西原理恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
梟書房で購入した、中身のわからない本の中の一冊。西原理恵子さんの本を読むのは初めてでした。
コミカルな表紙や挿絵とはまったく違い、西原さんの壮絶な体験を赤裸々に語った一冊でした。
貧困、暴力、父親の自殺。そこから這い上がって上京。上京してからも必死で仕事をやり、やっと今の職業で食べていけるようになる。
でも、そこからもギャンブルにハマったり、そして鴨ちゃんとの関係も。
アジアの旅、そこでの貧困の様子など衝撃的でした。
お金に対してどう向き合うか、生まれた環境をどう乗り越えるか、どうやって暮らしていくのか。幸せボケしている今日、お金について考えさせられる一冊でした。
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Posted by ブクログ
昔とは違って、今は女の子だから…ということもあまりないと思うが、しっかりと自分で稼ぐことは必要だと思う。
結婚したからといって安泰というわけでもなく、仕事を失うことや病気になることだってある。
そのときに慌てないためにも自分の稼ぎやまとまった貯金は必要。
ひとりで生きるためにも家賃や光熱費などの諸々にいくら必要なのか、そして最低限の家事能力はあるのかなどは覚えていたほうがいい。
たくさんの名言があった。
「いい子にならなくてもいい」とか、「美人であろうが、そうじゃなかろうが、関係ない。どんな女の子であれ、おのれの現実を見極め、常に仕切り直さないことには次の出目はない。」とカッコイイではないか -
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Posted by ブクログ
★4.5
エッセイ風でさらさらと読める文章だけれど、核心をついていて、はっとされられることが多い。
クリエイターには特に響くものがある。
解説文は勝間さんが書かれていて、この解説文がまたいい。この作品の見どころを紹介した上で、無収入生存年月数を伸ばす必要性を訴えている。
・お金に余裕がないと、日常の些細なことが全部衝突の種になる。食べたり着たりどこかに行ったり、そういう生活の一つ一つのことに全部お金が関わってくるからね。
・貧しさは、人からいろいろなものを奪う。人並みの暮らしとか、子どとにちゃんと受けさせる権利とか、お金が十分にないと諦めなければいけないことが、次から次に山ほど出て -
購入済み
子供に読ませたい
子供に読ませたいです。作者をテレビで見るとこんな作品を描く人だと思えません。世の中の世知辛さを感じました