【感想・ネタバレ】勝機のレビュー

あらすじ

シッド・ハレー登場!競馬シリーズ最新刊!

“シリーズでも屈指の名シーンをぜひとも見届けていただきたい”
――阿津川辰海さん、絶賛。
傑作『大穴』『利腕』で活躍した名ヒーロー、シッド・ハレーが大きな転機を迎えるファン必読の〈新・競馬シリーズ〉第3弾。

失われた左手を移植手術で取り戻したシッド・ハレーだったが、新たな手を得たことで夫婦関係に深刻な亀裂が走ることになった。失意の日々のなか、騎手時代からの知人から、競馬の公正性を脅かす問題が生じているという命がけの告発が届いた。競馬界のルールの隙を突く企みゆえ、監督機関も容易に手が出せない。そんな敵をいかにして追いつめればよいのか?
移植された左手との「関係」に悩みながら敵の攻撃に立ちむかうシッドは、長年の相棒チコとともに古城での決戦に向かう――。
エンタテインメント小説のお手本というべき誇り高き英国スリラー、その珠玉。

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Posted by ブクログ

【新・競馬シリーズ】左腕を移植手術した元騎手シッド・ハレーが競馬界の不正疑惑を調べる探偵譚 #勝機

■あらすじ
左手を移植手術した元騎手シッド・ハレー。彼のもとに騎手時代の知人、現在は調教師であるゲイリイから相談を受ける。どうやら競馬界で問題が起きており、彼自身も危険な状況らしい。シッドは現役の調教師、騎手などに不正の事実があるか聞き込み調査を始めていく…

■きっと読みたくなるレビュー
フランシス親子の競馬シリーズ。存在は知っていて、ずっーと読みたかったのですが、やっと読む機会ができました。本作はフェリックス・フランシスの新・競馬シリーズの第3弾。誇り高きイギリス競馬界を舞台に綴られる物語です。

競馬とか遊びでやったことはある程度で全く知らないんですが、まーエンタメとして読みやすいですね。またおきている事件もありそうな話で興味深い、楽しく読ませてもらいました。

本作は元騎手であるシッドが、競馬界の不正疑惑を調べる私立探偵譚。彼が関係者に聞き取りをしていくのですが、シッドの交渉ぶりに感心しちゃうんすよね。特に怪しい人物をどんどん追い込んでいく様は、まさしく刑事みたいでカッコイイの!

しかし敵もさるもの引っ掻くもの、そう簡単にはしっぽを出さないし、反撃もしてくる。このスリリングな展開も惹きつけられる魅力ですね。

また主人公シッドにはもうひとつ特徴があって、なんと左手を移植手術しているのです。その腕をきっかけに、夫婦仲がギクシャクしてしまうのですが… これはなんとも切ない。決して夫婦仲が悪いわけではなく、むしろ愛情深い家族なんすよねー

そう、本作はシッド・ハレーの渋い生き様が読みどころなのです。秘めた男気があって、家族や友人たちを何よりも大切にして、でも葛藤したり、弱い部分もあってさ。こんなふうに生きられたら幸せだろうなーって思っちゃいました。

さて本作の事件、結末はどうるのか? どんな世界でもスキマを見つけては悪巧みを企てる輩ってのはいるもの。人の弱みに付け込んだり、陥れたり、こんなクズは地球から撲滅して欲しいですなー、まったく。

やっぱりシッド・ハレーに惹かれますね~、これまでの作品も気になってしまいました。

■ぜっさん推しポイント
本作はシッドの前妻の父チャールズや友人チコなど、脇役たちも粒ぞろいなんです。さらにお酒などの小道具も素敵、イギリスならではの雰囲気が伝わってきます。

古い友人に呼ばれ、シングルモルトを味わいながら語らうなんざ、いい時間の過ごし方です。この作品を読んでると、人との温かいか繋がりが感じられるんすよねー。優しい気持ちになれたる一冊です。

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2026年02月17日

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