垣谷美雨のレビュー一覧
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登場人物それぞれの視点や考え方が分かるところに、とても引き込まれた。さらに、その人物がほかの人物からどのように見られているのかも描かれていて、物語を多角的に味わうことができた。
お墓に対する考え方や関わり方は、世代や家族が暮らす場所によってさまざまだということが、物語を通して浮かび上がっていた。三世代にわたる登場人物が描かれることで、時間的にも空間的にも広がりが生まれ、それが作品の深みにつながっていると感じた。変化していく時代の中で、それぞれの価値観や事情に向き合いながら対応していくことの難しさも考えさせられた。
自分自身の実体験と重なる場面もあり、とてもリアルに感じられた。何度でも読み返したいと思える一冊 -
Posted by ブクログ
壮絶だった。自分自身が就職で苦労したことはないし、家庭内でも特に問題ないし、医師免許で全てを力づくでなぎ倒してきた人生なので、女だからと差別受けたこともなく、まぁ出産や子育てでジレンマはあったもののこの主人公ほど強く不公平感も感じていないのだ。
読んでてストレスがたまってしまった。
63歳雅美。夫は隙あらば妻を馬鹿にしようとする。中学2年にタイムスリップする。
母は私にだけ家事を手伝わせる。試しに兄に塩揉みを頼んだら快く引き受けてくれた。何もせずにテレビ見ている父に声をかけたらご飯をよそってくれる。意外だ。雅美は自分のお弁当を作る。
中学の時気になっていた天ヶ瀬も未来からタイムスリップしてきていた。CMや歌謡曲の歌詞やテレビの内容に憤慨しては手紙で抗議をしている。大学は建築科に進んだ。 -
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「病棟シリーズ」、今回も超面白かった!!
第一章「女三界に家なし」
71歳の女性のセクハラまがいの恐怖は
病名・・・重度の男性アレルギー
納戸の中で寝起きしなければならないなんて、
読んでいて他人事ではなかった。
救われたのは、夫がやさしかったこと。
そして、病原がなくなったこと?
第二章「寄生虫」
37歳のネイルサロン経営者のめまいは、
病名・・・寄生虫
家族、兄弟とのかかわりに知らず知らずに洗脳されていた。
結局は、自分を守ることができるのは、自分。
キワミ先生の「孤独死、上等じゃない?」いいね♪
でも、納得がいかない家族に嫌がらせされそう。
第三章 「思いやり家族」
29歳共働き会社員の肩こり。
病名・・・「慈悲的差別被害者病」
バウンダリー=自他境界線
初めて知った。
バウンダリーを侵害して支配しようとする夫や義父母という他者と断ち切って、自分の人生と尊厳を取り戻そうとした。
ラストはスカッとした。
でも、どこまでも追いかけて来そうな恐怖が残った。
「希望病棟」、多分読んでないので、早く読みたい。
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『人生が二度あれば』からの気付き
面白い‼️
* 人生は思っているより短い。だから、ぐずぐずしている時間はない。
* 仕事に真摯に向き合うべき時期がある。
* その時期にしかできない挑戦や成長がある。
* 人生に明確なゴールなんてない。
* その時々で次の面白いことを見つけていけばいい。
* 何歳になっても、毎日ワクワクしている人が強い。
* 「努力家で、愚かで、大胆な人」でありたい。
* 周囲から見た評価より、自分が面白いと思えることに踏み込む。
* 他人の評価や世間の常識に人生を合わせすぎない。
* 常識外れでも、自分自身を大切にする。
* 自分自身が納得できる人生かどうか。
* 自分にとっての「当たり前」を疑う。
* お金は自由を生み出す。
* お金そのものが人生の目的ではなく、選択肢を増やし、「やりたいことをやれる自由」を買うもの。
* そして、本ってやっぱり面白い。
* 小説を読むことで、自分とは違う人生を疑似体験できる。
* 単なる知識ではなく、自分の人生を考えるきっかけになる。
私の母は、3歳の私と8歳の兄を残してお父さんと死別して、その後子どもを育て上げ、60歳くらいでパートナーを見つけた。今は介護で大変だとしても、「60歳だからもう遅い」ではなく、その時点から新しい人生を選んだとも言える。
だから、
「あの人生でよかったのだと思う」
という今回の気付き、この本のテーマともかなり重なっている -
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垣谷さんの作品はある意味人間ホラー小説だと思う。
地域密着の田舎に住んだことがないので実態はわからないけど、移住の現実がこれなら私は地方移住したくないと思った。
一方、都会の物価高による影響も現実的で、都会で暮らしていたいけど、厳しくなる日が来るのだろうか。それは嫌だなぁ。
移住が流行りみたいになっているけど、お金のことだけではなく、自分が移住先の文化に馴染めるかも考えなくてはいけない。
都会が嫌なら田舎に行けばいい! って簡単に考えられる話でもないのだと思った。
生きるって難しい。
結局、その土地の文化が自分に合わないとどこに住んでも辛くなるし、結局その土地には似た物同士が集まるんだろうな。