垣谷美雨のレビュー一覧

  • あなたの人生、片づけます

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    読んで思わず食品庫を片付けてしまいました。

    第1話 岡山から上京した父母が勝手に汚部屋に入って、大庭十萬里さんを予約したという。土曜日になって大庭がやってきた。片付けられない度三段階の重症との診断を受ける。
    春花は悟史と不倫している。でも結婚する予定だった。少なくとも春花は。
    次に大庭が来た時は生ゴミだけは捨ててあった。宿題だったからだ。

    第2話 妻を亡くして半年。娘の風味子が大庭を頼んだらしい。風味子は毎日展蔵のご飯を作りに来てくれている。展蔵は娘の好意に甘えて食器ひとつ洗わない。

    第3話 三枝は娘が大庭を頼んだことが気に入らない。家は広いから片付いているが、引出しの中も戸棚の中もいざという時に備えた不用品ばかりで占められている。

    第4話 麻実子の官舎住宅は玄関からして汚い。娘はグレている。麻実子はいつもぼおっとしている。でも交通事故で亡くなった息子の部屋だけはピカピカなのだった。

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    2026年08月01日
  • 懲役病棟

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    ネタバレ

    読みやすい。感情移入して泣けた。現代社会の問題などリアルで勉強になった。登場人物の生い立ちや背景も違和感がなく、同情した。すごく良かったです。

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    2026年07月28日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    夫が亡くなる。次々とホラーのように辛い出来事が襲いかかってくる。もう読むのやめようかと思ったけど、最後どんでん返しがあって救われた。

    46歳の夫が脳溢血で亡くなった。東京出張って話だったのに、地元のビジネスホテルで死んだ。夏葉子は東京出身だが長崎の家に愛着があったし、離婚に至る決定打がなかった。タウン情報誌のパート記者をやっている。

    夫の死後、夫は実は福岡の話を蹴って長崎に帰ってきたのを知る。義父母が仏壇を買ってくれると言う。かなり余計なお世話だ。どでかいものが来てびっくりしてしまう。

    お姑さんが教室の友達をゾロゾロ連れてお線香をあげにやってくる。線香線香と詐欺師まで上がり込んでくるし、おそらく不倫相手の中学同級生までくる。

    49日。墓に行ってみると、自分の名が刻まれて朱が入っていてゾッとする。浮気相手がやってきて、自分が浮気相手だと名乗る。姑にしきりに旅行に誘われる。

    父が舅姑と対決してくれることになった。姻族終了届を出して復姓する。

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    2026年07月27日
  • 後悔病棟

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    読みやすくておもしろかったです。
    垣谷美雨さんの本は、安心して読めます。
    患者さんがもう一つの人生を体験していくのが、読んでいておもしろかったです。

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    2026年07月26日
  • 墓じまいラプソディ

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    やはり著者の作品は面白い。墓や苗字をめぐって二つの家が直面する問題やこじれた人間関係をあぶり出し、そのドタバタ感がいい。墓じまいに関する女性住職の考え方も新鮮。選択制夫婦別姓を強力に後押しするような物語にも共感できる。

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    2026年07月23日
  • いまだ悪戦苦闘中

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    いまだ悪戦苦闘中

    読んできたエッセイの中でも、日記のような感覚で読める本だった
    日常の出来事から、最終的になにか伝えたいことで締める本もあり、それはエッセイ感もありつつどこか自己啓発感を感じてしまう

    垣谷さんのこの本はそんな風に感じなく、ほんとに自分が経験したことや日常からの言葉を落としてくれている感覚
    初めて読むタイプのエッセイだったけど、心地良く読めた
    垣谷さんが行った海外の旅の話が特に良く、人の旅の話って
    面白いし、どんどん見入ってしまう

    久しぶりの読書時間で、この本を選んで正解だった
    次はどんな本を読もうかな

    #いまだ悪戦苦闘中
    #垣谷美雨 さん
    #言葉 #言葉の力 #人間
    #本 #本好き #読書 #読書好き
    #本好きの人とつながりたい
    #読書好きなひとと繋がりたい
    #絵本 #絵本好き #絵本好きな人とつながりたい

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    2026年07月21日
  • あきらめません!

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    地方自治体の選挙もの。男尊女卑について考える感じ。昔は頑張ってたけど、もう歳を取ってあまり闘うということをしなくなった。
    (若い頃に闘いすぎたというのもある。闘って結局自分自身にいろいろ跳ね返ってきはしたが失ったものと同じくらい得たものはそれなりにあるけど)

    まぁ、でも若いモノ頑張れ。

    郁子は定年退職後、夫の実家の隣の家を購入して移り住む。ある時市議会の傍聴に迷い込み、ミサトという女性市議に目をつけられて勧誘されるようになる。

    一方、由香は義母が家出をした。実家のない人だが、義父は男尊女卑の人なので気持ちはわかる。どうやら郁子の義母の世話になっていると聞き様子を見に行く。

    ミサトは結局、歳だからと辞職した。郁子は結局選挙に出る。落選した。選挙の時から夫はよそよそしい。だが郁子は頑張る。ミラーや街灯も寄付を募って設置してしまった。また市議たちのフランス旅行は全国区を跨いで放送されるほどの非難轟轟だった。

    市議は年寄りが多いのですぐ選挙があり当選。しかし議会ではほとんどイジメのようにヤジが飛ぶ。夫が珍しく来ていて怒鳴ってくれた。郁子は挫けかける。

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    2026年07月20日
  • 定年オヤジ改造計画

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    定年になり暇を持て余した夫が、考え方を変えない限り、家族の誰からも相手にされないことに気づく。
    自分だけは大丈夫…と思いがちだが実際にそうなった時に自分は何をしているのだろう

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    2026年07月20日
  • 墓じまいラプソディ

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    「一本につき20円」
    「安すぎて請け負えず」
    くっ、足元見やがって!
    「じゃぁ40円」
    「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
    ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
    夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
    古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
    やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。

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    2026年07月17日
  • あなたの人生、片づけます

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    面白かったー。
    十萬里さんは、部屋を片付けてくれる人ではなく、片付け方を教えてくれる人。

    おまけに人生も整理整頓してくれる。
    本人は気づいていても見てないふりをして暮らしてきたけど、十萬里さんはちゃんと向き合わせてくれる。

    きっと、十萬里さんがうちに来たら、そのムニムニした腕や首のあたりをポリポリ掻くかもしれない。無愛想な顔が目に浮かぶ〜。たまにはまとめて捨ててしまってスッキリしたくなる本。

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    2026年07月15日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    面白かった。

    ミステリーじゃないのに、先が気になり1日で一気読み。
    いや、ミステリー要素もある。

    誰にでも起こり得る問題をリアルに見せられた。
    断るって大切。

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    2026年07月12日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    とにかく読みやすくて爽快!
    物語に入り込めました。心の贅肉私も落としたい。。
    筆者の他の作品も読んでみたいと思います。

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    2026年07月03日
  • 農ガール、農ライフ

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    非常に気持ちのいい本だった。
    11年前なので貧困へ進む女性達の話は、おそらく当時の社会問題だったのだろう。
    今も解消はされていないと思うが、話は貧困に陥る前に就農に走る。
    社会派だけあって農業も苦戦。
    外聞を捨てて人脈を辿り、様々な社会問題に遭遇。
    最後はみんな逞しく、それぞれの幸せを見つける。
    タイトルからもう少しふざけた話を想像していたので面白かった。

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    2026年06月30日
  • もう別れてもいいですか

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    ほんとうに面白い。なんだか いつもモアモアしてた相方に対する気持ちをずばり言い当ててくれた。
    ラストの白河桃子教授のコメントもいい。この本を次になる日本の首相に読んでみて欲しいと。日本の首相が高市さんそう女性になる前のコメントだと思う。
    興味のある人は是非読んでみて下さい。

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    2026年06月26日
  • 夫のカノジョ

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    ネタバレ

    オーディブルにて。 身体入れ替わりモノの中でも群を抜いて面白い。第一印象は粗暴だけど実は人情味溢れる星見が魅力的で、入れ替わり後に無理して上品に振る舞うコミカルな口調には思わず笑ってしまう(オーディブルの朗読も最高だった)。 単なるドタバタ劇に終わらず、他者の視点に立つことで妻の菱子も星見も内面的に成長していく結末が素晴らしい。実は夫の不倫は勘違いで、星見はただの元部下というオチも、読後感を爽やかにしてくれる。 「ドラマ化しそう」と思ったら既に映像化されていたのも納得の、笑えて少し人に優しくなれる傑作。

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    2026年06月20日
  • あなたの人生、片づけます

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    いくつかのお話からなります。初めのお話 インパクト強かった。世の中の知らないことを教えてもらってる気がする。親の年齢がちょうど80歳過ぎあたり どちらのおやごさんも同じような悩みを抱えるものなんだと思う。自分は さてさてその時 とんな生活を送っているのだろうか。

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    2026年06月19日
  • 夫のカノジョ

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    夫の浮気を疑う妻と、相手の女性の身体が入れ替わってしまう。自分の家族や人間関係を違った視点で見てみると、いままで気づかなかったことが見えてくる…。

    ナレーターさんの言い回しが絶妙で、Audibleならではの面白さも味わえた。

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    2026年06月18日
  • あなたの人生、片づけます

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    自分の部屋を片づけたいが、ハウツー本は読む気がしない。ところが、偶然、手にした本書は、片づけることで生き方が変わることを、小説で教えてくれる。4編のまったく異なるストーリーに接して、片づけをしたくなった!

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    2026年06月18日
  • 絶縁病棟

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    優しい人を病んでしまう理由〜


    垣谷美雨『絶縁病棟』を読んで

    『絶縁病棟』を読んで、病の多くは心のストレスと深く結びついているのではないかと改めて感じた。

    この物語で印象的だったのは、主人公たちを苦しめる人物が、決してわかりやすい悪人ではないことだ。むしろ周囲から見れば「いい人」であり、その言動も善意や思いやりから発せられている場合が多い。

    だからこそ厄介なのだと思う。

    相手に悪意がないため、自分自身も「嫌だ」「苦しい」と感じる気持ちを認めにくい。そして、なぜ自分が疲れたり病んだりしてしまったのか、その原因さえ見失ってしまう。

    私たちはつい、人に合わせたり、期待に応えたりすることを優先してしまう。しかし、本当に大切なのは、自分の本心に気づくことなのかもしれない。

    何を望み、何を望まないのか。
    誰かに決めてもらうのではなく、自分の人生に自分で責任を持つこと。

    自分を大切にすることは、わがままになることではない。自分の心の声に耳を傾け、自分自身を尊重することなのだと思う。

    『絶縁病棟』は、人との距離感や自分らしく生きることについて考えさせられる一冊だった。そして、健やかに生きるとは、自分の人生の主導権を他人に渡さず、自分で握り続けることなのだと教えてくれた。

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    2026年06月18日
  • 希望病棟

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    この作品を読んで感じたのは、どんなに困難な人生であっても、諦めずに前へ進み続けることの大切さだ。登場人物たちはそれぞれに問題や葛藤を抱えているが、現実から逃げるのではなく、自分なりに向き合いながら歩み続ける。その姿に勇気をもらった。

    特に印象に残ったのは、人生を好転させるために必要なのは、特別な才能や幸運ではなく、自分の信念を持つことなのだという点だ。やりたくないことを無理に受け入れず、自分の気持ちに正直でいる。そして、自分にも他人にも誠実であること。その積み重ねが、少しずつ周囲の環境や人間関係を変えていくのだと感じた。

    人生は思い通りにならないことも多い。しかし、自分らしさを見失わず、真摯に生きていれば、道は開けていく。『希望病棟』は、そんな前向きなメッセージを静かに伝えてくれる作品だった。

    読み終えた後、「自分も焦らず、一歩ずつ前に進んでいこう」と思える、心地よい読書体験だった。

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    2026年06月16日