【感想・ネタバレ】戦争は女の顔をしていない 1のレビュー

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購入済み

良書

ramini 2020年04月09日

今まで知らなかった角度から戦争を捉えられることができるマンガ。

これをきっかけに、戦争を主題とした本や映画を見るようになった。

様々な体験者にインタビューをしてまわるという構成で、短編となっている。

つい涙がでるような体験談もあった。

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Posted by ブクログ 2020年03月21日

戦争の記録でなく、記憶。
巻末の螺旋人さんのコメントが、この本の、原作の読み手として大事なことではないのかな、と思います。

「あたしは夫を葬るんじゃありません 恋を葬るんです」
「幸せはなにかと聞かれるんですか?私はこう答えます。『殺された人ばっかりが横たわっている中に生きている人が見つかること…...続きを読む…』」
「涙を拭きなさい最初の犠牲者です。犠牲者はもっと出ます、気をしっかりもって」

いろいろと心に残った言葉。記録として残されてゆくことも大事であるけれど、記憶を語り継いでゆくというのも、とても大事なことだと思います。
記録はいやでも残るけど、記憶は忘れられていってしまうもの。

数字では、感情は伝わらない。

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Posted by ブクログ 2020年03月14日

 衝撃を受けた。読むのを一時中断、深呼吸。コミックと侮ってはいけない。実は書店で買おうか買うまいか散々迷ったあげくに購入した本。この中身で、よくコミック化したものだ。帯にある富野由悠季氏の言葉ではないが、まさに「瞠目」と「脱帽」。

 原作者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ氏は、ベラルーシの女性ジ...続きを読むャーナリスト。2015年にジャーナリストとして初めて、ノーベル文学賞を受賞している。原作は彼女のデビュー作であり、独ソ戦に参加した女性(兵士、将校、軍属)500人以上に取材したインタビュー集とのこと(原作購入済だが未読)。その内容から出版を拒否され続けた作品でもある。ちなみに、日本語訳も出版してくれるところがなかなか見つからなかったらしい。

 ソ連では第二次世界大戦で女性が従軍し、狙撃兵や戦闘機パイロットもいたことは承知していた。ただその数が百万人をこえること。軍人及び民間人の死者が二千万人を越えていること(当時ソ連の人口は約一億九千万人)は知らなかった。戦時下の女性を描いたコミックとして、こうの史代氏の「この世界の片隅に」が有名であるが、描かてれいるのは「銃後」。本書は砲弾飛び交う「前線」で戦う女たちを描いているのだ。おそらく原作以上のインパクトがあると思う、なぜなら「絵」があるから。

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購入済み

空を指す手

こま猫 2020年03月12日

 勇敢な女たちの従軍体験記を漫画で読み易くした本と朝日新聞で見て、読んでみました。読者は絵があるので視覚的に理解でき、スラスラと読めました。しかし、作者の苦労たるや、服装にしろ、戦車や銃器などの背景にしろ、目で理解してしまうので、適当に書くことができず、きちんと考証して書いているとのコラムでしたが、...続きを読む本当にその通りだと思いました。
 性差による決めつけは個人的に大嫌いですが、当時も現代の私たちと同じような考えを持って戦場に飛び込んだ女性たちがいたことは驚きでした。
 男性と同じようにと言いながら、最後の最後で女であることを武器に窮地を乗り越えたのも、生死の瀬戸際では仕方ないのかもしれません。
 戦争が始まったら、男女関係なくいつ死ぬか分からないギリギリの生を生きるしかないのも、平和しか知らない私には、想像するしかありません。
 原野で倒れた兵士の腕が空を指して生き絶えていたという場面が目に焼き付いています。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月13日

凄まじい、の一言。
ソ連でこれほどの女性たちが従軍していたとは、知らなかった(狙撃手がいたことは聞いていたが)。
ある意味、究極の男女平等であろう(下着ぐらいは用意しろよ)。
どの話も凄まじいが、印象的なのは冒頭の「洗濯部隊」、それに「衛生兵」と「機関士」の話。
二巻もぜひ買いたいし、多くの人に読ん...続きを読むでもらいたい。

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Posted by ブクログ 2020年02月05日

去年、年始に「ベルリンは晴れているか」「コードネーム・ヴェリティ」「ローズ・アンダーファイア」を読んだけど、この戦争って何だったんやろうなあ、とやっぱり思考が止まる。女性たちの表情、背景、コマの間から伝わる「気配」に感想なんて言葉は無力。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月29日

文字だけでは表現できることのないものという、残念ながら存在している。

もちろん、ノーベル文学賞を受賞する原作を否定する気は微塵もない。
この作品は先ず原作在りきなのだ。

だからこそ、この作品は衝撃的なのだ。
普通の女性が戦争へ行く、志願して。

その先にある体験は、彼女達だけのものだ。
私たちに...続きを読む許されるのは、彼女達の体験を聴かせてもらうことだけ。

だからこそ、ドキュメンタリーとなり、コミカライズされることにより多くの人の元に届く。

共に彼女達の体験に耳を傾けようではないか。

そして私は願う。

戦争なんてものが無くなることを。

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Posted by ブクログ 2020年01月11日

戦争の見せる表情を実に豊かに、そしてそれぞれの目線で描いた名著を、誰でも読めるように漫画で描いてくれた作品。
読みながら人の尊厳を思うと共に、厳しい環境でも人は感情豊かに活きてるのだと思わされる作品。

第二次世界大戦から人々にとって戦争とは何なのか?を他国の視点でみせてくれる素晴らしい作品です。

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Posted by ブクログ 2020年04月22日

池上さんの紹介文を読んでずっと気になっていて、やっと読めた。

「命を生み、育てる女性が、人を殺さざるを得なかった。それがいかに悲惨で、精神を病んでいくことになるのか。そして、戦争は勝とうが負けようが人を幸せにすることはないーー」

銃後の女性が描かれた作品に触れたことはあっても、前線で戦っていた女...続きを読む性については、そんな女性がいたことすら知らなかった。

生理で血を垂らしながら歩く恥ずかしさ、命が危険と分かっていても河に入って血を洗いその中で爆撃によって死んでいく仲間たち、、

女であるということについて、これからも考え続けていきたい。

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Posted by ブクログ 2020年03月12日

第二次世界大戦時の独ソ戦について、志願して参加した女性兵士のインタビュー本の漫画化だ。

教科書ではサラッと流す戦い。ソ連とドイツの戦いはこんなにも激しいものだったのか。

女性兵士が、洗濯部隊、狙撃兵、飛行士、機関士など様々な形で参戦した。監修者は記憶は変わるので全てが真実ではない可能性があると最...続きを読む後で述べているが、人を殺してもその感覚が失くなる様子や前後PTSDに苦しむ姿などはとても生々しい。

幼い子どもを置いて訓練に没頭し、子どもの、感情が失われたシーンが一番印象に残った。

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Posted by ブクログ 2020年02月15日

この作品と、こうの史代「この世界の片隅に」は、戦争というものを知るための課題図書とでもいうべき存在。著者、監修者と、漫画化を企画してくれた編集者に、感謝を。

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Posted by ブクログ 2020年02月02日

第二次大戦の時にソ連邦では志願兵として100万人もの女性が兵士として、または医療や洗濯部隊として戦場で戦ったそうです。原作は未読だけど、コミックと同じように行間なりコマ間を読むのが大変な一冊かと。原作のレビューを読みながらコマ間の隙間を埋めていく。同じ女性だからこそ理解できるコマ間もあります‥。また...続きを読む平行して『独ソ戦』も読んだので、占領地から当然のようにミシンを持ち帰ったかもわかります。満州のこともあるから理解はしたくはない、でも数年に渡る地上戦、しかも収奪であり絶滅が目的の戦場を経験していないので簡単には非難はできない。良い作品です。

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Posted by ブクログ 2020年01月31日

この年末年始に「独ソ戦」を読んだのと
富野由悠季の帯に惹かれて手に取りました。

無知なモンで原作本は所謂”古典”、定番的な本なのかと
思ってたんですがつい最近の本だったんですねえ。
「独ソ戦」末の史資料・文献の項目にこの原作本がしっかりとありました。
見逃していた・・・。

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Posted by ブクログ 2020年05月03日

独ソ戦に従軍したソ連女性兵インタビューの漫画化。
洗濯兵や狙撃兵、衛生兵として前線に行っていたとは。
極限状態から解放された彼女たちの涙が印象的。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

原作は読まなさそうな気がするから、マンガで読めてよかった。こういうのが手に届くところに配置してある街の老舗本屋さんはありがたい。でも2巻はないかな。。

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Posted by ブクログ 2020年02月17日

ソ連の戦争に参加した女性たちの話。女性ならではの問題が普通の戦争物語と違って新鮮。おそらく原作はもっと生々しかったり複雑だったりするのだろうが、可愛い絵柄とコンパクトな編集のために読みやすい。ただ原作より薄まってるだろうな。

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Posted by ブクログ 2020年02月14日

え?漫画化したんだぁと買ってみました。
やっぱり本の方が自分は良いなぁ。なんか、フィクションっぽくなってしまうというか… 可愛い絵なのでリアリティが薄れるような気が…
本もインタビューワーが文章に起こす事でフィルターがかかるのは当然なんですが、さらに綺麗になっちゃったような気が。
でも本を手に取る人...続きを読むは少なそうだし、どういう形でも手に取ってもらいやすいメディア展開するのは悪いことではないのかもしれませんが~

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Posted by ブクログ 2020年02月03日

独ソ戦については映画「スターリングラード」を観たぐらいでほとんど知らない。ましてやこんなにも女性達が自ら志願して前線にいたとは。ソ連全体で270万人もの戦死者を出し、勝ったとはいえ戦場になった祖国は焦土と化し、実際には極めて凄惨な記憶なのだろうが、女性達の証言からは戦争の悲惨さよりも女性達の逞しさが...続きを読む語られる。何よりこの中に描かれているように、戦時中に軍幹部がこれだけ女性の言葉に耳を傾けていることに驚きを隠せない。世界にはまだまだ知らないことがある。

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