垣谷美雨のレビュー一覧
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購入済み
温かいお話し
読み終えると心がほっこりしていることに気がつきます。そんなお話しです。押し付けではない優しさとはこういうことなのですね。読みやすいのであっという間に読み終えてしまいちょっと残念^ ^
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Posted by ブクログ
常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。
色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまったり。
主人公が帰省した時の、兄姉との話もなかなか興味深い。
母性のかたまりだと思っていた母が意外と自分勝手だったとか、末っ子の自分に優しくなったのは、経済的に余裕が出てきたからだと聞かされるあたり(笑)。
日本と同じく敗戦を経験したドイツについても話題になるという、ハイレベルな兄弟トーク。
復興のためにドイツ人も日本人もがむしゃらに働きますが、ドイツは戦後10年くらいで、仕事ばかりの生活は人間として間違えていると生活を変えていったと。
孫が通う保育園の園長の方針にイライラするあたりも、あるあるネタ満載で面白かった!
主人公は基本的に向上心があり、経済的に余裕もあるから、状況も改善されてハッピーエンドに終わります。もし、そうではない夫なら、ずっとある意味、労働搾取されつづける妻も現実にいるんだろうな。 -
Posted by ブクログ
私は非喫煙者ですが、これを読んで、「禁煙したいけどできない」っていう人の心理がよくわかりました。
心理的な部分もすごくわかりやすかったです。
「やめろ」「アホか」という批判を感じるほど、余計にタバコを吸いたいという欲求が出て、どうしようもなくなる!!
そういう心理もすごくわかりやすく描かれていて、個人的には文庫本は読んだら手元に残さないのですが、これは勉強になったので手元に置いておこうと思います。
タバコ以外でもそうですよね。
あれダメ、これダメって言われたら、やる気をなくす、、とか。
タバコに関することだけで、いろんなことを考えさせられました。
深い・・。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった! 垣谷美雨の今まで読んだ作品の中で一番おもしろかった。読みやすいし、展開もうまく行きすぎということもないし、リアルな感じでした。
農業でやっていくなんて、そうそう簡単なことではなさそうだが、ほんとその通りで、次々に難局が立ちはだかる。
集団お見合いのシーンも、よくテレビで観るお見合いの舞台裏というそのままで、シビアな市場価値として判断されるつらさがよく分かる。日本てほんと女一人でやっていくのは大変な社会なんだなーと思う。
先輩の瑞希さんが、崩壊した生活をぅまく隠して、いかにもオシャレなブロガーを繕うのが、それこそありそう、という感じ。そんなにすべてにおいて完璧な人なんているわけないし。 -
購入済み
面白かったです
垣谷美雨さんの本は、最近の「老後の資金がありません」「定年おやじ改造計画」で
ハマってしまいました。それからは、垣谷さんの本を次々と読んでいます。
ただ、この「夫のカノジョ」は電子書籍しかなかったので 電子版で読みました。
これも 面白いし痛快だし ぜひ 読んで欲しい本です。 -
Posted by ブクログ
タイトルがインパクトあり過ぎだが、まさに今の日本の家庭のリアルが描かれている。
と言っても、知らない、実感できない、という人も多いと思うけれど。
そう、この本の、引きこもりエリート息子と、主婦の苦労なんか、食わせてやってる俺の“外”の苦労に比べたら無いも同然だろうくらいに思ってる、自己中能天気なダンナ。
わがままな寝たきり老人の介護を長男の嫁という立場の主婦一人に任せきりにして、面倒な事は極力見ないようにしているこいつらです。
あ、本気でムカついてしまいました。すみません。
大変なのに報われない介護職、非正規雇用、ブラック企業、権利を手放さない老人に、税金払いたくない若者。
最後はとんとん拍子にまとまり過ぎ感が無きにしも非ずだけれど、とにかくこれが現実です。
面白かった、と言ってはどうなのかと思いますが、小説としては本当に面白かったし、大いに考える必要のある問題でもあるので、皆さん読んでみて下さい。 -
Posted by ブクログ
感想
あれこれやり直したいことはあるけど、志があってももう一回人生やり直すのはキツいなぁ。
自分が過去に帰ったら絶対株買うな。
あらすじ
家庭に人生を捧げてきた63歳の雅美は大谷翔平の人生計画を見て、男尊女卑に敏感になり、夫とも時間を共にしたくない。雅美は喫茶店に行き、モーニングを食べながら女性が胸を張って生きられる世の中にしたいと書くと中学2年にタイムスリップする。
精神年齢63才の雅美は、家に帰って両親や兄にどんどん仕事をやらせる。その後、雅美は学校一のモテ男の天ヶ瀬から声をかけられる。実は彼も同じ時代からタイムスリップしてきたのだった。スマホもないので天ヶ瀬と雅美は交換日記を始める。家庭では兄が料理をするようになり、父も配膳を手伝うようになった。雅美の影響が出始めていた。
高校は天ヶ瀬と同じ県立高校に入り、天ヶ瀬の彼女のポジションで過ごす。建築学科に入るという明確な目標が出来、勉学に励む。天ヶ瀬の女性感に失望しつつも希望の建築学科に入学する。天ヶ瀬は秋田の大学の医学部に入学する。
雅美は大学でアケタと知り合う。成績優秀で勉学に励むが、女という理由だけで全然内定がもらえない。気晴らしに行ったコンサートで天ヶ瀬の妻になる里菜に会う。里菜はすり寄ってくるが、天ヶ瀬突っぱねる。
大学四年になり、就職活動するが、四大卒の女子は見向きもされない。同級生の上田工務店でアルバイトをしており、そのまま就職するか迷うが、上田の結婚相手と見られていたことが嫌になり辞める。天ヶ瀬と新宿を歩いているときに住宅設備のショールームに行き、そこで就職の突破口を見つける。
大洋リビングに入社するも指導員の宮武にストーカーまがいのことをされて病みそうになる。その瞬間、また令和に戻る。令和に戻り、天ヶ瀬に電話しても冷たくあしらわれる。夫とは上手くいかない。悶々とした日々を送る中、天ヶ瀬から電話がかかってくる。二人とも離婚して一緒に逃げ出そうと言われ、ワクワクする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレはじめて垣谷美雨さんの本を読みましたが、出だしから、ずっと面白かったです!
あの時代の男尊女卑には驚かされた、、
そんなに大変な社会だったんだと、、
読みながら、ほんとに雅美と一緒に憤慨し、落ち込み、世の中にがっかりして、何なん?!何でなんよ?!と手が震えました。
過去に戻っても、個人の力だけで社会や人々の価値観を変えることは簡単ではないと思った。
あの頃の男性が優位な社会で活躍していた女性たちはほんまに凄かったんやなぁと思いました。
イケメンの天ヶ瀬との展開は、ルッキズムも扱っているのに、めちゃくちゃ少女漫画やん!と思ったし、ラストはちょっと出来過ぎでは?とも思ったけど、二人がこれからはワクワクして生きていこうとする姿は、素直に良かったなぁと思った。
今の自分たちが当たり前だと思っている常識や価値観も変わるんだろうな、、
そう思うと自分自身の生き方についても考えさせられた。
常識から外れたら人間失格なんだろうか。もっと自由に、気楽に、自分のために生きてもいいんじゃないか。
過去に戻って人生をやり直すことはできなくても、これからの生き方は変えられる。
タイムスリップしなくても、人生二度目!と思って楽しんだっていいと思えました!
雅美が手紙を書くシーンは笑ってしまったw
重いテーマでもあったしめちゃくちゃ考えさせられたけど、痛快なところが多くて面白く読めました!
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Posted by ブクログ
【うちの父が運転をやめません】
著者は垣谷美雨さん。
高齢者の運転免許返納が単なる交通問題ではなく、本人の自尊心や家族の関係にも深く関わる問題であることを改めて感じました。
作中では家族が父親を説得しようと苦労しますが、その姿は現実にもよくある光景だと思います。
私の父も80歳を機に免許を返納しました。私が生まれる前からクルマが好きだった父も、返納時は不便になることへの不安もあったようですが、自身の運転能力を客観的に判断したようです。今では安全に過ごしています。
著書からは、運転を続けたい高齢者の気持ちと、事故を心配する家族の気持ちの両方を理解することの大切さが読み取れます。
高齢化が進む今、特に地方に親を置いて都会に住んでいる多くの方には読んでもらいたい一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ田舎にある実家を処分。価格を下げればなんとかなると思っていたが、ならない可能性も大きいとは。他人事とは思えなかった。いがみ合っていた移住組と地元組が、トラブルやイベントを通して協力しあい、めでたし、感動!…となるのかと思ったら、最後までわかりあえず、お互いの悪口がこれでもかと続き、祖父母世代だけでなく、親世代も亡くなれば何とか明るい未来が見えるかも…というあまり救いのないオチで驚いた。素敵な読書会も始まったのに、結局、無神経に人のプライバシーを詮索する場となってしまって残念だった。要領が悪く、東京での生活に疲弊して親の実家にやってきた望美が始めた高校生向けの漫画読書会か盛況らしいので期待したい。でも、アルバイトもできない田舎の高校生に一回八百円は高くないかな?