速水螺旋人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メモ:苦難の意義付け『故郷は何故兵士を殺したか』に関する関心から、1巻から定期購入中。
本書28ページで「~そういう人達は新聞や本で読んだ言葉ではなく自分の中から言葉を取り出す」「自分で体験した苦しみから出てくる言葉だ」「不思議なことに教養のある人ほどその感情や言葉遣いは時代の常識の影響を受けている」にどうしても目が吸い寄せられる。
現在のウクライナ情勢だけでなく、日本が経験した戦争というものに思いが及ぶ日本人はどれだけいるのだろうか。
残された人々だけでなく、それを知り得る立場にある我々が語り継ぐべき歴史とは何か?を考えさせる書籍である。
この漫画を書いているのであれば某月刊誌等はしばらく -
Posted by ブクログ
ネタバレ・8 著者の生い立ちや原作執筆の動機?
・9 つづきは1巻3話へ って……
志願に見えるのですが、それでも徴兵・召集の体をとるのね。
・10 >絶滅危惧種のマンモス 絶滅種じゃ?
・11(中編) 上官に「おじさん」 男だったら、半殺し。というか、そういう概念すらないでしょうけど。
これは、一般論として、女性が前線にいるのは普通じゃない、男としての自責の念みたいな雰囲気があったと思っていいのでしょうか。
・11(後編) 衛生指導員を戦車に張り付けても、犠牲者を増やすだけのような。士気高揚なんでしょうけど。
証言の二重性に言及したのはおどろき。史実の追求より、従軍した人間を描きたいのかも。 -
ネタバレ
戦記、戦争ものとしてはとても面
絵柄が可愛すぎるので笑ってしまった。
ソ連の女性兵士と言ったら顔はまだしも体は屈強なおばさん達ですね(笑)
彼女達はナチスに対して被害者面するが、彼らは返す刀で我が国の影響圏にあった満洲、朝鮮に侵攻して在地日本人を多数虐殺、拉致して、この本のような「女性」達を大量に陵辱し殺した実績のある侵略者でもある筈です。
戦前のフィンランドやポーランド侵攻は無かったことになっているのでしょうね。
彼女達は大祖国戦争ではナチスに憎悪を抱いていますが、彼らの祖国に同様に憎悪を抱くバルト三国を初めとした東欧、かつてのソ連衛星国は山程居るというのも戦争の現実です。
そして女性は今の女性の地位が幾度もの戦 -
Posted by ブクログ
"「さて行くか」
「竜とかペンギンとか見境なしやなあ」
「妙なことを言っては困るな
これもスパイの務めだ」
「戦闘機や戦車が相手でも?」
「興味はあるな」"[p.25]
とんでもないことがさらりと起こってて面白い。
ペルツォフカの性別はどっちかな。可愛くてかっこいい。
アーニャめっちゃ可愛いから便利キャラとか言わずに現実と空想の境界に生きる者でいいと思うよ。彼女が一番とんでもないことをさらっと成し遂げてるんだもの。
四ン文字の意味がわからない。規制字の罵り言葉かな?
デートするダニーに皆がアドバイス投げかけるとこ好き。
"「ペルツォフカ!あんな連中返り討ちに」 -
Posted by ブクログ
戦争における兵站(ロジスティクス)部隊の物語。弾丸ではなく、書類で戦争している者たち。彼ら後方支援がいなければ戦争することなどできやしないのに、ふだんあまり取り上げられることのないテーマを正面から描いた作品。架空の世界の戦争なので、各種兵器もみな架空のもの。第二次世界大戦より少し前ぐらいの技術力かと思われる兵器の数々も、作者がこだわりをもって描き込んでいて、見ているだけでミリタリーマニアは楽しくなるだろう。
主人公のマルチナのキャラクターが主人公らしくなく、どちらかというとサブキャラめいたところがあるのが少しだけ気になるが。。真面目で堅物なのが、今後どんどん揉まれて成長していくんだろうな。。。