垣谷美雨のレビュー一覧
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63歳の主婦が昭和時代にタイムスリップ。
平成生まれの私にとって
昭和のこの男女差別のひどさは驚き…
当時はそれが当たり前だったから
疑うことなく受け入れている人も
もちろんいたんだろうけど、
雅美のようにもがいて苦しんでいた人も
いたんだろうな。つらぁ…
男女差別のような
これまでの慣習?というか
人々に刷り込まれているものを
変えるのは一朝一夕でできるものではない。
でも理不尽さとか腹立たしさを
ぶつけて、物申して、
声を上げ続けた人がいるから
少しずつ変わっていったんだなって
昭和時代を生きてきた人達ありがとうって
ちょっと思いました。
テレビやラジオに向かって文句言ったり
節約にう -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルを見て、修羅場系の話かな、と思って読み始めたのだけど…全然ちがった。
夫の浮気を疑った妻が、相手の女性と直接対決しに行ったら——なぜか二人の中身が入れ替わってしまう、という予想外のファンタジー展開。最初は「え、そっちに行く?」となったけど、ぐんぐん引き込まれてしまった。
立場が変わると、見える景色って全然ちがう。自分が「正しい」と思ってたことは、あくまで自分というフィルターを通したものであって、正しさはひとそれぞれなんだよな、と。
垣谷美雨さんの文章はテンポがよくて、重くなりすぎない。シリアスな場面なのにちょっと笑えて、でもじんわり考えさせられる。
コミカルなのに、すごく刺さる。嫌いな -
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感想
身近に起こりそうな問題で、面白くてついつい読んじゃうな。
最後の話は怖かった。
あらすじ
熊野佐奈枝は71歳。優しかった夫に先立たれ、最近は身体の不調が続くが病院での診断結果はどれも健康そのもの。とある病院でキワミという女医にかかる。キワミは、男性医師から渡された聴診器を使ってみると佐奈枝の半生が見える。
佐奈枝は向かいの主人の大塚からセクハラを受けて精神的に参っていた。それを理解して対策を佐奈枝に渡し、問題は無事に解決する。
2話目は家族から寄生される真澄の話。自分は家族のいうことを聞いて頑張り、ネイルサロンを経営するまでになったが兄弟や母親が寄生するようになり、ストレスが溜 -
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本作を読んで最も印象に残ったのは、「立場が入れ替わることで見えてくる人間関係の本質」である。物語は、平凡な主婦と夫のカノジョが入れ替わるという非現実的な設定から始まるが、その奇抜さとは裏腹に、描かれているのは非常に現実的な感情の揺れや葛藤であった。
主人公の主婦は、家庭を守りながらもどこか満たされない思いを抱えている。一方で若いカノジョは自由に見えるが、彼女なりの不安や孤独を抱えている。この二人が入れ替わることで、互いの生活や価値観を体験し、「見えていなかったもの」に気づいていく過程が丁寧に描かれている点が興味深かった。
特に印象的だったのは、「相手の立場に立つこと」の難しさと重要性である。普 -
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あいかわらずタイムリーな話題で、興味深く一気に読んでしまった。
そしていつものように、最後はなんとなくいい感じで終わる。
私は地方都市に住んでいるので、この話に出てくる東京も田舎もどっちも極端だなぁと思った。
けども、転勤で3年ほど田舎に住んでいた時の雰囲気が確かにこんな感じで、ストレスたまって月一東京に行って遊んで、帰ってきたら、自然やのんびりした生活に癒される感じだった。
ところが地方都市に戻ってきたら、適度にのんびりしていて、適度に都会だから、東京にも行かなくなって、地元の生活を楽しんでいる。
地元が好きだと思えるのは幸せなことだなと改めて思った。 -
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垣谷美雨の『病棟』シリーズ、これにてコンプリートです。
『希望病棟』は、他の三作とは異なり、患者は二人で、この二人が関わりを持っていきます。その過程に惹き込まれます。「どんな着地を見せてくれるのだろうか?」と。
摩周湖医師によるあの「聴診器」の使い方は、他の作品に比べると控えめです。
私が読んだ順は、『絶望』(4作目)→『懲役』(3作目)→『後悔』(1作目)→『希望』(2作目)でしたが、それぞれ独立して読めるようになっているので、時系列通りでなくとも問題なく、楽しめました。とは言え、時系列で読んだほうが、楽しめることも事実です。
大満足のシリーズでした。