垣谷美雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不動産を持つ意味と都会と地方の考え方を知れる小説。
一軒家を持ちたいけど都市部は高くて買えないと悩む夫婦。
相続で一軒家を得たが売れなくて苦悩する夫婦。
二つの夫婦が交わり、都市と田舎への価値観の違いに放浪される小説。
不動産を持つことのリスクと地方への生活に憧れる人たちに警告も踏まえた小説だと感じました。
都市部に家を持つことに少し憧れますが、やはり地方での一軒家には憧れます。
でも、憧れだけど一方的に綺麗な景色を見すぎると後悔すると知れます。
どちらも表裏一体でそれを知った上で選択することが大切だと感じます。
小説自体はとても読みやすく地方の胸糞悪さもリアルでいい疑似体験ができます。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった。もしこの法律があって、自分が独身だったら…私、パソコン屋に集う彼らと同じく陰の民なので、わくわくするかもしれない…。
昔より未婚の男女も増えたとはいえ、今でも「結婚はしなければ…」と考える人は少なくないと思う。本人がというより、その周りが。
私には同じ歳の従姉妹がいます。彼女は美人でスタイルもよくて、頭のいい大学出ててスポーツも大会で毎回賞を取ってた人。卒業後は海外で働いて、4ヶ国語くらい喋れるバリキャリ。
彼女と子どもの頃から比べられる平々凡々な私。私が彼女より出来たことといえばピアノくらいだけど、それは私が上手いとかではなく、彼女が下手すぎたから。
そんな私が彼女より褒めら -
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垣谷美雨さんは、1959年生まれ。
リセット(2008年)では、47歳が高校生へタイムスリップ。
そして、マンダラチャート(2024)では、63歳が中学生へタイムスリップ。
どちらも昭和の時代の男尊女卑な価値観が書かれる。
でも、考えてみれば、この時代より前の女性は、選挙権がなかったり、食べていくために顔も知らない人に嫁入りしたりと、もっと人権なしの酷い時代もあったわけで、この時代でもその前よりは確実に前進してたはず。
女子の就職については、気の毒としか言いようがないが、この数年後には、男女雇用機会均等法が施行されるわけで、どこかで声を上げていた女性がたくさんいたんだと思う。(私の就職は、こ -
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垣谷美雨さんの『姑の遺品整理は、迷惑です』は、遺品整理という出来事を通して、人との関わり方や生き方について考えさせられる作品だった。
物語では、主人公モトコの実母と義母が対照的に描かれている。実母は、常にきちんとし、他人に迷惑をかけないことを信条として生きてきた人。一方で義母は、おせっかいなくらい世話好きで、多くの人と関わりながら助け合って生きている。
どちらの生き方にも長所があると思う。実母のように、自立し責任を持って生きる姿勢は素晴らしい。しかし、それを完璧に追求しようとすると、人とのつながりはどうしても希薄になってしまうのかもしれない。
反対に義母は、人に頼り、人を頼られながら生き -
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人生には、いくつもの岐路がある。進学、就職、結婚、人間関係――そのときは自分なりに考えて選んだはずなのに、うまくいかないことがあると、「あのとき別の道を選んでいたらどうなっていただろう」と考えてしまう。
本作の主人公たちも、それぞれの人生に後悔を抱えている。そして不思議な体験を通して、自分が選ばなかったもう一つの人生を生きることになる。
しかし、実際にその人生を経験してみると、そこにはそこなりの苦労や悩みがあり、決して理想通りではない。むしろ、自分が選んできた人生にも大切なものがあったことに気づいていく。
読んでいて感じたのは、人は「選ばなかった未来」を美化しやすいということだ。今の現実