加賀山卓朗のレビュー一覧

  • 火刑法廷〔新訳版〕

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    そうか、犯人はそこかぁ、あぁトリックはそうなっていたのかぁ、ふむふむふむ..........え?
    という感じでした。

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    2024年12月12日
  • モルグ館の客人

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    死んだはずの“幽霊”殺害を起点に、レイチェルが次の犯罪を止めるべく網の目を張り巡らせて真犯人を館に追い詰める、待望の続編!

    無罪判決になった複数の事件の真相はなんだったのか、なぜ“幽霊”は殺されたのか、レイチェルと互角に渡り合う犯罪学者レオノーラの目的はなんなのか…ストーリーが8割まで進んでもまだ着地点が読めなくて、今回も読者に推理する時間を与えない吸引力の高さだった。

    自身の出生が大きく関わっていた1作目と違って、レイチェルが謎解きを楽しむ探偵の役割に徹していたので、前作で彼女が見せた修羅のような非情さは薄れている。でも相変わらず優雅で冷静で、子犬を転がすようにジェイコブを使い倒すw

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    2024年11月23日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

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    ジャズは勝手に綺麗な印象を抱いていたが
    正しくアンダーグラウンド。
    これからジャズへの接し方が変わる一冊だった

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    2024年11月19日
  • 処刑台広場の女

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    ネタバレ

    登場人物と舞台の多さに息切れしながら、レイチェル・サヴァナクと劫罰協会に振り回されてあっぷあっぷしてるうちに読み終わってた

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    2024年11月12日
  • すべての罪は血を流す

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    アメリカ南部の田舎町チャロン郡で保安官を務める黒人タイタス・クラウンが主人公。ある日、町の高校で人望厚く評判の良い教師ジェフ・スピアマンが被害者となる銃乱射事件が起こる。犯人は高校の卒業生である黒人青年ラトレル。彼は現場に駆けつけたタイタスを長とする保安官チームによって射殺される。ラトレルは殺される直前、妙な言葉を口にする。「先生の携帯を見ろ」スピアマンの遺品の携帯電話のデータを探ると、町の子どもたちが被害に遭う凄惨な連続殺人事件が明らかに。加害者は3人。ラトレル、スピアマン、そして狼の面を被った謎の人物。タイタスは事件を追う……。

    コスビーやっぱり面白い!最初から最後まで追い詰められるよう

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    2024年11月09日
  • 黒き荒野の果て

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    頬に哀しみを刻めが面白かったので、読みました。今作も過激でハードなアクションたっぷりのクライムサスペンス。終わり方も良かった。

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    2024年10月27日
  • 処刑台広場の女

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    登場人物の多さに序盤は、若干辟易。レイチェルやジェイコブなど一部の人を除いて、登場場面が比較的少ないので、特に警察連中など、特徴がつかみにくくて、そのことがよりわかりにくくしているように思いました。でも、そこをクリアできれば、主人公のレイチェルの謎に包まれた存在感もあり、先がどうなるのかが気になって読ませられました。後半は一気読み。ただ最後まで、誰が誰だかわかりにくかったです。

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    2024年10月27日
  • モルグ館の客人

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    ネタバレ

    マーティン・エドワーズのレイチェル・サヴァナクシリーズ第二弾。前作の致命的なネタバレはないけど、やっぱり順番に読んだ方がいいかも。

    理由は不明ながら命を狙われている男を助けようとするレイチェル。一方、絶対に有罪と思われた人物が、高名な軍人の証言により無罪となる判決を直で見たジェイコブ。一見関係のない二人の行動は、秘密のクラブが関係しそうで…

    うーーーーん、面白いのだけど、前作同様、微妙に肌に合わない気がする。。。
    いわゆる黄金期風のスリラー作品。前作はこの前提も伏せられており、ミステリを期待して読んだら呆気にとられ、なんか違うという気分に。
    今作も通称モルグ館に行くのは終盤で、中弛みも激し

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    2024年10月10日
  • 頬に哀しみを刻め

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    「アメリカ」の善悪、美醜、正邪、愛憎 等の全てをぶち込んだような小説。「アメリカ」が書いたような、「アメリカ」だからこそ書けたような、救いようのない分断と…愛の物語。

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    2024年10月09日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ディクスン・カー2冊目。

    こちらも難しいのかと思いきや、とても読みやすかった。
    勝手に1人で『十角館の殺人』登場人物フェアをやってるので、海外古典ミステリーにだいぶ慣れてきたのか?はたまた新訳版のおかげなのか?

    はい、間違いなく新訳版のおかげです(^.^)
    全体的に古典ミステリーの仄暗い雰囲気を感じつつ、新訳版のおかげで普通に読めるなんて本当にありがたい。

    冒頭から「人は棺から抜けだすことができる。自分もやったことがある。」と話す謎の男が出てきて、すぐに惹き込まれる。

    三つの棺の謎や、密室の部屋から消えた謎の男が知りたくて一気に読んでしまった。

    予想外の真相で、さすが不朽の名作。

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    2024年10月03日
  • ナイロビの蜂 下

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    上巻よりも、下巻の方が読みやすいです。具体的な出来事を描くことが多いからかな?

    とはいえ、ラストは、もの悲しいですね。まぁ“世の中”というのは、結局、力を持つ者が勝つという事なのかな。残念ではありますが、勧善懲悪の話になっても、それはそれで「そんな都合の良いことあるか!」と突っ込むことになるんですけどね。

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    2024年09月27日
  • 黒き荒野の果て

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    ネタバレ

    ボーレガードは車の修理工場の経営者であり、凄腕の運転技術を持つドライバーでもある。
    生活は厳しい。
    同業者に客は奪われ、子どもたちはお金がかかる年頃だ。
    このままでは取引先への支払いもできず、破産に追い込まれそうな状況で、一攫千金の仕事が舞い込む。
    ストーリーはシンプル。
    だが、読ませる。理由は登場人物たちが、欲望に満ちた、正直な人間の姿として描かれているからだろう。
    ボーレガードは父親の残像に縛られ、社会的にも真っ当な能力があるにも関わらず、犯罪に手を染める。
    なぜなら「金」が必要だからだ。
    このままでは修理工場は倒産し、子どもたちに良い教育を受けさせてやれない。
    では、どうして犯罪なのか?

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    2024年09月23日
  • スパイはいまも謀略の地に

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    ジョン・ル・カレのスパイものは、重厚な雰囲気が漂うというのがこれまでの私の印象ですが、この作品はちょっと違いますね。どこかしら軽妙な雰囲気も漂わせています。

    しかも、他の作品は、冷戦期の話が多い印象ですが、これはそうでは無く、ブレグジットとか、トランプ政権(第1期)とか描かれているので、それ程遠くない過去。そんな時にも、こんな事があるのかと思う訳ですが、まぁ、無いと思っているのは平和ボケしている証拠なのかな。

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    2024年09月01日
  • 黒き荒野の果て

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    久々に骨太なハードボイルを堪能。
    メインストーリーはありがちな設定だが、主人公のキャラが深く描きこまれていて、生い立ちからくる父親へのトラウマ(ここが少し冗長)、その反面としての現家族への強い想いをベースに、男同士の友情、裏切りがフィルムノワールのように濃厚に描かれている。

    バイオレンスシーンもあって、どこかエルモア・レナードやデニス・ルヘインを思わせるような切なさも漂う。
    歯切れのよい文章が実にうまく、暗いトーンの比喩や暗喩も見事でラストまでじっくりと楽しめる。

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    2024年08月29日
  • 処刑台広場の女

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    名探偵の文字に踊らされると微妙に期待外れかもしれません。前情報なしで読み始め、主役かと思っていた女名探偵はあまり語らずちょっと肩透かし。しかし多くの登場人物たち(これもまた整理するのに大変)が語る女の人物像が折り重なり、帯にあった「この女は名探偵か、悪魔か」の文字がラストまでチラつきます。
    私の思う謎解きミステリとは違いましたが、ラスト100ページは伏線回収が華麗にされとても面白かった。
    登場人物の表を片手に(巻頭の印刷のほか、親切にも1枚ペラでついていました。ありがたや)、次巻も読んでみようかと思います。

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    2024年08月28日
  • 処刑台広場の女

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    「危険があるからこそ」彼女は静かに言った。
    「人生は生きるに値する」

    レイチェル・サヴァナクは名探偵だが、彼女の周りには次々と死が付き纏う。
    ミステリアスな女性だけど何か得体の知れないものがある感じが少し怖かった。
    文章が読みづらいなーと思いつつ中盤まで読んでいくと、次々と人が亡くなっていく中で、少しずつ1つ1つの事件が本当はとても巨大な権力をもつ集団へと繋がっていくのが面白かった。

    権力者が権力を振りかざし、弱い人たちはそれに対して太刀打ちできないということは古の時代から
    あるけれど、どんな時でもレイチェルは正義のために戦っているのかなと思った。

    イギリスが舞台だからか紅茶やスコーンや

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    2024年08月24日
  • モルグ館の客人

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    登場人物も沢山、内容も複雑に絡み合って、これで果たして解決するのかとドキドキしながら読んだが、杞憂に終わった。レイチェル・サヴァナクと言う女性が探偵ぶりを発揮するイギリスを舞台にしたミステリー。人物のキャラもしっかりしてて、特にレイチェルに使えるトルーマン家の3人と私も友達になりたい程。

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    2024年08月18日
  • 頬に哀しみを刻め

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    元ギャングで出所後は真っ当な商売で幸せだ家庭を築いていたアイク、そして典型的レッドネックのバディ・リー、この二人がバディを組んで復讐のために大暴れする。アメリカ南部を舞台にしたとても痛快な物語だが、ここにLGBTがかかわってくるのがややこしく、秀逸である。3.8

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    2024年08月17日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ポアロシリーズ㉕

    アバネシー家の主人リチャードの葬儀は滞りなく終わり、遺産についての遺言が読まれるという時に放たれたコーラの一言「だって彼は殺されたのでしょ?」
    なにこの一気に不穏に変わる空気。なにこの一気に心掴まれる展開。ワクワク感。

    アガサ・クリスティがえがく『館に集まる一族』って本当に面白いわ~
    相手に対する親族ならではの人物評や思い出によってそれぞれのキャラクターが分かってくると、ダメっぷりも、隠している秘密も、怪しさも浮き立ってくる。そして、それらが事件の謎をさらに深めていく。

    やっぱり最後は犯人に驚かされる。
    関係者を集め最後に行われるポアロの謎解きに、ただただ、ため息。

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    2024年08月15日
  • 処刑台広場の女

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    この女は何者なのか。
    次々と起こる事件の真相はどうなっているのか。
    掴ませないまま、中盤まで進み、終盤は畳み掛けるような展開で息を呑む。
    文章量多めで、きついかもしれんけど、読む価値はある!!!
    おもろでした!!!!

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    2024年08月14日