あらすじ
話題沸騰! 新・競馬シリーズ第2弾。
フェリックス・フランシスの清新な魅力が冴える傑作。
英国競馬の聖地、ニューマーケットで発生した厩舎火災。犠牲となった名馬の馬主の依頼で、危機管理コンサルタントの私が調査に派遣された。焼けた厩舎は高名な調教師一家のものだったが、カリスマ調教師だった父のもと、三人の息子たちがいがみあう地雷原のような一族であった。ほどなくして火災の焼け跡から人間の遺体が発見され、それは問題児として疎まれていた末の娘のものであると判明した。そしてさらなる死が。
なぜ厩舎は焼かれなければならなかったのか? 長年にわたって音信不通だった問題児ゾーイはなぜ帰郷し、遺体で発見されたのか? 殺人者は一族にの中にいるのか? 調査を進める私にも危険はふりかかった――。
競馬場、厩舎、牧場から競売場までが集まる「競馬の故郷」ニューマーケットを舞台に展開する「新・競馬シリーズ」第2弾。スリラーの緊迫のなかに英国ミステリの香気を漂わせ、父ディックの『名門』『黄金』を彷彿させる快作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うん、ありやわ
いいんです
もう開き直りますよ
だってわいなんかあれですもん
なんの責任もないただの読者ですもん
今回も華麗に返しますよ!手のひらw
素晴らしい!
もういやもうなんかもうむしろもうありがとう(「もう」多いわ!)
という訳でフェリックス・フランシスの『競馬シリーズ』最新作です
この『競馬シリーズ』はイギリスの冒険小説の伝説的作家ディック・フランシスから次男のフェリックスが引き継いだものなんですが、以前わいは親子の微妙な作風の違いを「違和感」と、わりと批判的に捉えていたんですな
まぁ、そこにはその違いを明確に認識出来ている自分をちょっぴり自慢してる部分もあったわけですが
だけど、それって当たり前のことで、何を偉そうに語っておったのか?と気付いた訳です
いや気付かされました
そしてこの違いこそがフェリックスの長所なんではなかろうかと
むしろ今の時代に合ってるんじゃね?っていうね
フェリックスの方が全体的にソフトなんよね
いや中身はだいぶ重いテーマなんだけどさ
うん、爽やかさというか、ユーモアの面では確実にお父さんより上だし
それでいて冒険小説としての芯は外してない
そしてなにより、すげー面白かった!
すげー面白い『競馬シリーズ』がまだまだ読める!
ありがたや〜
Posted by ブクログ
東京競馬場のスタンドでとても気持ちよく読めた。
解説にもあるように、主人公が競馬初心者の設定なので競馬を知らない人にもわかりやすく、またニューマーケットの様子や出馬投票のしくみなど日本の競馬との違いも詳しく、競馬の部分は文句なしで、犯人探しも楽しめたのだが、恋愛要素が過剰だと感じた。
Posted by ブクログ
英国競馬の聖地、ニューマーケットで発生した厩舎火災。犠牲となった名馬の馬主の依頼で、危機管理コンサルタントの私が調査に派遣された。焼けた厩舎は高名な調教師一家のものだったが、カリスマ調教師だった父のもと、三人の息子たちがいがみあう地雷原のような一族であった。ほどなくして火災の焼け跡から人間の遺体が発見され、それは問題児として疎まれていた末の娘のものであると判明した。そしてさらなる死が。
なぜ厩舎は焼かれなければならなかったのか? 長年にわたって音信不通だった問題児ゾーイはなぜ帰郷し、遺体で発見されたのか? 殺人者は一族にの中にいるのか? 調査を進める私にも危険はふりかかった――。
文春文庫版の新・競馬シリーズ第2弾。明暗の対比が光る。