垣谷美雨のレビュー一覧

  • 希望病棟

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    結末が想定できているけど楽しめる作品。政治的問題が身近な問題だからなのかな。風俗営業はどうなのだろう?!とは思ったが貴子みたいな意思を持った経営者の下だったら、抜け出したい!と思った人にとっては願ってないチャンスだと思う。奨学金や教育ローンは貧困ビジネスというのは的を得ている感じがするし。姑の心変わりは理想。給費制試験というのは初めて知りました。そう言えば、安倍元総理の「パート妻月収25万円」発言が、例え話としては飛躍しすぎていて理解できなかったなという事をこの本で思い出しました。

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    2025年07月17日
  • 農ガール、農ライフ

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    本当に身近にある話で読むのが止まらない。給料は上がらず物価が上がり支払う税金だけが増えていく昨今、久美子のように人生や結婚に焦りつつも次の手がなかなか見つからず四苦八苦している姿は現代人に通ずるものが沢山あると思う。そして耕作放棄地に対する貸す側と借りたい側の思惑。背水の陣の主人公が努力しつつ小さな繋がりから少しずつ開けていく過程が心に沁みました。

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    2025年07月17日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    身につまされる作品。夫が亡くなってからいろいろと知る妻。夫の事で悩まされるのに、舅姑が兄妹ぐるみで嫁を囲い込もうとする姿に恐怖を感じた。夏葉子のお父さんの対応が大人で学ぶ事多かったな。「決して面と向かって相手を批判するな」は肝に銘じます。前半でいろいろと怒りを感じたが、最後には夫の思いや姑の苦労もわかり、共存していけるそうな関係性ができてよかった。それと千亜希と言う心強い友達の存在は大切。会話ってくだらない事だけど人を知る上では本当に大事だなと思った。

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    2025年07月17日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    私は、実家を片付けた。義両親の家を片付けるとなると大変な事は想像に易い。という事で、この小説も一気読みとなった。

    しかし、次は私が息子に大変な思いをさせないように対策を講じないといけないだろうなぁ。

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    2025年07月05日
  • 七十歳死亡法案、可決

    匿名

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    奥深い話しでした。親の介護と自分の老後の事を考えさせられました。介護に向き合いたくない人はとても多いのをつくづく思い知ったし、こんなに介護を必要としているお年寄りが沢山いるのに国の制度はなかなか変わらない。お年寄りだけではなく、今の若者の未来も心配です。もっとより良い国に変わっていってほしいと思います。

    #共感する #深い #タメになる

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    2025年07月01日
  • もう別れてもいいですか

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    ジェンダー、男尊女卑、家父長制、女性の貧困などの社会問題の底辺にある主人公の、葛藤、挑戦、再生が描かれている。多くの人に読んでもらい、みんなが自分の人生を生き生きと選択できる世の中になるといいなと思う。

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    2025年07月01日
  • あきらめません!

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    ネタバレ

    オーディブルで。
    面白かった!面白くて1日で聴き終えてしまった。

    地方の空気感というのは肌で感じたことがなく想像するしかなかったが、まさかこんなに古いなんて!これは小説だからか、本当にこんな感じなのか。

    郁子、地方移住を決めたのは早計かと思ったが、気持ちよいほどの行動力で聴きながら応援してしまっていた。
    郁子の夫婦、由香の夫婦とも、なんでも話せる関係で羨ましいなあ。やはり夫婦は会話しないと。

    村井のじいさんから、市長落選(?)の電話が来たというのはなんだったのか。

    集会に集まった、余裕のある若夫婦の感じ、分かる。今の若い人は家事も協力しあっていて、頼もしいと思う。

    ナレーションの色もあってか、こんなキツイ人いるの?と思うこともあるが、いるんだろうな。

    垣谷美雨さんの小説は元気が出るので大好き。私もどちらかというと舐められるタイプ。はっきり、堂々と思ったことを言えるようになりたい。まだまだ、成長途中!

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    2025年06月17日
  • 定年オヤジ改造計画

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    同じ男性としても登場する男たちの言動が本当に腹立たしいですが、最後は気持ちよく読み終えました!ぜひ男性に読んでほしいなあ。

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    2025年05月30日
  • もう別れてもいいですか

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    何でこんなにリアルな心理描写が出来るのだろう。
    素晴らしいの一言。

    いかに日本の女性が弱い立場にあるか。
    男女平等とはいうけれど、まだまだ男優位の日本。
    それでも、幸せを自分の手で掴もうと一歩踏み出した主人公を心から応援したくなる。

    あぁ、この本に出会えて良かった。
    最高に面白かった!

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    2025年05月28日
  • 定年オヤジ改造計画

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    おもしろすぎて一気読み!
    世の男性全員に薦めたい一冊。
    女には母性がある、子育てに喜びを感じる、家事は全て女がして当たり前等主人公お爺の考え方にずっとイライラしながら読みつつも、夫源病にかかってる妻からの態度、娘から化石として扱われつつ孫との関わりをきっかけに考え、更生していく様がとても良かった。定年してから後悔しないよう息子変革プロジェクトをたてたところもすごく良かった。親を見て子は育つんだなとも感じた。そして女性も強く自己主張をしていかないとという文面にも共感した。主張する力をつけたい。

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    2025年05月22日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    短編集なので垣谷さんの分かりやすくサクサク進むストーリーがより楽しめます
    文章にはユーモアを感じますが孤食やルッキズムの問題がしっかり取り込まれています

    併せて『あなたの人生、片付けます』を読むとより楽しめるかもです

    「心のゼイ肉」落としたいな…

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    2025年05月11日
  • 子育てはもう卒業します

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    主人公3人ともそれぞれの悩みや葛藤がとてもリアルで共感しました。子育てを卒業して自分のために楽しい老後を過ごせたらいいなぁ。

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    2025年05月11日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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     『あなたの人生、片づけます』の主人公大庭十萬里(おおばとまり)さんの妹、大庭小萬里さんがダイエットをサポートします。ついでに私の贅肉もどうにかして欲しい。

    ケース1 園田乃梨子49歳
    ケース2 錦小路小菊18歳
    ケース3 吉田知也32歳
    ケース4 前田悠太10歳

     今回も痩せるための指導はモチロンの事、不安や不満をすっきりさせて、いつの間にか痩せたり、自分を好きになったりして幸せになってる。本人や周りの人の頑なな心がほぐれていく感じも読んでて嬉しい。

    十萬里さん→小萬里さんって感じに交互に続編出して欲しいくらい好きなシリーズです。

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    2025年05月07日
  • 四十歳、未婚出産

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    分かりやすく偏見満載な田舎、分かりやすくハラスメントな上司、分かりやすくクソな(失礼)同僚
    流石です垣谷さん、と思いながら読みました

    でもちゃんと味方がいて読んで良かったと思えるラストでした
    特に凡庸の存在に救われました
    彼の持つ物語は切ないものでしたが、冬鷹(素敵な名前!)がいてくれて良かった

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    2025年04月29日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    主人公は夫が急死した40代の女性(パート勤め)
    実家は東京で義実家のある地方で義実家の近くに一軒家を買って暮らしている。
    子供もおらず、生前から夫には不信感があったが、夫の死後、夫の色んな謎や義両親との確執、実親、実妹との確執が描かれていてとても面白かった。
    最後まで主人公は幸せになれるの?どうなるの?と読ませる力が凄い。
    今、一番好きな作家さんです。

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    2025年04月27日
  • 四十歳、未婚出産

    匿名

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    40歳独身女性の妊娠と出産の大変さがよくわかりました。少子化なのに社会はまだまだ働きながら子育てするのが大変で、周りのサポートがないと厳しい。シングルマザーなら先の事を考えると不安しかないですよね。それでも子供を産みたい女性は沢山いるはずだから日本も早く子供を安心して産める国になっていってほしい。

    #共感する #タメになる

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    2025年04月16日
  • 農ガール、農ライフ

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    農業に興味があって、表紙デザインにも一目惚れして読んでみた♬.*゚

    すごく取材されたんだろうなって分かる詳細な農業のリアルが描かれていてすごく良かった。

    あと、女性の将来の不安も重ねてリアルだった。この本に出てくるような女性きっといっぱいいるだろうな。

    あー私も自分で野菜を育てて食べてみたい!
    初心者向けの野菜の本を買って勉強してみよ☆

    土いじりしたくなる1冊です♬.*゚

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    2025年03月31日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災の被害に遭った避難所の話。
    日本の社会での「女性の居場所のなさ」が浮き彫りにされている。

    解説にも書かれていたが、
    『様々なものを失って、被災者は心も身体もケアを必要としているのだが、「人をケアすべき性」として扱われてきた女性被災者たちは、頑張れと言われるばかりで、自らのケアをしてくれる存在がいない。そんな中で女性被災者たちが静かに疲れ果てていく姿が見えてきた』とあった。

    また、体育館などでも女性が正攻法に拒否すれば、女性たちは共同体の中での住むべき位置を失う。にもかかわらず「みんな大変なんだから」と女性同士が牽制し合って不満を抑えこみ、「我慢」することでかろうじて成り立っていく共同体の息苦しさを感じた。

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    2025年03月12日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    派遣切り、同棲していた男性との別れ、住むところの喪失、貯金を切り崩す毎日…。

    30代にして頼る親戚もなく、この先どうしようかと困り果てた主人公はある時、テレビで農業を1人で営む同い年の女性の特集を目にする。

    一念発起してそこから奮闘していく女性の物語。

    何度何度も辛い局面を迎え、心が折れそうになりながらも、些細なやり取りの中でまだ笑顔になれる自分がいる。もう少し頑張れる。
    そんな主人公の一生懸命な姿に、胸が熱くなりました。

    出会った人たちも、一生懸命な主人公のためにとつながっていき、ものごとが良い方へと動き出していく。

    あきらめずに頑張ってみることの大切さや、困った時は周りの人に頼ることの大切さを感じました。

    私も幸せに向かって1日1日を大切に、そして一生懸命に生きていきたい!!と思える作品でした。

    今日もステキな本との出会いに感謝致します。

    同じ作者の別の作品にも触れてみたいと思いました。

    ありがとうございました。

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    2025年03月05日
  • うちの父が運転をやめません

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    高齢者の車の運転事故は痛ましい。認知症はじめ重い病気の方は、もちろん運転はするべきではないが、年齢とともに判断力や反射神経もにぶくなる。しかし車の運転をしないと生活できない過疎の街もある。

    主人公は一般企業に勤める50代サラリーマン。田舎に住んでる両親のところに行き、78歳の父親の危険な運転を目の当たりにして、免許返納を勧める。しかし路線バスもあまりない地域では生活のために車は必需品であり、そう簡単に車は手放せない。

    悩んだ挙句に主人公は脱サラし、田舎に戻り両親の日々の買い物もまかなう移動スーパーをはじめる。高齢ドライバーの問題に加え、過疎の町の問題なども小説には盛り込まれ、非常にためになった。 

    僕自身、父親はすでに死去しているので同じような問題は現実にはないが、老親がおられる方で、ましてやハンドルを握ってる場合は切実な悩みだろうな。
    小説の中にも車を運転できる、免許を持っているというのは、激動の昭和を生きてきた方々にとっては勲章であり、プライドだという一説がある。そんな方を老人扱いし、免許を返納したら?なんて説得するのは簡単にはいかないだろうと思う。

    いずれにしても、悲しい交通事故が起こってからでは遅いので、免許の更新では厳しく検査する必要があるだろうな。埼玉県ではこの5月から高齢者の免許更新に際しての講習や検査を特化して行うセンターが岩槻にできたらしい。

    現在起こっている問題に関する内容で、めちゃくちゃタイムリー。老親の運転に悩まれている方にはおすすめの本です。

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    2025年03月04日