加賀山卓朗のレビュー一覧

  • 黒き荒野の果て

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    定義というよりもイメージしているクライム・ノベルというのがあって。これが完全にイメージ通り、読みたい、完全にクライム・ノベルな一冊。

    引退して自動車修理工場を営む元凄腕のゲッタウェイ・ドライバー、ライバル店の出現で生活がピンチに陥ったところに過去に仕事でトラブった相手からデカい“仕事”の誘いが。これが最後とその“仕事”を受けることにするが…

    こんな話は何年か前の深夜にDVDで観たことがある、そんな気もしてくる“良くある話”だ。だけど、そんな“良くある話”とドラマ、そのなかに書き込まれるディティール、生活や文化や街並み、様々な引用や知識、哲

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    2025年01月15日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    酒と女とジャズとマリファナ… 黒人街で成り上がっていくピカレスクロマン #ヴァイパーズ・ドリーム

    ■あらすじ
    トランペッターになることを夢見ていた黒人のヴァイパーは、ニューヨークのハーレムにやってきた。ある日ギャングのボスであるミスター・オーに出会い、大麻の密売管理で成り上がっていく。

    ギャング、ジャズの仲間、悪徳警察官、歌姫たちと交流をかさねていく彼は、ハーレムで愛され、そして畏れられる存在になっていく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    1930年~60年頃のアメリカはニューヨーク、黒人街のハーレム。都会に出てきた若者がギャングの足を踏み入れ、闇の世界で成り上がっていく犯罪小説です。

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    2025年01月11日
  • 頬に哀しみを刻め

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    このミス2024年第1位
    LGBTQの息子たちを殺された前科者の老人たちが復讐する痛快劇。LGBTQについての部分はなかなか難しいが、それを除けば痛快に最後まで突っ走る。
    中途半端な終わり方でないのがよかった。

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    2025年01月06日
  • 警察・スパイ組織 解剖図鑑

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     CIA、 FBIなどといった有名な警察、スパイ組織もあれば、アイルランド、北欧諸国など普段あまり耳にしない組織についても本書で言及される。なかでも、アイルランド島の警察は歴史的経緯上複雑で、19世紀は王立アイルランドとあったが、その後1922年アイルランド独立戦争終結後に、北アイルランドは王立アルスター警察隊、アイルランド自由国はアイルランド治安防衛団と分かれる。

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    2024年12月30日
  • モルグ館の客人

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    モルグ街の殺人を想起させる題名。
    レイチェルシリーズ第2作

    第1作に引き続き、レイチェルのミステリアスな魅力は、他に変え難い。
    序盤から伏線張りまくりで、どういうことだったのか理解できぬまま進んだ場面もあったが、最後に全てつながり気持ちよくなれる。
    「手がかり探し」も面白い。

    ぜひ皆さんも。

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    2024年12月28日
  • 頬に哀しみを刻め

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    現代でもこういうタイプのバイオレンスな感じがあるんだなあ、と感心。かと言って古臭い作りでなく、あまり考えすぎずに楽しめた。翻訳物ならではの読みにくさがなければ★5

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    2024年12月28日
  • すべての罪は血を流す

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    ネタバレ

    いやー、面白かった。
    もちろん昨年このミス1位をかっさらった『頬に哀しみを刻め』の皮肉とユーモアの効いた会話、何を差し置いてもの家族愛の物語も面白かったが、自分的にはこのザ・南部アメリカ物語がこれまでのコスビー作品の中で一番刺さった。

    ヴァージニア州の田舎町チャロンの元FBI捜査官の黒人保安官タイタスが就任1周年を迎えたとある日、町内の高校で銃発砲事件が発生。
    誰からも信頼を寄せられるスピアマン先生が撃たれ命を失う。
    犯人はタイタスの親友の息子ラトレル。
    ラトレルは駆けつけた警官達に降伏する素振りも見せず、むしろ迫ってきたことで射殺される。
    残した言葉は「(スピアマン)先生の携帯を見てみろ」

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    2024年12月22日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    ジャズミュージシャンになる為にアラバマからトランペットを携えてニューヨークに来たクライド・モートン(ヴァイパー)はその才能を否定され、ナイトクラブのユダヤ人オーナーであるミスターOに雇われマリファナの売人になる。1930年代から1960年代のハーレム、デューク・エリントンなどのスウィングから、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンクなどのビバップ (bebop)、 そしてモード・ジャズのマイルス・デイビスへの変遷を背景にそれらのレジェンドがマリファナやヘロインジャンキーとして登場するジャズノワール的な暗黒史が描かれる。さらにロスチャイルド家の末裔で黒人ジャズの庇護者パノニカ・ド・コーニングズウ

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    2024年12月20日
  • すべての罪は血を流す

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    ネタバレ

    もとFBIの黒人の保安官が主人公.
    銃を持った黒人の男,単純な事件と思われていたものが,どんどん深い闇を覗かせていく.猟奇的な黒人の子供たちの死体が発見され,また新な殺人も起こり.白人と黒人の敵対する状況の中で奮闘する主人公タイタス.殺人鬼との対決は手に汗握る.
    また人物描写も父や弟そして恋人や同僚たち含めてよく描かれていて,特に亡くなった母親が時に現れ力付けてくるシーンなど感動的だった.

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    2024年12月19日
  • モルグ館の客人

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    ヨークシャー北部の古い村、モートメインの岬の突端にあるモルグ館と呼ばれる館。名探偵レイチェル・サヴァナクと新聞記者のジェイコブは、館の主人にして犯罪学者のレオノーラから館で催されるパーティに招待される。殺人を犯しながらも、法で裁かれなかった者たちが集うパーティの真の目的を探るうち、レイチェルが直面する意外な殺人事件とは?

    シリーズ第2作。後半、怒涛の展開にびっくり。

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    2024年12月19日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    そうか、犯人はそこかぁ、あぁトリックはそうなっていたのかぁ、ふむふむふむ..........え?
    という感じでした。

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    2024年12月12日
  • モルグ館の客人

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    死んだはずの“幽霊”殺害を起点に、レイチェルが次の犯罪を止めるべく網の目を張り巡らせて真犯人を館に追い詰める、待望の続編!

    無罪判決になった複数の事件の真相はなんだったのか、なぜ“幽霊”は殺されたのか、レイチェルと互角に渡り合う犯罪学者レオノーラの目的はなんなのか…ストーリーが8割まで進んでもまだ着地点が読めなくて、今回も読者に推理する時間を与えない吸引力の高さだった。

    自身の出生が大きく関わっていた1作目と違って、レイチェルが謎解きを楽しむ探偵の役割に徹していたので、前作で彼女が見せた修羅のような非情さは薄れている。でも相変わらず優雅で冷静で、子犬を転がすようにジェイコブを使い倒すw

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    2024年11月23日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    ジャズは勝手に綺麗な印象を抱いていたが
    正しくアンダーグラウンド。
    これからジャズへの接し方が変わる一冊だった

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    2024年11月19日
  • 処刑台広場の女

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    ネタバレ

    登場人物と舞台の多さに息切れしながら、レイチェル・サヴァナクと劫罰協会に振り回されてあっぷあっぷしてるうちに読み終わってた

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    2024年11月12日
  • すべての罪は血を流す

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    アメリカ南部の田舎町チャロン郡で保安官を務める黒人タイタス・クラウンが主人公。ある日、町の高校で人望厚く評判の良い教師ジェフ・スピアマンが被害者となる銃乱射事件が起こる。犯人は高校の卒業生である黒人青年ラトレル。彼は現場に駆けつけたタイタスを長とする保安官チームによって射殺される。ラトレルは殺される直前、妙な言葉を口にする。「先生の携帯を見ろ」スピアマンの遺品の携帯電話のデータを探ると、町の子どもたちが被害に遭う凄惨な連続殺人事件が明らかに。加害者は3人。ラトレル、スピアマン、そして狼の面を被った謎の人物。タイタスは事件を追う……。

    コスビーやっぱり面白い!最初から最後まで追い詰められるよう

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    2024年11月09日
  • 黒き荒野の果て

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    頬に哀しみを刻めが面白かったので、読みました。今作も過激でハードなアクションたっぷりのクライムサスペンス。終わり方も良かった。

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    2024年10月27日
  • 処刑台広場の女

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    登場人物の多さに序盤は、若干辟易。レイチェルやジェイコブなど一部の人を除いて、登場場面が比較的少ないので、特に警察連中など、特徴がつかみにくくて、そのことがよりわかりにくくしているように思いました。でも、そこをクリアできれば、主人公のレイチェルの謎に包まれた存在感もあり、先がどうなるのかが気になって読ませられました。後半は一気読み。ただ最後まで、誰が誰だかわかりにくかったです。

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    2024年10月27日
  • モルグ館の客人

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    ネタバレ

    マーティン・エドワーズのレイチェル・サヴァナクシリーズ第二弾。前作の致命的なネタバレはないけど、やっぱり順番に読んだ方がいいかも。

    理由は不明ながら命を狙われている男を助けようとするレイチェル。一方、絶対に有罪と思われた人物が、高名な軍人の証言により無罪となる判決を直で見たジェイコブ。一見関係のない二人の行動は、秘密のクラブが関係しそうで…

    うーーーーん、面白いのだけど、前作同様、微妙に肌に合わない気がする。。。
    いわゆる黄金期風のスリラー作品。前作はこの前提も伏せられており、ミステリを期待して読んだら呆気にとられ、なんか違うという気分に。
    今作も通称モルグ館に行くのは終盤で、中弛みも激し

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    2024年10月10日
  • 頬に哀しみを刻め

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    「アメリカ」の善悪、美醜、正邪、愛憎 等の全てをぶち込んだような小説。「アメリカ」が書いたような、「アメリカ」だからこそ書けたような、救いようのない分断と…愛の物語。

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    2024年10月09日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ディクスン・カー2冊目。

    こちらも難しいのかと思いきや、とても読みやすかった。
    勝手に1人で『十角館の殺人』登場人物フェアをやってるので、海外古典ミステリーにだいぶ慣れてきたのか?はたまた新訳版のおかげなのか?

    はい、間違いなく新訳版のおかげです(^.^)
    全体的に古典ミステリーの仄暗い雰囲気を感じつつ、新訳版のおかげで普通に読めるなんて本当にありがたい。

    冒頭から「人は棺から抜けだすことができる。自分もやったことがある。」と話す謎の男が出てきて、すぐに惹き込まれる。

    三つの棺の謎や、密室の部屋から消えた謎の男が知りたくて一気に読んでしまった。

    予想外の真相で、さすが不朽の名作。

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    2024年10月03日