S A コスビーの作品一覧
「S A コスビー」の「闇より暗き我が祈り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「S A コスビー」の「闇より暗き我が祈り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この並外れた個性を持つ作家の一作目は『黒き荒野の果て』だと思っていたが、これまで日本でも翻訳ミステリーのなかで最高評価を受けてきた三作の前に、実は未訳の本書が存在していたとは。現代の新しいクライム小説に眼を着けているハーパーBooksの代表的傑作となっているコスビーだが、今になって版元を変えて、知られざるデビュー作が時代を遡って登場した。
未だ日本の版元が眼を着ける前の作品とは言え、これまでの既翻訳作品3作と比べても何の遜色もないばかりか、この作家の原点となる南部を舞台にしたノワール&バイオレンスをこれでもかと見せてくれるハイレベルな傑作であるように思う。一人称による葬儀社勤務の中年黒人
Posted by ブクログ
SAコスビーのデビュー作。何故かハヤカワから刊行されている(ハーパーは版権を抑えれんかったか?)
この後の作品の原点なんだから当然だが、コスビーらしい、犯罪と暴力と差別まみれのアメリカで、それでも芯を通して生きる男の物語。
いわばバタ臭く作り直した。健さんの任侠映画っぽい感じ、主人公は常人とは思えないくらいにケンカが強く、やたらと女性にもてて、敵もそれなりにいるけど友達も多く、辛い過去を背負っているとはいえ、以降の作品の主人公ほどには不幸な人ではない。
その設定が、とにかく書きたいように書いた小説なんだろうなと思われて、その気分に乗れると小説を読むスピードもモチベーションも上がってくる。
Posted by ブクログ
デビュー作から一貫してたとこれを読めば分かる。頬に悲しみを刻めが1番好きで、これが2番目かな。
主人公が暴力のスイッチを入れられる瞬間がかっこいい。お母さんの言葉も素晴らしい。景色が真っ白になって、痛みを無視して暴力をふるう。
91ページで主人公に完璧に感情移入させられた。
1番ムカつくヴィクターを生かしておくのがフェアなとこだなって感じた。
会話の楽しさはこれが1番。
1ページに1つくらいウィットに富んだやり取りがあってそれだけでもう最高ですね!
次作が今年の6月に本国では出るらしいのでそれまでに2作目読みたい。
とにかくできるだけ地獄に近くなるように深く埋めて
大好きだったことをして
Posted by ブクログ
このミス大賞で海外部門の1位に選ばれた『頬に哀しみを刻め』のS.A.コスビーの長篇デビュー作
アメリカ南部ヴァージニア州を舞台とし、人種問題や南部独特の闇を描いているのはデビュー作から一貫しているようだ
主人公のネイサンはヴァージニア州の田舎町の葬儀社に勤めている
元は保安官だったネイサンに牧師殺害事件の調査が信徒から依頼される
やがて牧師の裏の顔が浮かび上がり…
ネイサンは町を支配する悪に立ち向かおうとするのだが、ネイトへの衝撃はすざましい…
解説にも書かれていたが、とにかくS.A.コスビーの作品は暴力描写に手を抜かない!
しかし、この主人公ネイサンが何とも陽気でやたらに強い…
だから