速水螺旋人のレビュー一覧
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「戦争は女の顔をしていない」2巻。
ニーナ・ヤーコヴレブナ・ヴィシネフスカヤの第十一話が最も印象深いか。
取材後に届いた手紙で、語った内容を否定する言葉が綴られていたこと。
大祖国戦争に勝利した英雄と、戦争に参加した一兵士としての乖離。自分の心を殺して戦ってきた日々が終わり、戦後の日常に戻ってき...続きを読むPosted by ブクログ -
速水螺旋人の短編集。本屋さんでひたすら探すけど、なかなか見つからない。端末で在庫確認すれば、確かに在庫あるのに、見つからない。店員さんに聞けばいいのだけども、ここまできたらこっちにも意地がある、というわけわからん状態で探索。
まいつきさん、一生懸命探しました。そして、見つかりましたよ。
少女漫画の...続きを読むPosted by ブクログ -
マンガの力で、伝えていかなければならない大事なことを残せるのはよいことだなと思う。
書籍も読んだけれど、あの膨大な情報量の一部でもこんな形で伝えられることで、多くの人に届くことを願う。自分の身にも、大切な人の身にも起きてほしくはい、大事なこと。Posted by ブクログ -
冒頭がちょっと衝撃的。
‘わたしたちは勝利の申し子 勝利国の子供たちなのだから’(p.4)
学校の図書室の本は半数が戦争についてだったという。
その内容は言及されていないが、おそらく、勇猛果敢に戦った男性兵士たちの勇姿と、勝ったという“正義”と“それ故の”共産主義の正当性を讃えるものだと想像する。...続きを読むPosted by ブクログ -
「男爵にふさわしい銀河旅行」完結の第3巻。
あれよあれよと旅行記が一大叙事詩になってしまいました。ラスボスの存在って大事。大団円を迎えたミハルコ男爵御一行様ですが、何よりも大団円を迎えたことに一安心です。「大砲とスタンプ」のように、たまにすんごいのぶっ込んでくるから油断ならない。
タイトルの『ふさ...続きを読むPosted by ブクログ -
第一巻に続けて。旧ソ連の崩壊とともに、急速にソ連史への関心は薄れていったのではないかと思うが、「知らなかった」では済まない歴史がここにはある。歴史、過去の忘却は、ともすれば「冒涜」にもつながることを忘れてはならないだろう。続刊や、Eテレテキスト、岩波現代文庫版も、期待しながら読みたい。また、岩波新書...続きを読むPosted by ブクログ
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第二次世界大戦の独ソ戦が舞台。たくさんの若いソ連の女の子たちが兵士として戦争に参加していたことをこの本を読んで初めて知った。大勢のドイツ兵を狙撃した女性、燃える戦車から兵士を救出する女性、、。なぜここまでして戦争をしなければいけないのか。Posted by ブクログ
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膠着した戦争をひっくり返す革命と、それに伴うドサクサで、状況激変。
最後に主人公と仲間が見せ場を作って、盛り上げて、上手く終わって拍手。
いっぱい人が死ぬのは悲しい。Posted by ブクログ -
久しぶりに単行本が出たと思ったら、これにて完結。
ラストはなかなか壮絶な展開に。あまり日の目を見ることの少ない兵站を題材にした異色の戦争漫画だったから終わってしまうのは惜しいけど、戦争漫画としてこれ以上ないぐらいの決着だったし大満足。Posted by ブクログ -
読み応えのあるいい漫画だった
登場人物の末路もまったくままならない感じが何とも言えない読後感を与えてくれる
電子版としては一部の巻の見開きの兵器解説の向きをちょっと何とかして欲しかった
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戦車大隊衛生指導員であるニーナ・ヤーコヴレヴナ・ヴィシネフスカヤ曹長の話が印象に残る。
若い女性が志願して前線へ向かい、激しい戦火の中で、必死に役割を全うする。
生き残った本人が語る体験談も、必ずしも、事実とは言い切れない部分もあるようだ。聞き手に身内の男性がいることで、言葉が変わったり、実体験した...続きを読むPosted by ブクログ -
原作でとてもつらかった部分が載っている。信頼し、心を預けて語られたものが、その語り手によって否定される。本当に読み応えある。Posted by ブクログ
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本の帯にあるように、「この本は理解するためのものではありません。理解していないことを知るための本です。」なぜ彼女たちが口をつぐんでいたのか、それを考えると胸を抉られるような気持ちになります。戦争に出たのも、そこで経験したのも、それぞれ語る人によって思いは違うが、戦後受けた周りからの目はおそらく同じよ...続きを読むPosted by ブクログ
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梟雄スィナン氏、この悪党いつか報いが来るぜ!と思ってた人は多かろう。
彼ともこの号でお別れ…になるかどうか不明だが一応の決着はつく。またどこかで復活するんじゃないかって気がするけど。Posted by ブクログ -
「パパと親父のウチご飯」が読みたくて購入しました。哲さんに愛梨ちゃん、そしてマキさんの3人がお互いにお互いを思いやっているからこそ、素直に甘えられなかったりする。そんな3人の心情が言動に表れていて泣きました。ラストの展開が意外すぎて一番泣きました。
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「はたらく細胞LADY」毎回タメになります。女の子たちもかわいい。乙川灯先生の描く女の子はかわいくてやわらかい雰囲気をまとっていて良いです。
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始めての経験に耽溺し没入して陶酔する男爵。
そんなにすっっごいんだって、あれってば。まったく男爵さまときたら、好き物なんだから。
ミハルコ男爵のアースライト姫を探す旅は継続中。
うやむや爆弾欲しいなあ、あと天球トラベルガイドね。本の中の冒険ってたのしそうじゃない?Posted by ブクログ -
速水螺旋人短編集。
「ラクーンドッグ・フリート」
科学とオカルトが同居している世界観がとてもいい。神話・民話をオカルトと言ってしまうのは強引かなと思うけど、科学と対になるものってことで。
狐じゃダメなんだよねー。狸じゃないとダメなんですよ。剽軽で憎めない存在は狸なんですよ、狐じゃなくて。
人間に寄...続きを読むPosted by ブクログ -
最近、本誌読んでないから、1年ぶりのコミックス発刊に気付けない駄目なファンですが、主人公と国家にも転機が訪れた巻・・・さて、どうなるのやらですね。Posted by ブクログ