加賀山卓朗のレビュー一覧
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あらゆる薬剤に耐性のある新型ウィルスとの戦いがテーマのスリラー。
以前に、ワシントンDCに致死率90%のエボラ・ウィルスが直接持ち込まれてしまった事件を描くドキュメンタリーがありましたが、そういう事故は終わったわけではないんですね。イラク戦争時に負傷兵が病院で感染症にかかったりといった実際の事件を題材にしています。
恐ろしいのはウィルスだけではありません。抗生物質を抽出するために必要な好極限性微生物を採取するために行く先は、メキシコ南部の紛争地帯にある洞窟!現代の洞窟探検は水没部分をダイビングで超え、垂直の壁をクライミングで超え、二酸化炭素や硫化水素で充満したポケットを超え、水流を超え・・ -
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12年ぶり!に読んだ。
感動した感覚は覚えていたけど何が起こったのか覚えてなかった。まったく新鮮に再読した。
おもしろかった。
モルティーザーズ探したけどプラザにもジュピターにも売ってなかった。韓国スーパーに行ってみる。12年前にはなかったよね。韓国スーパー。
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2012/06/14
『死者にかかってきた電話』、『真冬に来たスパイ』、『スピアフィッシュの機密』に続いて読んだ。前3作はどうしても「おっさん目線」が鼻につき、「あー、そうですか。はいはい。」といった感じだった。
こ -
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主人公カッスルの心情を表わす箇所を一部抜粋。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「信じてないのか?」 「もちろん信じているわ。でも・・・」 階段の上まで”でも”が追いかけてきた。カッスルは長いこと”でも”と生きてきた(中略) いつか人生が子供の頃のように単純になる日がくるだろうか。”でも”と縁を切り、誰からも信頼される日が。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主人公がイギリス外務省の二重スパイであるという小説でありながら、ハラハラする場面は殆どなく、ずっと静かな"哀しみ”
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ネタバレS・A・コスビーの小説には、さまざまな匂いがする。
暴力の匂い。差別の匂い。土と汗の匂い。そして、人と人とが寄り添う温もりの匂い。
きれい事だけでは済まされない、この世界の理不尽そのものの匂いだ。
コスビーの登場人物は、自らの正義を貫くためなら相手を傷つけることをためらわない。
そして、その代償を一生背負って生きていく。
主人公ネイサン・ウェイメイカーもまたその一人だ。戦場で人を殺し、さらに、両親をひき逃げしながら権力に守られて裁かれなかった男を、自らの手で裁いた過去を持つ。
その罪は消えない。しかし彼は、その罪を抱えたまま前に進もうとする。
ハードボイルドの主人公といえば孤独な男を思い -
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ソ連解体の過程で国有企業の払い下げを受け、巨万の富を築いたオリガルヒたち。彼らは安全圏と信じたロンドンで、毒殺や不審な事故、突然の心臓発作などによって次々と命を落としていく。しかし英国政府は、ロシアからのエネルギー供給断絶の回避や、自国に流入するロシアの巨大利権といった外交・経済的利益を優先。他殺の証拠を隠蔽し、頑なに「自殺」や「病死」として処理し続けた。
本書で描かれるのは、偏執症的なプーチンが強いる「オメルタ(沈黙の掟)」と、それに背いた者への徹底的な制裁の凄惨さである。そして同時に、それをひた隠しにする英国政府の弱腰ぶりには呆れ果てるほかない。「プーチンに背けば、この地球上に安息の地など -
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ネタバレオバマ元大統領のオススメブックリストの一冊。白人黒人の遵守差別問題、性的マイノリティの差別問題を巧みに織り交ぜた素晴らしい作品。あらすじを読んだイメージは、息子を失った父親の、哀しく叙情的な物語なのかな、と思ったのですが、フタをあけてびっくり、ヤバいイケおじのハードボイルドでした(゚^∀^゚)゚。なにこの爽快感!
勢いのあるストーリーの中にも、差別をしてしまう側の苦悩が描かれていて「差別はよくないよね!」の一言では片付けられないことを突きつける一冊でした。価値観をアップデートすることは、(古い考えを持つ)尊敬する親や祖父母、昔の自分とどう折り合いをつけるかを問われる、胸の痛い営みなのですね。 -
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