感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
垣谷美雨さんの小説は、何冊か読んでいて好きだけれど、エッセイは初めて。ズバズバと斬りまくる人なんだと、ちょっぴり意外。
感受性がとても豊かな人。ひとつ考えるとそこから良くも悪くもどんどん膨らんでいってしまうタイプ。
こんまりさん、ひろゆきさん、ホリエモン、厚切りジェイソンなどの考え方にも言及していて(そう言った話題のアンテナセレクトが私と似ているけれど「無責任」とかそこまで言っていいの?)、毒舌とまではいかないけれど、人の考えに対する自分の考えを正直にズバズバものを言うし、受信アンテナが強く、インプットアウトプット能力、自分で考えてすぐ行動に移せたり、「考え過ぎ症候群」的なところは、私に似通ったものがあり、生き辛いことも多いのでは、と思ってしまう。
アスペルガーの私が思うには、もしかして、垣谷美雨さんもアスペルガーなのでは?と勘繰ってしまう。
「生活環境の違いで話が合わないことはとても多い。
例えば、裕福か金欠か、既婚か未婚か、子どもがいるかいないか、老親の介護をしているかどうかなど、色々ある。
だが、それ以上に、多忙か暇かでも生活環境を共有出来ない。」
「多忙で頂き物のお礼の電話ひとつも出来なく、むしろ面倒なものを送りつけてと腹が立った」くだりでは、まさに私そのもの。
そして、それらを全部言葉を選ばずエッセイに書いてしまうこと。
アスペルガーあるある。考え過ぎ症候群なのに、これを書かれた人の気持ちや読者の気持ちを察することが大の苦手。
ただ、良くも悪くもこれが人間で、とても人間らしい人だなぁと思ったし、真っ直ぐで正直であることは明らかで、嘘や忖度のない信用のおける人だなと言うことは伝わってきた。