垣谷美雨のレビュー一覧

  • 空き家と移住

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    田舎生活、移住生活のリアル。
    いろんな人生、価値観が垣間見える。
    希美が一番、好きなキャラクターだった。
    田舎の閉鎖的な空気に馴染めず出ていく人もいれば、望美のように田舎に過度な期待をせず、自分にとって居心地のいい環境を作っていく人もいるよな〜、と。

    田舎のドロドロした側面がたくさん描かれているけど、実際は田舎に住んでいると幅広い世代の人と交流する機会が多かったり、地域の事に無関心でいられない環境だったりするせいか、都会の人に比べて精神的に大人だなと感じる事も多い。

    そこら辺の人物描写があってもいいのかも、とは思った。ちょっと都会の人達に比べて、田舎の人達の描かれ方が薄っぺらいような気もする。

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    2026年08月17日
  • 四十歳、未婚出産

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    垣谷美雨さんの小説は初めて読みましたが、人物は私とは異なりキャリアウーマンで未婚で妊娠して子供を産もうとしている女性、とはいえ自分がもし40歳手前で未婚で妊娠してしまったらこういう思考にも陥るかなと思いながら読みました。

    文章はテンポよく登場人物が面白いのでサクサクと読めます。都会よりも田舎にありがちな偏見や噂話にいちいち煩わされるのが嫌だという気持ちもよく分かります。時代は変わりつつあるけれど、田舎では昔の人々の絡み合いが未だに生きていて、どうしてもそこから抜け出せない感じ。

    けれど終盤の流れは私にはとても新鮮でした。子供は産むのか産まないのか、それとも流産するのか、(流産というのは案外知られてないだけで結構あるリスクですし)、相手に伝えて反対されたらどうするのか、認知してもらえるのか、最後の方までどうなるのかわからない展開でしたし、主人公が自分で決めた未来、たまたま都合よくそうなったとも言えますが、将来の日本の女性はもっと自由になるのかもなぁと希望が持てる結末で良かったです。

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    2026年08月16日
  • 墓じまいラプソディ

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    読みやすかった
    心に残る住職の言葉
    『三世代同居は激変し、二代続けて住み続ける家族さえ少なくなっている。子供は、進学や就職や結婚で、市町村や県を超えて、親だけが家に残される。お墓も家と同じで、親が良かれと思って用意しても、一代限りになることもあるでしょう』と…
    そして、お墓の改葬費用の高さや住職不在のお寺
    墓守や名字など今どきの問題が満載です
    色即是空の考え(この世の物すべての形は仮のもので、本質は空であり、決して不変ではない)
    そう思えば、樹木葬、散骨など後に残る方の負担にならないのがいいかもしれませんね
    でも数年後には、少子化でもっと違う形になっているかもしれませんが…

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    2026年08月15日
  • 懲役病棟

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    第三弾。
    読み応えバッチリ。
    今回は刑務所です。
    また、あの魔法の聴診器の出番です。

    話の内容もさることながら、刑務所のリアルが描かれている!
    と、最後の解説で、収監されてい方がが豪語するほどに、リアルな世界だそう。

    女性の刑務所は被害者が多いのだそう。

    本当に運がなかった。
    親がひどい。
    出会った男が悪かった。
    など、
    自分でもどうしようもなく犯罪に走る人も多いのだとか。
    だから。案外普通の人が多いんだそうだ。

    刑務所の中の様子もとってもリアルだと解説されてて、こんな感じなんだなぁ。
    と、読みつつ思った。

    なんだかなぁ。
    なんか本当報われないなぁ。と、思う受刑者ばかりだったけれど、ラスト少しだけ光が差し込んだ形で終わってよかった。

    犯罪を犯す、その一歩は誰の一歩でもおかしくはないんだな。と、思った一冊でした。


    #垣谷美雨
    #懲役病棟
    #魔法の聴診器

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    2026年08月12日
  • 懲役病棟

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    金髪の女医としっかり者の看護師が、女子刑務所に派遣される。
    心の声が聞こえる聴診器でそれぞれの事情を知って奮闘する心温まる本でした。

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    2026年08月10日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    そうなんだよな、、太る時ってマインドがもうデブなんだよね。改めて実感させられた話。

    生活や心を整えて自分が好きだと思える自分でいたいなと思いました。
    登場人物達に気取ったところがなくて読みやすくて素敵な本でした。

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    2026年08月08日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    ダイエットコンサルタントの小萬里が、
    デブだから不幸=痩せれば幸せ だと思いこむ人の意識を変えていく

    皆、小萬里を見て痩せる指導をすることに違和感(なぜなら彼女が太っているから)を覚えるが、結局 痩せる=幸せ ではないことを教えられ笑顔を取り戻していく
    いつの間にか時代の変化とともに「痩せている=き綺麗・モデル体型」→モテる
    の様な図式になってしまって一心不乱に取り組んでしまう⋯

    人生の経験者は、それよりももっと大事なものを教えて笑顔を取り戻してくれる
    あーー世の中の一心不乱にダイエットを繰り返す人たち、読んで気づいてほしい
    2024/12

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    2026年08月06日
  • 希望病棟

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    これなー。ありがちな設定といえばそうなんかもやけど、後半何のはなしやねんとツッコミながらクスクス読みました。

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    2026年08月03日
  • あなたの人生、片づけます

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    片付け屋の大庭十萬里が見るにみかねた肉親からの依頼で部屋の片づけ指導をする程でその人の人生の一部のリセットを促すストーリー
    65歳男と言う訳なのか凄く引き込まれた
    人生の終活?
    我が身につまされるような設定
    できないだろうけど自分の人生の片づけをはじめてみようかな

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    2026年08月02日
  • 絶縁病棟

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    病棟シリーズ、第4弾。
    毎回主人公は異なりますが、不思議な聴診器が登場するテーマは同じですね。
    今回は、一見幸福そうな女性たちの見えざる不調の理由とは?

    ・女三界に家なし
    ・寄生虫
    ・思いやり家族

    神田川病院の桐ヶ谷キワミは、3回の離婚を経験し、趣味を謳歌しながら、アルバイトを続けている。
    果たして、聴診器が覗く彼女たちの真実とは?

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    2026年08月01日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    いつまでも健康で認知症にはならないと断言できる人は絶対にいない!!
    はずなのに、自分の親だけは大丈夫となぜ世の男性はそう思うのだろうか…
    嫁がなんとかしてくれると思うから?
    それともマザコン?
    確かに、現代では70歳で亡くなるのはまだ早いような気がするが、条件に当てはまる人は選択できる法令があればありがたい
    家族にしてもらっても、露骨に面倒くさいなぁと顔に出たり、嫌々されたり、嫌味を言われる介護なら受けたくない
    (お金で解決策をと言える人は、条件に当てはまらない)
    自分以外の誰かが犠牲になっていて、自分に火の粉がかからにければ対岸の火事で、口先だけでは何とでも言える
    「いったい誰の親?」「あなたの兄弟は何かしてくれましたか?」「私の親ではないんですけど…」と叫びたい
    大胆な発想がない限り、高齢者問題は永遠に続いていくのは間違いない
    2024/2

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    2026年07月31日
  • いまだ悪戦苦闘中

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    もう一度読もうとまではいかないけど、
    すごく共感できて読んでいて親しみがわく。
    垣谷さんの本は全て読んでいます。
    これからも新作を楽しみにしています。

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    2026年07月31日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    読みやすくて、スラスラと読めた。
    自分の現状と照らし合わせて読んだ感じ。
    人への期待と、自分の言い訳が交差してて、結局自分の味方は自分だけ。人に期待なんてしちゃいけないし、自分の人生楽しくするには自分で動かなきゃね。

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    2026年07月29日
  • うちの父が運転をやめません

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    ネタバレ

    猪狩雅志の主人公の父(78歳)に運転を止める様、説得する中で、自身を見つめ直すというストーリー。
    「雅志も商売を始めたらどないだ。商売は楽しいぞ。誰にも指図されることもないし、自分の裁量でやれる。雅志は頭がええから、きっと上手くやれるとわしは思う」
    「80歳近くになった今、振り返ってみると50代がいかに若かったかが分かる。お前も後悔の無い人生を歩めよ」

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    2026年07月27日
  • 希望病棟

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    摩周湖ってのがなかなかすごい名前だなと思ったが、周りが言うように人の気持ちが分からないような感じではないなと思っていた。
    なんというか肝が座っていて、心の内がわかったとしてもあまり動揺しないというか、受け入れが早いなと驚いた。

    結果的に聴診器を手に入れて、人と自分の考えが離れていないかが不安で言葉に出すのが怖かっただけだった。
    部分部分で、摩周湖先生の胸の内はもどかしい部分が多かった。

    個人的には貴子さんの義母が色んな意味で変わってくれていたのはとても嬉しかった。
    悪意なく言った言葉も、人によっては傷つくけど、何故それを言ったのかを考えなければ、本質は分からないんだなと思った。

    いきなり風俗の話に飛ぶのは驚いたが、口で言うのは簡単だが、色んな人の後押しで、それぞれが1歩を踏み出すところが垣間見られて良かった

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    2026年07月26日
  • 農ガール、農ライフ

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    派遣や非正規雇用などは、もはや日常生活に通常的に出てくる言葉となってしまった…そして、年齢が高くなるほど労働者側には選択肢がない…

    派遣切りと同棲解消からそれまでの自分の履歴には全くない農業女子へと方向転換
    最後にはハッピーエンドのようにまとめられたが、実際に農業を生業としていくことはかなり難しい……

    なぜなら自然相手なので、決まった賃金が手に入るわけではない
    と、若者誘致して農家の存続を〜と言ってはいるがなかなかよそ者を受け入れる事に抵抗がある

    身近に農家をしている人がいるので上記の話をよく聞くが、反対に若い人が来たり継いでくれれば農業の効率化やAI管理が進み、休耕田も無くなるのではないかとも言っていた
    2023/12/14

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    2026年07月27日
  • 夫のカノジョ

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    夫のカノジョと妻の身体が入れ替わる

    奇想天外なストーリーながら、妻はカノジョの立場となって、それまで見えてなかった世界が見えてくるよくになり、カノジョは妻(というより母)として子育てに携わる中で、自分の生い立ちと照らし合わせて様々な後悔と向き合っていく

    オチは序盤からなんとなく見えてはくるが、それぞれが、それぞれの人との関わりの中で自分の個性を発揮して問題を乗り越えようとしていくストーリーがテンポよく、フツーに面白かった

    当たり前のことが当たり前じゃなくなった時に人生にどう向き合っていこうとするかという姿勢は読者の気づきにもなると思う

    Audibleのオススメに出てきたので軽い気持ちで聴き始めたが、満足度は高い作品だった

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    2026年07月24日
  • 後悔病棟

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    早坂ルミ子 空気が読めない女医33歳 
    ある日心の声が聞こえる聴診器を拾い末期癌患者の後悔を心の中でやり直す
    選んだ人生にも苦労や後悔があり、選ばなかった人生にも当然苦労や後悔はあり人生とは平坦な道ではない
    死んでいなくなる者、残された者色んな思いがあり自分の人生に悔いを残さず今を大事に過ごそうと考えさせられる作品でした

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    2026年07月23日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    一人暮らしの姑が急死した。
    嫁の望登子は自力で姑の遺品整理を始めるが、物があふれなかなか思うように進まない。
    物を捨てずに亡くなった姑を恨む望登子。
    そんな中片付けを手伝ってくれる近所の人達が現れ​​、望登子にも心境の変化が──

    私にも離れて暮らす高齢の両親がいるため、他人事とは思えなかった。
    現実はこんなに上手くはいかないと思うが、望登子に心境の変化があった時は純粋に嬉しかった。
    そしてやっぱり垣谷美雨さんの小説はとても読みやすい。すっと内容が入ってくる。

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    2026年07月23日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    自分語りになるけど、私の義実家がまさにこれ。一人暮らしの一軒家にあふれる物物物… なんのために買ったの?なぜここにあるの?と一つ一つツッコんでるとキリがない。完全に汚屋敷状態…帰省するたびにうんざりしている。
    そんな私の心情を一言で表現したタイトルに惹かれて手に取った一冊。一応夫に「これは当てつけではありませんよ」と断って読み始めた。(夫は「これうちのことじゃん」と笑っていたけど)

    こんな私なので「遺品=迷惑」という頭で読み始めた。主人公・望登子といっしょに憤っていた。なんでこんなの取ってあるの!捨てる方の身にもなってよ!彼女の叫びが未来の自分のもののような気がして仕方ない。
    遺品整理は時間とお金がかかるというのは予想していたけど、メンタル面でも相当しんどそうだった。使えるもの、新品をゴミとして出す時の罪悪感や「もったいない」という気持ち…精神的にかなり削られそう。

    でも、読み進めるにつれて少しずつ考えが変わっていく部分もあった。
    遺品整理は亡くなった人との対話の時間なのかもしれない。故人の生活や趣味趣向が表れる遺品と向き合うと、「こんなものが好きだったな」「あんなこともあったな」って過去を振り返る時間になるんだろうな。

    私は母にこれを読んでもらって、どう感じるか聞いてみたい。なぜなら、母は生前整理と言って折りに触れて断捨離をしているから。これを読んだ後も「物を残していくと結局子供達に迷惑かかるんだから」と思うならどんどん処分してもらっていいし、その逆なら多少残してもらいたいなと思う。

    人生一度きりだから、親になるのも、死ぬのも一度きり。完璧な生前整理なんてきっとない。でも、旅立つ人の思いと残される人の気持ち、そのどちらも大切にできる「ちょうどいい落としどころ」が見つかるといいなと思った。

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    2026年07月23日