あらすじ
息子の留学騒動を描く長編描き下ろしを収録!
高校生の息子が突然「オレ、留学するわ」と言い出した!
留学試験合格を目指し、猛勉強を始めたはいいが、ハードルはあまりに高く――。急にやる気を出した息子と、戸惑いつつ応援する一家。そして、息子はどこに行くのか?
爆笑&感動の描き下ろし。
《16年続いた「毎日かあさん」もついに連載終了!!卒母した西原先生の新連載『りえさん手帖』は2017年10月2日スタート!》
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「あら?妹に理にかなった説教なんてするようになったのねー」と読みながら思ってたら!まさかの留学!!
デフォルメもそれなりにあるんでしょうが、思い立ってからの意志を貫くための猛勉強、そして試験失敗→再トライでクリアまでの流れは、これまでの「毎日かあさん」を読んで抱いていた息子像からは想像もできないもので、思わず涙がにじんでしまいました。
ホント、「男の子は、急に走る」ですね。
出席日数を数え間違いしてるあたりは「ああ!そこは変わってなかったかんかーい!」なんてツッコミたくなりましたが。
Posted by ブクログ
こんな風に、別れって突然来るんだろうな、と思うと切ない気持ちでいっぱいになる。
でも、喜んで送り出さなきゃいけないんだよな、とも分かっている。
今このときを楽しもうと強く思う。
Posted by ブクログ
赤ちゃんがいつの間にか成長して男の子になって
男の子がいつの間にか成長して息子になって
息子がいつの間にか成長して親離れを意識して
最後の「息子急」はもう涙しながら読んでしまった。
いつの間にか大きくなってしまった子供達への寂しさと愛が感じらる。
ハンカチ必須。
Posted by ブクログ
これはあかん
友達に是非! と教えられ購入
息子急
にやられました
ただいま高校三年生受験真っ盛りな息子を持つ私。
あかん。
息子と重なりすぎ…(ーー;)
年齢とか海外に行く、とかそんなんじゃなく
急に親離れが加速する。
そのあたりが、
親の気持ちが追いつかない
そんな思いが巧みに描かれていて
こんなん狡いわ
親としてはまだまだ未熟で、まだまだ教え足りないことが沢山あるように見えるのに
子供は親の手の平から飛び立ちたがる
今の私の気持ちを代弁してくれていました
ふんとに
こんなに汚い絵柄なのに
こんな母さんと息子なのに
凝縮された内容に ついでにこの絵柄が余計に自分と重なり
やられました…
Posted by ブクログ
10巻に引き続き、最後の描き下ろしでは涙が出たよ。
ずるいぞ、ばらっち!
って、なんか負けた気がするのは、初期の頃のマンガから長く見ているからでしょうか?ww
Posted by ブクログ
子供はいつの間に育つ
頼りなかった兄が、しっかり者だったはずの妹に勉強を教えていたり。
いろんなことが起こる。
自分が満たされなかった呪いを、娘にはしてやること、やらせてやること、機会を与えてやること、つまりは甘やかすとも取れるんだけど、でもそれで、自分の怨念が成仏するのだ、という考え方。
きっと恵まれて育った人にはないだろう。
でも私にはすごくあり、あぁそれでいいのか、と気付かされた。そういう人もいるんだな、って。
Posted by ブクログ
急激に(精神的に)成長した息子。
本当は決して急激ではなくて、毎日毎日、1分1分の積み重ねなんだけどね、それを糧にしてグンと伸びる瞬間があるんだね。
悪態をつきつつ、子どもさんを100%受け止めているところ、すごいね!
さてさて留学へ旅立って行った息子さんは、これからどんな展開をみせてくれるんでしょうね?!
Posted by ブクログ
あのやんちゃなお兄ちゃんがなんと高校生になり、自分の意思で留学。大きくなって…大人になると時が止まるけど子どもの時間はどんどん進む。子どもでいるのは本当に短い時間なんだなぁ。
Posted by ブクログ
毎日かあさんには泣かされ続けてきたけど、これは! どうせだいの母子家庭、モデルと考えてきましたが、そあかそろそろ子どもの巣立ちに備えなくてはな。こどもたちよ、遠くに飛んでけ!
Posted by ブクログ
うわ~ん、もう何度読んでも泣いちゃうよ。最後に載ってる書き下ろし「息子急」、遠くに巣立った息子をお持ちの方は、誰もいない所でハンカチを用意して読まれるように。
高一のガンちゃんが、留学を思い立ち、短期集中豪雨的猛勉強で校内基準をクリアし、アメリカへと飛びたっていく顛末が描かれる。(「クリア」と思ったら、何と!という展開付き。この場面、母サイバラ子ガンちゃん二人とも潔くてお見事!)
サイバラ母さんは、突然の留学宣言にたまげつつも、家庭教師を探し、息子の好物炭水化物ゴハンをドバーッと作り、本人の必死の努力を見守っている。そのドタバタの日々の合間にもれる思いが身につまされる。
「自分のこと、自分で決める年になっちゃったんだなあ」「いっちゃうのかあ。やだなあ」「この子もう帰ってこないかもしれないなあ。たった16年しか育ててないのに」
そうなのだ。息子っていうのは、急に走り出してどっかへ行ってしまうのよ。思い返せば三年前の冬、受験生の息子から「ここを受けるから」と聞いたときの驚きたるやもう。「ほ、ほ、ほっかいどう~?」何でまたそんな遠く?二三時間で行ける所になんぼでも大学あるやんか。結構近場でも下宿していいよって言ってきたやん。… ま、結局反対はせず、思うようにさせて、無事合格もし、息子は遠い札幌へ行ってしまった。たった18年しか育ててないのに。
ガンちゃんはそれよりずーっと遠いアメリカだ。しかも高校生だ。さすが西原の息子だなあと思う。ご本人はさほど悩んでいないように書かれているが、有名漫画家の息子ということで、煩わしいことも少なくないだろう。海外留学は正解かもしれない。それを自分で決めたガンちゃんも、送り出したサイバラも立派です。
ちなみに我が家の場合、息子がいなくなってしばらくは、もうたまらなく寂しかったが、思いの外すぐ慣れてしまったのよ。洗濯物はどっと減り、買い物の量も半減以下、ゴハンの仕度は中年仕様で、あらまあラクチン。たまに帰ってくると、嬉しい反面、家事がどっと増えてちょっとめんどくさかったりして。それに遠いと思った北海道は、息子の入学を待っていたかのように就航したLCC(桃のやつね)のおかげで安く行けることもあり、かなり気軽に往復できる所だったのだ。入学以来しばしば行き来して、北海道を満喫している。親の方が。
Posted by ブクログ
やっぱり基本的に「息子」「こども」「やらかす」で楽しめたシリーズなので、息子さんが大人になってきちゃうと、面白さは本当に息子がいる人ほどではなくなってしまう。
高校生になった息子さんが自ら留学を決めて、親が言わなくても努力して、大人になっちゃう。
男の子は急に走る。
ここでお話を終わらせても良かったかも。
Posted by ブクログ
2017.06.04
あんなに小さかった2人がこんなに大きくなって、それぞれの道を歩み始めたんですね。
連載最初の頃はとにかくバタバタの育児、という色が濃かったですが、巻を重ねるにつれて子育ても落ち着き、子供達を一歩引いて見れるようになった西原さんの穏やかな気持ちや成長は嬉しいけど切ない気持ちが伝わってきて、一コマ一コマがジーンと来る話が多かったです。
私が親になった時に、またこの漫画を読み返したらきっと泣いちゃうんだろうなぁ。その時が楽しみです。
Posted by ブクログ
露悪的に描かれる身も蓋もない作者の姿と、しみじみとした「家族」(とくに「親子」)エピソードとのバランスが絶妙。子育ての力みがちょっと緩む。大丈夫、そんな気にされてしまう。