加賀山卓朗のレビュー一覧

  • ナイロビの蜂 下

    Posted by ブクログ

    美しい若妻テッサは、死の直前まで、熱心に救援活動をしていた。ジャスティンは生前の行動を克明に追うことから事件の全貌を解明しようと決意する。それはテッサの問題に、彼自身が向き合うことだった―第三世界に対する医薬品供与の恐るべき実態、官僚と多国籍企業の癒着、それを告発するNGO。いったい世界はどうなっているのか。

    ビターな結末。

    0
    2026年05月09日
  • ナイロビの蜂 上

    Posted by ブクログ

    ケニア駐在の英国人外交官クエイルの若くて美人な妻が、喉を掻き切られ全裸で発見された。死の真相が明らかになるにつれて背後にある多国籍企業と巨大国家の謀略が浮かびあがる。

    翻訳ミステリの新刊に食指が伸びないときは、積読本をせっせと読む。

    0
    2026年05月05日
  • 警察・スパイ組織 解剖図鑑

    Posted by ブクログ

    海外のスパイドラマを観ていて、組織の名前だったりが、わからなかった時にこちらの本を読んでみました。
    図式やイラストが描かれていて、とてもわかりやすかったです。
    なんとなく、そういう意味なんだろうと理解していたものが、こんなに細かく組織に分かれてて、役割も違うんだ、と興味深く読みました。
    随所にそういうことだったのか、と合点がいき、さらにドラマを楽しく鑑賞することができました!

    各国の警察モノやスパイ映画もたくさん紹介されていたので、次はコレも観てみようという気持ちになりました。

    0
    2026年04月26日
  • ヒューマン・ファクター〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    グリーンによるなんとも物悲しい大人のスパイ小説
    ル・カレほど小難しくない
    いかにもイギリスらしい小粋な小説だが、上記二人に比べればイアン・フレミングなど子供の活劇に過ぎない

    0
    2026年04月14日
  • 頬に哀しみを刻め

    匿名

    無料版購入済み

    事件を追う父親たちの動機として犯人への怨恨だけでなく、息子たちへの悔悟も含まれる。そこに並々ならぬ力強さを感じる。

    0
    2026年04月05日
  • 7月のダークライド

    匿名

    無料版購入済み

    開始数ページもいかぬうちに、ハードりーがもう渦中の姉弟を見つけるという展開の早さに、するするひきこまれていく。

    0
    2026年04月04日
  • 勝機

    Posted by ブクログ

    シッド・ハレーは誰のもの?

    本作に隠された最重要なテーマはこれだと思われる
    本作はイギリスが生んだ冒険小説の巨匠ディック・フランシスの競馬シリーズを次男であるフレデリック・フランシスが受け継いだシリーズの(邦訳の)4作目にあたる

    さて冒頭の問いに戻ろう
    シッド・ハレーとは様々なヒーローが登場する本シリーズにおいて、父フレデリック、息子フランシスそのどちらの執筆作品でも最多の登場回数を誇る隻腕の元チャンピオンジョッキーで、もちろんシリーズで最も人気のあるキャラクターであると言っていい
    古き良き英国の冒険小説の主人公とはかくあるべしを体現する不屈のヒーローである

    この人物はいったい誰のものな

    0
    2026年03月20日
  • 処刑台広場の女

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かった。
    サスペンスとしてある女性の正体や目的が分からず翻弄されながら終盤はびっくり

    3166冊
    今年65冊目

    0
    2026年03月17日
  • 勝機

    Posted by ブクログ

    失われた左手を移植手術で取り戻したシッド・ハレーだったが、新たな手を得たことで夫婦関係に深刻な亀裂が走ることになった。失意の日々のなか、騎手時代からの知人から、競馬の公正性を脅かす問題が生じているという命がけの告発が届いた。競馬界のルールの隙を突く企みゆえ、監督機関も容易に手が出せない。そんな敵をいかにして追いつめればよいのか?
    移植された左手との「関係」に悩みながら敵の攻撃に立ちむかうシッドは、長年の相棒チコとともに古城での決戦に向かう――。

    新・競馬シリーズ翻訳第4弾。文春文庫としては3冊目。そしてシッド・ハレー登場作としては通算第6作。とにかく新作が読めれば満足なのです。

    0
    2026年03月13日
  • 三つの棺〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    十角館の殺人読んで気になって読んだジョン・ディクスン・カー。

    名探偵のフェル博士。いつもゼイゼイしてるから心配になる。変なことばっか言うなって思ってるとちゃんと意味がある。

    トリックは今の時代だったらすぐバレそう。
    真相分かったらもう一度読み返したくなる。真相が明かされてくとどんどん面白くなった。

    いろいろなミステリー小説のトリックのネタバレあるのでそこは注意かな…

    0
    2026年02月23日
  • 闇より暗き我が祈り

    Posted by ブクログ

    ちょっと読むつもりが止まらず読み切ることに、、。勢いがすごい。デビュー作のようですが、荒削り感、暴力、エロ、放送禁止用語強め、哀しみを、、が洗練されて見えます。頼まれごとから始まったのに、こんなところまで来ちゃって気の毒、、。そしてスカンク、頼りになりすぎ。どんな背景あればこのような人物と友達になれるんですかね。

    0
    2026年02月21日
  • モルグ館の客人

    Posted by ブクログ

    レイチェルの登場からすでに何かが始まっており、ジェイコブは何かの裁判の傍聴をしているところから始まる冒頭。
    犯罪学者レオノーラも同じ事件を追ってるようだけど、この背景もまたややこしい。それだけじゃなく登場人物全員が複雑な背景を背負ってて、誰が何をしたか(みんな何かしてるので)整理するのにメモが必須です。
    レイチェルとトルーマン一家の関係は相変わらず強さを感じるし、ジェイコブの行儀のいいそそっかしさは愛らしいと思います。前作も登場人物が多かった記憶があるので、ちょっともう一回読み直したい気持ちになりました。
    情報くれる噂好きのグリゼルダって女性は前も出てきたかな。割と気になるキャストです。

    0
    2026年02月20日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    アメリカ南部、高校の校内で銃撃事件が発生し、誰からも慕われていた教師が射殺されてしまう。
    いまなお人種差別が蔓延るこの町で、事件を取り仕切るのは黒人保安官。
    人々の軋轢が事件解決に向けて奮闘する保安官の行手を妨げ、一筋縄ではいかない。
    保安官バッジにかけて公正にあろうともがく主人公のラストは痛快でした。

    0
    2026年02月18日
  • 勝機

    Posted by ブクログ

    【新・競馬シリーズ】左腕を移植手術した元騎手シッド・ハレーが競馬界の不正疑惑を調べる探偵譚 #勝機

    ■あらすじ
    左手を移植手術した元騎手シッド・ハレー。彼のもとに騎手時代の知人、現在は調教師であるゲイリイから相談を受ける。どうやら競馬界で問題が起きており、彼自身も危険な状況らしい。シッドは現役の調教師、騎手などに不正の事実があるか聞き込み調査を始めていく…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    フランシス親子の競馬シリーズ。存在は知っていて、ずっーと読みたかったのですが、やっと読む機会ができました。本作はフェリックス・フランシスの新・競馬シリーズの第3弾。誇り高きイギリス競馬界を舞台に綴られる物語

    0
    2026年02月17日
  • 頬に哀しみを刻め

    Posted by ブクログ

    息子たちが殺された。守るもの、守るべきものだった、親の情愛と慚愧・深い悔恨に突き動かされて父親たちは命を懸ける。
    二人の息子が拳銃で撃たれて死んだ。黒人のアイザック(アイク)の息子アイザイア、同性婚の相手白人のデレク。同性を恋人と呼ぶ二人の生き方を父親たちは許さなかった。アイクは結婚の許しを請うアイザイアを締め出してしまった。ドアを閉めた時の怒りの音が今も耳に残っている。

    デレクの父バディ・リーは息子の墓が荒らされたことが許せなかった。悲しみと憤怒でアイクに復讐を持ちかける。
    彼は無気力にトレーラーハウスに住んでいたが悲しみのどん底から立ち上がろうと思う。病身をおしてアイクを訪ねてくる。

    0
    2026年02月04日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんな世の中をどうにかしたいと思うディケンズの気持ちが伝わってくる。
    クリスマスキャロル同様、最後に救われるのは作者の人柄があらわれている。

    0
    2026年01月03日
  • ヴァイパーズ・ドリーム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    煌びやかなクラブ、音楽と酒、マリファナが飛び交う1930〜60年代の狂騒のアメリカはニューヨークが舞台。
    裏であって裏でないぐらいにはびこる麻薬ビジネス。どこもかしこも、誰も彼もが退廃的に暮らしているように見えるが、そこにはあちら側に行ってしまう者とこちら側に踏みとどまる者のうっすらとした線引きがある。
    もうばりばりのジェイムズ・エルロイの世界観。

    冒頭、主人公クライド・″ヴァイパー″・モートンは、人生で3人目の殺人を犯してしまったことを読者へ告げるシーンで始まる。
    素知らぬふりをして顔見知りの警官に通報を入れるも、酌量の余地は与えられず、3時間以内に街を出ろと言われるが、反するように馴染み

    0
    2026年01月03日
  • 三つの棺〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新訳ということで読みやすくなった。字も昔の物より大きいので更に読みやすい。とにかく色々ツッコミ所が満載だし不安定な部分のあるトリックですが、登場人物たちの証言から事件の形が変わっていく感じがとても良い。フェル博士による「密室講義」好きだし。後書きに『ユダの窓』も新訳で取りかかってるという話があったのが楽しみ。名作だけでなく『墓場貸します』とかちょっと違う感じのもあらためて出して欲しいな(笑)

    0
    2025年12月28日
  • すべての罪は血を流す

    Posted by ブクログ

    読みながら圧を感じる。

    主人公の黒人保安官、タイタス・クラウンは悲惨な現実の前に、母の言葉を思い出し、神の言葉にもこう言ってのける。
    「御言葉もそれを読む人間と同じくらい堕落していることに気づいた。旧約聖書も新約聖書も、ただの”ことば”にすぎない。」

    差別をに向き合う?
    そんな生易しいことは言ってられない。

    神に祈る?
    どんなに祈っても、母の命は救ってくれない。

    現実はクソだ。それでも生きていかなければいけない。
    戦わなければいけない。

    そんな現実に逃げ出すものもいる。
    愛する人を置いて。
    それも理不尽なのだろうか。

    答えはない。
    この物語は神の福音か、悪の咆哮か。

    タイタス・ク

    0
    2025年12月28日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    リチャードの葬式での一言がきっかけで謎の連続死が始まる。
    コーラが死んだんだと身近にいる家政婦が怪しいけど、リチャード家の問題も絡んでるとなぁと思えども…ふむふむ。
    話の回し方が抜群に上手いですよね。さすがクリスティ。

    0
    2025年11月30日