加賀山卓朗のレビュー一覧

  • リーマン・ショック・コンフィデンシャル上 追いつめられた金融エリートたち

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    リーマンショック前後のウォール街で何が起こったのか。膨大なインタビューやメール、証言等を集め分析したもの。リチャード・ファルド(リーマンCEO)、ロイド・ブランクファイン(ゴールドマンCEO)、ウォーレン・バフェット、ジェイミー・ダイモン(JPモルガンチェースCEO)、ジョン・マック(モルガンスタンレーCEO)、ジョン・セイン(メリルリンチCEO)、ロバート・ウィラムスタッド(AIG CEO)など金融機関のトップに加え、ポールソン財務長官、バーナンキFRB議長、ガイトナーNY連銀総裁など政府関係者も実名で登場する。それぞれの信念、保身、怒り、疑念、友情、家族愛、裏切り、株主対策などが絡まって、

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    2014年05月06日
  • リーマン・ショック・コンフィデンシャル下 倒れゆくウォール街の巨人

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    素晴らしい。朝起きても仕事をしてても常に続きが気になった。金融知識がないので結構タフな読書だったが、濃密な体験だった。

    鬼のように複雑で、スパゲティのように絡み合った依存構造の中で、リーマン・ブラザーズの破綻、メリルリンチの売却、AIGの危機…分単位で数百万ドルの金がなくなり、経済崩壊が広がっていく中で不眠不休で終末から救おうと闘った人たちの話。彼らが何を考え、どう行動したか、凄まじい取材力に圧倒。

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    2014年04月03日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    「ヒューマン・ファクター」。人間的要因、とでも訳しますか。
    これは、大人の男性には堪らない小説でした。
    手に汗握る、スパイ小説。紛れもないスパイ小説なんですが、そういう状況に置かれた男性の心理描写。葛藤。
    銃の撃ち合いやら車の追っかけっこなんか、ゼロです。
    後半は物凄い緊迫感。やめられないとまらない、でした。

    1978年にイギリスで書かれた小説です。
    書いたのは、グレアム・グリーンさんという人です。
    グリーンさんは1904年生まれのイギリス人さん。1991年に亡くなっています。86歳くらいまで生きたんですね。
    で、1930年代、つまり30歳前後にはもう、小説家として成功していたみたいですね。

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    2014年03月30日
  • リーマン・ショック・コンフィデンシャル上 追いつめられた金融エリートたち

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    綿密な取材と、掴んで離さない描写。エキサイティングな展開にぐいぐい引き込まれる。入りからやばい。


    そしてダイモンは爆弾を落とした。朝起きてからずっと考えていたこと、彼の世界終末の日のシナリオだった。
    「次の手順でいく」彼は続けた。「ただちにリーマン・ブラザーズの倒産に備えてほしい」間を置いた。「そして、メリルリンチの倒産」また間を置いた。「AIGの倒産」また間。「モルガン・スタンレーの倒産」最後にひときわ長い間を置いて、「そして可能性として、ゴールドマン・サックスの倒産に備える」
    電話の向こうでいっせいに息を呑む音がした。




    あと、経営幹部レベルのすごいとこ。
    ・電話はアシスタントが

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    2014年07月07日
  • 誰よりも狙われた男

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    登場人物の誰もが、舞台に上がった時からクライマックスの泥沼に足を踏み入れている。組織的な「戦争」の渦中に巻き込まれながら、自身の言動に個人として決断を下す、そういう瞬間の連続でぞくぞくする。
    既に映画化が決定しているとのこと。この緊張した空気をどれくらい感じさせてくれるのか。早く観たい!

    ちなみに…終盤でバッハマンの表記が一部おかしかったのは原著がそうなのかしら。スペルとしてはありそうな誤記だけども。

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    2013年12月17日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    007の痛快なスーパーマンの諜報部員ではない。地道な情報担当の諜報部員の日々が息苦しく描かれている。主人公は妻のために祖国を裏切った二重スパイ。疑惑・陰謀・奸策に囲まれてる。家族とともに生き抜くために、自分を隠しながら全てを疑い、真実を判断しなければならない。小さな過ちは破滅につながる。心の支えは妻と息子、しかし家族に真実を話すことも許されない。孤独と愛、信頼と裏切り、人生でのどうしようもない不条理が濃縮されているよう。その中で懸命に生きる主人公たちが切ない。緊迫感に溢れたストーリー。

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    2013年05月07日
  • 火刑法廷〔新訳版〕

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     探偵小説の巨匠、ディクスン・カーの作品。
     
     デスパード家当主マイルズ・デスパードが死亡した。かかりつけ医は自然死と判断したが、マークはマイルズの部屋の現状から、砒素による毒殺を疑う。果たして、確かにマイルズは砒素により殺されていたのである。
     ヘンダーソン夫人がマイルズの部屋を隙見したときに見た、無いはずのドアを抜ける不思議な女性と思しき人影、霊廟に埋葬されたはずのマイルズの遺体が消失するという事件、そして、エドワード・スティーヴンズの妻マリーと19世紀初頭の毒殺魔マリー・ドブレーとの関係。オカルティックな雰囲気に包まれた事件は、意外な様相を呈し始める。

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    2018年08月13日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    スパイ小説の傑作と呼ばれているだけある。一気に読み終わった。たくさん出てくるウイスキーの銘柄が気になる。

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    2019年01月16日
  • 頬に哀しみを刻め

    匿名

    無料版購入済み

    事件を追う父親たちの動機として犯人への怨恨だけでなく、息子たちへの悔悟も含まれる。そこに並々ならぬ力強さを感じる。

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    2026年04月05日
  • 7月のダークライド

    匿名

    無料版購入済み

    開始数ページもいかぬうちに、ハードりーがもう渦中の姉弟を見つけるという展開の早さに、するするひきこまれていく。

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    2026年04月04日
  • 勝機

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    シッド・ハレーは誰のもの?

    本作に隠された最重要なテーマはこれだと思われる
    本作はイギリスが生んだ冒険小説の巨匠ディック・フランシスの競馬シリーズを次男であるフレデリック・フランシスが受け継いだシリーズの(邦訳の)4作目にあたる

    さて冒頭の問いに戻ろう
    シッド・ハレーとは様々なヒーローが登場する本シリーズにおいて、父フレデリック、息子フランシスそのどちらの執筆作品でも最多の登場回数を誇る隻腕の元チャンピオンジョッキーで、もちろんシリーズで最も人気のあるキャラクターであると言っていい
    古き良き英国の冒険小説の主人公とはかくあるべしを体現する不屈のヒーローである

    この人物はいったい誰のものな

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    2026年03月20日
  • 処刑台広場の女

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    なかなか面白かった。
    サスペンスとしてある女性の正体や目的が分からず翻弄されながら終盤はびっくり

    3166冊
    今年65冊目

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    2026年03月17日
  • 勝機

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    失われた左手を移植手術で取り戻したシッド・ハレーだったが、新たな手を得たことで夫婦関係に深刻な亀裂が走ることになった。失意の日々のなか、騎手時代からの知人から、競馬の公正性を脅かす問題が生じているという命がけの告発が届いた。競馬界のルールの隙を突く企みゆえ、監督機関も容易に手が出せない。そんな敵をいかにして追いつめればよいのか?
    移植された左手との「関係」に悩みながら敵の攻撃に立ちむかうシッドは、長年の相棒チコとともに古城での決戦に向かう――。

    新・競馬シリーズ翻訳第4弾。文春文庫としては3冊目。そしてシッド・ハレー登場作としては通算第6作。とにかく新作が読めれば満足なのです。

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    2026年03月13日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ネタバレ

    十角館の殺人読んで気になって読んだジョン・ディクスン・カー。

    名探偵のフェル博士。いつもゼイゼイしてるから心配になる。変なことばっか言うなって思ってるとちゃんと意味がある。

    トリックは今の時代だったらすぐバレそう。
    真相分かったらもう一度読み返したくなる。真相が明かされてくとどんどん面白くなった。

    いろいろなミステリー小説のトリックのネタバレあるのでそこは注意かな…

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    2026年02月23日
  • 闇より暗き我が祈り

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    ちょっと読むつもりが止まらず読み切ることに、、。勢いがすごい。デビュー作のようですが、荒削り感、暴力、エロ、放送禁止用語強め、哀しみを、、が洗練されて見えます。頼まれごとから始まったのに、こんなところまで来ちゃって気の毒、、。そしてスカンク、頼りになりすぎ。どんな背景あればこのような人物と友達になれるんですかね。

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    2026年02月21日
  • モルグ館の客人

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    レイチェルの登場からすでに何かが始まっており、ジェイコブは何かの裁判の傍聴をしているところから始まる冒頭。
    犯罪学者レオノーラも同じ事件を追ってるようだけど、この背景もまたややこしい。それだけじゃなく登場人物全員が複雑な背景を背負ってて、誰が何をしたか(みんな何かしてるので)整理するのにメモが必須です。
    レイチェルとトルーマン一家の関係は相変わらず強さを感じるし、ジェイコブの行儀のいいそそっかしさは愛らしいと思います。前作も登場人物が多かった記憶があるので、ちょっともう一回読み直したい気持ちになりました。
    情報くれる噂好きのグリゼルダって女性は前も出てきたかな。割と気になるキャストです。

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    2026年02月20日
  • すべての罪は血を流す

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    アメリカ南部、高校の校内で銃撃事件が発生し、誰からも慕われていた教師が射殺されてしまう。
    いまなお人種差別が蔓延るこの町で、事件を取り仕切るのは黒人保安官。
    人々の軋轢が事件解決に向けて奮闘する保安官の行手を妨げ、一筋縄ではいかない。
    保安官バッジにかけて公正にあろうともがく主人公のラストは痛快でした。

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    2026年02月18日
  • 勝機

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    【新・競馬シリーズ】左腕を移植手術した元騎手シッド・ハレーが競馬界の不正疑惑を調べる探偵譚 #勝機

    ■あらすじ
    左手を移植手術した元騎手シッド・ハレー。彼のもとに騎手時代の知人、現在は調教師であるゲイリイから相談を受ける。どうやら競馬界で問題が起きており、彼自身も危険な状況らしい。シッドは現役の調教師、騎手などに不正の事実があるか聞き込み調査を始めていく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    フランシス親子の競馬シリーズ。存在は知っていて、ずっーと読みたかったのですが、やっと読む機会ができました。本作はフェリックス・フランシスの新・競馬シリーズの第3弾。誇り高きイギリス競馬界を舞台に綴られる物語

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    2026年02月17日
  • 頬に哀しみを刻め

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    息子たちが殺された。守るもの、守るべきものだった、親の情愛と慚愧・深い悔恨に突き動かされて父親たちは命を懸ける。
    二人の息子が拳銃で撃たれて死んだ。黒人のアイザック(アイク)の息子アイザイア、同性婚の相手白人のデレク。同性を恋人と呼ぶ二人の生き方を父親たちは許さなかった。アイクは結婚の許しを請うアイザイアを締め出してしまった。ドアを閉めた時の怒りの音が今も耳に残っている。

    デレクの父バディ・リーは息子の墓が荒らされたことが許せなかった。悲しみと憤怒でアイクに復讐を持ちかける。
    彼は無気力にトレーラーハウスに住んでいたが悲しみのどん底から立ち上がろうと思う。病身をおしてアイクを訪ねてくる。

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    2026年02月04日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こんな世の中をどうにかしたいと思うディケンズの気持ちが伝わってくる。
    クリスマスキャロル同様、最後に救われるのは作者の人柄があらわれている。

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    2026年01月03日