垣谷美雨のレビュー一覧

  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    ストーリーとして読んだら親子婚活記録だけれど、それだけでは終わらない「結婚とは」という教訓について学べる。ただ昭和から平成に移行する辺りの価値観が中心であると感じたので、令和の今はさらに価値観が変わっているかもしれない。
    けれど、人間の本質的なところは変わらなくて、自分が結婚や人生において何が大事なのかをぶらさないことが大切だと思った。とは言え実際に結婚してみないとわからないところとあるし、本当に結婚はゴールではないんだと思う。
    個人的には自分の身の丈に合った人と一緒になるのが幸せだし、結局、同じ世界線で生きている人としか基本的には出会わないのではないかと感じた。
    ある意味、婚活という活動は、

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    2025年11月24日
  • 墓じまいラプソディ

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    田畑や職業をその土地で受け継ぐ時代から。職業や住む土地を自由に選ぶ時代になって、墓のあり方も変わる。
    大正生まれの両親と平成生まれの子供のいる昭和世代として、まさに経験してきた世界で共感しました。

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    2025年11月21日
  • 絶縁病棟

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    シリーズの中で一番面白かったかも。
    結局体の不調は心(精神的なもの)からくるということが分かる。
    「寄生虫」はひたすら嫌な家族だなあと思ったけれど、最後ハッピーエンドで良かったです。
    「思いやり家族」はもはやホラーです。旦那&旦那の家族怖すぎる。早く静歌逃げて!とハラハラしました。

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    2025年11月19日
  • リセット <新装版>

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    物語の主軸となる知子、薫、晴美…全員の気持ちが理解できて、理解出来ない部分もあって、全部のおかずをちょっとずつお皿に盛って食べているような感覚になります。
    少し険悪な雰囲気になる度に読みながらちょっと落ち着いて話し合おうよとハラハラしたり、人生の決断を応援しながらどうか幸せになってくれ〜と祈ったり、3人の周りをうろつくお化けになったつもりで読みました。
    ラストのまとまり方が個人的に大好きで、やっぱり晴美は憎めない女性だったなぁと思います。

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    2025年11月18日
  • 後悔病棟

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    ネタバレ

    「コロっと息を引き取りたい」
    そんな風に常日頃言う自分こそ
    いざ余命宣告されたら足掻いてしまいそうです。
    あの時ああすればよかった。
    こうすれば良かったと、死を目前に
    悔いても悔やみきれない思いにかられてしまうのでしょうか。
    さて、もしいま自分が余命宣告されたら
    何を悔いるだろうと考えましたが
    なんとも思い浮かばない。幸せな人生を
    歩んでいるのか、単に脳天気なのか。はて。

    ファンタジーなんだけれども
    患者が胸に宿す「後悔」にはそれぞれの人生が
    沁みいる年齢になりました。

    第3章marriageだけは胸糞悪いですけど(苦笑)
    エピローグではまさかの号泣です。
    亡き父を思ってしまいました。

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    2025年11月17日
  • リセット <新装版>

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    ネタバレ

    タイムスリップもの。
    47歳の3人の女性が、17歳だった30年前へ。

    さぁ、どうやってやり直す?って話しなんだけど、ディテールがさすが垣谷美雨って感じだった。
    やり直しても、うまくいかないこともあるよね、っていう。

    でもそこからが面白いところ。
    ともこって女性が結構この人の本出てくる気がするけど笑、なんか恨みでもあるんだろうか。

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    2025年11月16日
  • マンダラチャート

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    面白い話でした、どうなるの?と思って読み進めました。
    結果的にはハッピーエンド?なのかな。
    ちょっと主人公がうざい、天ヶ瀬さばさばしていて顔もいいならいいなと思った。

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    2025年11月16日
  • 絶縁病棟

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    シリーズものだったー!既刊を読んでいなくとも大丈夫です。読んでいたらもっと面白かったのかも、と本作のメイン・キワミ先生をもう少し知りたかったとの思いもあって★5寄りの4.5。

    見えざる不調の原因は人間関係。
    思い当たる節が多すぎて思わず手に取ってしまいました。簡単に切除できないんだけど根深い病巣。本作と並行してアドラー心理学の『嫌われる勇気』も読んでいるのですが、そちらにもほとんどの悩みの原因は人間関係、とありました…。

    人は完全に一人きりで生きていくことができないから厄介なんですが、血のつながりがあるというだけで味方とは限らないし、赤の他人でも心底気の合う人はいるし、自分が本当に大切にす

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    2025年11月16日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    遺品整理って、業者に頼むとかなり高額みたい。でも自分でやるのも大変で迷惑。この物語、その苦労だけでなくて、家族とか周りの人達とかの関わりを包み込んで、最後はスッキリ整理してくれます。

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    2025年11月14日
  • 絶縁病棟

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    病棟シリーズ4作目。やっぱり面白いなぁ。
    見えざる不調は人間関係。切るべきものは病巣ではなく、人間関係。
    ここまでキッパリ言ってもらえるとすっきりする。
    なんとなく良くないと思っていても、冷たい人と思われるんじゃないか、仕返しされるんじゃないかと人間関係を切るのは難しい。
    でも、思い切った後の身軽さはちょっと羨ましいくらい。
    数年前にゆるく年賀状仕舞いしたけど、年末が近づいてもプレッシャーを感じなくてすむようになった。
    「こうあらねばならない」から解放されるのはいいなぁ。

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    2025年11月13日
  • 子育てはもう卒業します

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    子育て、夫婦関係、家族の問題に悩む女性達のお話
    
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    息子を憧れの学校に入れるため必死なお受験ママの淳子、
    「堅実な職業に就いて」と娘の就活に口を出す明美、
    勘当同然で押し切った結婚を後悔する紫。
    十代で出会った三人は故郷を離れてから数十年、様々な悩みを語り合ってきた。
    就職、結婚、出産、嫁姑問題、実家との確執、子供の進路……。
    時に、ふと思う。"私の人生、このまま終わるの?"
    誰かのために生きてきた女性たちの新たな出発を描く成長物語。
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    昭和の時代に東京の共学4年制大学を卒業した女友達3人
    それぞ

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    2025年11月12日
  • 子育てはもう卒業します

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    地方出身者という共通点はあるけれど、三者三様の主婦たちの子育てライフを追体験できてお得な気分。子どもたちの視点も時折入り、生まれた時代によって変わる価値観がリアルだった。
    こればかりはどれが正解という話ではないので、自分の気持ちや考え方がなにから影響を受けているのか省みるしかない。
    親の視点に立ったり、子どもたちの視点に立ったり、世代関係なく目の前の相手の視点に立って考えながら、自分の芯をぶらさず生きていきたい。

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    2025年11月12日
  • 四十歳、未婚出産

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    題名にインパクトがあり、手に取った。
    未婚母の進む道は険しいと感じさせられたが、最終的には助けもあり社会全体で協力していく方向に進み、シンプルに子どもが産まれて育つということの尊さを思い知った。
    どんな状況であれ、子どもは本当に尊い。
    周りに振り回されることも多いが、無事に生まれて育てられることの幸せほど、尊く幸せなことはないと、読んで思った。読み終わるとほっこりした。
    家族ってどんな形でもよくて、お互いを尊重し助け合えるなら、それが、家族なんだなぁと思った。

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    2025年11月11日
  • 墓じまいラプソディ

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    ☆4.5
    お墓のことや選択的夫婦別姓について書かれてあり とても興味深くて面白かった。
    結婚する時、苗字が変わることには全く何も思わなかったけど 私も旦那の両親のお墓には入りたくないな…
    お墓はいらない、散骨して欲しいと子供達には一応は伝えてあるけど 死んじゃった後のことは生きてる人がどうするか決めるんだし 自分にはどうすることも出来ないよね。
    そうは言っても 私は両親のお墓参りに行くのは 会いに行くって気がしていたし たまに行きたいと思ってた方なんだけど…
    人それぞれの気持ちの問題で いろんな意見があるから 何が正しいとかってないだろうけど 私は部屋に飾ってある両親の写真を時々眺めて 2人を

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    2025年11月10日
  • 絶縁病棟

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    ネタバレ

    病棟シリーズ第4弾
    今回もスカッとした。

    第1章「女三界に家なし」
    熊野佐奈枝 71歳が主人公。
    症状は胃痛と吐き気、そして目眩。
    所見では悪いところはないとのこと。

    医師・桐ヶ谷キワミは
    渡された聴診器で診察をすると
    驚いたことに患者の心の内が見える。

    第二章 「寄生虫」
    山口真澄 37歳
    倦怠感と目眩に悩まされる。
    ネイルサロンを3店舗経営する社長。

    第三章 「思いやり家族」
    江頭静歌 29歳
    肩こりがひどく受診。
    人も羨む生活をするが。

    いくつになっても悩みは尽きない。
    他人が羨む生活でさえ本人は体調不良をおこすこともある。

    看護師・秋吉麻衣子 29歳 
    子供の頃から母親に洗

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    2025年11月12日
  • 絶縁病棟

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    シリーズ前3冊既読。最新刊が出ていたのですぐに購入。聴診器の秘密を理解している病院内のスタッフがどんどん増えている笑笑
    今回は身近な人間関係を断ち切る内容。
    病気の巣である心からの叫び。
    隣人と親兄弟の話しはありそう!
    もしも、私もその悩みを聞いたとしたら全く同じ処方箋を書くだろう。
    もう1人の主人公に関しては、真実の原因に気が付かなかったら平和に過ごしていたのかも。いや、知らないままでは最悪の結末だったのかも。
    今回も面白く一気読みでした。

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    2025年11月09日
  • 夫のカノジョ

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    人の体と心が入れ替わるミステリー。
    よくあるテーマと思いきや、なんと、本作は本妻と夫の浮気相手の女性。

    2人が言い争っているうちに、ひょんな事から、2人の体が入れ替わってしまった。

    平凡な日々で、少し不満を持っていたけれど、立場が変わると、家族や会社の人間関係に新たな気付きが見えてくる。

    ・浮気発覚
    ・入れ替わる
    ・もう元に戻れないかとしれない
    ・模索する日々
    ・再出発

    性格の全く異なる2人。
    しかし、お互いがお互いの見えない所に気が付いて、そして、自分が変われば相手も変わる事を知り、少しづつ周りも変わって来る。

    最後に元に戻る2人。しかし、2人とも以前の2人とは異なる道を歩き始める

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    2025年11月08日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    遺品整理ってこんな大変なのか…と現実を教えてくれてありがたい。転勤族なのもあり、実家は比較的に物が少ないほうだと思うが先を考えると憂鬱になる。物はあの世に持っていけないし、少ないに限ると実感。
    本当はお別れする前にいろんなことを話しておくべきだと頭ではわかっているが、まだまだ両親がいつまでも生きていてくれるような気がしてしまう。これは甘えなのだろうか。
    自分自身もいつ何が起こるかわからないし、残された人のことを考えると、物は少なくしていこうと思う。物の残し方に、人柄や生き様がでるんだろうな。

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    2025年11月06日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    意義深い小説。本書は東日本大地震の被災地を舞台に、避難所生活をする女性たちが経験した差別を題材にしたストーリー。「和を乱す」などという意味不明な理由で仕切りを使うことが許されず、そのため女性は着替えすらままならず、下着泥棒が多すぎて洗濯ができず、トイレに行こうものなら強姦の対象にされ、赤ちゃんに授乳をすると嫌らしい目で見られ、授乳中の身で普通より飲み物と食べ物が多めに必要なのにそれは許されず、身内の男性にさえDVを受け…悲惨だった。少なくともこの国では、女に生まれた時点で負けが決まっている。

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    2025年11月06日
  • マンダラチャート

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    いつもの如く読み応えあり。現在の生きづらさからのまさかのタイムスリップ。昭和の中学生に戻る。どの時代に行っても違う意味での生きづらさがある。やり直したとしても、その時代ならではの、当たり前の出来事がある。となると令和がいいのか。色々と考えさせられたが一番いい方向で終わった。やっぱり面白かった。

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    2025年11月04日