【感想・ネタバレ】戦争は女の顔をしていない 1のレビュー

あらすじ

「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。

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綺麗事では済まない現実

無知のため、国によっては女性が自ら志願して出征することが可能だったことを知りませんでした。
過酷な状況下でも楽しみを生み出そうとする反面、生理現象には抗えないという女性兵士たちの姿に胸打たれました。
いくら仕方ないと言っても、男性物の下着を履きたくない気持ちはとってもよくわかります。

#泣ける

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロシアのウクライナ侵攻が長引く現状の中で、テレビか何かで本書が紹介されてあり、とても読みたかった本です。
戦争の悲惨さ、愚かさ等を知れることはもちろんですが、女性からの視点、思い、苦しみ等を知ることができます。
戦争に参加する、それも戦場で実際に殺し合いするのは、ほとんどが男性であり、それを語るのも男性ばかりと思っていました。本書のように、戦争に実際に参戦した女性が語る、戦争についての本はあまりないのではないでしょうか。
描かれてる女性たちは、ドイツのソ連侵攻に対抗するため、戦争に参加したロシア、ウクライナ等の女性兵士たちです。ドイツ対してロシア、ウクライナの女性兵士たちが女を捨て、命を懸けて、協力して戦っている姿がなんとも皮肉です。
女性ならではの戦場での問題や、女性であるがゆえの死ぬことよりも恥に感じること、男性兵士からの侮蔑、社会からの疎外等、男性では知りえることができない考え、思い、体験等を知ることができました。
改めて戦争は起こしてはいけない。起こさないために何をすべきなのか、考える、行動することが必要だと感じました。

0
2023年01月28日

ted

ネタバレ

戦記、戦争ものとしてはとても面

絵柄が可愛すぎるので笑ってしまった。
ソ連の女性兵士と言ったら顔はまだしも体は屈強なおばさん達ですね(笑)
彼女達はナチスに対して被害者面するが、彼らは返す刀で我が国の影響圏にあった満洲、朝鮮に侵攻して在地日本人を多数虐殺、拉致して、この本のような「女性」達を大量に陵辱し殺した実績のある侵略者でもある筈です。
戦前のフィンランドやポーランド侵攻は無かったことになっているのでしょうね。
彼女達は大祖国戦争ではナチスに憎悪を抱いていますが、彼らの祖国に同様に憎悪を抱くバルト三国を初めとした東欧、かつてのソ連衛星国は山程居るというのも戦争の現実です。
そして女性は今の女性の地位が幾度もの戦争によって血が流れた結果であったことをしるべきでしょう。
本にはソ連の女性の地位向上が共産主義だったからと、書いていますが違います。
ww1時でも民主主義どころか帝国主義であっても女性の地位は上がっています。
これは単にソ連が人権のじの字も無い、国家、共産党第一の国民皆兵の戦時体制が常に備わっていただけです。
あとは共産主義の大義名分だからですか。
その本質は結局帝国主義と同じかそれ以上に悪質なものでしたね。   

2
2021年01月14日

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