加賀山卓朗のレビュー一覧

  • ミッション・ソング

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    アイルランド人宣教師とコンゴ人女性の間に生まれたサルヴォは、両親から受け継いだ語学の才能で一流の通訳になっていた。ある日、英国政府情報部の依頼で秘密会議の通訳をすることに。表面上はコンゴ民主共和国の平和を目指す各勢力の代表者会議だったが、サルヴォはその裏に豊富な資源を巡る巨大な陰謀があることに気づく……。

    シンプルな筋立てで読みやすい。

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    2026年06月14日
  • 覚悟

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    節目節目でシッド・ハレーを再登場させることは理解する。読めば面白いし。今作はチコが帰ってきたのもうれしい。

    でもやっぱり競馬シリーズは都度新しい主人公を登場させていくところに魅力があると思っているので残念な気持ちもある。
    ただ、出版社がシッド・ハレーの登場作しか信用していないみたい(本作より前に刊行されたものを邦訳していない)なので危機感を覚える。

    今作のシッド・ハレーが金融資産の運用やベンチャーキャピタル的なことで稼ぐことに内心で満足していないという、21世紀的な訴求ポイントもあるのだし、なんとかなりませんかね?(文春もしくは早川向けのメッセージ?)

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    2026年06月07日
  • カーラの選択

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    ベルリンの壁を挟んだ熾烈な諜報戦での悲劇的な結果を受け、ジョージ・スマイリーは英国情報部を去った。今は妻アンとの穏やかな引退生活を送っている。そんなある日、ロンドンでソ連の暗殺者が突如として任務を放棄した。同時に、暗殺者の標的だった文芸エージェントのバーナーティもロンドンから姿を消した。情報部を指揮するコントロールは暗殺者の身柄を確保し、スマイリーを呼び戻す。スマイリーはコントロールの要請で、消えたバーナーティの行方を追いはじめた。スマイリーら情報部の懸命な調査により、バーナーティの過去が明らかになっていくが、その裏でモスクワも邪悪な手をのばしていた。やがて迎える衝撃の結末とは?

    サーカスふ

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    2026年06月07日
  • ナルコトピア~東南アジア“黄金三角地帯(ゴールデントライアングル)”の麻薬国家「ワ州」を追う~

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    すごい本!ビルマの山岳地帯のゴールデントライアングルの歴史的経過を綴る。ビルマの軍事政権、少数民族のワ族。そこへ中国共産党、キリスト教が入り、ケシしかできない土壌でアヘンが生成される。麻薬の帝王や独立政権、その中で当たり前の教育、医療、インフラをもとめる理想家がいる。驚くのは、そもそもが、首刈り族から端を発している事だ。まだまだ現実は厳しい。どうなっていくのだろう。ミャンマーの少数民族は、ロビンギャを含めて、、、。

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    2026年05月28日
  • 覚悟

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    私にとっても本当に久しぶりのシッド・ハレー!チコも提督もいる!
    早川書房から出ていた競馬シリーズは最初に単行本で「証拠」を読んではまって
    早川文庫の緑の表紙を集めていました。
    この後も追いかけていきたいと思います。
    好きなシリーズものを読み続けることができるのは読書の楽しみ。

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    2026年05月24日
  • モーリス

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    ネタバレ

    同性愛が病気や犯罪扱いされていた時代に愛し合う2人の青年の物語。モーリスは一貫して恋愛対象が男性だったが、クライヴは女性を好きになり結婚する。元恋人のモーリスと縁を切るのかと思いきや、友人のままでいたがる。クライヴにも様々な葛藤があったことはわかるが、二度と結ばれることのない元恋人と会い続けたモーリスはどんな気持ちだったのだろう。いっそのことすぐに縁を切ってしまえばお互い楽だったのではないか?
    モーリスはクライヴの家で出会った森番の少年と生きていく決意をし、その後クライヴに森番との関係を打ち明け、その後彼と会うことはなかった。
    モーリスが自身のセクシャリティと向き合い男性と結ばれた点からハッピ

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    2026年05月20日
  • ナイロビの蜂 下

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    美しい若妻テッサは、死の直前まで、熱心に救援活動をしていた。ジャスティンは生前の行動を克明に追うことから事件の全貌を解明しようと決意する。それはテッサの問題に、彼自身が向き合うことだった―第三世界に対する医薬品供与の恐るべき実態、官僚と多国籍企業の癒着、それを告発するNGO。いったい世界はどうなっているのか。

    ビターな結末。

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    2026年05月09日
  • ナイロビの蜂 上

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    ケニア駐在の英国人外交官クエイルの若くて美人な妻が、喉を掻き切られ全裸で発見された。死の真相が明らかになるにつれて背後にある多国籍企業と巨大国家の謀略が浮かびあがる。

    翻訳ミステリの新刊に食指が伸びないときは、積読本をせっせと読む。

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    2026年05月05日
  • 警察・スパイ組織 解剖図鑑

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    海外のスパイドラマを観ていて、組織の名前だったりが、わからなかった時にこちらの本を読んでみました。
    図式やイラストが描かれていて、とてもわかりやすかったです。
    なんとなく、そういう意味なんだろうと理解していたものが、こんなに細かく組織に分かれてて、役割も違うんだ、と興味深く読みました。
    随所にそういうことだったのか、と合点がいき、さらにドラマを楽しく鑑賞することができました!

    各国の警察モノやスパイ映画もたくさん紹介されていたので、次はコレも観てみようという気持ちになりました。

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    2026年04月26日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

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    グリーンによるなんとも物悲しい大人のスパイ小説
    ル・カレほど小難しくない
    いかにもイギリスらしい小粋な小説だが、上記二人に比べればイアン・フレミングなど子供の活劇に過ぎない

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    2026年04月14日
  • 頬に哀しみを刻め

    匿名

    無料版購入済み

    事件を追う父親たちの動機として犯人への怨恨だけでなく、息子たちへの悔悟も含まれる。そこに並々ならぬ力強さを感じる。

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    2026年04月05日
  • 7月のダークライド

    匿名

    無料版購入済み

    開始数ページもいかぬうちに、ハードりーがもう渦中の姉弟を見つけるという展開の早さに、するするひきこまれていく。

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    2026年04月04日
  • 勝機

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    シッド・ハレーは誰のもの?

    本作に隠された最重要なテーマはこれだと思われる
    本作はイギリスが生んだ冒険小説の巨匠ディック・フランシスの競馬シリーズを次男であるフレデリック・フランシスが受け継いだシリーズの(邦訳の)4作目にあたる

    さて冒頭の問いに戻ろう
    シッド・ハレーとは様々なヒーローが登場する本シリーズにおいて、父フレデリック、息子フランシスそのどちらの執筆作品でも最多の登場回数を誇る隻腕の元チャンピオンジョッキーで、もちろんシリーズで最も人気のあるキャラクターであると言っていい
    古き良き英国の冒険小説の主人公とはかくあるべしを体現する不屈のヒーローである

    この人物はいったい誰のものな

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    2026年03月20日
  • 処刑台広場の女

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    なかなか面白かった。
    サスペンスとしてある女性の正体や目的が分からず翻弄されながら終盤はびっくり

    3166冊
    今年65冊目

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    2026年03月17日
  • 勝機

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    失われた左手を移植手術で取り戻したシッド・ハレーだったが、新たな手を得たことで夫婦関係に深刻な亀裂が走ることになった。失意の日々のなか、騎手時代からの知人から、競馬の公正性を脅かす問題が生じているという命がけの告発が届いた。競馬界のルールの隙を突く企みゆえ、監督機関も容易に手が出せない。そんな敵をいかにして追いつめればよいのか?
    移植された左手との「関係」に悩みながら敵の攻撃に立ちむかうシッドは、長年の相棒チコとともに古城での決戦に向かう――。

    新・競馬シリーズ翻訳第4弾。文春文庫としては3冊目。そしてシッド・ハレー登場作としては通算第6作。とにかく新作が読めれば満足なのです。

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    2026年03月13日
  • 三つの棺〔新訳版〕

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    ネタバレ

    十角館の殺人読んで気になって読んだジョン・ディクスン・カー。

    名探偵のフェル博士。いつもゼイゼイしてるから心配になる。変なことばっか言うなって思ってるとちゃんと意味がある。

    トリックは今の時代だったらすぐバレそう。
    真相分かったらもう一度読み返したくなる。真相が明かされてくとどんどん面白くなった。

    いろいろなミステリー小説のトリックのネタバレあるのでそこは注意かな…

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    2026年02月23日
  • 闇より暗き我が祈り

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    ちょっと読むつもりが止まらず読み切ることに、、。勢いがすごい。デビュー作のようですが、荒削り感、暴力、エロ、放送禁止用語強め、哀しみを、、が洗練されて見えます。頼まれごとから始まったのに、こんなところまで来ちゃって気の毒、、。そしてスカンク、頼りになりすぎ。どんな背景あればこのような人物と友達になれるんですかね。

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    2026年02月21日
  • モルグ館の客人

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    レイチェルの登場からすでに何かが始まっており、ジェイコブは何かの裁判の傍聴をしているところから始まる冒頭。
    犯罪学者レオノーラも同じ事件を追ってるようだけど、この背景もまたややこしい。それだけじゃなく登場人物全員が複雑な背景を背負ってて、誰が何をしたか(みんな何かしてるので)整理するのにメモが必須です。
    レイチェルとトルーマン一家の関係は相変わらず強さを感じるし、ジェイコブの行儀のいいそそっかしさは愛らしいと思います。前作も登場人物が多かった記憶があるので、ちょっともう一回読み直したい気持ちになりました。
    情報くれる噂好きのグリゼルダって女性は前も出てきたかな。割と気になるキャストです。

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    2026年02月20日
  • すべての罪は血を流す

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    アメリカ南部、高校の校内で銃撃事件が発生し、誰からも慕われていた教師が射殺されてしまう。
    いまなお人種差別が蔓延るこの町で、事件を取り仕切るのは黒人保安官。
    人々の軋轢が事件解決に向けて奮闘する保安官の行手を妨げ、一筋縄ではいかない。
    保安官バッジにかけて公正にあろうともがく主人公のラストは痛快でした。

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    2026年02月18日
  • 勝機

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    【新・競馬シリーズ】左腕を移植手術した元騎手シッド・ハレーが競馬界の不正疑惑を調べる探偵譚 #勝機

    ■あらすじ
    左手を移植手術した元騎手シッド・ハレー。彼のもとに騎手時代の知人、現在は調教師であるゲイリイから相談を受ける。どうやら競馬界で問題が起きており、彼自身も危険な状況らしい。シッドは現役の調教師、騎手などに不正の事実があるか聞き込み調査を始めていく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    フランシス親子の競馬シリーズ。存在は知っていて、ずっーと読みたかったのですが、やっと読む機会ができました。本作はフェリックス・フランシスの新・競馬シリーズの第3弾。誇り高きイギリス競馬界を舞台に綴られる物語

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    2026年02月17日