垣谷美雨のレビュー一覧
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読み出しはちょっと無理があるのでは?と思うのに、読み進めるとなんだか納得させられてしまう、不思議な読後感のある小説だった。
著者の本ははじめてだったので、他の本も色々読んでみたい。
大庭十萬子(おおばとわこ)によって人生を整頓していく登場人物たちの視点で物語が進んでいき、その結末になんとも納得感を覚えてしまう。「物はいいものだから捨てるのはもったいない」という気持ちがすごいよくわかるというか、自分もそういうところがあって捨てられないものがある!と思うとちょっと胸が苦しくなったし捨てなくては…と思うようになった。
十萬子さんが、スーパーウーマンというよりは等身大の感情も人並みにある普通のおば -
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不動産を持つ意味と都会と地方の考え方を知れる小説。
一軒家を持ちたいけど都市部は高くて買えないと悩む夫婦。
相続で一軒家を得たが売れなくて苦悩する夫婦。
二つの夫婦が交わり、都市と田舎への価値観の違いに放浪される小説。
不動産を持つことのリスクと地方への生活に憧れる人たちに警告も踏まえた小説だと感じました。
都市部に家を持つことに少し憧れますが、やはり地方での一軒家には憧れます。
でも、憧れだけど一方的に綺麗な景色を見すぎると後悔すると知れます。
どちらも表裏一体でそれを知った上で選択することが大切だと感じます。
小説自体はとても読みやすく地方の胸糞悪さもリアルでいい疑似体験ができます。 -
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おもしろかった。もしこの法律があって、自分が独身だったら…私、パソコン屋に集う彼らと同じく陰の民なので、わくわくするかもしれない…。
昔より未婚の男女も増えたとはいえ、今でも「結婚はしなければ…」と考える人は少なくないと思う。本人がというより、その周りが。
私には同じ歳の従姉妹がいます。彼女は美人でスタイルもよくて、頭のいい大学出ててスポーツも大会で毎回賞を取ってた人。卒業後は海外で働いて、4ヶ国語くらい喋れるバリキャリ。
彼女と子どもの頃から比べられる平々凡々な私。私が彼女より出来たことといえばピアノくらいだけど、それは私が上手いとかではなく、彼女が下手すぎたから。
そんな私が彼女より褒めら -
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垣谷美雨さんは、1959年生まれ。
リセット(2008年)では、47歳が高校生へタイムスリップ。
そして、マンダラチャート(2024)では、63歳が中学生へタイムスリップ。
どちらも昭和の時代の男尊女卑な価値観が書かれる。
でも、考えてみれば、この時代より前の女性は、選挙権がなかったり、食べていくために顔も知らない人に嫁入りしたりと、もっと人権なしの酷い時代もあったわけで、この時代でもその前よりは確実に前進してたはず。
女子の就職については、気の毒としか言いようがないが、この数年後には、男女雇用機会均等法が施行されるわけで、どこかで声を上げていた女性がたくさんいたんだと思う。(私の就職は、こ -
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感想
これを見るとリアルな田舎生活が書いてあるんだと思う。移住者の話を見ても必ずしもいいことばかりではないし、ある種の鈍感力も必要だと思う。
あらすじ
史緒里と大河は付き合っているが、都内の家の高さに憤っていた。テレビで見かけた空き家を見にいくと、お隣の千堂という91歳のおばあさんと仲良くなる。
路代は風穂町にある母の実家が空き家になることを危惧して売りに出そうと思ったが、所有者が祖父になっており、相続者に相続放棄の了解をとらないといけないことにゲンナリする。
史緒里と大河は、千堂に呼び出されて世話を見ていたが、息子が来て騙されていると言われて腹を立てて、今まで奢って全額を返還してもら -
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すごい田舎だなーってのと、
会話が多いのはいいんだけど内容と言うかこの人達すごい喋るなーってのが印象に残ってる。
自分の小さい頃の親同士のやり取りとかを大人になって聞いた時を思い出した。
この作品ほど全然ひどくはないけど、田舎って面倒なこと多いよなーって思いだしたし
消防団の話のところで団員にならない家が火事になっても行かないとか言ってる人は、実際にいました。
そんな人とは関わりたくないなってイライラしたのを思い出したなー。
僕からしたら田舎の嫌な記憶が蘇る作品でした
中盤から面白くなってきたーって思ったけど、結局戻るんかい!!!って燃え上がりきらず。
僕がここまで感想書けるって事はわかりやす -
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垣谷美雨さんの『姑の遺品整理は、迷惑です』は、遺品整理という出来事を通して、人との関わり方や生き方について考えさせられる作品だった。
物語では、主人公モトコの実母と義母が対照的に描かれている。実母は、常にきちんとし、他人に迷惑をかけないことを信条として生きてきた人。一方で義母は、おせっかいなくらい世話好きで、多くの人と関わりながら助け合って生きている。
どちらの生き方にも長所があると思う。実母のように、自立し責任を持って生きる姿勢は素晴らしい。しかし、それを完璧に追求しようとすると、人とのつながりはどうしても希薄になってしまうのかもしれない。
反対に義母は、人に頼り、人を頼られながら生き