速水螺旋人のレビュー一覧

  • 大砲とスタンプ(9)

    戦争が終わった

    いやー終わった終わった
    8巻で結ばれたかと思いきや
    もう二度と出会う事もなかったんだろうなって
    そしてこの作品を引っ掻き回しやがったスィナンがようやく死んだ
    ままならなさをコメディで包んだいい作品だった
    良い終わり方だったと思う
    無情
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    第2巻も深い。一番笑えて、かつ重かったのは、決戦前夜に、童貞の上官からSEXを迫られた女性兵士の話。上官の気持ちも分かるし、逃げた女性兵士の気持ちも分かる。それを公表することを嫌がったことも。そんな、表に出ない戦場の秘話がいくらでもあったのだろう。
  • 大砲とスタンプ(1)

    裏方の戦場

    突撃、砲撃、夜襲、奇襲……といった戦争の最前線の物語ではなく裏方のお話。銃弾の代わりに紙が飛び交う軍隊を支える兵站を題材にした物語は珍しく新鮮な気持ちで読めました。



  • 戦争は女の顔をしていない 2
    1巻同様に、可愛い絵柄にカモフラージュされてはいるけれど凄まじい内容。国のためにと女性としての幸せを捨て戦地に赴くことを望んだのは、やはり時代だったのだろうと思う。自慢の長い髪を失い坊主になり、スカートを捨て男と同じ格好をして、彼女たちが得られた幸福とは一体なんだったのだろうか。

    敵の骨を砕きなが...続きを読む
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    戦争というものの非情さが迫ってくる。体験者の真の言葉は重い。このような形で伝えてくれている意味はとても大きい。
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    特に冒頭から引き込まれるのは我々が「戦後」を生きる日本人だから。
    何故か近年忘れられがちであるが、100人いれば100通りの戦争があるのだけど。
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    読まなきゃ良かった……と、言ってしまいたい。これが事実で現実じゃなかったら。 #漫画 #戦争は女の顔をしていない
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    戦勝国にとっての戦争とはなんだったのだろう?

    敗戦国に生まれた私はずっとそのことに拘り続けてきた。

    この著作はその答えを一部だけ与えてくれる。

    わかることはないのだから、永遠に。

    私たちが、今、この世界で生きていることはまだあの頃よりも良いのだと信じたいから。

    今回はアレクシェーヴィチがこ...続きを読む
  • 戦争は女の顔をしていない 2
    前作を読んだ時も思ったが、こんなにも女性の兵士がいたことに驚き。

    このマンガに出会わなきゃ、知らなかった事実がいっぱいあると思う。

    背けたくなるような話もあり決して楽しい話ではないけれど知っておきたい話でもある。
  • 大砲とスタンプ(1)

    パロディ仮想戦記

    20世紀前半の黒海からバルカン半島付近を戦場に想定したパロディ仮想戦記。
    パロディの度合いはかなり強く軍隊、官僚組織の持つ硬直した仕事のやり方を皮肉っている。全体的にコメディタッチなので戦争の悲惨さはあまり際立っていない。逆に愛国心や戦争における英雄などもパロディの対象になりこそすれ賛美されてはい...続きを読む
  • 戦争は女の顔をしていない 1

    とても深いお話

    タイトルを見たときにはどうせ味方の上官や敵兵に強姦されてるエピソード満載なんだろうと偏見を抱いていましたが、中身はそんなレベルの話ではなく軍隊における女性の立場の事を描写されています。

    女性の気丈さと切なさに思わず感涙を流してしまう、素晴らしい漫画です。
  • 戦争は女の顔をしていない 1

    良書

    今まで知らなかった角度から戦争を捉えられることができるマンガ。

    これをきっかけに、戦争を主題とした本や映画を見るようになった。

    様々な体験者にインタビューをしてまわるという構成で、短編となっている。

    つい涙がでるような体験談もあった。
  • 戦争は女の顔をしていない 1

    空を指す手

     勇敢な女たちの従軍体験記を漫画で読み易くした本と朝日新聞で見て、読んでみました。読者は絵があるので視覚的に理解でき、スラスラと読めました。しかし、作者の苦労たるや、服装にしろ、戦車や銃器などの背景にしろ、目で理解してしまうので、適当に書くことができず、きちんと考証して書いているとのコラムでしたが、...続きを読む
  • 大砲とスタンプ(7)
    堅物のマルチナが公私混同を覚え、臨機応変も覚えて、さらにタフになって休暇から戻ってきた。
    最善を尽くしたつもりでも、結果が出るまでどう転ぶのかわからない。
    間違いを犯し続けるのが戦争というものらしい。
    日常と化している戦争をこの混沌をどうやって終わらせればいいんだろう。
  • 大砲とスタンプ(6)
    突然の女装フェティシズム!さすがというか毎回いろんな趣向で楽しませてくれる漫画です。
    スイナンの絶妙な心理描写、いつも肝心なときにいないキリールさん、アーネチカの啖呵、各人物の個性豊かさも楽しい。
    そしてそしてとうとう、戦争の矛盾をつきつけられたマルチナ。思わせぶりな予告に、次巻も楽しみしかたがあり...続きを読む
  • 大砲とスタンプ(1)
    近代化された戦争は後方部隊の活躍がなくして戦争は成り立たない。その後方部隊の武器こそ、紙でありスタンプである。前線にほど近く物資が集まった場所で主人公の大活躍(主に書類)が始まる。実に面白かった。
  • 大砲とスタンプ(3)
    出てくる兵器群は架空のものなのだが、実に中二心をくすぐるのだ。また、架空世界ではあるがロシアあたりがベースになっているので、読んでいるとニヤリとする場所がちらほら。けど戦争は続いている。
  • 大砲とスタンプ(2)
    絵柄が可愛いのだがやっているのは戦争なのでえげつない。話の外ではバンバン人が死んでいる。そんな人の死を数字に置き換えて、紙に記録して戦争を遂行するのが後方部隊に所属する主人公である。
  • 螺旋人同時上映 速水螺旋人短編集
    この本で速水螺旋人を知った。生活感の有るかわいい絵でファンタジックな街並み+ちょっとスチパンチック+レトロ+女がかわいい+社会派+セックスあり死あり超ナイス。代書屋の話、舞台もキャラも良くてもっと続きが読みたい。

    大砲とスタンプも後に購入。
  • 大砲とスタンプ(5)
    毎回楽しみなシリーズ。今回も面白く上質なお菓子のような味わいです。マスクの下でスイナンはどんな顔をしていたんでしょうね。