高田大介のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
逃亡するニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行と、その案内をした剛力たち
到着した港町は裏切り、売国奴がうずめく街になっていた
出国の手引をしてくれるはずの郭に囚われた姫と、近衛兵、剛力、孤児の話
「隻腕」のカロイが出てきた時点で、「まさか、ヴァーシャールヘイ!」と嬉しくなる気持ちと
「この手の叙述トリックに散々騙されてきた読書民としては安安と決めつけるわけにはいかない!」という猜疑心が同時に沸き起こる
ただ、ストーリーが進むにつれて、笛、島嶼の有力者に伝手のある主、手話、言語の知識等々「もうこれ、ヴァーシャ確定でよくね?」と思えてくる
それにしても、前作にも増して冗長な文章量よ
この -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ言語への情熱は十分すぎるほど伝わった。
しかし残念ながらここで一旦本を置くことにした。
ますます描写が長くくどくなっていく。
著者の方には谷崎潤一郎氏の文章読本をお読みいただきたい。お読みならば御見解を聞きたい。
平易な言葉を使うこと。
文章の無駄を削ぎ落とすこと。
この作品の文章と真逆のことが心得として書かれている。
もちろん文章の正解は一つではないが、正直この心得を意識しながら推敲を重ねたなら、この作品は1/5のボリュームまで下がっただろう。
持てる限りの言葉を尽くして語るのも技術のうちだが、その持てる言葉の中から最適解のみを抜き出す努力も必要ではないか。
…などと文を綴る才覚のない -
Posted by ブクログ
くっ…三巻まで頑張って読んだが挫折しそう…。
この方のやたら長い文章が無駄ばかり多いように思えて仕方がない。おんなじことばっかり繰り返していうんだもの…言葉を尊ぶ女の子が主人公だから、あんな言い方もできる、こんな言い方もあるっていう、語彙の嵐でもいいのかもしれないけど。
このくどい言い回しのせいで、アクションシーンはスピード感迫力ともに削がれてる気がする。
どうも私の基準は上橋菜穂子先生にあるようだ。
あの簡潔な文章とは対極にある、装飾を凝らした語り口である。
しかし描写はくどいほど厚い割に人物造形が一辺倒な気がして奥行きはないと感じた。だいたい言うことが想像できると言うか。ある意味キャ -
-
-
-
購入済み
立読み出来てたら不買
発想は秀逸だが、設定・ギミックの扱いがもう少し丁寧ならそれなりに評価できたと残念。
文章冗長と言うより、専門家らしく独善的で、一般的表現力に難がある。
上記にも関わらず出版出来たと言う、編集者とのコミュニケーション(コネクション)力は大したものだと思うが、小生はこの作者の著作は今後購入しない -
購入済み
面白いけど
面白いといえば面白い。
ただ、図書館という題材のためか、使用頻度の少ない漢字が随所に使用され辞書を使用して確認することが私にはあった。
辞書で調べるとき、文書のコピーができず、booklibで使用される辞書機能は拡大ができないので、年寄りには不便かと。
建物、風景なども言葉での説明が長く、キーとなるものは、ちょっとしたイラストがあったら、と思う。
-