垣谷美雨のレビュー一覧

  • 夫のカノジョ

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    中学時代の恋愛なんて人生の通過点

    自分自身の将来の可能性に賭ける方が大事

    結末は想像ついたけど、人生前向きに頑張ろと思える

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    2024年07月20日
  • 代理母、はじめました

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    作品の感想というよりは、それを受けての「私のブログ」かも

    不妊治療の渦中にいる私には気持ちが揺さぶられすぎるお話だった。

    ずっと「男はいいよなぁ、(肉体的にも社会的にも)大きな負担なく子供が持てるもん」と思っていた。で、その気持ちに対して「でも、男は生まれた子供が確実に自分の子供という確証は普通はなく(DNA検査等しないかぎり)、そのなかで子育てしなくちゃならないから…」というところで、なんだか性格悪い感じだけど、自分のなかで折り合いをつけていた。

    で、いざ不妊治療となったときに夫の名前が記された容器に入った精子を見て、上記の気持ちが打ち砕かれたというか。もちろん夫のことが嫌いになったと

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    2024年07月12日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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     夫の墓には入りません。タイトルを見た瞬間に購入確定。夫婦関係のこじれ、舅姑との関係などなんとなくの内容はすぐに察することができる。しかし、「一緒の墓に入らない!」なにがそこまで言わせるのか気になってしまった。

     夏葉子の夫が急死したところから物語は始まる。急死した時、夫と関りのあった人たちが押し寄せてくる。夫の死を悲しんでくれているということで夏葉子も温かい気持ちになる。と同時にもともと夫とうまくいっていなかったため1人になった解放感も生まれる。通夜、四十九日が終われば新しい人生と思っていたがまさかのことがどんどん発覚していく。まったく気にしていなかったことまで夏葉子に負担がのっていく。

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    2024年07月08日
  • リセット <新装版>

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    リセット。
    最初から最後まで、なんと濃いストーリーなんでしょう!
    かなり惹きこまれ、世代的にすごく同感…。
    リセットして違う生き方をしてみたら、元に戻りたくなるのかな…。
    おもしろかったです!

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    2024年06月23日
  • リセット <新装版>

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    ネタバレ

    「人生をやりなおせたら」
    ほとんどの人が抱えている命題なのかもしれない。それをSFではなく教訓としてでもなく3人の女性、それぞれの二回ずつの人生を通してエンタメにしていただき、客観的に女の生き方を考え直すきっかけにしてもらった。
    垣谷先生にまず御礼。(かなり初期の小説らしい。解説に語られていた石川達三の小説に当時、同じ憤りを抱いた同志として感銘)

    ちょっとの間にも社会は歩み続けているので現代はこの小説の時より女性は生きづらくなってはいないはずだけど、それでもやはりうなずく場面は多いし、人生に岐路に立ったときの選択で大きく変わってしまうというのも理解できる。あ〜これだから女って…とも思うし、一

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    2024年06月20日
  • 夫のカノジョ

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    おもしろかったー!
    垣谷さんの作品はこれで3冊目ですが
    いまのところ1番好きです。

    ★が◆の口調に無理やり合わせようとするところが笑えました


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    2024年06月16日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    笑って共感できる人生物語です!

    最初から波乱万丈な久美子の人生。
    派遣ギリに会った日に彼氏だと思っていたルームメイト?から他の恋人との結婚を告げられ、部屋を出ていかなければならない状況に、、
    そんな時にふと見た農業番組に興味を惹かれた久美子。早速農業大学に入学して農家になるため奮闘します。

    しかし、現実はそんなに甘くなかった!!


    くすっと笑えて元気をもらえる一冊です

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    2024年06月05日
  • うちの父が運転をやめません

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    垣谷さんの本は、明るく前向きに終わることが多くて読んでいて心地よい。今回も田舎ならではの繋がり、主人公の奮闘ぶりなど面白くて一気読み。頑固だけど息子思いの優しいお父さん、気が強いけど義父母のためにあれこれ案を出してくれる妻…他にも登場人物みんなが優しくてほっこり。

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    2024年05月28日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    かなりぶっ飛んだテーマではあるが、介護や男女平等、引きこもりといった複数の問題を抱えた一家がメキメキと変わっていく様が爽快だった

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    2024年05月21日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    問題だと思っていることの原因は実は別にある。自分の視点や状況を捉え直す必要って、ぜい肉問題みたいなごくごく身近なことだけじゃない。

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    2024年05月14日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    垣谷さんの本はなんというか、前向きになれると言うか、解決策を見出せる本だと思う。
    暮らし、人付き合い、老後、などなど。
    日々の暮らしを前向きに、楽しく感じたい人にぜひ読んでもらいたいエッセイ本です。

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    2024年05月10日
  • 定年オヤジ改造計画

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    ジイジが素直に、意見を聞いて、自分を変えていく姿に、ほっこりしました。凝り固まった考えを変えていく姿に尊敬もしました。

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    2024年05月08日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    ネタバレ

    面白く、一気に読み終えた。
    妻として、嫁として、女として。いつまでやるのか、どこまでやるのか。
    男の自分が何を考え言ったところで、所詮他人事でしょ?と思われそうだけど、妻に寄り添える人間になりたいと思った。
    父親がとてつもなく頼り甲斐のある男だった。カッコいい。理想だ。
    ただ、工藤。俺は最初からお前の事信用してなかったからな。

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    2024年05月07日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    ネタバレ

    東日本大震災の話。

    椿原福子、山野渚、漆山遠乃。

    3人の女性の視点で、被災の瞬間から避難所生活、その後までが細やかに描かれていく。

    僕は楽しい本を選びがちだが、読書による擬似体験で「想像力」を養う、というのはとても大切なことだと感じた。

    僕は阪神・淡路大震災で27歳のとき、1週間ほど小学校で避難所生活を送った。

    そのときの避難所には、作者の垣谷さんが本作を書くきっかけになったという「仕切り」などなかった。

    その当時の僕は、「仕切りはない方が・・・」と説かれればそんなもんなのかと思っただろうし、「プライバシーの確保に仕切りは必要」と訴えられたら、それはそうだろう、と思ったことだろう。

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    2024年04月25日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    ネタバレ

    夫を脳溢血でなくした妻が主役の物語。下町で育ち、品のない親に育てられた夏葉子。名家に嫁ぐも、夫ともそんなに仲がよいわけでもなく、そんな折、40代で旦那を亡くしてしまう。義理の父や母は、自分の親と比べると立派で尊敬していたが、夫の死後も嫁として、将来自分達やひきこもりの義理の姉の面倒を見るように期待される。
    夫の浮気相手が出現したり、新たな恋人ができるが、ろくでなしだったりと様々なことが続く。 
    そんなこともあり、嫌になるが、自分の家は気に入っているから、ここは離れたくはない。そんな時に助けてくれたのは、実家の父だった。また、姻戚関係終了届なるものが、役所で提出すれば姻戚関係をリセットできること

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    2024年04月22日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    読み始めは星3、後半で星4、ラスト数ページで星5になった作品です。

    亡き母の事も思い出しながら読んだので、ラストは涙が勝手にツルツル溢れ出しました。

    物は断捨離できるけど、人との思い出は残したいし、残る。
    大切なのは物ではないのだなと、改めて思いました。

    人はいつか死ぬ、でもどんな人にも生きた証がある、歴史がある。そして、それはちゃんと終わる。

    主人公の実母が手帳に書いた最初の一言は、娘であり親でもある自分にとっても、とても共感できました。

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    2024年04月22日
  • 結婚相手は抽選で

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    少子化対策で抽選お見合い制度が実施されることになって断れる回数が3回まででそれを超えるとテロ対策なんちゃらに強制的に派遣されるってまず設定が面白すぎて1ページ目から続きが気になってしょうがなかった。
    これ現実世界で本当に施行されたらカオスすぎるし自分だったらどうするんだろうってめっちゃ考えながら読んでた笑
    みんなどうなったのかすごく気になる!!

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    2024年04月21日
  • 希望病棟

    QM

    購入済み

    今を一生懸命生きる

    重い病気にかかってもかかってなくても、余命宣告されてもされなくても人生はみんな等しく1度きりしかない。死ぬかもしれない、って気づいてからじゃなきゃ自分の好きなように、思うように生きられない世の中が悲しいけど、今この瞬間から自分の意識を変えることはできる。明日死ぬとしても後悔しないように今を一生懸命楽しもう。そう思わせてくれる本だった。

    #感動する #ドキドキハラハラ

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    2024年03月27日
  • 代理母、はじめました

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    超面白くて1日で読み切ってしまった!近未来の経済格差が広がった日本で、未成年のユキは義父に代理母にされてしまう。生活に困ったユキは、その経験を活かして、代理母も育ての家族もどちらも幸せになれる代理母エージェントを立ち上げる。代理母を希望するもの、依頼人の方、それぞれがいろんな事情を持っている。不妊治療の末、売春目的、子どもがいれば一人前という考え方を信じている人、妊娠・出産期間にキャリアを失うのが怖い女性、独身でも子供を持ちたい人、LGBT等。

    中絶のやり方に疑問を抱いた女医が相次いで辞められた院長先生の変わりっぷりも面白かった。掻爬手術は本当に体への負担が大きいのに、なぜいまだに行われてい

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    2024年03月24日
  • 結婚相手は抽選で

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    ネタバレ

    面白かった。
    垣谷美雨さんの本は、今のところいつも笑いあり、それからほっこりさせてくれるので大好きだ。

    少子化対策のために強制的にお見合いをさせる、(世の中に一般的な普通の感覚の人が多いならば)なかなか面白いんじゃないかと思わせる設定。
    娘本人目線、自分が男だったらの目線、母親目線、結構置き換えて楽しめました!

    きちんとまとまって“おしまい”でしたが、
    続きが気になってしまいました。
    このあと、皆さんどうなったんでしょう…

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    2024年03月23日