垣谷美雨のレビュー一覧
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読んで思わず食品庫を片付けてしまいました。
第1話 岡山から上京した父母が勝手に汚部屋に入って、大庭十萬里さんを予約したという。土曜日になって大庭がやってきた。片付けられない度三段階の重症との診断を受ける。
春花は悟史と不倫している。でも結婚する予定だった。少なくとも春花は。
次に大庭が来た時は生ゴミだけは捨ててあった。宿題だったからだ。
第2話 妻を亡くして半年。娘の風味子が大庭を頼んだらしい。風味子は毎日展蔵のご飯を作りに来てくれている。展蔵は娘の好意に甘えて食器ひとつ洗わない。
第3話 三枝は娘が大庭を頼んだことが気に入らない。家は広いから片付いているが、引出しの中も戸棚の中もいざという時に備えた不用品ばかりで占められている。
第4話 麻実子の官舎住宅は玄関からして汚い。娘はグレている。麻実子はいつもぼおっとしている。でも交通事故で亡くなった息子の部屋だけはピカピカなのだった。 -
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夫が亡くなる。次々とホラーのように辛い出来事が襲いかかってくる。もう読むのやめようかと思ったけど、最後どんでん返しがあって救われた。
46歳の夫が脳溢血で亡くなった。東京出張って話だったのに、地元のビジネスホテルで死んだ。夏葉子は東京出身だが長崎の家に愛着があったし、離婚に至る決定打がなかった。タウン情報誌のパート記者をやっている。
夫の死後、夫は実は福岡の話を蹴って長崎に帰ってきたのを知る。義父母が仏壇を買ってくれると言う。かなり余計なお世話だ。どでかいものが来てびっくりしてしまう。
お姑さんが教室の友達をゾロゾロ連れてお線香をあげにやってくる。線香線香と詐欺師まで上がり込んでくるし、おそらく不倫相手の中学同級生までくる。
49日。墓に行ってみると、自分の名が刻まれて朱が入っていてゾッとする。浮気相手がやってきて、自分が浮気相手だと名乗る。姑にしきりに旅行に誘われる。
父が舅姑と対決してくれることになった。姻族終了届を出して復姓する。 -
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いまだ悪戦苦闘中
読んできたエッセイの中でも、日記のような感覚で読める本だった
日常の出来事から、最終的になにか伝えたいことで締める本もあり、それはエッセイ感もありつつどこか自己啓発感を感じてしまう
垣谷さんのこの本はそんな風に感じなく、ほんとに自分が経験したことや日常からの言葉を落としてくれている感覚
初めて読むタイプのエッセイだったけど、心地良く読めた
垣谷さんが行った海外の旅の話が特に良く、人の旅の話って
面白いし、どんどん見入ってしまう
久しぶりの読書時間で、この本を選んで正解だった
次はどんな本を読もうかな
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#本好きの人とつながりたい
#読書好きなひとと繋がりたい
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地方自治体の選挙もの。男尊女卑について考える感じ。昔は頑張ってたけど、もう歳を取ってあまり闘うということをしなくなった。
(若い頃に闘いすぎたというのもある。闘って結局自分自身にいろいろ跳ね返ってきはしたが失ったものと同じくらい得たものはそれなりにあるけど)
まぁ、でも若いモノ頑張れ。
郁子は定年退職後、夫の実家の隣の家を購入して移り住む。ある時市議会の傍聴に迷い込み、ミサトという女性市議に目をつけられて勧誘されるようになる。
一方、由香は義母が家出をした。実家のない人だが、義父は男尊女卑の人なので気持ちはわかる。どうやら郁子の義母の世話になっていると聞き様子を見に行く。
ミサトは結局、歳だからと辞職した。郁子は結局選挙に出る。落選した。選挙の時から夫はよそよそしい。だが郁子は頑張る。ミラーや街灯も寄付を募って設置してしまった。また市議たちのフランス旅行は全国区を跨いで放送されるほどの非難轟轟だった。
市議は年寄りが多いのですぐ選挙があり当選。しかし議会ではほとんどイジメのようにヤジが飛ぶ。夫が珍しく来ていて怒鳴ってくれた。郁子は挫けかける。 -
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「一本につき20円」
「安すぎて請け負えず」
くっ、足元見やがって!
「じゃぁ40円」
「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。
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優しい人を病んでしまう理由〜
垣谷美雨『絶縁病棟』を読んで
『絶縁病棟』を読んで、病の多くは心のストレスと深く結びついているのではないかと改めて感じた。
この物語で印象的だったのは、主人公たちを苦しめる人物が、決してわかりやすい悪人ではないことだ。むしろ周囲から見れば「いい人」であり、その言動も善意や思いやりから発せられている場合が多い。
だからこそ厄介なのだと思う。
相手に悪意がないため、自分自身も「嫌だ」「苦しい」と感じる気持ちを認めにくい。そして、なぜ自分が疲れたり病んだりしてしまったのか、その原因さえ見失ってしまう。
私たちはつい、人に合わせたり、期待に応えたりすることを優先してしまう。しかし、本当に大切なのは、自分の本心に気づくことなのかもしれない。
何を望み、何を望まないのか。
誰かに決めてもらうのではなく、自分の人生に自分で責任を持つこと。
自分を大切にすることは、わがままになることではない。自分の心の声に耳を傾け、自分自身を尊重することなのだと思う。
『絶縁病棟』は、人との距離感や自分らしく生きることについて考えさせられる一冊だった。そして、健やかに生きるとは、自分の人生の主導権を他人に渡さず、自分で握り続けることなのだと教えてくれた。 -
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この作品を読んで感じたのは、どんなに困難な人生であっても、諦めずに前へ進み続けることの大切さだ。登場人物たちはそれぞれに問題や葛藤を抱えているが、現実から逃げるのではなく、自分なりに向き合いながら歩み続ける。その姿に勇気をもらった。
特に印象に残ったのは、人生を好転させるために必要なのは、特別な才能や幸運ではなく、自分の信念を持つことなのだという点だ。やりたくないことを無理に受け入れず、自分の気持ちに正直でいる。そして、自分にも他人にも誠実であること。その積み重ねが、少しずつ周囲の環境や人間関係を変えていくのだと感じた。
人生は思い通りにならないことも多い。しかし、自分らしさを見失わず、真摯に生きていれば、道は開けていく。『希望病棟』は、そんな前向きなメッセージを静かに伝えてくれる作品だった。
読み終えた後、「自分も焦らず、一歩ずつ前に進んでいこう」と思える、心地よい読書体験だった。