垣谷美雨のレビュー一覧

  • ニュータウンは黄昏れて

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    面白かった!続きが気になって気になってあっという間に読み終えました。
    同じ団地に住み管理の為の話し合いをもっても、購入時期、価格、家族構成、年齢などが異なる世帯が一緒になって一つの結論を出すのはいかに難しいかを痛感しました。
    マンションの建設ラッシュ、特にタワマンが多く新規分譲されている今を思うと、団地とはまた違う立て替え問題が予想され、どういう問題が起きるかを想像してしまいます。
    黛と琴里、同級生の考え方を見ていると、親の執着する対象に子供たちの考えも影響されるのかなと感じた。

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    2022年03月13日
  • あなたの人生、片づけます

    購入済み

    最後は泣いた

    温かい小説です。偽善でも押し付けでもなく自然体なので心にスッと入ってきます。日常どこにでもある風景のように思えますが、そこに必死で生きている人の人生を垣間見た気がしました。読んでよかったです。

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    2022年03月05日
  • あなたのゼイ肉、落とします

    購入済み

    温かいお話し

    読み終えると心がほっこりしていることに気がつきます。そんなお話しです。押し付けではない優しさとはこういうことなのですね。読みやすいのであっという間に読み終えてしまいちょっと残念^ ^

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    2022年03月02日
  • 定年オヤジ改造計画

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    常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。
    色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまったり。

    主人公が帰省した時の、兄姉との話もなかなか興味深い。
    母性のかたまりだと思っていた母が意外と自分勝手だったとか、末っ子の自分に優しくなったのは、経済的に余裕が出てきたからだと聞かされるあたり(笑)。
    日本と同じく敗戦を経験したドイツについても話題になるという、ハイレベルな兄弟トーク。
    復興のためにドイツ人も日

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    2022年01月10日
  • 定年オヤジ改造計画

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    ネタバレ

    女性ですが、結婚もしていない子どもも産んでいない私ですら、知らない事が多々ありました…お恥ずかしながら。
    妻と母親の二面性を背負わされている『女性』を、周囲が理解しようとする事がまずは大事ですね。

    お仕事では出世やお給与など、成果があるかもしれませんが、家事にいたっては人から感謝されない限り、何も残らないんですよね。
    共働きや少子化が進んでいる今、想像以上に日本の現状は息苦しいと思います。

    何はともあれ、家事をこなし、孫と遊んでいるジイジの姿に泣きそうになりました。

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    2022年01月09日
  • 禁煙小説

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    タバコは吸ったことがないので、禁煙する大変さはよく知らなかったんですが、この小説を読むとよく分かると思います。
    たぶん、禁煙をしようとしてる人には効果がなくて、これからタバコを吸おうかな?と思ってる人の抑止力にはなるかも。
    オチは(自分にしては珍しく)途中で分かってしまったので、あんまり驚かなかったけど、まあ、反面教師っていうサブタイトルでお察しですね。
    現にタバコを吸ってる人目線で、どれだけ迫真なのか確かめてみていただきたいところです。

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    2021年07月18日
  • 禁煙小説

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    私は非喫煙者ですが、これを読んで、「禁煙したいけどできない」っていう人の心理がよくわかりました。
    心理的な部分もすごくわかりやすかったです。
    「やめろ」「アホか」という批判を感じるほど、余計にタバコを吸いたいという欲求が出て、どうしようもなくなる!!
    そういう心理もすごくわかりやすく描かれていて、個人的には文庫本は読んだら手元に残さないのですが、これは勉強になったので手元に置いておこうと思います。
    タバコ以外でもそうですよね。
    あれダメ、これダメって言われたら、やる気をなくす、、とか。
    タバコに関することだけで、いろんなことを考えさせられました。
    深い・・。

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    2020年01月05日
  • 夫のカノジョ

    購入済み

    選んで良かった!

    面白い1冊でした!選んで良かったです。一気に読み終わりました。

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    2019年02月03日
  • エール!(2)

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    坂木司 「ジャグジー・トーク」(スイミングインストラクター)
    水生海 「五度目の春のヒヨコ」(社会保険労務士)
    拓未司 「晴れのちバイトくん」(宅配ピザ店店長)
    垣谷美雨 「心の隙間を灯で埋めて」(遺品整理会社社員)
    光原百合 「黄昏飛行」(コミュニティFMパーソナリティー)
    初野晴 「ヘブンリーシンフォニー」(OL)
    それぞれ悩み頑張っている女性たちが素敵で、また、身近に感じられて元気がもらえた。
    どの話も素敵だけど、スイミングインストラクターの話が一番好きだったかな。

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    2018年10月12日
  • 夫のカノジョ

    購入済み

    面白かったです

    垣谷美雨さんの本は、最近の「老後の資金がありません」「定年おやじ改造計画」で

    ハマってしまいました。それからは、垣谷さんの本を次々と読んでいます。

    ただ、この「夫のカノジョ」は電子書籍しかなかったので 電子版で読みました。

    これも 面白いし痛快だし ぜひ 読んで欲しい本です。

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    2018年10月04日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    タイトルがインパクトあり過ぎだが、まさに今の日本の家庭のリアルが描かれている。

    と言っても、知らない、実感できない、という人も多いと思うけれど。

    そう、この本の、引きこもりエリート息子と、主婦の苦労なんか、食わせてやってる俺の“外”の苦労に比べたら無いも同然だろうくらいに思ってる、自己中能天気なダンナ。
    わがままな寝たきり老人の介護を長男の嫁という立場の主婦一人に任せきりにして、面倒な事は極力見ないようにしているこいつらです。

    あ、本気でムカついてしまいました。すみません。

    大変なのに報われない介護職、非正規雇用、ブラック企業、権利を手放さない老人に、税金払いたくない若者。

    最後はと

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    2025年11月22日
  • エール!(2)

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    困った時の自分の励まし方を見つけている人は立ち直りも早いし変化に順応し易いような気がする。自分に応用できそうなものはこの際いただいておこうかな( *´艸`)

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    2013年11月14日
  • エール!(2)

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    坂木司、水生大海、拓未司、垣谷美雨、光原百合、初野晴(敬称略)と馴染み深い顔ぶれ。
    垣谷さんは初かしら。
    坂木さんと初野さんはミステリじゃない方の感じ。
    楽しみなシリーズです。

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    2013年10月15日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    「あなたの人生、片づけます」の姉妹編。十萬里の妹、大庭小萬里が主人公。
    痩せるには。身体だけでなく、“心のゼイ肉”を落とすことも大事なのだ。

    「あなたの人生、片づけます」と同様、すっと入ってくる文章でとても読みやすい。
    私も“心のゼイ肉”でがんじがらめになった時は小萬里さんの助けを借りたいなぁ。
    心身ともに身軽でいたい。あと小萬里さんの作る豚汁が食べてみたい。

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    2025年12月14日
  • あなたの人生、片づけます

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    「捨てられない」ことには持ち主の心の有り様が反映されている。
    まぁまぁよく言われていることではありますが、小説として読むと実感があります。
    私もそろそろ本格的に持ち物減らしたい!と思いました。

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    2025年12月14日
  • あきらめません!

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    凄い芯の通ったおばさん
    旦那さんも理解者だったのが良かった

    田舎の議員のハラスメント発言にはムカついた〜

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    2025年12月14日
  • 後悔病棟

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    人の死が間近に迫った状況で医師が不思議な聴診器で気持ちを読み取ってその過去を覗く。そして、患者が望めばその気持ちを汲み取って適切なアドバイスを送り、もう一度過去をやり直してみないかと提案する。何とも現実離れした話である。大体はあの時こうしていれば!と思ってしまう気持ちが勝るのかもしれない。とりあえず気持ちが沈んでいる時には、あまり読まない方が良いかもしれない。

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    2025年12月12日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    面白かった!
    映画+75はやり切れない気持ちになったけど、この小説は主人公の東洋子も彼女の家族もみんなだいぶダメ人間で笑いの要素が多いからか、カラッと読めました。
    長男・正樹がラッキー過ぎる。

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    2025年12月08日
  • 絶縁病棟

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    連作短編集3篇
    胸に当てると心の声や過去の出来事を見れる聴診器を持ってキワミ先生の処方箋が冴える。70代の女性へののセクハラ、成功した妹にたかる家族、囲い込まれる嫁、それぞれの息苦しさが最後に解決されていく様子が気持ちいい。

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    2025年12月08日
  • マンダラチャート

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    ネタバレ

    面白かったので、長編だけど、イッキに読んでしまった。
    夫が妻を見下す。令和の今でも、そんな夫婦は普通にいる。主人公の雅美はタイムスリップして、そんな未来を変えようと無理なんだけど、ひとり頑張る。せめて自分の人生だけでもと。
    雅美は私よりも年上なんだけど雅美が受けた仕打ち、特に就職、入社後の事は同じ感じだった。それが当たり前の時代で、上手くかわす事を身につけるしかなかった。
    私がタイムスリップしても、雅美のように出来るだろうか?女ひとりでも自由に生きる選択肢を見つけられただろうか?
    最後には令和に戻って、雅美も天ケ瀬も60越えていても自由に生きる事を選択するラストだが
    タイムスリップしたままで自

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    2025年12月08日