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ユーザーレビュー

  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SAコスビーのデビュー作。何故かハヤカワから刊行されている(ハーパーは版権を抑えれんかったか?)

    この後の作品の原点なんだから当然だが、コスビーらしい、犯罪と暴力と差別まみれのアメリカで、それでも芯を通して生きる男の物語。

    いわばバタ臭く作り直した。健さんの任侠映画っぽい感じ、主人公は常人とは思えないくらいにケンカが強く、やたらと女性にもてて、敵もそれなりにいるけど友達も多く、辛い過去を背負っているとはいえ、以降の作品の主人公ほどには不幸な人ではない。

    その設定が、とにかく書きたいように書いた小説なんだろうなと思われて、その気分に乗れると小説を読むスピードもモチベーションも上がってくる。

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    2025年07月10日
  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    デビュー作から一貫してたとこれを読めば分かる。頬に悲しみを刻めが1番好きで、これが2番目かな。
    主人公が暴力のスイッチを入れられる瞬間がかっこいい。お母さんの言葉も素晴らしい。景色が真っ白になって、痛みを無視して暴力をふるう。
    91ページで主人公に完璧に感情移入させられた。
    1番ムカつくヴィクターを生かしておくのがフェアなとこだなって感じた。

    会話の楽しさはこれが1番。
    1ページに1つくらいウィットに富んだやり取りがあってそれだけでもう最高ですね!
    次作が今年の6月に本国では出るらしいのでそれまでに2作目読みたい。

    とにかくできるだけ地獄に近くなるように深く埋めて

    大好きだったことをして

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    2025年03月24日
  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    S・A・コスビーのデビュー作。
    田舎町で葬儀社に勤める元海兵隊で元保安官補のネイサンは、イーソー・ワトキンス牧師死亡の調査を信徒から依頼される。表向きは自殺と噂されるが、腐敗した保安官事務所は詳細を語ろうとせず何か怪しい。調査を進めると、牧師周辺のきな臭い関係が明らかになってくる。

    デビュー作だけあり、コスビー作品のエッセンスが濃縮されている。片田舎の中だけで物事が進むので物語のスケール感は小さく、後の作品で見られる社会問題まで盛り込むストーリーの深みみたいなものはあまりない印象で、わりとサラッと読めてしまうのだが、展開の面白さはさすが。ネイサンの相棒スカンクがあまりにも無敵で、都合の良い便

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    2025年09月28日
  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    面白かった。S・A・コスビーの「頬に哀しみを刻め」と「すべての罪は血を流す」の2作を混ぜて、ギュッ!と簡略化した様な、ストーリー展開。
    既視感は否めないものの、相変わらずの読みやすさと面白さ。長編5作目も英語圏で出版されており、邦訳されるのがとても楽しみ。

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    2025年08月31日
  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    コスビーのデビュー作ではあるけれど、正直これを先に読んでいたら他の3作品に手が伸びていたかどうか微妙なところだったかな。
    ただ、結果的に日本では3作品が先に翻訳されたことでお気に入りの作家さんとなり、その流れでこのデビュー作を読めたのは良かった。コスビーの良さはこの後どんどん磨きがかかっていったんだろうけど、ルールに縛られない主人公の魅力が詰まった本作でした。

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    2025年08月18日

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