西原理恵子のレビュー一覧
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購入済み
雑なようで実は深い
私は女の子ではなくなった年齢ですが、まだ人生に残り時間が少しはある年齢です。改めていろいろ教えをもらったと思う。遅いけど気がついてよかった。電子書籍で買ったのはスマホの中に置いていつでも読めるようにしておきたかったから。いろいろな年齢の女性が読んでいろいろな受け取り方を出来る本かなと思います。
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表も裏も知り尽くした猫組長と漫画家の西原理恵子の「異色コンビ」 による今回の本。コロナウイルス感染拡大で起こっている世の中の出来事をひと味違った視点から見ている。
コロナウイルスでムンクの叫びのような表情になった所もあれば、その一方で笑いが止まらない所もあった。その中には、PCR検査をしているクリニックもあった。
抗体検査のキットは原価4000円なので、猫組長が受けたクリニックでは、PCR検査が4万円、抗体検査が2万5000円なので、おいしい商売だ。
検査結果について「せいぜい6割くらいの精度や」と言ったそうだ。
そう言えば、元旦の新聞に闇ワクチンが日本に入っていて、富裕層の中に闇ワクチンを接種している人がいると言う記事が載っていた。
闇ワクチンは、中国シノバック・バイオテック製だけではなく、ロシアのスプートニクVも出回っている。
猫組長に声をかけてきた医療関係者は「中身は生理食塩水だから安心です。薬にはならないけれど毒にもならない」と言いはなったそうだ。
話題になったと言えば、「ロビンフット」だ。スマホアプリで、ゲーム感覚で株取引が手軽にできる。アメリカの新たに始めた個人投資家(ロビンフッター)たちは、株式市場でヘッジファンドを買いで打ち負かしたことがニュースになった。
しかし、裏があった。ロビンフットの収益の大半は、ロビンフッターの注文情報をヘッジファンドに売って得たものだった。ヘッジファンドがそんなに甘ちゃんな訳がない。
ニュースや新聞では見聞きしないことが書いてあり興味深いなあ。 -
Posted by ブクログ
佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さんはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。
西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後の活躍はここで書く必要もないが、ご本人の知らなかった側面が佐野さんとの対談で現れており、それがとても興味深かった。
リリー・フランキーは「東京タワー」で一躍有名になった。正確には「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」という長い題名の本である。私はこの本を、とても面白かったと記憶しているのであるが、このたなぞうでは、登録していない。もしかしたら、映画で見ただけなのかもしれない。記憶はいいかげんなものだ。 -
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ネタバレCOVID-19の影響で移動がままならず、あー旅行に行きたいなあと思っていたところ、再読。いやあ、なかなか良い。不良上がりの筆者が綴る下品でドタバタな紀行エピソードではあるけど、彼の心根は実はそんなに擦れていないように感じてしまいました。そんな素直な(隠し立てのない!?)現地ローカルとのやり取りが旅情を誘います。
この本は、いわば雑誌の企画的なノリなので、お気楽に読めます。手乗り鹿を食べさせてくれる店を探す、抱きビアでぼったくられる、おかまの中学生にインタビューする、おかまディスコに乗り込む、ベトナム戦争の砲弾跡に流れ込んだ天然のエビ穴を探しに行く、相部屋相手が夜中にオナニーしている等々、かつてはテレビ局、今はYouTuberがやるようなことを地でやっているような紀行ものです。所々挿入されている写真のコメントに時代を感じます(20年前だから仕方ないか)。同時代の私としては時々吹きつつ楽しく読めました。戦争カメラマンのカモちゃんとガイドの鈴木君とのドタバタ道中が物語に花を添えます。
もう一つ、ちょっと小真面目に読むとすれば、ベトナムという国に深く横たわるベトナム戦争の悲惨さについてでしょうか。同じ民族同士が殺し合うという悲劇。殺さないと自分が殺されるという切迫感。戦争が終わっても勝ったほうも負けたほうも貧しい生活。このような状況を引き起こした国際政治への疑問等を感じてしまいます(なお米国はベトナム戦争について公式謝罪は一切していない)。戦争参加者のインタビューは、お気楽な旅行気分を一気に冷まします。ホーチミンにある戦争博物館や那覇のひめゆりの塔等を見たことがある方は何となく分かる感覚ではと思います。
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旅行好き、東南アジアに興味がある方にはおすすめです。最近流行りだしたフーコックやコンタオ等に20年以上前に行っているですからなかなか筆者の目の付け所はいいと思います。そういうマイナーな土地の記述も趣深い。
全般的には肩の凝らないドタバタ紀行ものですが、妙な風俗自慢みたいなものも出てこないのでその点では比較的健全に思えます。 -
Posted by ブクログ
駅の売店でなんとなく買った本。
漫画家 西原理恵子さんが、NHK「最後の講義」で放送されたものを、未放送だった部分も収録された書籍。
「女の子の人生で覚えていてほしいこと」というサブタイトル。
目次が物語っている。
第1章 私は嘘つき
プライドがなかったから漫画家になれた
早く死んだ方がいい人もいる
一生に一度だけは本気で勉強をしよう
第2章 なくしたのはウエストだけ
自分の価値の下落を止めるためにどうするか
二股、三股かけてみませんか?
何があっても働き続けてほしい
第3章 人生は女の方が絶対楽しい
家族の愛情では病気は治らない
夫を人に戻して死なせることができてよかった
どんなときでも人生のかじ取りを人任せにしない
次の世代、そのまた次の世代のために
第4章 質疑応答
人生の教訓が詰まった一冊でした。
自分の生き方が少し楽になりました。。 -
Posted by ブクログ
禅のあとに読んだからかもだけど、ある意味全ての人間を一網打尽にぶった斬りつつも、強く生きよ!!!!!
と、諭されるような力強い西原理恵子節がたまらん一冊です。笑笑!
知り合いの風俗店の社長さんが、辞める人には給料払わない。払う必要ないじゃん。ってのたまう社長、売り上げを金庫に入れに行くときによく強盗にあうから、従業員にバット持たせて入金してたら、従業員に殴られた。
とか。
わたしが子どもの才能つぶしちゃったかも、、、なんて言う親いふけど、才能はどんなに潰されても出てくるものだから、才能ないんだよ。
とか。
忘れ物しないよーにして、傘持って、あれ持ってこれ持って。
子ども忘れてきた。
とか。
義母がうざいっていう相談に、
そのうち死ぬから放っておけ。
とか。
塾サボった息子に
てめぇみたいな嘘つきは親父みたいな気狂いアル中になって道端でクソもらして死んじゃうんだよ。死ねクソ野郎!
と、言い息子と娘にいくらなんでもそれはないよ。と突っ込まれたり。
いるだけで、可愛いね。って言われる存在から、いるだけで、邪魔だババァ!っ言われる時代まで女性はとても面白い。と。
もう、読んでて痺れます。はい。
人生に迷ったら、禅の本の後でも先でも、まず西原理恵子先生に見習うべし。 -
Posted by ブクログ
<感想>
低い目線から世間を眺める。著者の独特な視点で語る人生相談。私には、ついつい正しい人間であろうとする悪い癖がある。自分で作り上げた理想の自分像と現実の自分の乖離を埋められない。結局それで苦しむわけだが。
著者は現実の人間の弱さを認め、ダメならダメなりに生きて行く方法を示唆している。
弱っている時に「正しさ」を語られても辛いだけだ。ダメならダメなりに生きろ、という著者の言葉に救われる。
下世話って優しい、のかもしれない。
<アンダーライン>
★★★生きるって、みっともないことだし、みっともなくていい。あの手この手で、どうにかして生き残った者が勝ち。
★「1年もたたずに辞めるのは申し訳ない」とか言ってる場合じゃない。コレ、DV男との離婚と一緒。自分で自分の判断がつかなくなっている状態ですね。で、本当に「もうダメだ」ってなったときには、ボロボロになってることが多い。だから、体力があるうちにさっさと見切りをつけましょう。
・「立つ鳥跡を濁す」でいいの。
・「このろくでなし!」と思われて別れるのがコツ
・人だと思うから腹が立つんだな、ということに気がついたのね。ネジだと思えば腹も立たない。
★もうキッパリ断るだけ。それができないと、このままずっと人の仕事の後始末をさせられる人生が待ってるよ。
・(働くモチベーション)借金があること
・いいところじゃなくて、悪いところを見つけて文句を言う女の人独特の嫌な面が出ているような気がします。
・見分ける見分けない以前に、向こうがあなたを選んで寄って来てると思う。
・この手の女は「この男なら自分の面倒をみてくれそう」って人をスカウターでキャッチしてるんですよ。
・オーラが誘蛾灯のように体中からにじみ出てるんじゃないかな
★自分のセンサーを信用するな。
・別にこのおばさんたちに嫌われたって痛くも痒くもないやって
★貸しても貸さなくても、結果は同じ。あなたの友人は死んでます。貸しても点滴1本よけいに打つだけのことにしかなりません。
・もし100万円貸してほしいと言うなら10万円をあげて。「あと9人、頭を下げて集めるぐらいの努力はしましょうよ」と。 -
Posted by ブクログ
「70歳」と「71歳」があんまり面白いとは思えず、このシリーズは読まなくなっていたのだけど、ふと思い立って「74歳」を。お!これは面白いじゃないの。あちこちで笑った。やっぱりサイバラは唯一無二だわ~。
自衛隊の飛行機で硫黄島に行ったり、天皇の即位30年記念祝賀会に招かれたり、相変わらず高須院長は規格外の人だ。サイバラの彼氏ともなるとこれくらいのスケールは必要かという気もするが。二人のイチャイチャぶりには降参するしかない。70代と50代になってなお、こういう恋ができるとは。大金持ちであることとか売れっ子漫画家であることとかは、マンガでどんなにネタにしていても、二人にとっては本質的なことじゃないんだろうな。
サイバラの家に萩尾望都先生が遊びに来られたとき、サイバラは思う。「やっぱりおかしい。萩尾望都がウチに来て、大富豪で医者の彼氏がいて、漫画家で。小さい頃高熱を出して見た妄想の続きなんじゃないか」
高知の田舎から何も持たず東京に出てきた女の子が、西原さんの中にはずっといる。そこが胸にしみる。