加賀山卓朗のレビュー一覧

  • 頬に哀しみを刻め

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    現代でもこういうタイプのバイオレンスな感じがあるんだなあ、と感心。かと言って古臭い作りでなく、あまり考えすぎずに楽しめた。翻訳物ならではの読みにくさがなければ★5

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    2024年12月28日
  • すべての罪は血を流す

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    ネタバレ

    いやー、面白かった。
    もちろん昨年このミス1位をかっさらった『頬に哀しみを刻め』の皮肉とユーモアの効いた会話、何を差し置いてもの家族愛の物語も面白かったが、自分的にはこのザ・南部アメリカ物語がこれまでのコスビー作品の中で一番刺さった。

    ヴァージニア州の田舎町チャロンの元FBI捜査官の黒人保安官タイタスが就任1周年を迎えたとある日、町内の高校で銃発砲事件が発生。
    誰からも信頼を寄せられるスピアマン先生が撃たれ命を失う。
    犯人はタイタスの親友の息子ラトレル。
    ラトレルは駆けつけた警官達に降伏する素振りも見せず、むしろ迫ってきたことで射殺される。
    残した言葉は「(スピアマン)先生の携帯を見てみろ」

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    2024年12月22日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    ジャズミュージシャンになる為にアラバマからトランペットを携えてニューヨークに来たクライド・モートン(ヴァイパー)はその才能を否定され、ナイトクラブのユダヤ人オーナーであるミスターOに雇われマリファナの売人になる。1930年代から1960年代のハーレム、デューク・エリントンなどのスウィングから、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンクなどのビバップ (bebop)、 そしてモード・ジャズのマイルス・デイビスへの変遷を背景にそれらのレジェンドがマリファナやヘロインジャンキーとして登場するジャズノワール的な暗黒史が描かれる。さらにロスチャイルド家の末裔で黒人ジャズの庇護者パノニカ・ド・コーニングズウ

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    2024年12月20日
  • すべての罪は血を流す

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    ネタバレ

    もとFBIの黒人の保安官が主人公.
    銃を持った黒人の男,単純な事件と思われていたものが,どんどん深い闇を覗かせていく.猟奇的な黒人の子供たちの死体が発見され,また新な殺人も起こり.白人と黒人の敵対する状況の中で奮闘する主人公タイタス.殺人鬼との対決は手に汗握る.
    また人物描写も父や弟そして恋人や同僚たち含めてよく描かれていて,特に亡くなった母親が時に現れ力付けてくるシーンなど感動的だった.

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    2024年12月19日
  • モルグ館の客人

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    ヨークシャー北部の古い村、モートメインの岬の突端にあるモルグ館と呼ばれる館。名探偵レイチェル・サヴァナクと新聞記者のジェイコブは、館の主人にして犯罪学者のレオノーラから館で催されるパーティに招待される。殺人を犯しながらも、法で裁かれなかった者たちが集うパーティの真の目的を探るうち、レイチェルが直面する意外な殺人事件とは?

    シリーズ第2作。後半、怒涛の展開にびっくり。

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    2024年12月19日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    そうか、犯人はそこかぁ、あぁトリックはそうなっていたのかぁ、ふむふむふむ..........え?
    という感じでした。

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    2024年12月12日
  • モルグ館の客人

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    死んだはずの“幽霊”殺害を起点に、レイチェルが次の犯罪を止めるべく網の目を張り巡らせて真犯人を館に追い詰める、待望の続編!

    無罪判決になった複数の事件の真相はなんだったのか、なぜ“幽霊”は殺されたのか、レイチェルと互角に渡り合う犯罪学者レオノーラの目的はなんなのか…ストーリーが8割まで進んでもまだ着地点が読めなくて、今回も読者に推理する時間を与えない吸引力の高さだった。

    自身の出生が大きく関わっていた1作目と違って、レイチェルが謎解きを楽しむ探偵の役割に徹していたので、前作で彼女が見せた修羅のような非情さは薄れている。でも相変わらず優雅で冷静で、子犬を転がすようにジェイコブを使い倒すw

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    2024年11月23日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    ジャズは勝手に綺麗な印象を抱いていたが
    正しくアンダーグラウンド。
    これからジャズへの接し方が変わる一冊だった

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    2024年11月19日
  • 処刑台広場の女

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    ネタバレ

    登場人物と舞台の多さに息切れしながら、レイチェル・サヴァナクと劫罰協会に振り回されてあっぷあっぷしてるうちに読み終わってた

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    2024年11月12日
  • すべての罪は血を流す

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    アメリカ南部の田舎町チャロン郡で保安官を務める黒人タイタス・クラウンが主人公。ある日、町の高校で人望厚く評判の良い教師ジェフ・スピアマンが被害者となる銃乱射事件が起こる。犯人は高校の卒業生である黒人青年ラトレル。彼は現場に駆けつけたタイタスを長とする保安官チームによって射殺される。ラトレルは殺される直前、妙な言葉を口にする。「先生の携帯を見ろ」スピアマンの遺品の携帯電話のデータを探ると、町の子どもたちが被害に遭う凄惨な連続殺人事件が明らかに。加害者は3人。ラトレル、スピアマン、そして狼の面を被った謎の人物。タイタスは事件を追う……。

    コスビーやっぱり面白い!最初から最後まで追い詰められるよう

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    2024年11月09日
  • 黒き荒野の果て

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    頬に哀しみを刻めが面白かったので、読みました。今作も過激でハードなアクションたっぷりのクライムサスペンス。終わり方も良かった。

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    2024年10月27日
  • 処刑台広場の女

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    登場人物の多さに序盤は、若干辟易。レイチェルやジェイコブなど一部の人を除いて、登場場面が比較的少ないので、特に警察連中など、特徴がつかみにくくて、そのことがよりわかりにくくしているように思いました。でも、そこをクリアできれば、主人公のレイチェルの謎に包まれた存在感もあり、先がどうなるのかが気になって読ませられました。後半は一気読み。ただ最後まで、誰が誰だかわかりにくかったです。

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    2024年10月27日
  • モルグ館の客人

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    ネタバレ

    マーティン・エドワーズのレイチェル・サヴァナクシリーズ第二弾。前作の致命的なネタバレはないけど、やっぱり順番に読んだ方がいいかも。

    理由は不明ながら命を狙われている男を助けようとするレイチェル。一方、絶対に有罪と思われた人物が、高名な軍人の証言により無罪となる判決を直で見たジェイコブ。一見関係のない二人の行動は、秘密のクラブが関係しそうで…

    うーーーーん、面白いのだけど、前作同様、微妙に肌に合わない気がする。。。
    いわゆる黄金期風のスリラー作品。前作はこの前提も伏せられており、ミステリを期待して読んだら呆気にとられ、なんか違うという気分に。
    今作も通称モルグ館に行くのは終盤で、中弛みも激し

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    2024年10月10日
  • 頬に哀しみを刻め

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    「アメリカ」の善悪、美醜、正邪、愛憎 等の全てをぶち込んだような小説。「アメリカ」が書いたような、「アメリカ」だからこそ書けたような、救いようのない分断と…愛の物語。

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    2024年10月09日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ディクスン・カー2冊目。

    こちらも難しいのかと思いきや、とても読みやすかった。
    勝手に1人で『十角館の殺人』登場人物フェアをやってるので、海外古典ミステリーにだいぶ慣れてきたのか?はたまた新訳版のおかげなのか?

    はい、間違いなく新訳版のおかげです(^.^)
    全体的に古典ミステリーの仄暗い雰囲気を感じつつ、新訳版のおかげで普通に読めるなんて本当にありがたい。

    冒頭から「人は棺から抜けだすことができる。自分もやったことがある。」と話す謎の男が出てきて、すぐに惹き込まれる。

    三つの棺の謎や、密室の部屋から消えた謎の男が知りたくて一気に読んでしまった。

    予想外の真相で、さすが不朽の名作。

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    2024年10月03日
  • ナイロビの蜂 下

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    上巻よりも、下巻の方が読みやすいです。具体的な出来事を描くことが多いからかな?

    とはいえ、ラストは、もの悲しいですね。まぁ“世の中”というのは、結局、力を持つ者が勝つという事なのかな。残念ではありますが、勧善懲悪の話になっても、それはそれで「そんな都合の良いことあるか!」と突っ込むことになるんですけどね。

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    2024年09月27日
  • 黒き荒野の果て

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    ネタバレ

    ボーレガードは車の修理工場の経営者であり、凄腕の運転技術を持つドライバーでもある。
    生活は厳しい。
    同業者に客は奪われ、子どもたちはお金がかかる年頃だ。
    このままでは取引先への支払いもできず、破産に追い込まれそうな状況で、一攫千金の仕事が舞い込む。
    ストーリーはシンプル。
    だが、読ませる。理由は登場人物たちが、欲望に満ちた、正直な人間の姿として描かれているからだろう。
    ボーレガードは父親の残像に縛られ、社会的にも真っ当な能力があるにも関わらず、犯罪に手を染める。
    なぜなら「金」が必要だからだ。
    このままでは修理工場は倒産し、子どもたちに良い教育を受けさせてやれない。
    では、どうして犯罪なのか?

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    2024年09月23日
  • スパイはいまも謀略の地に

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    ジョン・ル・カレのスパイものは、重厚な雰囲気が漂うというのがこれまでの私の印象ですが、この作品はちょっと違いますね。どこかしら軽妙な雰囲気も漂わせています。

    しかも、他の作品は、冷戦期の話が多い印象ですが、これはそうでは無く、ブレグジットとか、トランプ政権(第1期)とか描かれているので、それ程遠くない過去。そんな時にも、こんな事があるのかと思う訳ですが、まぁ、無いと思っているのは平和ボケしている証拠なのかな。

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    2024年09月01日
  • 黒き荒野の果て

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    久々に骨太なハードボイルを堪能。
    メインストーリーはありがちな設定だが、主人公のキャラが深く描きこまれていて、生い立ちからくる父親へのトラウマ(ここが少し冗長)、その反面としての現家族への強い想いをベースに、男同士の友情、裏切りがフィルムノワールのように濃厚に描かれている。

    バイオレンスシーンもあって、どこかエルモア・レナードやデニス・ルヘインを思わせるような切なさも漂う。
    歯切れのよい文章が実にうまく、暗いトーンの比喩や暗喩も見事でラストまでじっくりと楽しめる。

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    2024年08月29日
  • 処刑台広場の女

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    名探偵の文字に踊らされると微妙に期待外れかもしれません。前情報なしで読み始め、主役かと思っていた女名探偵はあまり語らずちょっと肩透かし。しかし多くの登場人物たち(これもまた整理するのに大変)が語る女の人物像が折り重なり、帯にあった「この女は名探偵か、悪魔か」の文字がラストまでチラつきます。
    私の思う謎解きミステリとは違いましたが、ラスト100ページは伏線回収が華麗にされとても面白かった。
    登場人物の表を片手に(巻頭の印刷のほか、親切にも1枚ペラでついていました。ありがたや)、次巻も読んでみようかと思います。

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    2024年08月28日