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Posted by ブクログ
傑作『うつくしいのはら』を収録し、さらには浦沢直樹さんとの対談の様子を収録した『浦沢さんとわたくし』さらには彼女特有のパンチの効いたギャグや自虐ネタなど本当に1冊の中にこれでもかと詰め込まれています。
本書は『ものがたり』3部作の最終巻になります。本人曰く『どさまわり』こと日本全国各地の書店への営業の場面に始まって、高須先生とともに行く海外ツアー。ハワイからロシア・モスクワの『赤の広場』とまさに『ジョンとヨーコのバラード』のような展開に始まり、さらに、初期の傑作である『ぼくんち』のキーパーソンであるこういちくんの幼少期の姿を描いた『朝日の当たる家』では傍から見ればむちゃくちゃな街で売春で生計を立てている母と娘であるこういちくんの姉。「ま」のつく3文字がここでは頻出しますが、こういちくんのお姉さんの中絶手術の場面などからその根底に流れるものを感じ取っていただければと思います。
人気漫画家・浦沢直樹氏とのグダグダな対談の様子を描いた「浦沢さんとわたくし」や、今はなき『九州の大親分』こと溝下秀男氏との2ショット写真も収録されている甲斐もあり、改めて彼女の交流の広さを思わされます。そして、やはり圧巻はサイバラ版「PLUTO」こと「うつくしいのはら」であり、彼女だからこそ描ける『負の連鎖』が彼女独自の絵とあいまった正面から直球のストライクで心に迫って来るものでございます。
1冊の中にこれだけ盛りだくさんのものを詰め込める西原理恵子だからこそのものであると思います。
Posted by ブクログ
「うつくしいのはら」をぜひよんでください。日本人には遠い事かもしれないけれど、悲しいかな、多くの地域において貧困と戦争は深く結びついています。悲劇的ではなしにそれが描かれています。静かに、とても解りやすく(そういう風にとらえて良いかどうかは解りませんが)。どうか読んでください。
自分のまんがをいかに売るかの営業ものがたりなのですけど、確かにそれに繋がって「うつくしいのはら」は描かれるのだけど、全然色の違うものを同列にこうやって置いておけるのって西原さんくらいかなーと思うのね。笑わせるのも泣かせるのも同じ、と前にお話されていたのを思い出しました。(20051101購入)
Posted by ブクログ
えーと、「うつくしいのはら」、結局、ロボットは出てこなかったのですね。
というか、人間に見えるロボットの話なんだから、人間かいとけばいいのでは……。
この話の中で、どうロボットがからんだんだろう??
いろんな疑問がありますが。
うーん、テーマが、こういう物語は、あんまり批判しにくいというのがあるかもしれません。
でも、このマンガ、西原理恵子のマンガとしての出来は、わたしは今ひとつだと思います。
よくある話で、西原理恵子なら、もっと突っ込んだところをかけたと思うから。
もちろん、こんな話がよくある話であること自体の世界が抱えている不幸というのはあると思うのだけど。
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