西原理恵子のレビュー一覧
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■「はれた日は学校をやすんで」を思い出す。少女マンガだよねぇ。■男だしね。地元を離れて東京へという経験がないもので、糸が切れた凧のようにどこへたどりつくのか分からない不安さや自由さというのは想像しても実感はない。それでもあえて書く。■お店に出て、男と暮らして、猫を拾って。似たような暮らしをしている女性は少なくないかもしれない。不平不満や悪口をぶつけているかもしれない。ぶつけられずに抱え込んでいるかもしれない。「…彼女は成功したから特別…」なのかもしれない。そんな女の子たちがこれを読んでぐっすり眠れればいいねぇ。■男性には特に薦めませんが、女性にも幅広くは薦めません。わかる人だけ読んでくれぃ
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Posted by ブクログ
ネタバレずっと単行本読者だったので、連載終了していたとは知らなかった!
「毎日かあさん」で子供が大きくなり「卒母」し、となるとネタは知人か老親か筋トレか更年期(彼氏の話は別の漫画で描くから)。
老親は高知の人で達者だったけど、ついに施設か…そしてそのきっかけの一つであったろう、せん妄を表す一コマがすごく衝撃だった。
シンプルな絵だけに迫力がすごい。
何十年も同居してお金取ったと言われてなんだかな〜と描いているが、いや、卒母からの介護…にならなかっただけまだいいのか?
作者やその愛すべき仲間たちのエピソードはまだまだ読みたいし、本人もまだまだ描くと書いてるので、連載でなくゆったりと描き続けてほしい。 -
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もうすぐ女の子が生まれるので手に取った本。
うんうんそうだよね。って思うことがたくさん書かれていた。
特に共感したのは、家賃と月収は、自立のバロメーターということ。P59
20代前半とかの経済的に少し不安がある時って、今思えば、いないよりはマシって気持ちで彼氏と同棲してた気がする。
そして、誰かに幸せにしてもらおうと受け身で生きていたなぁと思う時は全てが他人軸になってしまうから、メンタルも不安定だし、1人じゃ楽しめない。
妊娠出産は女しかできないかけがえのないものだけど、その間ってどうしても一定期間は働けないし、誰かに助けてもらわないと生きていくのはしんどいなぁと思ってしまう。
そんな時支え -
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ネタバレこの本、家族で旅行に行くときに持ってったが、西原さんの描くイラストのほとんどがちん×で、ちょっと隠れるようにしながら読んだ(笑)
西原さんの夫が高須クリニックの院長だとは知らなかった。西原さんが書く院長のイラストがそっくり。読み終えた今、私も高須院長の全裸を想像できるようになってしまった。(ちなみにキューピーちゃんのようなつるつるぷっくりのお肌らしい。)全面的に高須院長LOVE感が出ていて、好ましい。互いを大事に思っていることを胸を張って言える夫婦って素敵だ。…
志麻子さんの文も秀逸で、歳を重ねてもちん×が大好きだと公言できる女性は良いなと思った。彼女によれば、「この世に捨てるちん×なし」と -
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不登校や引きこもりを実際に経験したり、学校には通えていたけれど居場所の無さを感じていたりした人たちへのインタビューをまとめた本です。
インタビューは「不登校新聞」という、不登校/引きこもりの当事者が編集発行する新聞の編集部が行っていることもあり、当事者同士だからこそ本音の話を聞くことができているという側面もあると思います。
決して押しつけがましくなく、説教臭くもない、不登校や引きこもりに悩む当事者や保護者にとって、周囲からの視線によって引き起こされる「いたたまれなさ」を減らす一助となる本だと感じます。
もちろん、不登校などはどの家庭であっても起こりうる可能性があります。「学校で学ぶ」という -
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繊細
毒はあるけど、後の豪快さというか強さみたいなのがほとんどない頃。
子供ながらに、というか子供だからこそ、な世の中への残酷な視線も。
後の作風が好きな人は面食らうかも知れないがなにか印象的。