垣谷美雨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「一本につき20円」
「安すぎて請け負えず」
くっ、足元見やがって!
「じゃぁ40円」
「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。
-
Posted by ブクログ
優しい人を病んでしまう理由〜
垣谷美雨『絶縁病棟』を読んで
『絶縁病棟』を読んで、病の多くは心のストレスと深く結びついているのではないかと改めて感じた。
この物語で印象的だったのは、主人公たちを苦しめる人物が、決してわかりやすい悪人ではないことだ。むしろ周囲から見れば「いい人」であり、その言動も善意や思いやりから発せられている場合が多い。
だからこそ厄介なのだと思う。
相手に悪意がないため、自分自身も「嫌だ」「苦しい」と感じる気持ちを認めにくい。そして、なぜ自分が疲れたり病んだりしてしまったのか、その原因さえ見失ってしまう。
私たちはつい、人に合わせたり、期待に応えたりすることを -
Posted by ブクログ
この作品を読んで感じたのは、どんなに困難な人生であっても、諦めずに前へ進み続けることの大切さだ。登場人物たちはそれぞれに問題や葛藤を抱えているが、現実から逃げるのではなく、自分なりに向き合いながら歩み続ける。その姿に勇気をもらった。
特に印象に残ったのは、人生を好転させるために必要なのは、特別な才能や幸運ではなく、自分の信念を持つことなのだという点だ。やりたくないことを無理に受け入れず、自分の気持ちに正直でいる。そして、自分にも他人にも誠実であること。その積み重ねが、少しずつ周囲の環境や人間関係を変えていくのだと感じた。
人生は思い通りにならないことも多い。しかし、自分らしさを見失わず、真 -
Posted by ブクログ
60代の主婦が、大谷選手を真似てマンダラチャートを書いてみたら、タイムスリップして中学生に戻ってしまう。
ここまでの前情報で読み始めたら、出だしから想像以上に面白い!一人じゃなくて、かつての憧れの人・天ヶ瀬と一緒で、さらに天ヶ瀬のキャラもナイス。
セクハラなんて言葉も個人情報保護なんてものもあったもんじゃない昭和の時代で、生きにくさがハッキリと分かるよね。スマホもSNSもない時代に、それはおかしい!と声を上げて世の中を変えていく手段もない。
理不尽なことは、どの時代でも、男性でも女性でも、起こる。理不尽かどうか人によって受け止め方も違うから、本当に一人一人が生き方をしっかり考えて生きていくのが