あらすじ
夫の浮気を疑った妻が、相手の女性に会いに行く。言い争っているうちに、ふたりの身体が入れ替わってしまった!自分の家族や人間関係を違った視点で見てみると、いままで気づかなかったことが見えてくる……。読んだあと、少し人に優しくなれそうな、Ifの世界をリアルに描いた長編小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
オーディブルにて。 身体入れ替わりモノの中でも群を抜いて面白い。第一印象は粗暴だけど実は人情味溢れる星見が魅力的で、入れ替わり後に無理して上品に振る舞うコミカルな口調には思わず笑ってしまう(オーディブルの朗読も最高だった)。 単なるドタバタ劇に終わらず、他者の視点に立つことで妻の菱子も星見も内面的に成長していく結末が素晴らしい。実は夫の不倫は勘違いで、星見はただの元部下というオチも、読後感を爽やかにしてくれる。 「ドラマ化しそう」と思ったら既に映像化されていたのも納得の、笑えて少し人に優しくなれる傑作。
Posted by ブクログ
夫の浮気を疑う妻と、相手の女性の身体が入れ替わってしまう。自分の家族や人間関係を違った視点で見てみると、いままで気づかなかったことが見えてくる…。
ナレーターさんの言い回しが絶妙で、Audibleならではの面白さも味わえた。
Posted by ブクログ
自分自身が変われる、成長するキッカケをくれる1冊。現在の立場や、自分自身を取り巻く環境やその時々の状況が変わることで見えてくることがあると気付きを与えてもらいました。何事も一方向からだけででなく、多方向から見て考えて、新しい気付きを得れるようになりたいです。
Posted by ブクログ
夫の浮気を疑った妻の菱子が相手の女性の星見に会いに行く。言い争っているうちになんと2人の身体が入れ替わってしまい…。よくある設定の入れ替わり話だけど、菱子の姿で星見の汚い言葉使いだったりの笑いあり感動ありでとっても楽しく読めた。読後感も爽やかで温かい
Posted by ブクログ
面白かった〜。垣谷さんなので、妻が夫と不倫相手に対して徹底抗戦。そして最後は夫をバッサリ切り捨てる痛快なお話なのかと思ってました。でも妻とカノジョが対面する所までは予想通りだったけど、まさか2人の中身が入れ替わってしまうとは…。
真っ赤なロングドレスを着たおばあさんがおかしな呪文を唱えたら2人の中身が入れ替わってしまい大慌て。年齢もバックボーンも全く異なる2人が仕方なく入れ替わったまま生活するのはとっても大変。息子のPTAの役員会議で意見を求められた時の星見のヤンキー言葉が痛快で笑えました。菱子だったら絶対に言えないけど、星見にしたら最もな意見。
元々持ってる考え方を変えるのは簡単ではないけれど、立場が変われば考え方も変わるというのがよくわかるお話でした。
それにしても夫のパソコンを盗み見るのは良くないですね〜。菱子も見なければ勘違いしないで済んだのに。
面白かったです
垣谷美雨さんの本は、最近の「老後の資金がありません」「定年おやじ改造計画」で
ハマってしまいました。それからは、垣谷さんの本を次々と読んでいます。
ただ、この「夫のカノジョ」は電子書籍しかなかったので 電子版で読みました。
これも 面白いし痛快だし ぜひ 読んで欲しい本です。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、修羅場系の話かな、と思って読み始めたのだけど…全然ちがった。
夫の浮気を疑った妻が、相手の女性と直接対決しに行ったら——なぜか二人の中身が入れ替わってしまう、という予想外のファンタジー展開。最初は「え、そっちに行く?」となったけど、ぐんぐん引き込まれてしまった。
立場が変わると、見える景色って全然ちがう。自分が「正しい」と思ってたことは、あくまで自分というフィルターを通したものであって、正しさはひとそれぞれなんだよな、と。
垣谷美雨さんの文章はテンポがよくて、重くなりすぎない。シリアスな場面なのにちょっと笑えて、でもじんわり考えさせられる。
コミカルなのに、すごく刺さる。嫌いな人でも、理解しようとする過程って、意外と面白いな——垣谷美雨さんに、またやられました。
Posted by ブクログ
面白かった!
タイトルからすると大人向け?ドロドロ系?
って感じだけど、全くそんなことはなく
中学生から大人まで広い世代で楽しめる良書。
途中ヒントがたくさんあるので、まあラストはこんな感じかなぁっていうのが
想像できてしまうんだけど、それを含めての最後への誘導だと思うので許せる。
笑えるし、ホロっとする部分もあって、おすすめ!
Posted by ブクログ
本作を読んで最も印象に残ったのは、「立場が入れ替わることで見えてくる人間関係の本質」である。物語は、平凡な主婦と夫のカノジョが入れ替わるという非現実的な設定から始まるが、その奇抜さとは裏腹に、描かれているのは非常に現実的な感情の揺れや葛藤であった。
主人公の主婦は、家庭を守りながらもどこか満たされない思いを抱えている。一方で若いカノジョは自由に見えるが、彼女なりの不安や孤独を抱えている。この二人が入れ替わることで、互いの生活や価値観を体験し、「見えていなかったもの」に気づいていく過程が丁寧に描かれている点が興味深かった。
特に印象的だったのは、「相手の立場に立つこと」の難しさと重要性である。普段は対立する関係にある二人だが、入れ替わりを通して相手の事情や気持ちを理解していく。その過程で、単純な善悪では割り切れない人間の複雑さが浮き彫りになっていた。読んでいる自分自身も、他人を一面的にしか見ていないのではないかと考えさせられた。
また、この作品は「結婚とは何か」という問いも投げかけている。長い時間を共にする中で生まれる倦怠感やすれ違い、そしてそれをどう乗り越えるのか。非日常的な出来事をきっかけに、登場人物たちは自分の本当の気持ちと向き合い、関係を見つめ直していく。その姿は、現実の夫婦関係にも通じる普遍的なテーマだと感じた。
全体として、本作はコミカルな要素を持ちながらも、人間関係の深さや難しさを描いた作品である。読み終えた後、「相手を理解しようとする姿勢」の大切さを改めて考えさせられた。日常の中で見落としがちな感情に目を向けるきっかけを与えてくれる一冊だと思う。
Posted by ブクログ
立場が替わり違う見方が出来れば人は変われるのかも知れない。最初頭にくることばかり書いてあったが読み終えて何だか優しい気持ちになれた❗️なにかに行き詰まったらまた読んでみたい❗️
Posted by ブクログ
【あらすじ】
39歳の小松原菱子は42歳の夫麦太郎、中学3年の娘実花、小学5年の息子真人と4人で2LDK+Sのマンションに暮らしている。新しいマンションを探しているとパソコン履歴で夫の浮気相手(夫と同じ大東亜製粉株式会社営業三課)の山岸星見のブログを見つけてしまう。夫には直接聞けず、浮気相手に会って話をしようとしたところ『真っ赤なロングドレスをきたババア』に菱子と星見の中身を入れ替えられてしまう。2ヶ月間お互いになりきって生活していくなかで、菱子は星見の同僚達と親しくなり仕事の成果もあげ、星見の母親との関係も修復する。一方の星見も菱子の子供達を自立させ実花の悪先輩との関係も絶たせ、PTAでも発言し他のママさん達から賛同を得る。結局浮気ではなく夫は星見など契約社員だが有望な後輩たち(石黒)を正社員にならせるために仕事を教えていただけであり、菱子と星見がお互いを理解し合えたところで再び『ババア』が現れ2人は元に戻る。
菱子は家族との平和な日々が戻り、パン屋で働くようになる。星見は母親と亡くなった父親の生まれ故郷新潟に祖母に会いに行ったり、製粉会社を辞めて菱子の義父の履物屋に弟子入りしたりして、菱子家族と星見家族の交流が始まる。
【感想】
今までに読んできた垣谷さんの小説の中でも珍しくSF的要素のある作品。「入れ替わってお互いのことを理解し合って誤解が解けてハッピーエンド」とお決まりで分かりやすい展開なんだけど、面白くさらっと読めました。『自分が変われば相手も変わる』
人間関係に悩んでる時におすすめの作品。
Posted by ブクログ
人の体と心が入れ替わるミステリー。
よくあるテーマと思いきや、なんと、本作は本妻と夫の浮気相手の女性。
2人が言い争っているうちに、ひょんな事から、2人の体が入れ替わってしまった。
平凡な日々で、少し不満を持っていたけれど、立場が変わると、家族や会社の人間関係に新たな気付きが見えてくる。
・浮気発覚
・入れ替わる
・もう元に戻れないかとしれない
・模索する日々
・再出発
性格の全く異なる2人。
しかし、お互いがお互いの見えない所に気が付いて、そして、自分が変われば相手も変わる事を知り、少しづつ周りも変わって来る。
最後に元に戻る2人。しかし、2人とも以前の2人とは異なる道を歩き始める。
最後のエンディングがハッピーエンドで良かったと思います。
Posted by ブクログ
背表紙のあらすじ読んだとき、
あーよくある入れ替わりの本な。
妻と愛人の体が入れ替わるかぁー
なんかなーどっかで読んだような、いっときはやったよなぁ。
入れ替わりのストーリー。
ありがちぃー
なんて思ったけど。
楽しく読みました。笑!
垣谷美雨さんは、本当に毎度毎度主婦の気持ち半端ないわかってるよなぁ。
と、どの本見ても思う。
そうそうそうそう面倒くさぃPTAのオバサマたち。なんだかわからんけどそれを生きがいにしてるくらいの意気込みよう。
いや、なんかの役に立ってるならいいけど、わたしも広報やったけどさ。
誰読むのよ、これ。
2秒でポイじゃん。
ってね。
ちょっとイラスト描いたら、著作権がどうとか。
いやいやいやいや、ともぞうに見えるかもしれないけど、うちの校長の似顔絵だから。
とかいうのもあったなぁ。
つい、膝を打ちたくなるような痛快主婦劇です。
毎度、楽しませてもらってます!
主婦に娯楽ありがとう。
#夫のカノジョ
#垣谷美雨
#面白い
#主婦のための本
#多数
#わかってるなぁ
#絶妙な主婦の目線
#たまらん
#そうそうそうそう
#言いたくなる
#どこもみんなそうなのか
#なるほどな
Posted by ブクログ
自分と夫の愛人の体が入れ替わるという非現実的話ではあるが面白い。 解説にもあるが「自分が変われば相手も変わる」ということ。
「母親というのは自分の子育てを振り返っては反省し、後悔し一生涯その罪を背負って生き行くものだ」
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
ありがちな入れ替わりのお話。
垣谷さんの爽快な書き口で楽しく読めるが、他の著作に比べたら普通かな。夫がただの良い人じゃなくて、ちょっと腹黒さが混ざっているところが良い。
Posted by ブクログ
ファーストコンタクトの時点であーこりゃ浮気と違うなと気付いた。どういうつもりで会っているのかまでは検討つかなかったが。奥さんは早とちりで暴走しすぎだと思ったが、旦那が素直に吐いても聞かなかっただろうなと思う。まあこうした誤解のおかげで物語自体は爽やかだった。本当に愛人との入れ替わりだったらそれはそれで興味を引かれる気もするが、オチの見えた重い話になっていたような予感もする。物語の面白さで考えたら断然勘違いで良かったのだと思う。
入れ替わりによってお互いの人生が少し良い方向に変化したのは良かった。特に娘のミカは軌道修整出来て本当に安心したし、星見の母が娘に無心する荒れた生活から改善したのもほっとした。それに今後はお互い親交を温められそうなのも良い。特に奥さんは過保護だし不平不満を溜めやすいのに上手に発散できないようなので今後も星見に良い影響を受けてほしい。
Posted by ブクログ
身体が入れ替わるという映画やテレビなどで使い古された王道のシチュエーション。けれど、いざ「文章」としてじっくり読まされると、映像のドタバタ劇とは違って、「なるほど」と考えさせられる面白さがあった。
中身が入れ替わったことで、二人はそれぞれの人生を外側から客観視することになる。
菱子の身体に入った星見ちゃん。いつも「黙っていられない」彼女が、菱子の家庭やPTAの会合で、ストレートな物言いや正論をガツンとぶち込んでいく。
この「黙っていられない」エネルギーが、かえって新鮮な風を吹き込み、周囲の心持ちを少しずつ変えていくプロセスが印象的だった。
同時に、星見ちゃん自身が暖かい家庭というものを体験し、「今まで自分が歩んできた人生は、なんて寂しかったのか」と自分の孤独に気づく場面には、リアルな切なさがあった。
終盤、あまりにもすべてが上手くいきすぎて、正直「ガッカリ」と思ってしまう。けれど、この手のファンタジー小説の結末としては、これも一つの優しいお約束なのかもしれない。
結末の綺麗さはさておき、二人がそれぞれの場所で周囲の心を変えていった展開は興味深い。「相手の立場になって考える」という、言葉にすれば当たり前のテーマを、改めて文章で実感させてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
衝撃的なタイトルだけど、それっていわゆる浮気かな。それを知った妻が穏やかならぬ心境となるのはわからなくもないけど、つきとめた浮気相手との修羅場で現れた真っ赤なドレスの老婆。
ありえない話を楽しませてくれる小説。
自分を客観視できる良い機会なのだろうけど、相手の立場に立つってどんなときでも難しい。
でも怖いな、こんなことあったら(笑)
Posted by ブクログ
夫のカノジョではない…と言う事が途中から予想がついてくるのに、奥さんが気づくまでのくだりが違和感だらけで読みづらかった。ただ一度しか無い人生ABテストが出来ないから難しいけで、コレはなんか疑似体験出来る話で良かったな。物事がうまく行かない時は、自分の性格と真逆の事をしたりすると良き突破口になるかも…と思考の幅が広がった小説でした。
Posted by ブクログ
垣谷美雨さんの作品初読みです!
2025年初作家、54人目です。
ブク友さんに読んでる方が多くって読んでみたいと思っていました。
あと、ドラマ化や映画化されているもの多いですしね。
こちらの作品もドラマ化されてるらしいけど、観た事はないです。
なんとなく作風みたいなのがわかりながら読みましたが、ものすごく読みやすかったです。
入れ替わりもの結構好きです!
今年では『君の顔では泣けない』も良かったです。
読みやすかったし、面白かったけど、⭐︎3つなのは2人の女性が自分には共感できないタイプだったからかな。
内面さらけ出せば、みんな嫌なところありますよね^^;