルはとても上品な描写でかなり好きなキャラなんだけど、謎が多すぎて入り込めず、ジェイコブを主軸にして物語を追うには少しキャラが薄い。

    後半、キャラが出揃い事件が見え出してからは一

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    2025年10月15日
  • すべての罪は血を流す

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    学校で黒人の青少年が白人の教師を撃ち殺し、その黒人の青少年は通報で駆けつけた保安官によって射殺された…という事件について調査を進めていくうちに、サイコな裏事情が浮かび上がってきた、というサスペンス。
    黒人蔑視の風潮が抜けないアメリカ南部が舞台で、主人公は黒人の保安官。
    事件そのものに加えて、「黒人で保安官」という主人公への風当たりも強く、休憩を挟みながら読まないと気力の消耗が激しい。

    肺って広がるもんなんですね。

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    2025年10月15日
  • 二都物語

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    舞台はロンドンとパリ、すなわち二つの都市の出来事を交互に描いた作品だが、本作のパリはフランス革命が起きた時代で、チャールズ・ダーネイ、シドニー・カートン、そしてルーシーの三人を主軸にしたロマン小説。革命により、フランスの人々は血みどろの争いをして、敵対する者に容赦ない仕打ちをした。このように、本作は子どもではなく、大人を主人公した比較的暗い雰囲気の話である。

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    2025年09月13日
  • 頬に哀しみを刻め

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    読書会の課題本。そうでなければ、読まなかったであろう。
    何となく映像化を意識した文章の様に感じてしまう。暴力的シーンや、血が出る描写などは生理的に受け付けられない。。。。。結果的にあまりにも狭い人間関係となり、特に最後のシーンはあまりにも出来すぎというか、B級映画のクライマックスって感じにしか思えない終わり方ってのにも違和感を感じながらも、「お決まり事」がもたらす爽快感というか、「正義は勝つ」的な高揚感は得られる。日本語にしたときの違和感がところどころ感じられるのだが、英文を読んだわけではないので訳の良し悪しについては何とも言えない。

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    2025年08月18日
  • ナイロビの蜂 下

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     アフリカケニアで起こったイギリス領事館での物語。妻が何者かに殺された主人公が、妻が成し遂げようとしてことを探して追い求めていく。アフリカでの製薬会社の裏の顔、汚職などを題材にしている。スケールは大きいし重いテーマの物語なのだが、なかなか読み解くのは難しい。一つ一つの描写が読者に懇切丁寧に説明をしているわけではないので、丁寧の描かれようとしていることを読み取っていかないと理解が追いつかない。もう少しわかりやすく書いてくれたらいいのにと思ってしまった。

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    2025年08月02日
  • ナイロビの蜂 上

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     アフリカケニアで起こったイギリス領事館での物語。妻が何者かに殺された主人公が、妻が成し遂げようとしてことを探して追い求めていく。アフリカでの製薬会社の裏の顔、汚職などを題材にしている。スケールは大きいし重いテーマの物語なのだが、なかなか読み解くのは難しい。一つ一つの描写が読者に懇切丁寧に説明をしているわけではないので、丁寧の描かれようとしていることを読み取っていかないと理解が追いつかない。もう少しわかりやすく書いてくれたらいいのにと思ってしまった。

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    2025年08月02日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    正気なのか正気じゃないのかわからない女の「人を殺したかもしれない」という証言から始まるので人が死んでるのかこれから死ぬのか死なないのかじりじりしたけど、読後は面白かった

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    2025年07月21日
  • 二都物語

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    フランス革命中のロンドンとパリ、二つの都市を舞台にした作品。ディケンズの後期作品らしい暗さや凄惨さが印象的だった。
    ディケンズの作品は自伝的要素が強い前期作品よりも、社会的要素が強い後期作品の方が好きだけど、『荒涼館』や『大いなる遺産』の方がエンタメ性が強いかも…という印象。ただ、人物描写や記憶に残る特徴的な人物像はさすがディケンズと思った。特にルーシーの召使いでパワフルなミス・プロスが好き。あとカートンが良いやつすぎて泣ける。好きな人も諦めて、代わりに処刑台に立つなんて実際にできる人いないのでは…?

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    2025年07月20日
  • 二都物語

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    ミュージカル版を観に行けなかったので、原作でも読んでみようと。ミュージカル版と比べられないのが悔しい!かなり分量あり、古典の名作ということでハードルは高かったかな…。ざーっと流して読んだからかもしれないけど、そこまでダーネイとカートンの関係が色濃く描かれてなかったような…?

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    2025年07月04日