加賀山卓朗のレビュー一覧

  • モーリス

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    1913年にはじまり1914年に終わったより幸せな一年に捧げる


    イギリスの上流階級のモーリスが性癖に悩み苦しみ自分の道を選んで人々の偏見を恐れる話。
    同性愛は死刑だった時代もあって、苦しかったと思うけど人が悩み苦しむのは美しいと思った。

    クライヴはモーリスのことをわすれられなかったのに世間に合わせて生きることを選んだけど、心の中はどうだったのかな。急に女性に興味をもったりとかあるのかな。モーリスを忘れるためとしか思えない?わからない。

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    2020年11月06日
  • 11月に去りし者

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    ケネディ大統領が暗殺された背景にいた奴らが事件後にどのような顛末になったのかを作品に展開した。暗殺事件性の黒幕としてニューオーリンズの犯罪組織のボスであるカルロス・マルチェロは暗殺に絡んだ人物を消していく。ジャック・ルビーがオズワルドを警察署で射殺したのも作品ではマルチェロの指示とされる。ギドリーは現場の車を処分する役割であるが、証拠隠滅のため、殺し屋のバローネに狙われる。そこから逃避行が始まる。別の場所ではどうしようもない夫から逃げてきたシャーロットと二人の娘がロサンゼルスを目指している。ギドリーとシャーロットとの出会いが、二人の心情を変えていく。殺し屋から逃げるためには合理的な思考と裏をか

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    2020年10月17日
  • 11月に去りし者

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    ネタバレ

    面白い。

    単なるギャングモノの小説ではありません。逃げるもの、追うもの、巻き込まれたもの。三者三様の思いを胸に逃避行・追跡行が繰り広げられます。

    追われるものは、これまでの経験を下に巧妙に他人に成りすまして追跡を振り切ろうとするわけですが、その途中で心境に変化が・・・

    巻き込まれたものは、自分の元々の生活から逃げ出そうとしていたところに、逃げているものと出会います。そして、最後の最後に・・・

    追うものは、淡々と追われるものを追い詰めていくのですが・・・

    映画にすると面白そうです。

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    2020年09月16日
  • スパイたちの遺産

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    『寒い国から帰ってきたスパイ』と、スマイリー三部作の続編。
    特に『寒い国から~』に直接的な繋がりが多いので、最低でも『寒い国から~』は読んでからのほうがいいとおもう。

    いままでの作品の登場人物がほぼでてきたので総集編感があって懐かしくなった。
    ちょっとの出番だったけどフォーンがでてきたのにはびっくりした。
    結構気になってたキャラだったけど元々出番少ないから出ないだろうとおもってた。

    相変わらず文章は読みづらいし、時系列もあっちこっちいくし、嘘と真実がごっちゃになってるので集中して読まないとわからなくなりそうではあったけど、面白かった。

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    2020年09月03日
  • 11月に去りし者

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    2019このミス海外篇6位。
    物語はのっけからJFKが暗殺されるのと同時進行で動き出し、その関連性にワクワクしながら読み進める。組織からはぐれた中間管理職的なフランクと、酒飲みでだらしない夫から娘2人と犬(ラッキー)を連れて衝動的にオクラホマの田舎町から逃げ出したシャーロット。後半は2人でラスベガスまで移動するロードノベルとなる。フランクを追う冷血な殺し屋パローネが運転手として雇う黒人少年、ラスベガスでフランクが頼る大物エドなど、脇役達が魅力的。
    ラストのフランクの選択はおもいがけないものであり、シャーロットへの愛が本物だったという証かな。
    物足りないのはJFK事件との絡みがもう少しあっても良

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    2020年08月16日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    魔女やら幽霊やら、オカルト色満載の舞台で繰り広げられる密室殺人。結末で明かされる事実は、それまでの文章を細かくよく読んでいけば確かにそうだなと思えるもので、決して後出しの情報で進んでいくわけではない。(事件のトリックに関連しない部分で後出しの部分はあるが)

    最終章をどのように読めばいいのか。超常現象の見せかけを打ち砕いてきたそれまでの章からは考えられない不思議な最終章。

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    2020年06月21日
  • 二都物語

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    激動のパリとロンドン。海峡を挟む二つの国を仕事場とし住処とする人々。
    幸せなチャールズとルーシー以上に心に残るのはシドニー・カートン、彼が選んだ道は彼自身が一番幸せな道だったと信じる。

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    2020年06月03日
  • 大いなる遺産(下)(新潮文庫)

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    遺産の贈与者は一体だれか。本当にあの人?
    お金はあった方がいいけど、多すぎなくていい。幸せを感じられることが幸せだと思う。ああでもないこうでもないと、色々考えてしまうピップは良い人だ。

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    2020年05月17日
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)

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    母は亡く年の離れた厳しい姉と優しいその夫に面倒を見られている少年。脱獄囚に脅されて犯した罪を抱えて成長する。弁護士がやって来る。大いなる遺産についての知らせを持って。貧しい生活から都会へ、彼の思いはどう変わっていくのだろう

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    2020年05月16日
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)

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    チャールズ・ディケンズの代表作であり、新潮文庫のStar Classics 名作新訳コレクションの1冊として発売されたばかりであり、セレクト。

    ディケンズは『クリスマス・キャロル』と『オリバー・ツイスト』しか読んでいなかったのだが、両作にも共通するように、ストーリーテリングの巧みさが際立っている。特に本作『大いなる遺産』では、主人公の少年ピップが冒頭で巻き込まれる脱獄囚との恐怖に満ちた出会いが彼を奇想天外な運命へ導く下巻のドライブ感が素晴らしい。

    点在する登場人物の関係性が最後には綺麗につながっていきながら、早く続きを読みたいという思いに駆られていく古典的名作。

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    2020年05月05日
  • 大いなる遺産(下)(新潮文庫)

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    チャールズ・ディケンズの代表作であり、新潮文庫のStar Classics 名作新訳コレクションの1冊として発売されたばかりであり、セレクト。

    ディケンズは『クリスマス・キャロル』と『オリバー・ツイスト』しか読んでいなかったのだが、両作にも共通するように、ストーリーテリングの巧みさが際立っている。特に本作『大いなる遺産』では、主人公の少年ピップが冒頭で巻き込まれる脱獄囚との恐怖に満ちた出会いが彼を奇想天外な運命へ導く下巻のドライブ感が素晴らしい。

    点在する登場人物の関係性が最後には綺麗につながっていきながら、早く続きを読みたいという思いに駆られていく古典的名作。

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    2020年05月05日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    スパイは、いつ何時なってしまうかわからない。愛する家族の為なら、一歩踏み出してしまうのだろう。でも、悲惨の中でも、そこはかと出てくるユーモア。さすが、グリーン。読者を飽きさせずに、一気に読み進ませてしまう。

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    2020年04月25日
  • 11月に去りし者

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    面白かった。
    歴史的大事件との関係や家族との交わりがどうなっていくのか、二人の結末はどうなるのか。
    飽きさせない文章でスムースに読めた。

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    2020年04月23日
  • 11月に去りし者

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    ネタバレ

    ギドリーはマフィアの幹部、ケネディ暗殺の実行犯に逃走用の車を、それと知らずに用意した。
    口封じを恐れての逃避行。
    追う殺し屋、途中で一緒になる女性と、その娘達。
    次々と読者の思いを裏切る展開、読み出すと止まらない。

    シャーロットの決断は見事。
    殺し屋は、とりあえず結果的に仕事を達成出来た。
    ギドリー、あれしか選択肢は無かったのか?

    どうせ死ぬなら、カルロスとセラフィーヌを撃ち殺すとかすれば良いのに。

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    2020年03月17日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    静かな話なんだけど、最後まで一気に読み進めた。
    007みたいな華やかさはないけれど、はらはらしました。

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    2020年03月10日
  • 11月に去りし者

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    ミステリだけど、ちょっと変わった筋立てで展開も意外でおもしろかった。こういうのあんまり読んだことないかも!、と思いながら読んだ。

    ケネディ大統領の暗殺に知らず加担していたマフィア幹部ギドリーが、知りすぎた自分は殺されると気づいて逃亡する途中に、新しい人生をはじめようと幼い娘たちを連れて家出したシャーロットに出会って、っていう話だけど、そこからふたりが恋に落ちて急にロマンスものみたいになるし、ラストで意外な人が意外な行動に出て驚いたし、結末も最初に予想したような感じにはならないし、すべてが意外。先が気になるし、テンポがよくて、なんだかあったいう間に読めた感じなんだけど、もっと細々長々読みたかっ

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    2020年03月07日
  • 11月に去りし者

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    海外小説数々読んできましたが、この手のストーリーは初めてかも。ケネディ暗殺が土台、そこから一気に惹きつけられました。女性と幼い娘二人との逃避行、実に絵になります。映画で見たくなるほどで、配役すら想像しました。百戦錬磨そうなのに、フランクあっけなくのめり込みすぎ、とは思いましたが、シャーロットの魅力が光りました。冷酷な殺し屋バローネ、フランク以上に印象に残ったかも。ラストは切ないですね。マディソン郡の橋を思い出しちゃってきゅーんとしました。

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    2020年02月04日
  • 11月に去りし者

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    1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた―。

    「このミス」でベスト10入りだったことを知り、本棚から取り出して読んでみた。例年のことながら、今年読んだ新作は、いずれもランキングの下位、もしくは圏外ばかり。
    この作品は、犯罪小説だが、ロードノベルでもあり、実に切ない展開を見せる。おすすめ。

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    2019年12月29日
  • 11月に去りし者

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    フランク・ギドリーはニュー・オリンズを牛耳るマフィアのボス、カルロス・マルチェロの組織の幹部。一九六三年、カルロス・マルチェロとくれば、ケネディ暗殺事件がからんでくる。ジェイムズ・エルロイの「アンダーワールドU.S.Aシリーズ」でお馴染みの名前だ。オズワルドではない真の狙撃手の逃走用の車、スカイブルーのキャデラック・エルドラドをダラスの現場近くまで運んだのがギドリーだった。

    暗殺事件が起きるまで、ギドリーは何も知らされていなかった。関係者が次々と殺される中、ギドリーは自分も消されようとしていることに気づく。ダラスでエルドラドを始末したその足でバスに乗り、行方をくらます。車を手に入れ、ラスヴェ

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    2019年12月03日
  • 11月に去りし者

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    11月に間に合った〜。

    セリフ回しは結構ハードボイルド系だし、逃亡ということでロードノベルでもあるし、バイオレンス要素もちょっぴり恋愛要素も含んで、盛り沢山。でもまとまってる。

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    2019年11月28日