加賀山卓朗のレビュー一覧

  • 処刑台広場の女

    Posted by ブクログ

    「危険があるからこそ」彼女は静かに言った。
    「人生は生きるに値する」

    レイチェル・サヴァナクは名探偵だが、彼女の周りには次々と死が付き纏う。
    ミステリアスな女性だけど何か得体の知れないものがある感じが少し怖かった。
    文章が読みづらいなーと思いつつ中盤まで読んでいくと、次々と人が亡くなっていく中で、少しずつ1つ1つの事件が本当はとても巨大な権力をもつ集団へと繋がっていくのが面白かった。

    権力者が権力を振りかざし、弱い人たちはそれに対して太刀打ちできないということは古の時代から
    あるけれど、どんな時でもレイチェルは正義のために戦っているのかなと思った。

    イギリスが舞台だからか紅茶やスコーンや

    0
    2024年08月24日
  • モルグ館の客人

    Posted by ブクログ

    登場人物も沢山、内容も複雑に絡み合って、これで果たして解決するのかとドキドキしながら読んだが、杞憂に終わった。レイチェル・サヴァナクと言う女性が探偵ぶりを発揮するイギリスを舞台にしたミステリー。人物のキャラもしっかりしてて、特にレイチェルに使えるトルーマン家の3人と私も友達になりたい程。

    0
    2024年08月18日
  • 頬に哀しみを刻め

    Posted by ブクログ

    元ギャングで出所後は真っ当な商売で幸せだ家庭を築いていたアイク、そして典型的レッドネックのバディ・リー、この二人がバディを組んで復讐のために大暴れする。アメリカ南部を舞台にしたとても痛快な物語だが、ここにLGBTがかかわってくるのがややこしく、秀逸である。3.8

    0
    2024年08月17日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロシリーズ㉕

    アバネシー家の主人リチャードの葬儀は滞りなく終わり、遺産についての遺言が読まれるという時に放たれたコーラの一言「だって彼は殺されたのでしょ?」
    なにこの一気に不穏に変わる空気。なにこの一気に心掴まれる展開。ワクワク感。

    アガサ・クリスティがえがく『館に集まる一族』って本当に面白いわ~
    相手に対する親族ならではの人物評や思い出によってそれぞれのキャラクターが分かってくると、ダメっぷりも、隠している秘密も、怪しさも浮き立ってくる。そして、それらが事件の謎をさらに深めていく。

    やっぱり最後は犯人に驚かされる。
    関係者を集め最後に行われるポアロの謎解きに、ただただ、ため息。

    0
    2024年08月15日
  • 処刑台広場の女

    Posted by ブクログ

    この女は何者なのか。
    次々と起こる事件の真相はどうなっているのか。
    掴ませないまま、中盤まで進み、終盤は畳み掛けるような展開で息を呑む。
    文章量多めで、きついかもしれんけど、読む価値はある!!!
    おもろでした!!!!

    0
    2024年08月14日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    その名はもちろん知っていた、
    アガサ・クリスティ。
    翻訳本アレルギーがあったので今まで読んだことなかったんだけど、荒木博之さんのVoicyで触れられて以来、気になっていたので読んでみた。

    作家の真山仁さんは50頁で犯人がわかったということで、変な挑戦欲が掻き立てられたものの、やはり私には推理力も洞察力も集中力も足りない。
    最後の最後まで犯人が分からなかったのは、…まあ想定内です。

    ただこれ、犯人が分かってから読み返してみると、確かに50頁までで犯人のアタリはつけられる仕立てになっている。
    自分の凡庸さを改めて思い知らされるようで、そこがなんとも悔しいな。

    大富豪アバネシー家当主リチャード

    0
    2024年08月12日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    相変わらずの勢いで、今回も一気読み。宗教色&地域性強め。アメリカの一部地域でブラックとして生きる過酷さを思い知りました。あまりにひどい事件が次々と訪れて滅入ります。タイタスの新しい人生が幸せであるよう祈らずにいられません。前半なかなか登場しなかった弟、いいやつじゃん、と思えましたね。

    0
    2024年07月24日
  • モルグ館の客人

    Posted by ブクログ

    今回も、もつれにもつれた展開。退廃的な雰囲気も相まって読み応えあったのですが、前作のインパクト超えられず、、。普通の話になっちゃった感じです。ラスト、何でこんなこと考えつくかな、とレイチェルの洞察に舌を巻きました。あっぱれではあり、この時代性考えたらこういうことはあるのだと思いますが、モヤっと感は残りますね。巻末に手掛かり探し、なんていう親切設計があり、伏線見落とし民に実に親切。これからも読んでいきますよ!

    0
    2024年07月20日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはこうだ、と思い込んでいる事象をいい意味で裏切ってくれるのがいいなと思う。登場人物は疑いようもなくその人本人だと信じているからこそ、今回も結末は予想外のところから出てきたし、こんな作品を次々編み出していったからこそアガサクリスティーはミステリの女王と呼ばれるのだなと考えた。
    それにしても、作中に出てくる料理(スコーンや紅茶、
    フォアグラのパテ、トースト、ポートワイン、クレームドカカ、舌平目のクリーム煮、子牛肉のカツレツなどなど)、すごく美味しそう。イギリス料理はあまり美味しくないと巷で言われているけど、このラインナップを見ているとそんなことはなさそうに思える。料理や地名がよく出てくる小説は

    0
    2024年07月19日
  • 7月のダークライド

    Posted by ブクログ

    殴られて尻もちをついても、また立ち上がる。


    主人公は、二十三歳の青年ハードリー。 hardlyとは 「ほとんどない」「すこしも
    …………ない」という意味の英語だ。本名はハーディだが、みんなからハードリーと呼ばれているため、自らもそう名乗っている。一年半通っていた大学を辞め、いまは遊園地のなかで最低賃金の仕事をしており、親しい仲間とマリファナをやっては酩酊しつづけている典型的な負け犬のダメ男だ。(解説より)

    そんな彼がある日、虐待が疑われる姉弟と出会い、彼女たちを救おうと決意することで彼の生活は一変する。

    そして冒険が始まる。

    新たに出会った人々や彼を慕う友人の力を借りながら奮闘する中

    0
    2024年07月17日
  • モルグ館の客人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024年の19冊目は、マーティン・エドワーズの「モルグ館の客人」です。「処刑台広場の女」に続く、レイチェル・サヴァナクを主人公とするシリーズの2作目です。「処刑台広場の女」は、かなり気になっていたのですが、読んでいませんでした。書店で本書をパラパラと捲っていた所、アン・グリーヴスに謝辞が捧げられているのを見たら、読まない理由には行きません。
    舞台は、1930年代のイギリスです。第一次と第二次との大戦間の期間で大恐慌以降という、不安定で不穏な時代設定が、物語と主人公にミステリアスさを加えていますし、物語の真相にも繋がっています。
    正直に言うと、期待していた程は、面白くはなかったというのが正直な

    0
    2024年07月19日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    アメリカヴァージニア州が舞台。
    未だ人種差別が色濃く残る南部の田舎町チャロン郡で保安官をしている元FBI捜査官タイタス。
    ある日高校で銃撃事件が起こる。
    加害者の黒人男性はその場で射殺されるが、被害者の携帯電話にあったSDカードから加害者と被害者、そして狼のマスクを被った男たちが黒人の少年少女達を拷問殺害しているスナッフフィルムが発見される。

    ・感想
    流石のコスビー、面白くってあっという間に読み終わってしまった。
    1970〜80年代の話なのかと思いきや2000年代が舞台ということで少し驚いた。
    南部の人種差別というのはここまで根深いものなんだと些細な描写で実感させられた。
    私はア

    0
    2024年07月15日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    S・A・コスビーが描く物語の主人公はやっぱりカッコいい

    本作の主人公はヴァージニア州の群保安官タイタス

    タイタスは就任一周年の記念日にショッキングな銃撃事件に巻き込まれる
    そして、そこから凄惨な殺人事件が続いていく

    連続殺人事件だけではなく、南部の人種差別問題も大きくのしかかってくる
    奴隷制が廃止されているこの地でも今だに差別意識は残っており、白人至上主義も勢力を伸ばしている

    タイタスは保安官であり黒人であるという二重の制約を受けながら難しい捜査に臨んでいく


    そんなタイタスの一番の武器は信じる気持ち

    「おれは怖くない。心配はしているけど、怖くはない。犯人を必ず捕まえることがわかっ

    0
    2024年07月11日
  • 頬に哀しみを刻め

    Posted by ブクログ

    このミス一位で気になったので、手に入れて読んでみた。
    同姓同士の結婚をした息子さんが、何者かに銃撃され殺されてしまった後、2人の父親(アイクとバディ•リーが手を組んで犯人を見つけ復讐を目論む話。
    父親達は、息子が同性愛者であることを受け入れきれず
    、生前息子とまともに向き合えなかったことを後悔していて、読んでいてやるせなさがつたわってきました。
    アイクもバディ•リーも元囚人で、やること考えることアウトロー。
    ギャング達はそんな2人を老人としかみていなく、酷い返り討ちにされてしまいます。
    2人とも人を殺すことに読んでいて気持ちいいくらい躊躇がありません。
    「ジョン・ウィック」程スマートではないけ

    0
    2024年06月25日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    人種差別が色濃く残るアメリカ南部での猟期殺人。新たな殺人が次々と見つかり、黒人保安官の苦悩を感じながら進んでいく。
    次々と傑作を打ち立てていくコスビーに次への期待も更に高まる。

    0
    2024年06月23日
  • 頬に哀しみを刻め

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タンパーでギャングの頭を潰すシーンで引き返せないことが確定し、徐々にヒリヒリとしていく展開が面白かった。

    0
    2024年06月23日
  • 処刑台広場の女

    Posted by ブクログ

    いったい何が行われようとしているのか。善人・悪人、敵・味方。主人公といっしょに翻弄されました。オーソドックスといえばオーソドックスかもしれませんが、英国風?の持って回った言い方も、翻訳も、心地よく読めました。

    0
    2024年06月16日
  • 頬に哀しみを刻め

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3.5くらい。

    映画「アメリカン・フィクション」で揶揄された黒人が書いた小説ってこんななのかな、と感じた。
    でも、そういうのが今求められてて読まれているのかもしれない。

    コテコテのB級感。昔はワルだった男が家族のために復讐する。コテコテ。
    そこに黒人差別やLGBTQが絡んでくる。

    読むのに時間かかったけど、読めて良かった。

    0
    2024年06月15日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    一切容赦のないグロ描写、緊迫感のある展開、まるで海外ドラマを見ているかのような満足感‼︎

    近年、日本でも田舎での閉塞感や近所問題について話題に上がることが多いが、本作の舞台であるヴァージア州チャロン郡はその比ではない。
    黒人差別が根深く残る地域で黒人初の保安官として暮らす主人公タイタスは、様々な人々に囲まれながらも冷静沈着で良きリーダーとして働く一方で誰にも話していない秘密に対して罪悪感を抱えて生きており、今回の猟奇的な事件を追っていく中で少しずつ心が蝕まれていくことになる。

    タイタスに救いはあるのか、次は誰が殺されてしまうのかとヒリつきながら読んでいたが、非常に満足のいく結末だった。

    0
    2024年06月15日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あまりに悲惨なオリヴァーの人生に、涙なしには読めない。
    とにかく、この子には幸せになってほしいと願いながら読み進めた。
    翻訳ものにありがちな読みづらさはあるけれど(作者が伝記を書いている、という体で書いているのも、日本の小説にはあまりないので違和感がある)、物語が山あり谷ありで最後まで読み通せた。
    途中でつらさからやめたくなることもあったが、なんとか最後まで読み終えることをおすすめしたい。

    0
    2024年06月07日