【感想・ネタバレ】絶縁病棟のレビュー

あらすじ

切るべきなのは病巣でなく人間関係!

神田川病院の桐ヶ谷キワミ医師は三回の離婚で人生を考え直し、趣味を謳歌しながらアルバイトとして働いている。
ある日、外来を訪れた七十代の患者・熊野佐奈枝は、女性医師が担当でないと嫌だと言う。「いい歳をして自意識過剰だ」と鼻で笑う部長に“時代遅れ”だと反論するキワミ。部長から譲り受けた聴診器を使うと、佐奈枝の体調不良の意外な原因が明らかに・・・・・・!?
裕福なネイルサロン経営者、夫の両親が建てた家で家事のサポートも受けて暮らす会社員。人から羨まれるような人生を送る女性たちの“見えざる不調”の理由とは。大反響「病棟」シリーズ第四弾。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

安定の面白さ
周りからは幸せと思われても、辛い。検査しても悪いところは見つからない。そんな3人が神田川病院でキワミ先生と出会い、キワミ先生は、不思議な聴診器を通して、患者の心の中の問題を探っていく。そして、手書きの処方箋。題名の絶縁は、自分に害を及ぼすものは切っていくというもの。もしかしたら私にも切るべき縁があるのかもしれない。それを切れば、肩こりが治るかもと思いました。

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2025年11月30日

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ネタバレ

大好きな病棟シリーズ。どの章も、絶縁したくなる主人公に共感できて一気読み。3章はもはやサスペンス。家族が無事逃げられたことに安堵。

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2025年11月14日

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3人の女性の不調の原因を突き止め、悪縁を断ち切る治療までして、すっきりする。近い人だからこそ身体を蝕むほどのストレスになり、同居はほんとに考えた方がいいと思った。柿谷美雨の作品はどれもほんとに面白い。次の作品が楽しみ。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

病棟シリーズ第四段とても楽しく読みました。
どのお話もグイグイ吸い込まれるように
ハラハラドキドキ、悲しみ虚しさ悔しさが
織り交ぜられており、最後は達成した幸福感と
周りの人の温かさで締めくくられています。
今回はマリ江さん出てこないのかなと
思っていたら、最後のお話で登場があり
待ってました!
好きなずっと続いてほしいシリーズです。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

『病棟シリーズ』第4弾!
シリーズの中で1番好きかもしれないっ!!!!

不調を抱えた3人の女性たちが病院へ駆け込む。
その中で心の声が聞こえるという
不思議な聴診器を使って読み解いていくお話。

悩みと不調を抱える3人の女性たちは
誰もが羨む生活を送ってきた。
だが、その生活の中でも悩みがあって………

3つのお話全てスカッとする場面が多々あって
読んでいてとても気持ちが良かったです!

体の不調は疲労から来るものもあるけれど
人間関係が1番複雑でそれも体調不良になる。
やっぱり、
自分のことを自分で守らなければならないし、
少しでも『嫌だな』って思う場面に対して
距離を置くべきだなと勉強になりました!
読んでよかった!!!

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2025年10月20日

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『後悔病棟』『希望病棟』『懲役病棟』に続く4作目。

帯には「切るべきなのは、病巣でなく人間関係!」の一文が。体調不良を訴えてくるけど、検査しても診察しても原因がわからず、あの聴診器で患者の心のうちを覗くと。

 今回も面白かったし、考えさせられたけど、それ以上に怖かった。特に2章と3章が人怖なお話でした。

第1章 女三界にに家なし
第2章 寄生虫
第3章 思いやり家族

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2025年10月12日

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絶縁、ばんざ〜いヽ(^o^)丿
なんて言っても良いかどうか…。
でも、バンザイ\(^o^)/です。

主人公は桐ヶ谷キワミという女性医師。
もちろん大事な小道具の聴診器も出てきます。
そして今回の主要登場人物は3人の女性。本当にしんどくて辛い思いをしています。
その彼女たちへの処方箋に書かれている病名は、
重度の男性アレルギー
寄生虫
慈悲的差別被害者病
これらへの対処法が面白かった。というか、そうだよね!と思えました。

実際に物語のような悩みや辛い思いをしている人はいると思います。そういう人たちには勇気の一歩を貰える作品だと思います。また、こんなに症状が酷くなる前に対処をしたほうが良いと気付かせてくれる作品だと思いました。

絶縁 良いと思います

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

シリーズの中で一番面白かったかも。
結局体の不調は心(精神的なもの)からくるということが分かる。
「寄生虫」はひたすら嫌な家族だなあと思ったけれど、最後ハッピーエンドで良かったです。
「思いやり家族」はもはやホラーです。旦那&旦那の家族怖すぎる。早く静歌逃げて!とハラハラしました。

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2025年11月19日

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シリーズものだったー!既刊を読んでいなくとも大丈夫です。読んでいたらもっと面白かったのかも、と本作のメイン・キワミ先生をもう少し知りたかったとの思いもあって★5寄りの4.5。

見えざる不調の原因は人間関係。
思い当たる節が多すぎて思わず手に取ってしまいました。簡単に切除できないんだけど根深い病巣。本作と並行してアドラー心理学の『嫌われる勇気』も読んでいるのですが、そちらにもほとんどの悩みの原因は人間関係、とありました…。

人は完全に一人きりで生きていくことができないから厄介なんですが、血のつながりがあるというだけで味方とは限らないし、赤の他人でも心底気の合う人はいるし、自分が本当に大切にすべきは自分だという基本を見誤らず心地好い人間関係を築いていきたいものだと思いました…。

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2025年11月16日

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病棟シリーズ4作目。やっぱり面白いなぁ。
見えざる不調は人間関係。切るべきものは病巣ではなく、人間関係。
ここまでキッパリ言ってもらえるとすっきりする。
なんとなく良くないと思っていても、冷たい人と思われるんじゃないか、仕返しされるんじゃないかと人間関係を切るのは難しい。
でも、思い切った後の身軽さはちょっと羨ましいくらい。
数年前にゆるく年賀状仕舞いしたけど、年末が近づいてもプレッシャーを感じなくてすむようになった。
「こうあらねばならない」から解放されるのはいいなぁ。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

病棟シリーズ第4弾
今回もスカッとした。

第1章「女三界に家なし」
熊野佐奈枝 71歳が主人公。
症状は胃痛と吐き気、そして目眩。
所見では悪いところはないとのこと。

医師・桐ヶ谷キワミは
渡された聴診器で診察をすると
驚いたことに患者の心の内が見える。

第二章 「寄生虫」
山口真澄 37歳
倦怠感と目眩に悩まされる。
ネイルサロンを3店舗経営する社長。

第三章 「思いやり家族」
江頭静歌 29歳
肩こりがひどく受診。
人も羨む生活をするが。

いくつになっても悩みは尽きない。
他人が羨む生活でさえ本人は体調不良をおこすこともある。

看護師・秋吉麻衣子 29歳 
子供の頃から母親に洗脳されていたと言う。
彼女が第二章の患者、真澄にかけた言葉。

P173
〈私がいちばん大切なのはお母さんじゃなくて私だよ〉

患者全員に届くおまじないではないかな。
読者の私にも。

「自分を大切に」
少し怖いキワミ先生からも言われた気がする。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

シリーズ前3冊既読。最新刊が出ていたのですぐに購入。聴診器の秘密を理解している病院内のスタッフがどんどん増えている笑笑
今回は身近な人間関係を断ち切る内容。
病気の巣である心からの叫び。
隣人と親兄弟の話しはありそう!
もしも、私もその悩みを聞いたとしたら全く同じ処方箋を書くだろう。
もう1人の主人公に関しては、真実の原因に気が付かなかったら平和に過ごしていたのかも。いや、知らないままでは最悪の結末だったのかも。
今回も面白く一気読みでした。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ初読みだけど問題なく面白かった。
2話目の家族の話にイライラした。昔は支え合っていたのに、事業で成功した途端に搾取するだけの寄生虫のような存在になってしまった家族。特に姉には嫌悪感しかなかった。他人だったらとっとと離れればいいけど、家族だと情もあるしホントに厄介。でも自分でキッパリ決別するしか解決はしないんだよね。
キワミ先生の強めのキャラも相まって読後感は良かった。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

身近な人の言動にじりじりと苦しめられ、謎の不調に悩ませられ病院を訪れる3人の女性たちの話。
最後話は、途中までなんて恵まれている環境なんだろうと思いつつ読み進めてたが、旦那さんや旦那さんの家族の本性が見えたらゾッとした。こんな経験したら人間不信になりそう。

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2025年11月21日

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