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いけちゃんはね、うれしいとふえるの。こまると小さくなるの。あったかいとよくふくらむのよ――。うれしいときもかなしいときも、いつもそばに寄り添ってつぶらな瞳で見守ってくれるふしぎな生きもの、いけちゃん。そんないけちゃんがぼくは大好きで――。少しずつ大人の階段をのぼっていく少年期のやわらかな心とみずみずしい風景。かつてこどもだった大事なあなたに贈る、西原理恵子初の叙情絵本!
Posted by ブクログ 2020年05月24日
私は姉からこの本をなんとなく渡されました。
「とりあえず読んでみな。」と。
昔から姉は読書が大好きで様々な本を読みあさっていました。それに対して私は読書があまり好きでは無く、学校の読書の時間などが苦痛でしかありませんでした。
その頃の私を見ている姉なので、この絵本ならあなたでも読めるでしょとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月10日
映画を観た時もそうだったけど、とても泣きました。映画を観ているので、いけちゃんは何なのか分かっていましたが、それでも涙が。西原理恵子さんの本は初めてでしたが、いけちゃんのシーンの余白が好きです。くるくる顔や形が変わるいけちゃんがかわいい。だいすきがほしかったいけちゃんもかわいい。まってるのならとくい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月30日
好きな人の小さい頃のことやどんなところで育ったとか子供の頃の夢やいろんなことって知りたくなる。
だから、その頃に会いに行くことができたらどんなにか素敵なことだろう。
でもそれは、きっといま、その人が近くにいないから……。
すきなひとに贈りたくなる本。
さみしくて、なんか懐かしくて温かくて胸がつま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月03日
少年時代の「ぼく」と、寄り添うように存在していた「いけちゃん」のお話。
「男の子がおわっちゃった」って表現が、なんだかもう切なくて。
息子を持つ母としては、涙なくしては読めなかった。
って思ってたら「いけちゃん」の正体に、またビックリした。
全然、違う方向で読んでました。
ゴメンナサイ。
あちこち...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月29日
いつも一緒にいるいけちゃん。なぞだけど、なんとなくいつもそばにいる。
いけちゃんと一緒に本気でくだらないことをして、本気で馬鹿みたいなことをして、少しずつ大人になっていくぼく。
そんなひとりといっぴき(?)の日常を笑いながら読んで、だけど最後にすごく泣いて、それからまた読み返したら今度は全部で泣け...続きを読む