【感想・ネタバレ】行きつ戻りつ死ぬまで思案中のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月06日

垣谷さんの小説が好きで、何冊か読んでますが、そのままの垣谷さんがこの本にはあって、時には毒舌だったり、スパッと世の中を切ってくれたり、背伸びしてない著者の姿や思考をみられて、ますますファンになりました。
著者が常日頃から勉強されているのは、「漢字を捨てた国」「英語ペラペラになりたかった」を読めばわか...続きを読むります。
個人的には「下手すぎる菓子折の包み方」が好き。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

今の連続が現在。人生はまとめて楽しむものではない。将来のために、老後のために、今、我慢することはないという悟り。学生時代にもっと楽しく歴史や地理を教えてくれる先生がいたらと思ったり、人生の半ばを過ぎ、何度やり直したって人生こんなものだよと暗くなりがちな自分を奮い立たせたり。年が近いだけに共感しまくり...続きを読むでした。

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

面白かった〜!
垣谷美雨さんの小説が好きだ。今までに5冊以上は読んでいる。
そんな垣谷さんのエッセイ、というか地の文を読むのはこれが初めて。
面白い。この人はこういうことを考え、感じているのか〜と、大変面白く読んだ。
そうだ、その人はSEだったのだ、と読みながら思い出す。ロジカルで合理的な考え方に、...続きを読む非常に親近感をもつ。

五輪の無駄遣いに憤る垣谷さん。社会で女性が受けるアンフェアの扱いについて語る垣谷さん。
もうね、首をブンブンと縦に振りながら読んだ。
こういうマトモな大人がいてくれることに、とても安心する。

大変よかった。
垣谷美雨さんのファンはもちろん、リベラルよりな価値観を持つ人に強くおすすめできる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年11月01日

初めて読んだ本は、「女たちの避難所」だった。
被災地でのとんでもない裏側を垣間見たような、
とても衝撃的だった!
その時から、ずっとファン!

初のエッセイということで、
さらに、著者の本音に迫るたくさんのことが知れた。

会社員、妻、母、祖母、と、
人生のたくさんの経験が全ての作品の基本になってい...続きを読むる。

女性目線で、世の中を、一刀両断にスパッと言い切る文章にいつもながら胸がすっきりする。

「懲役病棟」「News Diet」ぜひ、読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年07月01日

エッセイはあまり好きでは無いと思いながら、最近読んだ垣谷さんの本が、身近に感じておもしろかったので、手に取って見ました。
私より少し上の年代ですが、仕事をしながら子育てをした事や親との関係性、また女性であることの苦労や体調など頷けるところも多くあって、共感出来る所が多くありました。なかなか良かったで...続きを読むす。
しかし、この本にあったような事、私自身は周囲に同年代女性が少ない事もあり、口に出しても共感されない事が多いので、伝わらない人には伝わらないんだろうな。

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

年齢的にも近いし、経験してきた事、生きてきた時代なんかも共感できて、そうそうと思いながら読みました。子供時代からコロナ禍まで幅広く書かれていて興味深かったです。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

著者は普段からアンテナを張って生活しているんだと思う。そして人に興味がないと、あのような小説は書けないんだろうな。
このエッセイが書かれたのがちょうどコロナ禍に入ってからの時期だったらしく、当時のモヤモヤを思い出した。

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Posted by ブクログ 2024年01月23日

垣谷さんの小説、たくさん読んでいるけれど、そういえばエッセイ読むのは初めてだ!
小説のイメージで読み始めたので、最初は、イメージと違うことが多くてイマイチのれなかったのだけれど、読み進めるうちに、だんだん面白くなってきた。
小説ほど完成されているわけでなく、いやに毒舌なところもあり、そうかとおもえば...続きを読む、ウジウジしているところもあり。
人間って、こんなふうに多面的な生き物なんだよなぁ・・・と思うわ。

好きな歴史上の人物で「北京原人」ってところが好き。

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Posted by ブクログ 2024年01月14日

ベストセラー作家の初エッセイ。
気になる作家ではあったが、なぜか今まで一冊も読んだことがなかった。
文体は読みやすく、老後、親子関係、フェミニズム問題など内容は非常に共感できた。
今度は小説を読んでみます。

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Posted by ブクログ 2023年12月15日

いやー、面白かった。あっという間に読み終えました。筆者は少し上の世代ですが、自分の子供時代が思い出され、両親は忙しく大変だったんだろうな、なんてしみじみしてしまいました。

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

短いものは1ページほど、長いものでは数ページになる、71本が詰まった著者初のエッセイ集。2020年中頃から2022年末くらいまで連載されていた文章なので、新しい感じが強い。
中でも面白かったのは、『アベノマスクは捨てました』と『デジタル庁長官の人選がおかしい件』の2本。特に後者は、発足当時からおかし...続きを読むかったことがよく分かる。
それぞれの文章のいちばん最後の一行が、オチになっているようで面白く読んだ。

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Posted by ブクログ 2023年10月05日

今私は垣谷さんが書いている様なことをぼちぼち思い考え始めているところです。子育て一段落して、ほっと一息ついているところ。でもまだまだ子どものことはいつでも心配で…。
後半にあった自己犠牲の話。私も母親から知らず知らずのうちに小さい時から刷り込まれていた、「女の子だから」「女の幸せは」という呪縛。悩ま...続きを読むされて反発しながらも、同じ様にならまいと思いつつ、同じ様に専業主婦していい母親を演じてたかも。でも否定も後悔もしたくないし、子どもがいたことで広がった縁やできた経験は、かけがえのないものにはなってるはず…。
うんうん。わかる〜とうなづきながら読みました。

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Posted by ブクログ 2023年09月05日

エッセイを読んで、フィクション作品の方が面白いな...と思う作家さんに出会ったので、このエッセイも読むかどうか迷った。垣谷美雨さんの作品が大好物だから、読まなきゃよかったになるのが怖くて。

しかししかし、読後は悪くない!!偉そうですみません。
他の方も書いておられたが、毒舌というりチャキチャキとい...続きを読むうのがしっくり。
はっきりものを言ったかと思いきや、思ったことを口にできなかった話があったり、一人参加ツアーで友達を作るような積極的な面を語ったかと思えば、暗い性格だと言ったり。
普通の庶民の一面が覗けて楽しい。

笑ったのは、昔から歴史に興味が持てないところ。
歴史好きな人に好きな歴史上の人物を聞かれ、北京原人と言うシーンは吹き出しました。

あとは10年後の自分がタイムマシンで今に戻ってきたというくだり。
10年後の自分からすれば、今の自分は若く健康で、ぐちぐち言わずに楽しみなさい的なところ。
これは私も最近やってる。
恥ずかしながら仕事と家事育児と、もって生まれた短気な気質で日々猛烈に苛立っている私。
死の間際で子供たちにもっと優しく接しておけばよかったと思って、特別にやり直しの機会をもらっているんだ!の設定で最近やっております。
垣谷美雨さんも似たような思考をお持ちのようで(違うか?)、大変嬉しい!

この後、懲役病棟読みますよ。楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

今をときめく垣谷美雨さんのエッセイ。
思いの外(?)気にしいなところがあったり、そうかとおもえば大胆にズバッと言い切ったり。
そういう多面性が、でも本当に垣谷さんの"生の声"という感じがして、共感出きる部分もとても多くて面白かった。
ノッてる作家さんはやはり違うなと言う感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月22日

心に残った箇所です


「本来なら私はもっと出来たはず、頑張ればちゃんとやれたはず、などと思うのは、自惚れに過 ぎない」
早い話が、「あなたは何度人生やり直したところで大差ない」
良い方向へ持っていければいいが、私は少しも改善できないので、振り返る分だけ時間と精神の浪費になる。」
「嬉しかったこと...続きを読むを思い出したり、自分なりに精 いっぱい頑張ったからこそ今日があるのだと言い聞かせて、自らを励ますようにしようと思う。」
「人生とは「まとめて楽しむ」という類のものではない」つまり、「いつやるか? 今でしょ!」と、林修先生の言う通りであり、「今」の連続が人生である」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月30日

垣谷美雨さんの小説は、何冊か読んでいて好きだけれど、エッセイは初めて。ズバズバと斬りまくる人なんだと、ちょっぴり意外。

感受性がとても豊かな人。ひとつ考えるとそこから良くも悪くもどんどん膨らんでいってしまうタイプ。

こんまりさん、ひろゆきさん、ホリエモン、厚切りジェイソンなどの考え方にも言及して...続きを読むいて(そう言った話題のアンテナセレクトが私と似ているけれど「無責任」とかそこまで言っていいの?)、毒舌とまではいかないけれど、人の考えに対する自分の考えを正直にズバズバものを言うし、受信アンテナが強く、インプットアウトプット能力、自分で考えてすぐ行動に移せたり、「考え過ぎ症候群」的なところは、私に似通ったものがあり、生き辛いことも多いのでは、と思ってしまう。
アスペルガーの私が思うには、もしかして、垣谷美雨さんもアスペルガーなのでは?と勘繰ってしまう。

「生活環境の違いで話が合わないことはとても多い。
例えば、裕福か金欠か、既婚か未婚か、子どもがいるかいないか、老親の介護をしているかどうかなど、色々ある。
だが、それ以上に、多忙か暇かでも生活環境を共有出来ない。」

「多忙で頂き物のお礼の電話ひとつも出来なく、むしろ面倒なものを送りつけてと腹が立った」くだりでは、まさに私そのもの。
そして、それらを全部言葉を選ばずエッセイに書いてしまうこと。
アスペルガーあるある。考え過ぎ症候群なのに、これを書かれた人の気持ちや読者の気持ちを察することが大の苦手。

ただ、良くも悪くもこれが人間で、とても人間らしい人だなぁと思ったし、真っ直ぐで正直であることは明らかで、嘘や忖度のない信用のおける人だなと言うことは伝わってきた。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

垣谷作品は愛読書の作家さんの1人
初のエッセイという事で楽しみにしてました。
同じような年代なので共感する部分が多々ありました…
子育ては後悔ばかりで思い出したら落ち込むばかり…でも残りの人生楽しまないでどうする❗️って気持ちになりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月29日

 垣谷美雨「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」、2023.4発行、エッセイ集。 納得の箇所: ①時間泥棒; テレビ、パソコン、インターネット、スマートフォン・・・。著者(1959年生まれ)と同世代かそれ以上の人は、ガラケーでネットは自宅のパソコンで見る人が多い。葉書や手紙も。 ②ニュース・ダイエット; ニ...続きを読むュースを生活から遮断する。1年の内1ヶ月分時間を無駄にしている。自分がコントロールできない領域のニュースは何の役にも立たない。

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

いつも前向きに豪快に未来をきり拓くイメージの女子を書く垣谷美雨さんのエッセィ。
豪快に進むかと思いきや、柚木麻子さんのエッセィだったけと読みとまったこともあった。
みんな人との距離感に悩みながら、鬱々としながら暮らしているんだなと感じた。
これからの作品を読むのもすごく楽しみです。






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Posted by ブクログ 2023年09月23日

エッセイは普段あまり読まないけど 垣谷美雨さんは小説もどれも読みやすし面白いし 好きな作家さんなので 読んでみた。

共感出来る所が たくさん。他にも そういう考え方もあるんだって 新鮮に感じた事も。

エッセイは作家さんがどんな方でどんな考えを持ってるか触れる事が出来ていいですね。

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

良妻賢母とは
夫は外で働き妻を家事、育児で社会に出さない迷言
まだまだ女性の権利がない
古きよき日本なのか、やっぱりいつの世も長所短所があり盲目的に昔がいいとはいえない
女同士でも価値観が違うので男女ではもっと相違がある
お互いにコミュニケーションと分担、尊重が大切です

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Posted by ブクログ 2023年09月16日

垣谷美雨さんの小説は読み易いうえに共感できるところもあって好きである。
エッセイは初になるが、コロナ禍でのこともあって振り返ってみるとこんなことあったよなぁと思いだす。

同年代だからこそ、そうそうと頷きながら楽しめた。

リアリティというなかで、読者は自分の都合のいいように解釈して読んでいる。リア...続きを読むリティがないと決めつけるのは、読者が知っていることや想像できる範囲を超えているということだ。そして、自分の考えと一致するところを見つけては共感し、その部分が強く印象に残る。その証拠に、同じ書物を読んでも若いときと中年期では感じることが大きく異なることがある。
これはまるで私のこと?なんて思ってしまった。

服はもう買いません
家具はもう買いません
土産は買わない
これもすごくわかるのだが、なかなか思いきれない。
でも必要以上に家具は増やしたくはない。

自分が価値があると思うものにお金を使う
これはわかるのだが、電子書籍はまだ躊躇している。

年齢と共に本を手当たり次第、ジャンルを問わず大量に読むようになった。数年前から人生の残り時間が少なくなっていることを意識し、知識欲が抑えきれなくなった。少しでも興味を持つと、今すぐ読みたい気持ちが以前より強くなったのである。
死ぬほどつまらないと感じる本にときどき当たってしまうこともあるが、それでも得るところが必ず一つや二つはあるものだ。
にも大いに当て嵌まると思って、もはや私の心の中が見えるのか…と。

おまけに父は古い考えの持ち主で男尊女卑だったし、癇癪持ちで短気だったから苦手だったというところも一緒なのだ。

子どもの頃から田舎の生活がたまらなく退屈だと感じていたのもわかる。

自分を曝け出した痛快なエッセイにわかる部分が多かったことに何故かちょっと楽になった気がする。
あれもこれもと悩みはあれど、行きつ戻りつというのもなるほど頷ける。



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Posted by ブクログ 2023年09月03日

行きつ戻りつ死ぬまで思案中
垣谷美雨さん

大好きな作家さんのエッセイ

おもしろかった

近くに居たら、仲良くなれそうな、
おなじような感じかたをする。
身近に感じて、
共感できるエッセイでした。



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Posted by ブクログ 2023年08月30日

垣谷さんの初エッセイ。
今までに読んだ著書を思い出しながら、こんな方が書かれた本だったのかと納得。
いい意味で「普通」の感覚を持っていらっしゃって、共感するところがたくさんあった。

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Posted by ブクログ 2023年08月20日

同じ年代の人とは、何年生まで脱脂粉乳を飲んでた?
の話しが、つかみなんだけど。
家でお昼ごはんを食べる、も
あるんだね。
モンキーズの誰が好きだった?
も、なしかしら?

あべのマスクとデジタル庁長官の話しは、ワカルー!
家でも、コロナ禍でも儲けているのは政治家のお友達だよねー
と、マスクの製造会社...続きを読むの入札はいつ、何社でやったのかしら?
と、思ってました。
日本には、オードリー·タン氏は居ないの?
いるけど、自分より頭の良い人を政治家さんが恐れて、いないことにしているの?妄想がとまりません。

男尊女卑、子持ちの母親はアタマが悪い、と真正面から向風を受けていたのね。
思いを深く、自分の考えを自分の言葉にされたのが、小説になったのね。
天晴れ❗そしてありがとう。

吹き荒らす風に顔をそむけ、体をふせ、上手く折り合いをつけてきた自分。

作家と読者の違いが判りました


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Posted by ブクログ 2023年08月04日

今まで読んできたエッセイの中でも結構固い内容。でも好き。「男性から握手を求めてはいけない」とか「子供はまだかと脅迫する世間」とかそうそうと共感したり、よくぞ言ってくれた!と思う章もあった。

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Posted by ブクログ 2023年07月06日

意外にも垣谷美雨さん、初めてのエッセイ集らしいです。結構面白かった。歳をとるとそういう風に感じることもあるのかー、と。少し考え方に癖はあると思うけれど、私は嫌いではなかったので作品同様また読みたいです。

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Posted by ブクログ 2023年07月06日

作者の作品はたくさん読みましたが、同世代ということで、共感する事が多いしおもしろい。
このエッセイは共感半分、って感じでした。小説の方がおもしろいと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年06月29日

書いてあることの90%はその通りだと思う。残り10 %は全く受け入れられないという、白か黒かしかない稀有なエッセイ。

自分と全く同じ考えを読んでも意味がなく(自分が自覚のない事を指摘してくれるならいいけど)(20代半ばに付き合った人はあまりにも自分と感性が似すぎていて自分と付き合ってるような感じが...続きを読む気持ち悪いと思い、別れた)自分と違いすぎる考えを読んでも全く消化出来ない。白と黒の狭間のグレーな部分がすごく大切。小説でもエッセイでも映画でもそういうことを自分が求めてるんだと分からせてくれた。サンキュー

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Posted by ブクログ 2023年06月25日

読み応えあった。2作続けて「老人にはきょうようときょういくが必要」意識しているからか、最近、こういうこと多い気がする。「後悔とは自惚れである」うーむ。先日、3500キロと2500キロのマイカー1人旅したが、お一人さま限定ツアーにも挑戦してみるか?「ときめきがあるかどうかも捨てるかどうかの基準」

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