垣谷美雨のレビュー一覧
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「墓じまい」という現代的なテーマを軸に、夫婦別姓やジェンダー、家制度といった問題まで巧みに絡めながら、それらを堅苦しくなくエンターテインメントとして読ませる、垣谷美雨さんらしい一冊。
特定の主人公を持たない多視点の群像劇スタイルですが、リアリティのある個性豊かな登場人物が魅力的です。中でも、空気を読まない五月さんの存在は圧巻で、誰も口にできない本音を次々と言語化して場をかき回しながらも、不思議と痛快で憎めず、本作を象徴するキャラクターでした。特に、本人を目の前にして「伯母さんが死んでから墓じまいすれば丸く収まりますよ」と言い放つ場面は、笑わせながら日本社会の同調圧力や責任回避体質を鮮やかに描 -
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読んで思わず食品庫を片付けてしまいました。
第1話 岡山から上京した父母が勝手に汚部屋に入って、大庭十萬里さんを予約したという。土曜日になって大庭がやってきた。片付けられない度三段階の重症との診断を受ける。
春花は悟史と不倫している。でも結婚する予定だった。少なくとも春花は。
次に大庭が来た時は生ゴミだけは捨ててあった。宿題だったからだ。
第2話 妻を亡くして半年。娘の風味子が大庭を頼んだらしい。風味子は毎日展蔵のご飯を作りに来てくれている。展蔵は娘の好意に甘えて食器ひとつ洗わない。
第3話 三枝は娘が大庭を頼んだことが気に入らない。家は広いから片付いているが、引出しの中も戸棚の中もいざ -
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夫が亡くなる。次々とホラーのように辛い出来事が襲いかかってくる。もう読むのやめようかと思ったけど、最後どんでん返しがあって救われた。
46歳の夫が脳溢血で亡くなった。東京出張って話だったのに、地元のビジネスホテルで死んだ。夏葉子は東京出身だが長崎の家に愛着があったし、離婚に至る決定打がなかった。タウン情報誌のパート記者をやっている。
夫の死後、夫は実は福岡の話を蹴って長崎に帰ってきたのを知る。義父母が仏壇を買ってくれると言う。かなり余計なお世話だ。どでかいものが来てびっくりしてしまう。
お姑さんが教室の友達をゾロゾロ連れてお線香をあげにやってくる。線香線香と詐欺師まで上がり込んでくるし、 -
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いまだ悪戦苦闘中
読んできたエッセイの中でも、日記のような感覚で読める本だった
日常の出来事から、最終的になにか伝えたいことで締める本もあり、それはエッセイ感もありつつどこか自己啓発感を感じてしまう
垣谷さんのこの本はそんな風に感じなく、ほんとに自分が経験したことや日常からの言葉を落としてくれている感覚
初めて読むタイプのエッセイだったけど、心地良く読めた
垣谷さんが行った海外の旅の話が特に良く、人の旅の話って
面白いし、どんどん見入ってしまう
久しぶりの読書時間で、この本を選んで正解だった
次はどんな本を読もうかな
#いまだ悪戦苦闘中
#垣谷美雨 さん
#言葉 #言葉の力 #人 -
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地方自治体の選挙もの。男尊女卑について考える感じ。昔は頑張ってたけど、もう歳を取ってあまり闘うということをしなくなった。
(若い頃に闘いすぎたというのもある。闘って結局自分自身にいろいろ跳ね返ってきはしたが失ったものと同じくらい得たものはそれなりにあるけど)
まぁ、でも若いモノ頑張れ。
郁子は定年退職後、夫の実家の隣の家を購入して移り住む。ある時市議会の傍聴に迷い込み、ミサトという女性市議に目をつけられて勧誘されるようになる。
一方、由香は義母が家出をした。実家のない人だが、義父は男尊女卑の人なので気持ちはわかる。どうやら郁子の義母の世話になっていると聞き様子を見に行く。
ミサトは結局 -
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「一本につき20円」
「安すぎて請け負えず」
くっ、足元見やがって!
「じゃぁ40円」
「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。