あらすじ
文化庁メディア芸術祭賞に輝く『カニ母編』につづき、第2弾『お入学編』が登場!
小学校に入学した息子が今回の主役ですが、「陰の主役」の娘、「隠れキャラ」の元夫もそれぞれパワーUP!
毎日新聞連載の本編と2本の描き下ろしをオールカラー掲載。
《16年続いた「毎日かあさん」もついに連載終了!!卒母した西原先生の新連載『りえさん手帖』は2017年10月2日スタート!》
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
長男の小学校入学から始まる2巻。次第にパワーアップしてくるご長男の腕白っぷりに、わが家の息子と引き比べて深く頭を下げてしまうワタシだ。最初はニヤニヤ笑いながら読んでいたものが、参観日あたりから笑いっぱなしになり、「クラスに5人バカがいて」あたりで泣き笑いになってくる。離れて暮らしていても家族を思う気持ちがあふれていて、涙と笑いのミックス加減が、クソウあざといぞコノと思うのに泣かされる。
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長男ついに小学校入学!
そのパワーは衰えるどころか益々かあさんを追い詰める。
母子家庭となったサイバラ家の日常。
前作に負けず劣らず、おもしろい。
Posted by ブクログ
毎日新聞で連載されているので「毎日かあさん」。
この度めでたくカニ母編で文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞なさったそうです。
カニ母編からちょうど1年、お入学編が出ました。
色んなところへ出向いては電波少年さながらの漫画を描いている西原理恵子さん。
できるかなV3で「手塚治虫賞狙い」と描いてありましたが、今までの作品のなかで一番読む人を選ばないまろやかな作品の様に思います。
特別なことをした体験記ではなく、日常の中で感じたことや出来事が絵日記風に描かれてます。
「母」を中心に語られていたカニ母編ですが、今回は小学校に入学した息子の話題が中心です。
どぶで遊んでいたり海に服のまま入ろうとしていた息子くん。
小学生になっても相変わらず台風の日に傘も差さずに鉄棒に噛り付いてたり二階から飛び降りたりと腕白です。
息子が語られる一方で妹にも自我が出てきて「自分が一番でないとダメな姫様」な性格が出てきました。
私は次女でも初めから割とほっとかれて育ったので姫体質にはなりませんでしたが、入学するときにあれこれ買ってもらう上の子をうらやむ気持ちは同じだなぁと共感しました。
語られている内容は殆どが笑い話、けれど芯にあるテーマはあくまで家族。
誰にでもわかりやすい笑い話から入るからこそ心に染みるものがあります。
知識から得た教訓ではなく、体験したからこそ言える言葉。
西原理恵子さんの人生経験に勝てる人は、早々いないのではと思います。
是非ご一読を。
カニ母編は、「できるかなV3」と合わせて読むとより解りやすく裏話の様に繋がるので面白いと思います。
Posted by ブクログ
有川浩さんのお勧めということで読んでみた。
なるほど!子育ての中で生じる現象と、それに対する親ならではの感情。鋭い!旨い!
上の男の子と下の女の子の性格や行動の違い。わかる〰️。
これはもう、1も是非読まねば!
Posted by ブクログ
長男くんが小学校へ入学、でも相変わらずのドタバタ。全体としては男の子を育てる親として共感しながら笑えるものの方が多いけど、印象に残ったエピソードを並べてみると感傷的なものの方が多い(当然か)。
あと、子育て中にふと思い起こされる西原さんが子どもの頃の記憶にも共感した。確かに、自分も息子の背中を見ながら自分の記憶も引っ張り出していることに気づいた。
特に印象的だったのは、
挿絵「うしろからみるのがすき」
『むこうの空』アルコール依存症の元夫。
『セミの音』いつもきみたちをさがしてしまう。
『青いところ』藍色はお彼岸のいろ。
『夜道』迷子になっても放さなかった手。
『アジアのこどもたち』別の仕事で行った海外の貧困地域の子どもの話。
など。
巻末には石原慎太郎との対談も。
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長男さんが小学校入学。
兄が主役になっているのを妹が気に入らないとか、子供あるあるがたくさん。
鴨ちゃんとは離婚して、だけどそれなりのおつきあい。
子供がいると完全に無関係になれないし。
暮れに元旦那から「欲しいものはないの」って聞かれて、「大丈夫。全部もってる。」って言えるのはいいなぁ…。
子供って本当に宝物なんだね。
また、「アジアのこどもたち」って2ページまんがは、かつてカンボジアに行ったときのことを思い出させられました。
日本に生まれて幸せです。
Posted by ブクログ
毎日・生活家庭面2004〜5。息子小学校入学、保育園の娘は祝賀を妬んで…/寝かしつけるのに絵本を読むことは変わりない/男の子の乱暴は女理解不能一ヶ月以内に禁止されている小学校の池に入り込んだのがクラス5人、他の4人の母と同情的会話…/ウンコもらしたり/元夫とは別居し子を連れて会いに行く、娘は「パパと結婚しますように」と書いて泣かせ、息子はしりとりで「しりとり…リコン!」と急所を直撃/まんが生活20年、漫画のことで学校が呼び出すのは理不尽な弾圧/年の終わり「君は欲しいものはないの?」「大丈夫、全部持ってる」
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入学を迎えたおにいちゃんに対する、妹の嫉妬とかね。あぁ、あるんだろうな、なんて子ども達をとりまく風景がほほえましい。この人のパワーもあふれている。一方で、「だいじょうぶ ぜんぶもってる」とかね。そういうことを書かれることに、なにか複雑なものを感じてしまうところもある。切ない、でもないし、そんなこというなよ、でもないし、そういうこというの、なんかずるい、でもないし、といって満たされている、というものでもまた、ないだろう。ほんとに複雑としかいいようがない。これだけ、パワフルだったり、ほほえましかったり、クスクス笑っちゃうようなものを見せられたあとだとなおさらね。なんか、いろんな思いを感じさせる本だね。俺も子育ての最中で、もうすぐ長男は入学だ。今後の展望をさぐる意味でも(笑)、なんか一気読みに近い読み方になりそうだな。
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今回も大半笑って時々ホロリ…でまさかの最後!
あとがきにかえて石原慎太郎(この本が発行された時は現職都知事)との対談、しかも最後の最後に今話題の「カジノ」ネタ!
たまたま読んだタイミングがかぶっただけなのになんだかゾワッとしてしまった…。
Posted by ブクログ
そういえば、西原理恵子は、思いっきり「学校」が嫌いな作家でした。
子どもが小学校に入学ということで、多分、自分から、
「学校に行け!」
とは、いってないんだろうなぁと思います。
だから、ランドセルの話とかが、けっこう肯定的にかかれているのは、ビックリしました。
まあ、嫌いの「学校」は、中学校以上の学校なのかも。
でも、やっぱり、子どもが学校に行くようになると、自分の頃とは、見方がちがってくるところもあるのだと思います。
しかし、学校の教師から見たら、謎の一家なんだろうなぁ。
お母さんは、ときどき、海外の紛争地域とかに出かけていくし、離婚したはずの旦那とも仲良しだし……。
いや、このマンガを読んでれば、理解できるんだけど……。
Posted by ブクログ
ひとりで読んでいるとつい笑う。
1巻では息子のオバカっぷりに笑いましたが、今度は娘の悩殺っぷりに笑いました。
映画版で見た、きょうだいが迷子になって保護された話、この巻に載ってました。
「泣いてる妹の手をずっと放さなかったんだってね。えらかったね」のセリフに映画版でほろりと来ましたが、ここで読んでもやっぱりホロリでした。
西原さんのマンガはときどきこういうことがあります。
Posted by ブクログ
夜、寝かしつけの添い乳の友であった。
ありがとうございました。
母であることを誇りに思わせてくれる、
みんな大変だよなぁ、って思わせてくれる、
男の子って大変なのね…と教えてくれる(うちは女の子1人)、
先輩肝っ玉母さんのシリーズ。
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祝☆息子さん、ご入学。同級生の出来たお子さんと、やっぱりダメな、たくさんのお子さん。この段階じゃ、あたしの躾のせいよね!?こんちくしょう…ていうお母さんたちの顔がおもしろい。
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もし(?)いつか、私が子供と生活することになったとして、そのあまりにも思い通りに行かなさにイライラして、きーっとなってしまいそうになったとき、この本の存在を思い出せたら、どんなにか助けになるだろうかと思う。
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遺伝するとしか思えない〜小学校に入った息子はバカ5人組の一人だった〜フィクションで学校に呼ばれて喧嘩して帰ってきたってフィクションはあるかなあ
Posted by ブクログ
子どもたちの成長物語、ですね。もちろん母さんも毎日成長中。 妹が褒められ慣れしてて、お兄ちゃんが褒められたら不機嫌になっちゃうところは、女の子の難しさをよく表してるなと思いました。