垣谷美雨のレビュー一覧

  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大地震での被災者の生活がとてもリアルに描かれており、こんな現状だったんだ、、これからどうなるの、?と先が気になり一気読み。
    女性達が不憫すぎて応援しながら読んでいた。
    絆だ、皆共同体だーと男女混合の環境にもかかわらず体育館の仕切りをつけない異様な空間が事実であることには信じられないとしか言いようがない。生き残った身内との問題が震災により浮き彫りになった。ラスト漆山遠野の亡き夫へのメッセージは涙が出そうになった。
    物語としては3人が大きな決断をして前に踏み出せたことがすごく嬉しかった。
    作者あとがきも良かった。本書は、重苦しい震災の話だが日本の女性は捨てたもんではないという希望とメッセージ

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    2026年01月31日
  • 墓じまいラプソディ

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    ネタバレ

     墓じまいという時代の変化の産物を通して人々の意識の変化や不満への気づきが流れていく。仏教の諸行無常にも準えてそれまで積み上げて来た価値観ゆえに受け入れ難い墓じまいや樹木葬といった新しい概念や近親者の死や謎のままとなってしまった内心などをを段階を経て咀嚼し受け入れ消化していく過程でもあった。作中に現れるような単純に無知や頑迷を責め立てるような場面も、古い価値観に共感を示した上で新しい価値観への理解や現実的な事例や落とし所を示していく場面も、変化には必要なのだろう。新しいものに拒否感があるのも古いものに愛着があるのも当然どが世界が変わりゆくのもまた当然、自らそれを受け入れる体勢を作り出していくと

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    2026年01月31日
  • 懲役病棟

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    なぜかわからないけど、何度か涙が出て来た。
    シリーズの中で今作品が1番好きだ。と,思ったら次が出ているらしい。次も読まなければ…


    女子刑務所に入らざる得ない彼女たちの背景。日本の社会への問いかけにも感じる。

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    2026年01月30日
  • 懲役病棟

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    以前、「後悔病棟」を読んで、不思議な感動を覚えた。
    「希望病棟」はまだ読んでいなく、先にこちらを読んだ。

    不思議な聴診器で、心の内を覗くことができる。
    今回は、女子刑務所が舞台。
    金髪のキャラ濃い香織と看護師のマリ江の掛け合いが、
    何とも楽しかった。

    女子刑務所という、普通の人はほとんど知ることのないリアルを、とても細かく書かれている。
    女性受刑者が少ないので、殺人から万引きまで、刑の重さや年齢に関係なく一緒の部屋で過ごす。
    高齢で認知症などの介護が必要な者もいる。
    海外では介護施設で過ごす国もある。
    刑務官の過酷な仕事もとてもよく分かった。

    なんといっても、村木厚子さんの解説文にさらに

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    2026年01月30日
  • リセット <新装版>

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    人生をリセット

    たった一度の人生
    どう生きるかは自分次第で大きく変わる
    日々の不満を他人のせいにしていないだろうか?
    生まれた環境など自分の力ではどうにもならない事も、もちろんあるけれど…

    少し視点を変えて、勇気を出して
    自分で動かなきゃ、ね?




    この本は、同じく垣谷美雨さんの「マンダラチャート」のコメント欄で、〝タイム屋文庫さてさて店〟の店主様より教えて頂きました*ᴗ ᴗ)⁾⁾

    そして私はこっちの方が好き
    今の自分にめっちゃハマりました



    最初に〝たった一度の人生〟って書いたけど、このお話は47歳の女性三人が高校時代にタイムスリップし、そこから17年間にも及ぶ二度目の人生を歩

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    2026年01月27日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    旅行会社で働く優子は、後輩である水野と出張先での一夜限りのアバンチュールで妊娠するところから物語は始まる。本来子供を授かる事は、めでたいことだが、未婚で出産することで様々な敵に遭遇する。
    最初は、父親である水野。土下座してでも堕ろしてもらうといい、優子の妊娠を疑い始める。10以上違う2人の年齢差もあり、人生終わる的な言い方の水野は最悪。
    次は、部長。優子も化石というほどの、ハラスメント上司で、迷惑かけるから辞めろといってくる。
    続いては、水野の恋人紗絵。紗絵も優子のお腹の子が、水野の子ではないかと執拗に追求してくる。
    さらには、会社の同僚も未婚であるから、全く妊娠に触れてこない。
    また、実家で

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    2026年01月23日
  • 絶縁病棟

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    読み進めたくて一気に読んだけど、内容に引き込まれやすい性格の為、主人公たちの気持ちを思うと少し苦しくなりました。ただ、やはり病棟シリーズは好きです!

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    2026年01月21日
  • 後悔病棟

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    久々に読んだ小説、とても良かった。
    四人の末期患者の思い残した過去を聴診器を通じてやり直していく、物語だけでなく
    自分の人生についても考えさせられる。最後の岩清水とルミ子の物語も良かった!

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    2026年01月20日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    読みながら身が引き締まる思いでした。
    私はきっと1話目の女性に近いと思う。
    ふくよかな人でも動ける人って憧れる。
    きっと私には筋肉が足りない。
    年始に気合が入りました。

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    2026年01月20日
  • マンダラチャート

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    近々、ドラマ化されるんじゃないか、と思わせる内容。
    転生というか、やり直し系のお話。二周目の人生を、うまく渡っていけるのか。
    主人公が、私よりちょっとだけ年上という設定で、もう、共感度MAXでした。

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    2026年01月19日
  • 後悔病棟

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    人の死はいつかは訪れる。
    果たして自分は後悔せずに過ごせるのか。
    毎日の選択を吟味にしながら歩んでいきたい。

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    2026年01月19日
  • マンダラチャート

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    何これ、私のこと!?
    すごくおもしろかった。
    大谷選手はすばらしいけど、妻子は大谷選手の脇役ではない。(もちろん大谷選手だってそうは思ってないだろう。)
    言いたいこと全部言ってくれてありがとう!

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    2026年01月16日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    とても面白かった。
    70歳死亡法案可決改名したのかもしれませんが、
    とても良かったです。
    ちょっと最後はご都合主義にポップに終わらせているところもありましたが、よい本だったと思います。本当に色々考えるところもあったし、読後感もよかったですね。
    おすすめです。

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    2026年01月15日
  • うちの父が運転をやめません

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    気軽に読みながら、高齢者ドライバー問題についても考えさせられる小説。実写化しても面白そうな作品だった。

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    2026年01月12日
  • 絶縁病棟

    QM

    購入済み

    うおおぅ… 確かにどれもこれも絶縁したくなるような家庭背景だった…けどどのお話も最後はスカッとした気持ちになれた。三つのお話ともに女性に向けられた性的被害をテーマにしている。考えさせられるところがあった。

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    2026年01月10日
  • リセット <新装版>

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    男女差別のあった時代の親に育てられ、男女差別をなくそうと方向転換していった時代には子どもとして過ごし、ジェンダー平等の実現を謳う現在は子育て中。きっと今の中高生がこの小説を読んだら、あまりの時代錯誤な描写に怒り心頭になるだろう。でも母もよくこんな悩みを口にしていたなと、本当にこうだったんだろうなと、今さらながら母世代の女性のやり場のない虚しさに共感することができた気がした。明るいタッチでサバサバと書かれているが、近現代史ですよ、この本。笑

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    2026年01月09日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    絶対にありえない法案だけど
    すごく面白かった。

    期限を決められちゃうと
    今までの生き方や価値観や将来についての
    考え方も変わっていくんだなぁ
    とリアルに考えさせられた。

    家族模様が
    あーそれそれ、わかるわかる!
    そーなんだよ!
    って共感しながら笑えた。

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    2026年01月07日
  • 墓じまいラプソディ

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    相変わらずこの著者の小説は面白いです。

    本作は、2つの家系が「お墓」「姓」「後継ぎ」という問題に直面していく物語です。主人公は五月。物語は彼女を中心に、登場人物それぞれの視点で描かれます。弱い立場の女性が奮闘する姿は痛快ですが、偉そうだった男性たちが少しずつ認識を改め、成長していく様子も見どころです。

    「墓を守らなければならない」「姓を継がなければならない」——そうした使命感には、一家を背負う誇りが感じられます。しかし現代の家族の形には、もはやなじまなくなっているのも事実です。こだわりや思い込みを手放し、自分たちのライフスタイルに合った形を見つけられればよいのですが、檀家制度や本家・分家と

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    2026年01月07日
  • あなたの人生、片づけます

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    「部屋の乱れは心の乱れ」ーこの言葉を思い出した。
    私自身も、メンタルが落ち込んでいる時は部屋が乱れがち。そんなとき、一気に片付けると、心がスッと軽くなって、明るい気分になる。部屋と心は連動しているな、といつも実感する。

    この本では、社内不倫に疲れた30代女性、妻に先立たれた老男、田舎の資産家女性、息子を事故で亡くした主婦...と様々な事情におかれた登場人物のもとに、片付け屋の十萬里さんが現れる。
    「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と考えている十萬里さんは、登場人物の部屋だけでなく、心まで片付けていく。

    十萬里さんの良いところは、お客に言うべきとをきっちり言うところ。お客様だから

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    2026年01月01日
  • あなたの人生、片づけます

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    年末に片付けも思うように進まない上に、日常にある焦燥感を抱えている時に、ふと思いつき手に取りました。

    初読みの作家さん
    連作短編集

    片付け屋の十萬里さんが、部屋が散らかる原因を突き止めて、部屋だけでなく、その人の生き方も抱えている問題も解決していく。
    十萬里さんの指摘が私自身が抱えていたモヤモヤしたものを吹き飛ばしてくれて、読んだ後、清々しくなりました。

    ケース1の片付けが興味深かった
    目を閉じて思い浮かんだ部屋が自分が望む部屋。
    明日人生最後のゴミ捨ての日だったら?

    人生最後のゴミ捨ての日だったら、私はどれだけ捨てるだろう

    私も十萬里さんに片付けを指南してほしい。チェックシートが面

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    2025年12月31日